『幸せ』が人生の目的ではなく ~寺山修司の『幸福論』より

幸福を探すのではなく 寺山修司 幸福論 私も30代前半から半ばにかけて、突然、「幸せ」について考えるようになり、その系統の本にもずいぶん目を通したものです。 女性向けの「愛されて幸せになる!」系のエッセーから、ビジネスマン必読の自己啓発ものまで(デール・カーネ 続きを見る» Read More →

『神は死んだ、俺たちが殺したのだ』 ニーチェと愛の処方箋

神は死んだ ニヒリズムが蔓延しだした19世紀末、ドイツの哲学者ニーチェは言いました。 『神は死んだ』と。 『神』=すなわち「人間を導く超越的真理」「時を超えて人間を導くもの」「道なるもの」「理念」「世界軸」。 著しい科学の進歩や、多 続きを見る» Read More →

曙光と落日 廻る光の哲学

ヨセミテ峡谷の落日 東向きの部屋に移り住み、昼夜逆転の生活をするようになってから、夜明けを目にすることが多くなりました。 私はそれまで『日の出』というものを見たことがなく、いつも頭上で燦燦と輝く太陽しか知らなかったのですが、初めて夜を破る曙 続きを見る» Read More →

ツァラトゥストラはかく語りき – フリードリヒ・ニーチェの世界 -

cffog-194x270 海といえば、ニーチェです。 「なんで?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ニーチェの思想、特に『ツァラトゥストラ』は、海から生まれ、海に育まれたといっても過言ではないからです。 時代のモラルや風潮に、あくまで「アンチ(反)」の姿勢を貫きとおしたニーチェは、様々なパッシングに合い、孤独な境遇にありました。 それでも真実を見据え、「神無き時代」に新たな思想を打ち立てようとした彼は、精力的に執筆活動を続け、『曙光』『悦ばしき知識』『力への意志』など優れた著作を次々に完成させてゆきます。 そして彼の思想のすべてを体現したのが、異色の名著『ツァラトゥストラ』。古代ペルシアの拝火教の祖といわれる預言者ゾロアスターの名を借り、聖書を乗り越えるかのように著したこの作品は、崇高に、情熱的に、彼の思想を物語っています。 Read More →

フリードリヒ・ニーチェの哲学 /「自己超克」と「生の肯定」

生の哲学 『ヤセの断崖』に立ったのは、26歳の時だった。 その翌年、楽劇『トリスタンとイゾルデ』をきっかけに、 ワーグナーに心酔し、彼の世界を探求するうちに、ツァラトゥストラに出会った。 『神は死んだ』という彼の言葉は、私の心の叫 続きを見る» Read More →

新たなる海 ・ニーチェと命の詩

bierstadt20 今から6年前、北陸自動車道をぶっ飛ばして、能登半島まで出掛けたことがある。 太平洋よりは、峻烈な日本海が好きで、暇さえあれば、越前海岸や丹後半島あたりをドライブしていたもの。 だけど、ろくに行き先も決めずに飛び出したのは 続きを見る» Read More →

Fortuna -運命- ~絶望と試練と~

運命の輪 前回、『運命の女神は意地悪な顔でやって来て、勇者を試す』と書いた。 これは二年前、『曙光』という話の中で私が書いた言葉なのだけど、いつの間にか私の座右の銘になってしまった。 鼻高々で、落ちこぼれの海洋開発技術者ヴァルター 続きを見る» Read More →

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