7-3 揚鉱管の接続とストレインセンサーの取り付け

有策無人機 ROV ストレインセンサー

ヴァルターとエイドリアンは慎重に海中作業を進め、揚鉱管と集鉱機のフレキシブルホースの接続に取り掛かる。

ついでストレインセンサーの取り付けに挑む。

あれほど大騒ぎしながら十五分とかからず作業は完了し、スタッフも安堵する。

引用

WEBに掲載している文章は『第二稿』です。書籍版とは内容が若干異なります。

Product Notes

無人機(ROV)を使った海中オペレーションの模様です。参考に。

北海で稼働している石油リグ会社のプロモーションビデオです。
洋上プラットフォームも一昔前は隔絶された世界でしたが、今はオンライン化で陸地のオフィスとリアルタイムに情報のやり取り、機械のモニタリングやオペレーションも現場ではなく、オフィスで完全制御になってきてますから、物理的な距離感は確実に縮まっていると思います。

私の書き方はドロ臭いので、あまり格好よく感じないかもしれませんが、実際はクールです。
プロモーションビデオだから、ハリウッド風の演出も入ってますけどね(^_^;

ストレインセンサーにも色んな種類がありますが、これはあくまで一例として。
水深数十メートルならともかく、数百メートル、数千メートルにもなれば、水圧の破壊力も半端ないですし、鉄パイプは真っ直ぐでも、洋上のプラットフォームと、深海底の重機の位置は必ずズレてきますから、常にポジションを垂直に保ち、なおかつ、パイプの歪みもチェックする、非常に重要なポイントです。

パイプが途中で折れるより先に、洋上のプラットフォームが引きずられて、採鉱システムが激しく損傷する危険性もあるでしょうしね。

ストレインセンサー 海中作業
Photo : https://wn.com/subsea_alloy

採鉱システム 揚鉱管

ストレインセンサー
Photo : http://goo.gl/Vjc5c4

無人機 オペレーター
Photo : http://goo.gl/7gyeja

海洋調査でも、石油リグでも、とにかく海中というのは暗い。
これは撮影用に横からライトを照らしてますから、まだ明るく見えますが、それでも数メートル先が闇なのは変わりません。
加えて、海中の浮遊物(プランクトンや舞い上がった堆積物)も多いですから、視界は非常に悪い。
場合によっては、魚が機材に絡んでくることもあります。(それをROVが救出するビデオも見たことがあります)

技術も日々進歩していますので、数十年後にはもっと性能の良いライトやカメラが登場するでしょうけど、それでも「暗闇の作業」は変わらないと思います。

水中無人機
Photo : https://goo.gl/R8Wd9j

海外では女性も洋上プラットフォームで技術者として働いています。一生ものの技能職です。

採鉱プラットフォーム
Photo : http://www.oceaneering.com/rovs/rov-personnel-and-training/