恋と女性の生き方

シェエラザードのように賢い女性になろう

2009年4月18日

cupcake 女性 恋愛『シェエラザード』という物語をご存じでしょうか。
子供向けの本には、よく『千夜一夜物語』というタイトルで紹介されています。

昔、アラブの国に、非常に立派で気高い王がありました。
王は王妃の浮気の現場を目撃して以来、女性の愛を信じることが出来ず、処女と一晩過ごしては、翌朝その娘を斬り殺すという蛮行を繰り返すようになります。

見るに見かねた大臣の娘シェエラザードは自ら申し出て、王の寝室に赴きました。
そして王とベッドと共にする傍ら、『シンドバッドの冒険』や『アリババと四十人の盗賊』といった面白い物語を次々に話して聞かせたのです。

いつも話が佳境に差し掛かると、「では、この続きは、また明日」と、途中で終わってしまうので、物語の続きが知りたい王は、シェエラザードを殺すに殺せず、次の夜も、その次の夜も、彼女を寝室に呼び寄せては、話を利かせるよう求めました。
 
そうして千夜が過ぎ、シェエラザードの物語もついに完結した時、シェエラザードは潔く命を差し出しますが、彼女の聡明さや誠実さに心打たれた王は、再び愛に目覚め、彼女を妃に迎えて、二人は末永く幸せに結ばれたのです。

古今東西、いろんな恋の物語がありますが、シェエラザードほど女性の賢さを見事に描いたものはないように思います。
なぜなら、恋に夢中になると、たいていの女性は愚かになって、喋りすぎるか、やりすぎるか、どちらかだからです。

いかに自分が苦労してきたか、あなたという人を得て今どれほど幸せか、自己陶酔にひたって打ち明ける人。
一気に距離を埋めようと、彼の生活や人間関係にずかずか入り込んで、勝手に自分の居場所を作ってしまう人。
相手は、あなたを好ましいと思っていただけに、突然、あなたの意気込みや、あわよくば結婚までこぎ着けようとする魂胆を感じると、たちまち引いてしまいます。
ちょっと機転を利かせて、自分をコントロールすればいいのに、恋をして愚かになるとそれが出来なくなるのです。

また、いつ捨てられるか、嫌われるかとオドオドしたり、ご機嫌取りに走ったり、小細工を仕掛けて男性の愛を取り付けるような事をしていると、いつか本当にバッサリやられます。
「この女は、俺が居なくなったら困るのだ」と思えば、相手が傲慢になったり、好き勝手するのは当たり前なのです。

シェエラザードは、明日、自分が斬り殺されるかもしれないと知りながら、毎晩、王の寝室に通い、心わくような物語を語って聞かせました。
もし、シェエラザードが、王のご機嫌取りに走ったり、「絶対に私を殺さないと約束して下さい」と迫ったり、いつ斬り殺されるか分からない恐怖に脅えていたら、王との幸せな結末は無かったことでしょう。

落ち着いた態度で、千夜、物語を語り聞かせたシェエラザードは、悪魔のように凍りついた王の心をついには溶かし、愛し愛される幸福を得ました。

「男性が、明日も話を聞きたいと思う、魅力的な女性であること」
「男性が、どんな態度を取ろうと、慌てたり、うろたえたりしない、落ち着いた女性であること」
「男性の求めに優しく応じられる、愛にあふれた女性であること」

あなたにはシェエラザードの優しさと賢さがありますか?

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