WordPressでウェブ小説を作ろう

2017年2月10日

スマホやタブレット、Kindleなど、電子書籍ツールの普及に伴い、ウェブサイトに小説を発表するのがポピュラーになっています。

「小説家になろう」や「カクヨム」など、WEB小説のポータルサイトに投稿するのも一つの手ですが、ここではWordPressを使った効果的な方法について紹介します。

WordPressも操作に慣れるまで数日~数週間ほどかかりますが、いったん基礎を覚えれば、WEB小説のみならず、ウェブログ、商品紹介、SNS、ギャラリーなど、いろんな用途に使えますので、一生のお得です。

WordPressを使い始めるには、データベース(MySQL)の使えるレンタルサーバーが必須ですが、WordPress公式のブログサービス、WordPress.comを使えば、全ての機能を無料で利用することができるので、まずはお試しから始めて下さい。

WordPressでウェブ小説のメリット

SEO(検索エンジン)に強い

WordPressで公開するメリットは、Googleの検索結果に反映されやすいことです。

「小説家になろう」や「カクヨム」など小説投稿サイトのコンテンツも反映はされますが、どうしても「サイト全体の一部」とみなされますし、テーマや内容が他の作品とかぶれば、サイト内で競合して、上位表示が難しくなります。

たとえば、「SF エイリアン 遺伝子」で検索した場合、似たような内容の小説が数十ほど存在しても、syosetu.com という一つのドメインの下では、検索結果に数個しか表示されません。
一旦、人気ランキングから外れたら、永久に人目につかなくなる可能性の方が大きいです。

しかし、WordPressで、自前のドメインで小説を公開すれば、完全に独立したサイトとみなされますので、どんな検索ワードでもGoogleに引っかけることができます。

小説以外に、日記や趣味のコンテンツを併合すれば、そこからビジターの流入も見込めますので、思いがけないところからファンが獲得できるかもしれません。

ウェブで作品を公開するなら、とにかく露出すること。これが一番重要です。

小説投稿サイトで底に埋もれるより、はるかにチャンスの幅は広がります。

特にお勧めなのが、歴史小説、経済小説、専門的なテーマのスリラーやSFなどです。

専門用語を多く取り入れれば、それに興味のあるビジターを引き寄せやすくなります。

漠然と小説を読みに来る人より、特定のフィールドを対象にした方が親和性は高いです。

たとえば、日本史の戦国時代に興味のある人なら、戦国小説にも興味をもちやすく、「織田信長」について検索したついで、織田信長の小説もちょっと覗いてくれるかもしれません。

拡張性が高い

WordPressの場合、テキストだけでなく、イラスト、写真、動画など、簡単に取り入れることができます。

小説のイメージに合ったイラストを添えたり、ゆかりの土地や遺跡の写真を取り入れて詳しく解説したり、YouTubeの歌やドキュメンタリー動画を参考として貼り付けたり、いろんなアプローチができます。

また、関連する作品を自動表示したり、おすすめ記事をスライドバーで強調したり、TwitterやFacebookの投稿をサイト内に自動挿入したり、幅広くカスタマイズが可能です。

小説の世界を総合的に楽しませることができるのもWordPressの特長です。

SEO(検索エンジン)に強い
プロモーションから販売まで

SNSやニュースレターを使ったプロモーションだけでなく、PayPalを利用すれば、自前で販売サイトを構築することもできます。

WordPressの有料テーマテンプレートを使えば、オリジナルの販売ページも簡単に構築できます。(著者紹介、サンプルダウンロード、感想など)

Kindlや楽天Koboなど、既存の販売サービスが使いにくい方におすすめです。


ブックストア

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記事やアーカイブの並び順をカスタマイズできる

ブログ形式でWEB小説を公開する場合、一番ネックになるのが、記事の時系列です。
デフォルトの状態だと、新しい記事がどんどんトップに表示され、ストーリー順に記事を並べ替えることができません。
来訪者は常に新しいパートを目にする為、何が何か、分からなくなってしまいますね。

WordPressの場合、日付やIDにかかわらず、記事やカテゴリーの並べ方を自由にカスタマイズすることが可能です。

こちらの章立てカテゴリーは『降順』に設定している為、新しい記事が常にカテゴリー・リストの末尾に自動表示されます。
いちいち、記事の日時を変更する必要もありません。

カテゴリー 第二章 『採鉱プラットフォーム』

使用したプラグイン
Archive Posts Sort Customize
日時、記事ID、作成者、タイトルなどで、記事の並び順を細かく設定できます。(ホーム、タグ、カテゴリーなど)

Category Order and Taxonomy Terms Order
カテゴリーやタグの並び順をドラッグ&ドロップで自在にカスタマイズできます。

他にも、記事や固定ページの並び順をカスタマイズするプラグインなど、いろんな機能がありますので、ぜひ活用して下さい。

コンテンツのコピーを防止できる

テキストの無断転載やコピー、リライトは、サイト運営者にとって悩みの種ですが、WordPressなら、Google Driveドキュメントの埋め込みや、Copy防止プラグインなどを使って、比較的高度にコンテンツを保護することができます。

プラグインによっては、検索エンジンを完全にブロックしたり、Google Analyticsで閲覧数やダウンロード数をカウントしたり、便利な機能が備わっているので、投稿サイトではできないコンテンツ保護が可能です。

Google Drive Embedder 
Google Driveを使ったPDFやオフィスドキュメント、画像、ビデオなどの埋め込みと保護が可能。自身の端末で同期管理できるので、ファイル編集も楽々です。ダウンロード、印刷などのブロック機能有り。詳しくは、小説・論文などテキスト系サイトのコピー防止に『Google Drive Embedder』を参照のこと。

WP Content Copy Protection & No Right Click
右クリック禁止やショートカットーキーの無効化、警告メッセージなど、細かにカスタマイズできるプラグイン。
有料版では、java script、htacess などを使った、さらに細かなプロテクションが可能。

PDF viewer for WordPress(有料)
1ライセンス=17ドルですが、PDFをワンクリックで埋め込み、検索エンジンからも完全にブロックしてくれます。
ダウンロード、印刷禁止、Googleアナリティクスでのクリックのカウントが可能。

アクセス数、滞在時間など細かにチェックできる

Google Analyticsを導入すれば、ユニークビジター数、リピーター率、滞在時間など、詳細なデータを取ることができますが、イベント機能を拡張すれば、ウィンドウのスクロール、外部リンクのクリック数、ダウンロード数などもカウントすることが可能です。
自分の作品がどれぐらい読まれているか、じっくりチェックしたい方におすすめです。

WP Google Analytics Events
設定は少し面倒ですが、細かくターゲットを指定すれば、どのページの、どのリンクがクリックされたか、ウィンドウはよくスクロールされているか、詳しいデータを取ることができます。

広告を挿入できる

万一、思うような手応えが得られなくても、広告収入が得られたら、なんとなく納得できるものです。

投稿サイトには広告は導入できませんから、ランキングの底に埋もれて、誰にも見てもらえない、一銭にもならない状態より、はるかにメンタルに良いですよ。
AmazonアフィリエイトやGoogle Adsenseなどは初心者でも導入しやすいので、モチベーションUPにおすすめです。

デメリット

それなりの投資が必要

WordPressはWordPress.comで無料で使用することもできますが、自在にカスタマイズしたければ、やはりレンタルサーバーを契約して、自前で構築する必要があります。
投資といっても、月額数百円なので、そこまで大きな負担にならないと思います。

ある意味、数百円の投資も回収する自信が無いなら、止めた方がいいかも^^;

初心者なら、ミニバードで十分。テキスト中心のサイトなら、一日数万PVでも落ちません。


新規ドメインは時間がかかる

今はGoogleも締め付けが厳しくなって、新規ドメインはなかなか上位表示されない事が多いです。『エイジングフィルター』で検索すると、サイト開設3ヶ月から半年はアクセスが見込めないという記事がたくさん出てきます。

一年、二年の長丁場を覚悟して取り掛からないと、アクセス・ゼロに凹んで、早々に止めてしまうでしょう。

その分、一度、軌道に乗ったサイトは非常に強いです。せっせと更新しなくても、よほどの事がない限り、一定水準をキープすることができます。

小説だけでビジターを呼ぶ自信が無ければ、周辺コンテンツを強化して、それを呼び水にする方法もあります。(アニメやマンガのレビュー、同人誌のハウツーなど)

本当にやる気があるなら、数年、丁稚奉公しましょう。

たとえ小説が当たらなくても、WordPressでサイト構築するノウハウをマスターすれば、ネットショップや趣味の情報発信など、いろいろ応用がききますし、やって損はないですよ。

カスタマイズにはまる

WordPressユーザーには、コンテンツより、カスタマイズにはまってしまう人も少なくありません。

あれもやろう、こんな風にしたい、デザインや新機能にこだわるあまり、記事の追加や修正はそっちのけ、カスタマイズだけで数日も費やしてしまったり。

ひたすらガリガリ小説だけ書きたい人には、ちょっと気が散る部分もあるかもしれません。

それも気分転換に楽しむ余裕があれば、いろいろ刺激になっていいかも☆です。

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