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Slump / ラオウが教えてくれたこと

1999年5月30日

迷った時、落ち込んだ時、行き詰まった時……etc

日常の処理能力を超える問題が生じた時は、

とにかく具体的に行動するに限る。

布団の中でウンウン唸っていても駄目だ。

職探しで困ってるなら、求人誌を買いあさる。

とにかくハロー・ワークに行ってみる。

行政の窓口に電話してみる。

図書館で、仕事関連の本を借りまくって読む。

「駄目だ、駄目だ」と嘆いている間にも、いろんなactionを起こせるものだ。

もちろん、すぐに結果は出ない。

すべてが良い方向に転ぶとも限らない。

大半が無駄足に終わることもあるだろう。

それでも、日々の小さな行動の積み重ねが、自身への信頼につながり、明日また行動する力につながる。

少なくとも、自己嫌悪に陥らずに済む。

私は一度、敷金の返還をめぐって不動産屋と徹底抗戦したことがあるけど、そりゃもう壮絶な闘いでしたよ。

向こうは、私が「女一人」だと思って、言いたい放題やりたい放題。

身に覚えのないトイレの修理費の請求書を突きつけられて、

怒髪天をつく思いをしたものです。

私は身に覚えのない修理費など、びた一文払う気はなかったし、不動産屋がいくら「とりあえず敷金の一部を振り込ませてもらいます」と言っても、絶対に受け取らなかった。

だって、修理費を差し引いた敷金を受け取るということは、

私が修理費を出すことに同意したも同じこと。

それに一端受け取ってしまうと、残りのお金(修理費の分)を請求しにくくなり、そのまま押し切られる可能性大だからだです。

不動産屋は引越し先まで押しかけてくるわ、一時間おきに電話してくるわで、失礼千万。

正直、恐ろしかったですね。身のキケンを感じましたもん。

だけど私もびた一文払う気なかったから、消費者センターに電話かけたり、行政の窓口に相談に行ったり、不動産屋の本社に訴えたり、いろいろやりましたよ(笑)

そのうち、最初に契約した時の担当者の居所が分かり、仲介に入ってもらって、やっと全額返還にこぎつけたのです。

向こうも、「女一人」がここまでやるとは思ってなかったんでしょ(笑)。

私が泣き寝入りして、折れるのを期待してたみたいでね。

仲介が入った時には、手の平かえしたように謝りたおしてましたよ。

徹底抗戦すること八ヶ月。

時には途方に暮れて、床に突っ伏して泣いたこともあったけど、「私の方が正しい」という絶対的な自信があったから、一歩も譲りませんでした。

で、勝因は何かと言うと、やっぱり具体的に行動した事なんですよね。

女学生みたいにワアワア泣いてるだけなら、身に覚えのない6万8千円の修理費を払って、今だに屈辱に震えてたような気がします。

もちろん不動産屋相手に女一人で闘うのはとても恐かったけど、恐怖って闘ううちに克服されるものなんですよ。

私の大好きな漫画『北斗の拳』では、拳王のラオウが「無抵抗」を教え込まれた子供に向かって、こう言います。

小僧!怖くば、俺の腕を引きちぎってでも抗え!
戦わねば、その震えは止まらぬ!」

どんな人間も、トラブルや未知の物事には恐怖を感じるものですが、逃げて逃げて逃げまくり、泣いて泣いて泣き暮らすより、腹くくって立ち向かっていった方が、必ず良い結果に結びつくんですよ。

人間って、行き詰まった時にはどうしても閉鎖的になりがちだけど、これをやると何もかも流れが止まってしまうんだよね。

何でもいいから、とにかく動くこと。具体的に行動すること。

それが必ず突破口になる。

突破口にならないまでも、心と身体の生産活動を維持してくれる。

Actionだけが、心のモヤを取り払ってくれるんですよ。

私もさあ、今日という今日は疲れ果てて、(くっそー、今日はテレビでも見て、ぼ~っとするか)と思ってたのだけど、

金曜ロードショーの『陪審員』が面白くもなんともねえの!

せっかくビデオまで回して期待してたのに、

「なんなの、このくだらなさは……」の世界 (-。-)y-゚゚゚

で、結局、ビデオを止めて、パソコン開いて、ごちゃごちゃいじってるうちに、「メルマガでも書くか」という気になった。……そうやって書き始めると一気なんだよね、これが。

書いてるうちに、涙も止まってしまった。

神様、アタシに「書く」という趣味を与えて下さってありがとう。

関連記事→『北斗の拳』名言集 / 80年代カルチャーを振り返る

初稿:99/05/30  メールマガジン 【 Clair de Lune 】 より 

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