『原潜事故』と中東の和平と

2017年9月15日メルマガ書庫

湾岸戦争が勃発し、日本中がいっせいに「戦争反対」「フセイン悪人」と言い出した時、一人だけ、評論家の犬飼道子さんが書いておられた。

『一杯の飲み水をめぐって、人が平気で人を殺し、それがまた正義とされる中東の国々に対して、平和ボケした日本の平和主義を唱えても、相手にされるわけがない』

そして原潜事故。
あれほど悲劇的かつ人為的な事故にもかかわらず、日米の温度差を強く感じずにいなかった。
これが中国の漁船なら、中東のタンカーなら、フランスの客船なら……
米国ももっと対応が違うだろう、と思ったり。
日本も舐められたものだ、と思ったり。
アメリカの Yahoo の掲示板には、日本に対して、えげつない書き込みがなされているという。

歴史的経緯、文化の違い、外交上の打算、生命に対する価値観の違い、温度差を生み出すものは限りなくある。
本当の誠意は、謝罪の言葉でもなく、賠償でもなく、船の引き上げでもなく、その差違を理解して、歩み寄る姿勢ではないかと思うこの頃。

中東に和平を説くのもしかり。
コーランの一つも読んだことのない人間の言葉に説得力は無い。