誰が僕を偲ぶだろう? If i suddenly die, remember me as this music

2017年9月15日音楽, ピアノの話題, 詩心と哲学

YouTubeのコメント欄にあった言葉。

海の向こうでも人が感じることは同じなのだな、と強く印象に残った。

確かに、わあわあ嘆き悲しまれるより、折に触れ、しみじみ思い返してもらうのがいい。

どこかであつらえたような弔辞より、その方がよほど魂の慰めになる。

そうね。

できれば、こういう美しい曲の思い出になるよう、生きられたらいいのだけども。

If i suddenly die, remember me as this music.

このコメント書いた人と一緒にお茶でも飲みたいものダ。

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コメントが残されていたのは、こちらの動画。Love Theme From Spartacus(スパルタカス 愛のテーマ)については、ビル・エバンスの演奏が秀逸なので、ぜひそちらで聞いて欲しい。

※動画は削除されました

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私が儚いものに憧れるのは、それとはまるで無縁の生き方をしているからだ。

「死ぬ、死ぬ」と言いながら、絶対に死ぬことがない。

心臓を切り裂くような痛み悲しみより、この世への未練の方がはるかに強い。

できれば恋の溜め息に埋もれて息を引き取りたかったけど、失恋ぐらいで人間は死ななかった。

腹が減ったと起き出しては、コンビニの100円おにぎりなど頬張っている。

この食欲がある限り、この世のどんな仕打ちも、私を完全に打ちのめすことはない。

ある意味、死ぬほど嘆くのも勇気が要るのだ。

たいていの人間は、「それでも」生きようとする。

本当に心が折れた時でさえ、1億円は魅力的だ。

死に急ぐ人は、もはやこの世に何の価値も見出さない。

本当に、死んでしまうことが出来る。

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もし、僕が突然死んだら、この曲のように僕を思い出して。

この世に記憶する人が在る限り、その願いは叶うだろう。

でも、いつか、その人達も死んでしまう。

僕を偲ぶ人は、この世から完全に消えて無くなる。

だとしても、今、ここに生きていることが無意味だとは思わない。

僕は、まさに、この世のすべて──痛みも悲しみも含めた、この世の様々な出来事を味わうために生まれてきたのだから。

命あるうちに、たくさんの美しいものと出会いたい。

そして、もし僕が突然死んだら、不器用だったけど、魂の世界では幸せだった僕のことを、この曲のように思い出して欲しい。

ビル・エバンスのイイトコどりのオムニバス盤。
Spartacus: Love Themeが収録されてます。文句なしのベスト盤ですネ。