裏・きかんしゃトーマス大百科 旧シリーズの魅力にせまる / お気に入りキャラ大集合!

2017年9月15日映画, 子供と教育

貨車や機関車が、しょっちゅう衝突したり、脱線したりする、
恐るべき島、ソドー島。(怪我人が出ないのが、不思議なくらい)

……などという冗談はさておき。

大人も子供も大好きな、イギリス生まれの素敵なお話、 『きかんしゃトーマス』。

そこには、子供向け番組にありきたりの、『絶対的に良い人』もなければ、『完全に悪い人』もなく、それぞれが長所と短所を持ち合わせ、ぶつかったり、助け合ったりしながら、互いに成長し、「本当に役に立つ機関車」を目指して、一所懸命に働く物語だ。

英語では「useful」と表現される、彼らの目標は、「自分さえ良ければ」という今の風潮において、ひときわ新鮮に感じられる。

『役に立つ』――すなわち、「他者を幸福にし、なおかつ自分も生かす」という考えは、ともすれば、自己の栄達だけを追い求めがちな私たち世代にとって、心に刻むべき、大切な価値観ではないだろうか。

ソドー鉄道局長のトップハム・ハット卿は、機関車たちを褒める時、よく次の言葉を口にする。

「わしは、お前を誇りに思うぞ」

なぜ「偉い」とか「ありがとう」ではなく「誇り」なのか。

それは、機関車たちの目標が、自分にも社会にも『真に役に立つ』ことであり、ハット卿に気に入られ、自分だけが目立つことではないからだ。

ソドー鉄道を指揮し、島の人々の生活を手助けする立場にあるハット卿にとって、自分の手足となって動いてくれる機関車たちは、単なる機関車を超えて、自身の信念を体現してくれる、貴い使いに他ならない。

数ある機関車の中から、彼は選び、信じ、そして、仕事を任せる。

ゆえに、機関車たちが、彼の信頼に応えて、役に立ってくれた時、そして、その信頼が機関車たちに伝わった時、両者は本物の生き甲斐を感じ、誇らしい気持ちを味わう。

それは、昇進や報酬だけでは、決して得られない精神的充足であり、それこそが、自己を肯定し、健康な自尊心を育む源となるのである。

トップハム・ハット卿が、「わしは、お前を、誇りに思うぞ」と口にする時、一等深い悦びを感じているのは、ハット卿ではなく、相手の機関車なのだ。

日本では、あまり「誇りに思う」という褒め言葉は口にしないが、英語圏では、しばしば、「I’m proud of you」という褒め言葉を聞くことがある。
特に、親が子供に対して、それを口にする時、子供は、「出来る」とか「よい子」とかいう以上に、自分を認められた満足感でいっぱいになるようだ。

言い換えれば、きかんしゃトーマスの物語は、間違ったり、落ち込んだりしながら、一つの目標に向かって頑張る子供たちと、それを励まし、支える父親の物語でもあり、ゆえに、大人が見ても、子供が見ても、心惹かれるものがあるのだと思う。

こんな風に、生きた心を持った、表情豊かな機関車たちが活躍するソドー島ってどれほど楽しいことだろう。

私も引っ越してみたい。

きかんしゃトーマス じこはおこるさ ← 「おこるさ」って……開き直るな、っつーの。


旧シリーズではよくきかんしゃたちが脱線したり、衝突したり、しょっちゅう事故を起こすんですけど、これらの映像を見る度に「後片付けはどーするんだろー」と大人心を痛めておりました(笑)

実際、こんな事故が起こったら、復旧どころの騒ぎじゃないでしょうに。

でも、可愛いですよねえ。。。

『きかんしゃトーマス』旧シリーズの魅力

【付記 2008/11/20】

『きかんしゃトーマス』は製作時期から「旧シリーズ」と「新・きかんしゃトーマス」と二つに分けられるのだけれど、私は断然、1980年代に放送された「旧シリーズ」のファンです。

「新・きかんしゃトーマス」は、確かに映像はきれい。

でも、キャラクターが増えすぎて、メイン・キャラに対する奥行きがなくなったこと。

話があっさりしすぎて、面白みがなくなったこと。

この2点において、どうしても旧バージョンほどそそられないんですね。

対して、旧シリーズは、「きかんしゃが拗ねてストライキをする」とか「野心的な路線バスが橋ゲタに突っ込む」とか泥臭いエピソードが多く、大人でも思わずニヤっとするようなウイットに富んでいます。

メインキャラを「いい人(いい子)」に仕立てないスタンスも新鮮で、だからこそ、ディーゼルやジェームズのような嫌み系キャラにも親しみが持てたのではないでしょうか。

DVDを買うとなれば、たいていの親御さんは映像や音声のきれいな「新・バージョン」を手にされることでしょう。

しかし。

あえて言わせてもらうなら、本当の「トーマス」の魅力は、「旧シリーズ」にあると思います。

森本レオさんの、まったりと優しいナレーションも、奥様のハートをきっと揺さぶりますよ(笑)
(マダムキラーと呼ばせてもらおう)

「旧シリーズ」はほんとおすすめです♪

私の好きなキャラ一覧

ダントツ一位の存在感。帽子命。
コレステロール値やや高し。
きかんしゃ達に説教する時、いつもドラム缶や木箱の上に乗っている。
もっちゃりした後ろ姿がめちゃプリティ。
お尻からかぶりつきたくなる(← 下品^_^;)

決して完璧な人柄ではなく、皆が働いている時、「力仕事は医者に止められているのでな」と遠巻きに眺めたり、帽子を汚されると、真っ先に「見ろ!わしの帽子が!」のセリフが口をついて出るところが、人間っぽくて好き。

朝食に食べているのはオートミールか。

車も二台お持ちのようだが、質素堅実な暮らしを心掛けておられるようだ。

Sir(卿)というからには女王陛下から爵位を賜ったのだろうが、それはいったい、いつの話だ。(エルトン・ジョンと同時期という噂もある)
ともあれ、長生きして欲しいですよね。

オリジナルのフィギュアなら100万円出しても惜しくない。
それくらい大好きです。

奥さん。お見合い結婚だろうな。

長男:オックスフォード大学で、経済学専攻。
次男:同大学で、国際政治学専攻。
三男:地元のパブリックスクール在学中。

おじい様はエジンバラ公の同窓で、おばあ様はウォルシンガム卿の流れを引くお方――でしょうか。

家の陶器はウェッジウッド、インテリアはローラ・アシュレイで揃えてそう。
旦那様の衣類は、当然『バーバーリー』ですよねっ!!

トーマスの仲間のうち、私にもっとも酷似したキャラ

『オレ様のように立派な機関車になると、いつもそれらしく振る舞わなければならないので、疲れる』とか。
『支線は、本線ほど丈夫に出来ていないので、トップハム・ハット卿は、ゴードンのように重い機関車は走らせなかったが、ゴードンは、自分が本線しか走らないのは、別の理由からだと思い込んでいた』とか。

私のことかと思いました(笑)。

パッと見には、鼻持ちならない奴に見えるけども、ゴードンは根が単純で明るい。
ゴードンをばかにしたトーマスのことも、「いいってことよ」とあっさり許してあげたり、大きいのは車体だけでなく気持ちも同じ。

トーマス仲間のうち、旦那にするなら、ゴードンがいいな。

始終、威張りちらしてそうだけど、いざという時は頼りになりそうだから。
大言を口にするといっても、誰かを傷つけようとか、おとしいれようとか、悪気はないしね。

何と言っても、声優が、私の好きなラオウ様(=内海賢二)というのがいい。
ラオウの顔を思い浮かべながらゴードンのセリフを聞くと妙に笑える。

あっさりしたところがいい、お気に入りのキャラクターです。

きかんしゃトーマス 支線を走ったゴードン

*動画は削除されました

ラオウを思い浮かべると、「死線を駆(は)しったゴードン」て感じですね。読みは原哲夫風。

トーマス・シリーズの中では異色のオヤジ・キャラ。
意地悪したり、悪態ついたりするけど、なぜか憎めない。
モチーフの「チャ~、チャリララッラー」という音楽が大好き。
ディーゼルが登場すると、つい見入ってしまう。
なんだかんだでソドー鉄道に残っていることを考えると、けっこう世渡り上手なのかもしれない。

トーマス・シリーズを盛り上げる魅惑のサブキャラ。
シリーズ当初は目しか無かったが途中から全面顔付きに変わった。
一台、一台、表情が違うので、見ていて面白い。
いたずらをかました時の、「キャ~ハッハッハッハ」という高い笑い声が大好き。
登場が楽しみなキャラだ。

これまた私に酷似したキャラ(^▽^
『ここは、なんて臭いんでしょう。アタシは高級にできているのよ。こんな所にいたら、病気になってしまうわ』とか。
『アタシは好きな仕事だけしていればいいのよ』とか。

マジで、私のことかと思いました(笑)

彼女のエピソードは自分を客観的に見ているようで笑えない。
女の驕慢丸出しで「ああ、こういうのが職場にいたら、嫌われるよな」という感じだったが、途中から友好的なキャラに変わった。
このタイプは一見扱いにくそうだが、自尊心を煽れば誰よりもよく働く。
トップハム・ハット卿の手腕が問われるところである。

気むずかし屋のデイジー

☆イケてるキャラ

トーマス仲間の中では、一目おいているキャラ。
いぶし銀のような魅力があって「ソドー鉄道の高倉健」という感じ。
人柄が練れているというか、大人だね。
トーマスシリーズにおいては毒消しの中和剤のような役回りで、今後も活躍が期待される。
ちなみに本名はモンタギュー。
ロミオとジュリエットみたい。お洒落だね(^_-)

おすすめDVD

旧シリーズのDVDは全部で8巻あるが、どれか1本買うなら、第2巻『しまった しっぱい編』がおすすめ。

「ゴードンみぞにはまる」は、ゴードンの間抜けぶりが微笑ましいし、「ディーゼルがやってきた」も貨車の高笑いが聞けて面白い。
「とこやにいったダック」は、床屋に向かって暴走する場面がスピード感にあふれて、子供が画面に釘付けになる。
「パーシーのマフラー」は、オートミールを食べるトップハム・ハット卿の朝食風景や、奥さんとのやり取り、ジャムが空から降ってきて、みんなベトベトになるシーンなど、ハット卿ファンには見逃せない1本だ。
「にかいだてバスのバルジー」も、嫌味キャラが効いていて、インパクト強し。

完成度の高い一枚だと思う。

我が家は擦り切れるほど見ました。

・トーマスのしっぱい      (原題Thomas’ Train)
・ジェームスのあやまち    (原題James & The Coaches)
・とりのこされたしゃしょう   (原題Thomas & The Guard)
・ゴードンみぞにはまる    (原題Off The Rails)
・うみにおちたパーシー    (原題Percy Takes The Plunge)
・ディーゼルがやってきた   (原題Pop Goes The Diesel (Part 1))
・とこやにいったダック     (原題A Close Shave (Part 3))
・しせんをはしったゴードン   (原題Wrong Road)
・パーシーのマフラー      (原題A Scarf For Percy)
・にかいだてバスのバルジー (原題Bulgy)

にかいだてバスのバルジー

きかんしゃトーマスの音楽について

音楽のCDを購入するなら、こちらがおすすめ。

メインのテーマソングや「やくにたつ機関車」「ソドー島の歌」など、トーマスファンならおさえておきたい人気の曲が5曲収録。
トビーとテレンスが登場するストーリーも2話収められていて、うちの息子もディスクが擦り切れるほど見ました。
英語のオリジナル版も収録されおり、見応えあり。
収録時間は「25分」と短いが、子供にはちょうどいい長さだと思う。
親も疲れなくて、おすすめです。

しかし、純粋に音楽として聴くなら、やはり英語のオリジナル版の方が格段に優れているかも。
さすがイギリス、少年聖歌隊のお膝元だけあって、四部か、五部ぐらいの複部合唱になっており、主旋律をリードするボーイソプラノがまことに美しい。
日本版では「トーマス合唱団」なる児童合唱団が歌っているのだが、主旋律のみで、いわゆる『アニメソング』的な仕上がりになっている。
どうせならオリジナル版のように美しい複部合唱にして欲しかった。
もったいない。

BGMに関しては、各キャラクターごとにモチーフが存在し、たとえば、ジェームズならベースの効いたポップな旋律、デイジーなら60年代を思わせるデキシー・ジャズ風の気怠い旋律となっている。
曲を聴いただけで、「あ、あのキャラが登場した」と分かるあたりは、まるでワーグナーのオペラのようだ。
小さな子供はストーリーよりもまず音楽に親しむから、一つ一つのキャラクターに独特のモチーフを与えたのは見事な演出だと思う。

現在、我が家でエンドレスで流れているのが、「きかんしゃトーマス オリジナルソングス(1)」。
こちらも、「きかんしゃトーマスのテーマ」「役に立つきかんしゃ」「ソドー島のうた」など、主要曲が10曲収録されており、10曲目は「トーマスのテーマ」のカラオケバージョンになっている。

覚えたくもないトーマスの歌を覚えなければならない親御さんには必須のアイテム。

私も頭から「ピッピー」と湯気を噴きたくなるほど、聞かされ、歌わされ、読まされ、見せられ、、、、

もう堪忍・・って感じ(笑)

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