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「涙」は、若いからこそよく似合う

2011年9月17日

つらいの、淋しいの、孤独はイヤだ、失恋はキツイ・・。

若い人には若い人なりの悩み苦しみがあるし、心傷めて生きて行くのは誰だってシンドイよね。

でも、一つだけ、これだけは確かなこと。

それは、「涙」は、若いからこそよく似合う、ということ。

落ち葉を見つめて泣き、シャンソンを聴いて泣き、海水浴場でラブラブのカップルを見て「ああ、今頃、あそこで幸せそうに笑っているのは私のはずだったのに・・」と思い出しては泣き、もう、なんでこんな涙ばっかり出てくるんだろ、涙腺ゆるみっぱなし、サイアク!! みたいな時でもさ。

若い人の涙はサマになるのよ。

マスカラが落ちて、目の周りがアライグマになってもね。

どこか救いがあるというか、可愛いの。

それは涙の向こうにたくさんの明日が続いているから。

年取ってからの孤独とか、わびしさとか、みじめなだけだよ。

「泣きたい」と思ってもね、涙なんか出てこなくなるの。

現実の重みの方が、涙に勝ってしまうから。

そんなわけで、お嬢さん。

泣ける時に、いっぱい泣きましょう。

サマになるうちに、涙の苦さ、甘さを、十分に味わいましょう。

年取ってから涙の甘美さなど味わう余裕もないですよ。重さも、質も違うから。

派手に泣けるのは若さの特権、泣いてもまだ可愛げがあります。

ある意味、若いうちにいっぱい泣いた分、年取ってからいろんなことに耐性がつくんじゃないでしょうかね。

ああ、淋しいわ、傷ついたわ、世の中の誰も私のホントの気持ちを分かってくれないわ、と、コタツにもぐって、わあわあ泣けるうちが華。

いつか、この言葉の意味が分かる時、あなたは「オバサン」と呼ばれ、それなりに地に足の着いた人生を送っていることでしょう。

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