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思春期の心

「大人になる」ということ ~親もまた”人間”と気付く時~

子どもはある年齢に達したら「大人になる」わけではありません。経済的に自立しても心の自立に失敗する人はたくさんいます。心の中にいつまでも「幼い自分」を残したまま親への恨み辛みに固まっていると、考え方も偏屈になり、人間関係や仕事にも影響するようになります。

親も自分の生き方にフォーカスする ~自分が克服すべき問題を子どもに重ね見ていませんか?

空しさや劣等感など、本来、自分が克服すべき問題を子どもに重ね見て、子どもを通して解決しようとしていませんか。あなたの人生の問題は、あなた自身で解決しなければ、意味がありません。子どものことはいったん横におき、自分自身と向き合いましょう。

対決を通しての親子関係の安定 ~立派な親の姿を見せるより、正直な人間として子供と向き合おう~

立派な親だから、正しいことを言っているから、尊敬されるわけではありません。愛とはもっと正直なものです。子供は人間である親を理解し、愛したいのです。立派であらねば……という気負いは、かえって子供の心を遠ざけ、負担となってしまいます。本当の自分を恐れずにさらけ出してみませんか。

精神的親殺しとは何か 子供の自立と親子対決 ~河合隼雄の著書【家族関係を考える】より

世の中にこれほど『親死ね』『殺したい』を願う人が存在するのも一驚でしょう。何も知らない人が見れば、誰も彼もが殺意を抱いているのかと恐怖を感じるかもしれません。しかし、こうした人々は本気で親の死を願い、殺す方法を模索しているのでしょうか。その理由について考察することが、親子関係をやり直すきっかけとなり、子供の救いとなります。

自分が死んではつまらない ~死ねば可能性はゼロになる

自立前の子どもにとって、親に考えを否定されたり、願望を妨害されることは「親を殺すか、自分が死ぬか」というくらい深刻なものです。反抗やワガママと責めるのではなく、親の側にも非がないか、これまでの経緯を振り返ってみて下さい。子供が口答えする間は、関係修復のチャンスが残されています。憎悪が本物になれば、殺人や自殺といった最悪の転機を辿ります。

『あなたの悩み、分かるわ詐欺』に気を付けろ

心が弱っている時だからこそ、「あなたの気持ち分かるわ」という安易で無責任な同情には気を付けなければいけません。他人の同意や共感に救いを求めれば、何でも自分に同意してくれる人しか受け入れられず、真に有益な助言を突っぱねたり、愚かな勧誘に取り込まれる恐れがあります。

子どもの許しはいつ訪れるか ~親殺しと再生について

子どもが真の大人になるためには、内面的な母親殺しや父親殺しをやり遂げねばなりません。それは決して恨みや憎しみではなく、親の定めた規範や価値観を乗り越えることです。内面的な親殺しに失敗すれば、子供は「自分が死ぬか、親を殺すか」という気持ちに追い込まれ、精神的自立に失敗するのです。