曙光 Morgenrood

第1章 運命と意思

-オランダ人船長-

意匠の盗用と運命の舵 そして海の星へ

Introduction

故郷の復興をかけて、ヴァルターとヤンと仲間たちは出来レースといわれる再建コンペに参加する。彼らが提案した『緑の堤防』は地元住民の圧倒的な支持を得て、一般投票で一位に選ばれるが、建設会社ロイヤルボーデン社に意匠の盗用を疑われ、仲間を救いたい一心から示談書にサインしてしまう。その後、人員整理の対象となり、仕事も住まいもなくした彼は、自棄の気持ちからアステリア行きのチケットを買い求める。

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Quote

 会場を見渡す彼の脳裏に父の言葉が浮かぶ。
《たとえ君が世界を変えるアイデアを持っていたとしても、それを口にしなければ誰にも伝わらない。だから勇気をもって話してみよう》
 彼は今一度、深呼吸すると、生涯を貫くあの一言から始めた。
「Luctor et Emergo. ゼーラント州の記章に刻まれたモットーを今ほど痛感することはありません」
 彼は父の精神を具現するように幾千の聴衆に向かって語り始めた。
 まず最初に、洪水直後に撮影された湖岸や沿海部の上空写真を映し出す。
 次いで、数年経っても泥沼のように腐敗し、草一本生えないデンボンメルの森の跡。
 死海のようにひからび、巨石が転がる田畑。
 かつて、そこに愛らしいフランドル風の家屋が建ち並んでいたとは思えない住宅地の瓦礫の山。
 だけどもLuctor et Emergo. 
 数世紀にわたり、この地の先人は幾度となく水害と闘ってきた。
 家を失い、田畑を流され、愛する人を失ってなお、水の底から立ち上がり、より強い堤防と干拓地を築き上げてきた。
 そして、我々もそれに倣う。
 脈々と受け継がれてきた治水の技術を決して無駄にはしない。
 その方策の一つが『緑の堤防』だ。
 彼がプロジェクタに鳥瞰図を映し出すと、会場から溜め息がもれた。
 画面の左手前から右上方にかけて、インプラント工法で補強された締切堤防が希望の橋のように一直線に伸びる。それに続く盛土堤防は法面が緑化され、見違えるような美しさだ。さらに、その内側には人工地盤で強化された干拓地が広がり、水に沈んでなお生き続ける大地の力強さを感じさせた。
「フェールダムの干拓地を新たに作り替えるのも有意義かもしれません。しかし、元住民の大半は以前のフェールダムに帰りたがっています。たとえ遠く離れても、二度と戻ることはなくても、自分の愛した故郷が変わらぬ姿でそこに在ることが心の支えなのです。何もかも洪水に流され、町として完全に壊滅したとしても、どうして『死に絶えた』などと諦めがつくでしょう。目の前に愛した我が家はなくとも、チューリップの咲く庭、母の手料理が並ぶキッチン、父の書斎、サッカーに興じたグラウンド、全てが鮮明に記憶に残っています。以前と変わらぬ姿を取り戻すことが、どうして時代遅れであり、不経済だと言い切れるのでしょうか。故郷は自身の血肉であり、人生の礎です。我々が求めているのは、心が回帰する場所なのです。どうか思い出して下さい。『この世界は神が創り給うたが、ネーデルラントはネーデルラント人が造った』。一緒に再建しましょう。Luctor et Emergoを合い言葉に」
 その声はきっと天に届いた。いつか大いなる存在が必死の祈りに答え、水の底からすくい上げてくれるだろう。

 

*

 彼がぎこちなくソファに腰を下ろすと、女性事務員は「しばらくお待ちください。すぐに部長が参ります」と断りを入れ、静かに退室した。  なんとなく落ち着かず、ソファに深く座り直した時、ドアが大きく開き、二人の中年男性が入ってきた。  一人は身長二メートルはありそうな銀髪の大男で、上級管理職らしい風格が漂う。  もう一人は小柄な痩せ男で、ネズミのように背を丸めているが、仕立てのいいビジネススーツに身を包み、そこいらの平社員ではなさそうだ。  大男は彼の真向かいにどっかと腰を下ろすと、猛禽のような緑灰色の眼で睥睨し、分厚い唇を歪めた。名前はウデル・ローゼンブルフといった。ロイヤルボーデン本社の土木統括部長で、副社長でもある。シャベルのように四角い顔をし、株主も圧倒するような貫禄だが、顔付きは傲岸で、部下に慕われるタイプには見えない。  もう一人の痩せ男は、弁護士のティム・ヨンク。ロイヤルボーデン社の法務部で知的財産に関する案件を担当している。先程からそわそわと落ち着かず、法務担当という割には気弱な印象である。  自己紹介もそこそこに、ローゼンブルフは緑の堤防について切り出すと、 「潜水艇のパイロットとは思えない見事なプレゼンだったね。緑の堤防のパースは君が描いたんだって?」 と賞賛するように言った。すると、彼もほっと顔を緩め、 「俺一人ではないです。仲間が手伝ってくれました。それに、あのイメージは、父が大学時代に購読していた土木専門誌『Zivilisation』に掲載されていたロイヤルボーデン社の『ジオグリーン』の広告用パースからヒントを得たんです。ああいう技術がフェールダムに活かされたらという願いもありました」 「それなら話は早い。自覚しているわけだ、意匠の盗用を」 「意匠の盗用?」  思いがけない言葉に頭の中が真っ白になった。 「そうだ、『意匠の盗用』だ。素人の君でも意味は理解できるよね」  ローゼンブルフが目配せすると、ティム・ヨンク弁護士がドキュメントホルダーを開き、二枚のカラープリントをテーブルに並べた。  左側がジオグリーンの広告用パース、右側が緑の堤防だ。  左手前から右上方に伸びる一点透視法、堤防の外側に青い海原、内側に人工地盤で嵩上げされた田園都市、堤防の天端に二車線の自動車道路が走っている構図はまったく同じである。 「正直、これほど意匠の似通ったものを『自分の作品』などと主張してもらっては困るんだよ。それに堤防の内側を人工地盤で嵩上げし、全体に緑化して護岸強化する技術はロイヤルボーデン社のものだ。他者が応用する場合は使用許諾料(ロイヤリティ)を支払う決まりになっている。それとも三十九年前の雑誌広告を模すだけなら罪にはならないと思ったかね」 「ちょっと待ってください。確かに俺はジオグリーンの広告用パースを参考にしましたが、まるまる写し取ったわけじゃない。盗用なんて誤解です」

--中略--

 彼の顔が強ばると、ローゼンブルフはさらに身を乗り出し、 「どうやって描画した? 君は潜水艇のパイロットで、大学の専攻も海洋学だ。土木のことなど何一つ知らない」 「父が治水局の技術者で、子供の頃から堤防や干拓の話をしょっちゅう聞かされました。描画も、父がGeoCADを使うのを側で見てましたし、自分でもGeoCAD KidsやGeoCAD Juniorで遊んでいました。アプリケーションを使って図形を描くのが得意だったんです」 「GeoCAD Kidsに、GeoCAD Juniorねえ」  ローゼンブルフは小馬鹿にするように言った。 「潜水艇のパイロットがGeoCADの操作に長けてはいけませんか? プロのデザイナーでなくても、ハウスメーカーの営業部員が顧客にイメージを伝える為にGeoCADで簡単なパースを描く例はあるし、パソコン教室のインストラクターだってユーザーに使い方を説明するぐらいの知識や技術は持ち合わせています。GeoCAD Civilのように高度な製品は無理ですが、GeoCAD ZEROやGeoCAD Standardなら工業高校の生徒でも入門的に使用しています。俺も自分で使い方を学んだんです。教本を読んだり、メーカー主催の講習会に参加したり。プロのデザイナーでなくても、一年みっちり勉強すれば、住宅パースぐらい描けるようになります」 「住宅と堤防は違うぞ」 「でも基本操作は同じです」  するとローゼンブルフは太い足を組み替え、 「君は『3Dキャプチャー』という技術を知っているかね。対象物の画像をスキャンして、コンピュータ設計支援のソフトウェアで解析し、基礎フレームを自動的に構築する。元々は、自分でマイホームやオフィスビルの外観をデザインしたいユーザーの為に開発された技術だが、最近では意匠権トラブルの元凶になっている。無知な一般ユーザーが、住宅メーカーのカタログからパースを取り込み、適当に細部を作り替えて自作と偽るんだ。それと気付かぬ業者がさらに手を加えて、いっそう判別が難しくなることもある。後でメーカーの作品と酷似していることが発覚し、よくよく問い詰めてみれば3Dキャプチャーが原因だ。時には有名建築家の作品までコピーされることもある。この場合、どこまでが応用で、どこからが意匠権侵害に相当するか、専門家でも線引きが難しい。だが、この機能が『オリジナルを真似て、適当に手を加えれば盗用には当たらない』という誤った認識を広めているのは確かだ。そこで質問だが、君も本当は3Dキャプチャーで当社の広告用パースをGeoCADに取り込み、基礎フレームを構築したんじゃないかね。その後、色やテクスチュアを微妙に調整して、似て非なるジオグリーンを作り上げた。多少手を加えれば盗作には当らないと踏んでね」 「そんなことは断じてありません。俺は本当に新規キャンパスから立ち上げたんです。基礎フレームも自分で一本一本描きました。キャプチャーなんて考えもしません。それにジオグリーンの技術を取り入れたパースは他の建設会社だって使っています。緑の堤防が意匠の盗用というなら、世界中、コピーだらけじゃないですか」 「だが一つ、決定的に違う点がある。他の会社は技術を応用しただけで、デザインまでは真似てないんだよ。だが、緑の堤防は明らかに我々のパースの模写だ。君は素人だから知らないだけで、我々の業界では君のような例を『盗用』というんだよ」 「それが本当に盗用に相当するなら、なぜ第一次審査の段階で問題にならなかったんです?」 「四十代から五十代の審査員が三十九年前にドイツの土木専門誌に掲載されていた広告用パースを知っていると思うかね? しかも全員、ネーデルラント出身だ。わたしだって、ある人から指摘されるまで気付きもしなかった。だが、そんなことは問題じゃない。どんな経緯であれ、真似れば盗用なんだよ。第一、君自身で認めているじゃないか、『参考にした』と。それが盗用に相当すると、君の仲間も気付かなかったのかね」  彼が押し黙ると、ローゼンブルフは居丈高に構え、 「当社のジオグリーンを高く評価し、是非にと願う君の気持ちは非常に有り難い。君が熱心に訴えてくれたおかげで、フェールダムはもちろんのこと、デルタ地帯の土木関係者も強い関心をもってくれた。だが、当社の広告用パースを意図的に真似て、自分の作品と主張するのは、我々の業界では明らかにルール違反だ。意匠の盗用が立証されれば、何万、何十万ユーロの罰金、場合によっては一年から三年の懲役が科せられることもある」

--中略--

「穏便に済ませようじゃないか。今、ここで盗用した事実を認めるなら、訴訟は撤回し、以後は不問とする。これが示談書だ。条件は、意匠の盗用を認め、『緑の堤防』を自身の作品として二度と世に出さないこと。そして、その事実をデ・フローネンのウェブサイトで謝罪することだ」
 彼は息を呑んだ。緑の堤防を取り下げるのは致し方ないとしても、デ・フローネンのウェブサイトで謝罪するなどあまりの仕打ちだ。
 彼が物も言えずに固まっていると、ローゼンブルフは彼の顔を覗き込み、
「どうするね? ここで示談書にサインするか、訴訟を受けて立つか? なんなら、マルセイユのご両親と話し合ってもいいんだよ。ラクロワ氏なら最高の弁護士を付けてくれるだろう。もっとも法廷で争っても、君が勝訴する確率は万に一つもないがね」
「……」
「君がサインしないなら、次はヤン・スナイデルを呼ぼう。友だち思いの好青年だ、君が負うべき咎も一緒に背負ってくれるだろう。その次はクリスティアンとイグナスだ。その中の一人ぐらい、自分たちがどう振る舞うべきか、分別のある者がいるだろう」
「やめてくれ。俺がサインすれば、本当に不問にするんだな」
「我々だって悪人じゃない。君たちのように若くて優秀な人材をどうして潰したりするかね。素直に盗作を認め、示談に応じてくれたら、決して悪いようにはしない。ほら、この箇所を読んでごらん。君が示談に応じれば、我々もこれ以上は追及しないと明言しているだろう」
 ローゼンブルフはペンを差し出した。
 一瞬、彼の脳裏にヤンの顔が浮かび、今、この場で電話して、皆で徹底的に白黒を争うべきかと考えた。だが、万一話がこじれて、デ・フローネンを巻き込めば、それこそ取り返しがつかない。たとえ『緑の堤防』は取り下げても、デ・フローネンが残れば、これからも復興に打ち込める。自分一人の咎で済むなら易いものだ。
 彼は黙ってペンを受け取ると、文書の末尾に『ヴァルター・ラクロワ』とペンを走らせた。
「ご理解いただけて嬉しいよ」
 ローゼンブルフは署名入りの示談書を取り上げると、ティム・ヨンクに手渡した。
「今後は付け焼き刃を振りかざして、畑違いの問題に首を突っ込まないことだ。だいたい資格もキャリアもない者に出来るわけないんだよ。プレゼンテーションが大衆に支持されたからといって、自分に特別な才能があるなどと自惚れないことだ」

*

 それから何処をどう歩いてバス停まで辿り着いたか分らない。
 辺りは闇夜に包まれ、十センチ以上の雪が降り積もっている。
 彼は風雪をしのぐ為にアクリル製の待合ブースに入り、樹脂ベンチに腰を下ろしたが、ほとんど防寒の役に立たず、足先から、首筋から、冷気が入り込んでくる。
 バス停には入れ替わり立ち替わりに人がやって来て、十五分おきにやって来るローカルバスに次々に乗り込んでゆくが、一時間経ち、二時間経ち、夜も更けると、バスの本数もまばらになり、乗客の姿も途絶えた。
 彼はアクリルパネルに身をもたせかけ、じっと寒さに耐えていたが、先ほどから身体の震えが止まらず、筋肉が痛いほどだ。マフラーの湿気から、まだ自分が息をしていることだけは分かったが、すでに爪先の感覚はなく、頭の芯もぼんやりしている。
 ふと夜空を見上げると、雲の隙間から蒼い月が心配そうに下界を見下ろしている。その澄み渡るような光を見るうち、「運命愛だよ、ヴァルター。己が人生を愛せ」という父の声がどこからともなく聞こえてきた。
 だが、この忌まわしい巡り合わせを、どうやって愛せというのか。
 洪水の話になった時、一番不愉快なのが「運命だった」という言葉だ。堤防が決壊したのも運命なら、父が死んだのも運命で、人の努力でどうこうできるものではないという意味だ。だが、物事の成否も、人間の生死も、運命で決まるなら、人間が意思を持って生きる意味など皆無ではないか。
 運命(フォルトゥナ)。
 姿もなく、影もなく、気まぐれに人生を弄ぶ。
 運命の前には、人間の意思など何の役にも立たない。揉まれ、流され、常に人の望みを打ち砕く。それほどまでに人の努力を嘲笑い、意のままにはさせぬというなら、運命よ。お前の好きにさせてやる。生かすも殺すも、お前の好きにすればいい。これまで、どれほど苦しくとも、人生の舵から決して手を離したことはなかった。強い意思をもって幾多の波を乗り越えてきた。だが、その根比べも終わりだ。人間の意思より運命が強いというなら、お前の成したいようになってやろうじゃないか。

   

*

 さらに動画はフォーマルハウトⅤの目的地である惑星トリヴィアの首都エルバラードを映し出した。
 荒涼とした大地にモダンな高層ビルが林立し、さながら宇宙のラスベガスのように光り輝いている。摩天楼はマンハッタンの何十倍もの規模で、人の住む町というよりは、富と権力の映し鏡のように見えた。
 だが、彼の目を釘付けにしたのは、その先に広がる壮大なインダストリアルパークだ。
 オフィス、工場、倉庫はもちろん、エネルギープラントや廃棄物処理施設までもが集積回路のように整然と立ち並び、さながら巨大な製造ラインのようだ。 
 しかも鉄のジャングルみたいに機械的な景観ではなく、強化ガラスや太陽光パネルをふんだんに取り入れたガラス張りのエコ型工場、屋上に花壇と人工池があるグリーン・オフィス、有害物質フィルターの取り付けられた象の鼻みたいにユニークな形状の煙突、町中にはライトアップされた人工河川が流れ、見た目も愉快なロボット配送車がオモチャのトラックみたいに建物の間を行き来している。
 コマーシャルの最後には、ギリシャ風の衣装をまとった金髪の美女が女神のように長い髪をなびかせ、「Willkommen in der Neuen Welt (新世界へようこそ!)」と手招きする。
 なんとなく興味が湧いて料金を調べてみれば、エコノミークラスでもべらぼうに高い。法人チケットのビジネストリップは七割近くまで値引きされているのに、一般の渡航は国際線のファーストクラス並の値段がする。
 彼の脳裏に「壮大な無駄遣い」という言葉が浮かび、購入ボタンを押すのが躊躇われたが、いつかまた就職したら、宇宙旅行などそうそう叶わない。どうせ行く当てもなく、先の目途も立たないなら、一生に一度ぐらい、壮大な無駄遣いをして、宇宙の果てまで行ってやろうか――。
 彼は運命のルーレットを回す気分で往復チケットを購入すると、早朝、搭乗カウンターで手続きを済ませ、半透明のカード型チケットを受け取った。前の男性の操作を完全にキャンセルせず、中途半端に購入手続きをしたが為に、後日、システムエラーによるダブルブッキングで足止めを食らうとは夢にも思わない。

*


Product Notes

私も建築が大好きなのです。「建築士は定規を使わずに直線を引くことができる」って本当ですか、安藤先生?!

「GeoCADにパースを取り込む」というのは創作ですけど、いずれ建物の写真や広告の絵から基礎のフレームを解析して、細部までそっくりなパースや設計図そのものを作成できる技術ができるのではないかなと思ったりします。3Dプリンターの進化版みたいな。現時点で、既にコピペの原案がどれか分からないほどになってますから、

こちらは2030年の実施を目指して着々と準備の進むNASAの火星有人探査計画。当然、地球から火星まで何年もかかるので、エネルギーと物資の節約、体力の消耗や精神的ダメージから守る為にもディープスリープの技術は必須。それでも搭乗するクルーは命懸けでしょうけど。
どうでもいいけど、ディープスリープの例に映画『エイリアン』のワンシーンを使うのは止めて欲しい。縁起でもない^^;

ともあれ、今世紀中に誰かが火星に行くのは間違いない。NASAも本気でやってますから、応募したい方はぜひ。

こちらは実際に建設が進む火星探査機の打ち上げ台です(フロリダ・ケネディ宇宙センター)。従来のスペースシャトルの発射台より数倍大きい。2030年には、ぜひ世紀の瞬間を見届けたいものですo(^-^)o

火星探査 発射台

こちらはテラフォーミング(地球化)の紹介ビデオ。外惑星を人類が住める環境に調整しようというのが目的です。オカルトやスピリチュアルな話ではなく、20億年後には太陽が膨張して、地球の海はすべて干上がり、大地も溶けて、灼熱地獄になるのは確実ですから、本気で人類存続を願うなら、いずれ皆、地球を出なければならない。それまで文明社会が維持できるかも分かりませんが、生き残る人は生き残るし、テラフォーミングも絶対に不可能な話ではないと思います。宇宙植民地も恒星間飛行も、既に現実の話なんですよ。本作では『ニムロディウム』という架空の物質が、それまで困難とされた科学技術を実現し、宇宙開発が加速したという設定でやってますけども。

このレベルに達するのは、いつの話?
今じゃ、これぐらいの動きは当たり前かもしれませんが、初めてこれが世に出てきた時、私はすごいショックを受けたんだよね。どれだけ斬新か……というのは、1970年代から、ライディーンだの、ヤマトだの、ブライガーだの、SFアニメの大半を必死で見続けた者なら、きっと理解してくれるだろうと思う。ガンダムも骨太なドラマ作りで人気はあったけど、マクロスの演出はアニメの動きを決定的に変えたんだよ。1が突然100に化けた感じ。今もきっと技術は年々進化してるけど、初代マクロスほどのインパクトはないだろうから、アニメはこれを最後に卒業しました。羽田健太郎さんも亡くなったし、未練はないです。(遠い昔の話だけども)

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