恋と女性の生き方

「モテる女」と「愛される女」は違う

2011年3月10日

よく「モテたい」「愛される女になりたい」という言葉を聞きますが、「モテること」と「愛されること」は違いますし、異性にモテたからといって、必ずしも心から愛し愛される幸福を掴める、というものでもありません。

そもそも、何をもって「モテる」と言うのか、その定義も曖昧です。

一般的に「モテる」と言えば、いろんな異性に誘われる、男を切らしたことがない、いつも注目の的、男性の評判もいい・・etc といったことを連想しますが、これにも裏があって、「誘われるから」「評判がいいから」=真実の愛を掴む、という訳ではないんですよね。

たとえば、しょっちゅう映画や食事に誘われる女性。

相手の腹の中では、「この程度の女ならなびくだろう」「誰でもいいから暇つぶしの彼女が欲しい」「簡単にヤラせてくれそう」と思われているかもしれません。

あるいは、男性のウケもよく、「彼女にするなら、あんなコがいいね」と評判の女性。

男同士の腹の中では、「本命の女のことは口にするまい。他の男に取られたら困るから」という暗黙の了解があったりします。いわば、当たり障りのない人物を話題にして、本題をはぐらかす、というケースです。

それよりも、一人の男性に、深く、静かに、永遠に、じっくり愛されたいと思いませんか?

100人、200人に声かけられなくても、「お前はホントに可愛いよ」って、照れ照れしながら褒めてくれる男性が一人いれば、それで十分ではないですか?

確かにたくさんの異性に注目されて、しょっちゅうデートのお誘いがあれば、ラブラブのハッピーになれるチャンスも多いかもしれません。

でも、逆に、「私はモテる」と自惚れるがために、本当の男性の良さが分からなかったり、相手の好意に胡座を搔いて傲慢になったり、「もっといい男が現れるに違いない」とせっかくのチャンスを逃したり、デメリットになることだって多いのです。

それに、女に飢えて、誰彼かまわず声かけて歩いているような男や、約束は守らない、仕事はしない、無責任で思いやりのカケラもないような男性に声をかけられても、嬉しくも何ともないでしょう?

男社会の中でも「アイツは低レベル」と思われているような男にチヤホヤされるが為に、本当に価値のある男性から「しょうもない女」と冷ややかに見られるケースだってあるのですから、ある意味、侵しがたい(いい加減に声を掛けにくい)、毅然とした存在感があることも大切なんですよ。

それよりも、「あなたが居るだけで、男がハッピーな気持ちになる」、そういう女性を目指したらいいと思います。

あなたに声をかけられるだけで、男が元気になる。

あなたに見つめられるだけで、男がドキドキする。

あなたがスっと横を通り過ぎただけで、男が熱くなる。

そういう存在になりましょうよ。

そういう女性は、大勢の話題にのぼったり、しょっちゅう誰かに誘われたり、セレブの看板は掲げてないかもしれませんが、男社会においては星のように輝く存在で、自分からはとても近づく勇気がないから、その女性に一瞬でも振り向いてもらえる機会を今か今かと待っている、これぞ本当の「モテ女」だと私は思います。

私が20才の時、ファミリーレストランでアルバイトをしていて、休憩中や仕事上がりによく男の子仲間と談笑してたのですが、その子たちがよく言ってました。

「A子は当て馬、本当に可愛いのはB子」

A子は松田聖子みたいにお洒落で可愛く、誰が見ても「この子が一番!」と思うようなタイプで、実際、アルバイト中も、「A子ちゃん、今度、僕とも映画に付き合ってよ~」なんてしょっちゅう声かけられていましたが、男の子が本当に「彼女にしたい」と憧れていたのは、いつも地味な服装をして、顔立ちも平凡なB子ちゃんの方だったんです。

男の子いわく、「忙しい時に申し訳なさそうに『オーダーお願いします』って言う声が可愛い」「いつも一人で黙々とソファを掃除してるよね」「仕事が終わるとそそくさと着替えて帰ってしまう姿にそそられる。一度でいいから送っていきたい・・」、等。
私も初めて聞いた時は、ああ、なるほど、って感じでした。

みんなA子ちゃんに群がって、楽しく話してるけど、その肩越しにB子ちゃんのことしっかり見てるんだなあ、と。

ちなみに、彼女のシューズボックスに置かれた勤務用のバレーシューズ、汚れてクタクタなのに、男みんなで愛しそうに(?)眺めて、「靴だけでもカワイイよね」とか言ってましたよ。お前ら、変態か! って突っ込みたくなるような話ですが。

別にモテなくても、愛が掴める人は掴めますし、モテるからといって必ずしも愛されるとは限らない、それを勘違いして、頑張り過ぎたり、自惚れたりすると、本当に良いものを見過ごしてしまうのだと思います。

それよりも、あなたが居るだけで周りの人がハッピーになれるような女性を目指してください。

「モテる女」より「幸せの粉を振りまく人」の方が、確実に愛の幸福に近づけますよ。

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