ライティング

Scrivener 日本語化ファイルと手順

2014年10月1日

ここで配布している日本語ファイルはWindows版です。Macには対応してないのでご注意下さい。

ここでは執筆支援ツール『Scrivener』の日本語化ファイルの配布と翻訳の仕方、初心者向けガイドなどを掲載しています。

翻訳とファイルの配布に関しては『Scrivener』制作サイドの許可をもらっています。

ユーザー様のお役に立ちましたら幸いです。

Scrivener 公式サイト
Scrivener. Y'know - for writers.

Scrivener

Scrivener

↑ オスカー・ワイルド 日本語サンプルの一例

『Scrivener』とは

『Scrivener』(スクリブナー)は、英語圏を中心に世界的に人気のある執筆支援ツールです。

テキスト編集はもちろん、「アウトライン編集」「コルクボード」「記事のメタデータ管理」「他形式への文書変換」など、文章作成に必要なあらゆる機能を網羅しています。

「見映えのいい文書」を作成するWORDや一太郎のようなワードプロセッサと異なり、「文章の構築」に主眼を置いているため、ページの装飾やレイアウトといったアクセサリ的な機能は除外され、「アウトライン編集の強化」「ドラッグ&ドロップによるアイデアメモの並び替え(コルクボード)」「脚注、コメント、引用の一覧表示」など、文章作成に本当に必要な機能だけを備えています。

特に、見出しの色分けやラベル付けなど、ユニークな機能を取り入れたアウトライン編集は、長文編集や、何階層もの文章構成を必要とする論文などに最適です。

またパートごとに編集したテキストは、WORD形式やPDFなどの変換時に一括編集して全体を連結することが可能であり、これまでパートごとにファイルを作成してはコピー&貼り付けを繰り返し、やっと一つの文書に仕上げていたような方も、Scrivenerの便利な機能に驚かれることと思います。

また記事に関連する画像や動画などを取り込んでメタデータとして管理したり、コメントやメモを含む草稿としてプリントアウトしたり、執筆に役立つ様々な機能が取り入れられています。

現在のところ、エディタは横書きのみ対応ですが、今年夏以降の新バージョンでは中国語やモンゴル語など、縦書き言語に対応した「バーティカルエディタ」が実装される予定です。(現在、開発中)

Scrivenerに縦書き機能が備われば、最強の執筆支援ツールになると思います。

ライセンス料は1本40ドルで、30日間の試用期間があります。

http://www.literatureandlatte.com/
Scrivener

詳しい使い方はこちらをご参照下さい
Scrivenerをインストールしたら最初に設定すること

日本語のサンプル・プロジェクト「オスカー・ワイルド編」を試したい方はMEGA Driveからフォルダごとダウンロードしてください。
「OscarWilde.scriv」のフォルダごと、もしくは、ZIPのどちらでもOK。
心配な方はフォルダの中身を確認してからどうぞ。
右クリックするとダイアログが出ます。

http://goo.gl/h4kZfp
Scrivener

<使い方>
Scrivenerの体験版をダウンロードした後、[New Project] → [Open Existing Project.. ]からOscarWirlde.scrvのフォルダを開きます。
project.scrvxが実行ファイルです。

Scrivenerの日本語化

Scrivenerの基本メニューは英語ですが、翻訳ファイルを編集、もしくは、言語ファイルを本体ファイルにコピーすれば簡単に日本語化することができます。

– Scrivenerの日本語化に関するファイル –

★言語ファイル『Scrivener_ja.qm』・・本体フォルダの「translation」にコピーして、Scrivenerを日本語化します。

★翻訳ファイル『Scrivener_ja.ts』・・翻訳ツール「QT Lingust」を使って翻訳作業を行い、Scrivener_ja.qm を生成するためのファイルです。

ここで紹介している言語ファイル「edit_Scrivener_ja.qm」と翻訳ファイル「edit_Scrivener_ja.ts」は、私が個人的に翻訳した二次的なファイルです。『Literature & Latte』の許可を得て、WEBで配布しています。

個人利用に限り「edit_Scrivener_ja.qm」「edit_Scrivener_ja.ts」は自由に再編集、再配布して頂いてOKです。

ここでは言語ファイルの翻訳と生成、Scrivener日本語化の手順を説明しています。

「私が翻訳したものを、そのまま使ってもいい」という方は、下記の「Scrivenerの日本語化」にジャンプして下さい。 OscarWilde.scrv

1. 翻訳ファイルの作業用ファイル『edit_Scrivener_ja.ts』をダウンロード。

こちらからファイルをダウンロードして、ローカルに保存して下さい。(MEGA Driveで一般公開しています)
ファイル名の上で右クリックするとダイアログが出ます。

edit_Scrivener_ja.ts
Scrivener

※ オリジナルの『Scrivener_ja.ts』(まったく手が加えられていないもの)を入手したい方は、ご自身で『Literature & Latte』から取り寄せて下さい。

私が配布している『edit_Scrivener_ja.ts』および『edit_Scrivener_ja.qm』に関しては権利を放棄しています。
個人利用での再編集、ユーザー同士のシェアはご自由に。

ただし、商用目的で『Scrivener_ja.ts』を翻訳し、言語ファイル『Scrivener_ja.qm』を生成する場合は、必ず『Literature & Latte』の許可を取ってください。。無断で商品化したり、不特定多数に再配布すれば違法です。

自身で翻訳したい方は、『翻訳に関する注意事項』を必ずお読み下さい。

2. 翻訳ツール『QT Linguist』をインストール

QT Linguist に関しては、私が翻訳作業を手掛けた2013年から使い勝手が変わっています。あくまで参考にどうぞ。正しい方法はScrivener 公式サイト』に直接お問い合わせ下さい。

まず、『QT Linguist』というアプリケーションを公式サイトからダウンロードします。無料ツールです。

マニュアルはこちら。
http://qt-project.org/doc/qt-4.8/linguist-translators.html

Qt Linguist

3. 翻訳ファイル『edit_Scrivener_ja.ts』を開く

まず翻訳言語の設定をします。私は次のように設定しています。

Qt Linguist

次に「File」→「Open」から『edit_Scrivener_ja.ts』を開きます。

こういう画面が出てきます。「Japanese Translation」の空欄に日本語訳を入力するだけです。

Qt Linguist

左側に「済み」「保留」「未翻訳」のチェックマークがあるので、クリックして目印にして下さい。

Qt Linguist

置き換えたい言葉を探す時は、メニューの「Edit」→「Find」で検索して、修正して下さい。

一括で置換したい場合は、「Edit」→「Search & Translation」を利用します。

Qt Linguist

Qt Linguist

覚えておくと便利なショートカット

Ctrl + Enter 翻訳を完了して、次の未翻訳のワードにジャンプする
Ctrl + F 検索
F3       次の検索ワードに進む
Ctrl + B 原文をコピー(ただし「Japanese Translation」が空欄でないと機能しません。

4. 言語ファイル『Scrivener_ja.qm』を生成

翻訳が完了したら、「File」→「Release As…」で、「Scrivener_ja」という名前でファイルを保存して下さい。
自動的に.qmファイルに変換されます。

Qt Linguist

「Scrivener_ja.qm」ファイルが生成できたら、Scrivenerをインストールしたフォルダにアクセスし、「translations」を開いてファイルをコピーします。Windowsw7の場合、C:Program Files (x86)Scrivener など。

Qt Linguist

Qt Linguist

5. Scrivenerの言語設定

Scrivenerに日本語メニューを反映させるには、「Tool」→「Option」を開き、「General」の Formatting で「System Language(システムの言語)」を選択し、Scrivenerを再起動します。(言語の一覧にJapaneseがないのはScrivenerが未対応だから)

Qt Linguist

Qt Linguist

6. 翻訳されたファイルをそのまま使う

私が生成した言語ファイル「edit_Scrivener_ja.qm」をそのまま使いたい方は、下記からダウンロードして下さい。
自身でファイル名を「Scrivener_ja.qm」に変更し、「translations」にコピーして、Scrivenerのオプションで言語設定を「システムの言語」に→再起動すれば日本語化されます。
通常のアプリケーションやブラウザでファイルを開くことはできません。

Mega drive edit-Scrivener_ja.qm

次のようなアイコンが表示されたら「ダウンロード」を選択して、自身のPCに保存して下さい。

Qt Linguist

Qt Linguist

§ 翻訳に関する注意事項

Scrivenerの翻訳は個人の趣味として手がけました。
表現が気に入らない箇所や、個人的に注釈を加えたい場合は、ご自身で翻訳して下さい。
明らかな誤訳はお知らせ下さると助かります。


  
私が編集した翻訳ファイル「edit_Scrivener_ja.ts」および「edit_Scrivener_ja.qm」はご自由に使って下さって構いませんが、Scrivenerの公式サイトからダウンロードした本体ファイル、および『Literature & Latte』から取り寄せた言語ファイルには著作権が存在します。
許可なく再配布、改変、商用利用などすると違法に当たりますので、二次利用する場合は必ずご自身で問い合わせて下さい。


私が編集した翻訳ファイル「edit_Scrivener_ja.ts」には、いわゆる『超訳』です。
WORD風の用語を取り入れてますが、項目によっては、初心者でも分かりやすいようメッセージを変えたり、注釈を加えています。
自身で翻訳したい方は『Literature & Latte』にお問い合わせ下さい。


基本メニューは日本語訳していますが、サーバー認証や電子書籍の変換エラーのメッセージ、Markdownなど、PC専門的な部分は翻訳をスキップしています。
普通に使用する分にはエラーに遭遇することは滅多にないと思いますが、エラーメッセージが理解できず、ご自身で解決できない場合は『Literature & Latte』にお問い合わせ下さい。


「ツール」→「ネームジェネレーター」は、日本語メニューにするとバグが生じて動作しなくなる為、この機能に関してはいっさい翻訳していません。またご自身でも翻訳しないで下さい。(この機能はマルチバイトに対応してない)。
また、日本語ネームのリストをインポートしてもエラーが生じますので、現段階では「アルファベットのみ対応」とご理解下さい。   


当方はあくまでボランティアです。「ScrivenerやQT Lingustの使い方が分からない」「ファイル変換できない」といった操作上の質問にはお答えできませんので、よろしくご了承下さい。
 

§ Scrivenerのライセンスの購入

ライセンスは同じ住所に住む家族(複数PC)で共有しても構いませんが、不特定多数のPCにコピーするなど、不正を繰り返すとシリアルナンバーがブラックリストに掲載されて二度と使用できなくなりなます。

ライセンスは現バージョンのみ有効です。 

マイナーなアップデートは公式サイトから無料でダウンロードできますが、次世代のバージョンアップ製品は有料です。

ライセンスに関する説明書

いったんオンライン決済をしたら返金には応じられません。必ず試用版を利用してから購入を決めてください。

ライセンスの購入

日本円での支払いも可能。

Scrivener 購入 手続き

カートに商品を追加したら、「Checkout」で決済画面に進みます。

Scrivener 購入 手続き

必要な個人情報を記入します。サポートを受ける際、ライセンスの確認に必要な情報なので正確に。

Scrivener 支払い

PayPal支払いの場合はこんな感じ。

Scrivener PayPal決済

なお・・

2013年夏以降に縦書きエディタが実装される予定ですが、あくまで「開発中」なので、確実なリリース情報ではありません。詳しくは『Literature & Latte』にお問い合わせ下さい。多数の要望が届けば、スタッフも開発を急ぐはずです。

★ 公式日本語翻訳ファイルを募集中です ★

何度も繰り返しているように、ここで紹介している『edit_Scrivener_ja.ts』は、私が個人的に手を加えたもので、自分が使うのに分かりやすいよう、かなりの部分で超訳しています。したがって公式採用は辞退してます。

有志の方は、日本語ファイルを作成して「Literature & Latte」に送って下さい。

公式採用されれば、何か特典があるかもしれません。(私の時はライセンスでした。既に購入した後だったので、完全にボランティアになってしまいましたが、交渉したらいいと思います)

Scrivenerがより多くの日本人ユーザーに浸透するよう、素晴らしい翻訳を提供して下さるボランティアを募集しています

訳者: 阿月まり

不具合などありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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