<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
		xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml"
>

<channel>
	<title>sanmarie*com池田理代子 | sanmarie*com</title>
	<atom:link href="http://sanmarie.me/tag/Ikeda_Riyoko/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>http://sanmarie.me</link>
	<description>映画・音楽・書籍レビュー&#38;恋と生き方のエッセー。</description>
	<lastBuildDate>Wed, 08 Feb 2012 14:37:00 +0000</lastBuildDate>
	<language>en</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>http://wordpress.org/?v=3.3.1</generator>
<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/tag/Ikeda_Riyoko/feed" />
		<item>
		<title>やっぱり理代子先生は心の師</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/woman-11</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/woman-11#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 May 2010 22:01:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本の小説とエッセー]]></category>
		<category><![CDATA[人生観]]></category>
		<category><![CDATA[女性のライフスタイル]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.me/woman-11</guid>
		<description><![CDATA[この頃、育児の合間を見ながら、読書に耽っている。　 日本から取り寄せた、シュテファン・ツヴァイクの『マリー・アントワネット (岩波文庫)』と、池田理代子女史の『あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた <a href="http://sanmarie.me/love/woman-11#more-12499'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_2" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2010/05/riyoko3.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2010/05/riyoko3-e1280582608646.jpg" alt="池田理代子" title="池田理代子" width="190" height="272" class="alignright size-full wp-image-14454" /></a></p>
<p>この頃、育児の合間を見ながら、読書に耽っている。　</p>
<p>日本から取り寄せた、シュテファン・ツヴァイクの『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4003243714?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22" rel="nofollow">マリー・アントワネット (岩波文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4003243714" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;margin:0px !important" />』と、池田理代子女史の『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4759308741?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22" rel="nofollow">あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4759308741" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;margin:0px !important" />』という本だ。　　</p>
<p>私は、来年、とうとう四十の大台に乗る。　</p>
<p>かといって、年を取ることに特別抵抗があるわけではないし、四十を境に、女としての自分の株が暴落するとも思わない。　<br />
「あぁ、もう、そんなもんか」と、他人事みたいに、のんびり構えている自分がいる。　</p>
<p>とはいえ、四十を境に、生きてきた年月よりも、残された時間の方が、だんだん少なくなりつつあるのは事実で、それを思うと、やけつくような焦りを感じることがある。　</p>
<p>相変わらず、二人の子供プラス家事に、自分の持てる時間も気力も体力も、ほとんど吸い取られている今、二十代のママが、「自分の時間がなくて……」とこぼすのとは、量的にも質的にも大きな違いがあり、四十代を前にした私のそれば、かなり悲壮感が漂っていたりするのだ。　</p>
<p>そんな折り、Amazon.comを検索していた私の目に、理代子先生の、このタイトルが飛び込んできた。　</p>
<p>理代子女史は、四十七歳の時、劇画家としての輝かしいキャリアに別れを告げ、声楽の道に進まれた。　</p>
<p>ファンが勇気づけられ、声援を送る一方、「今さら何を」と揶揄する声も多く、女史にとっては、決して祝福された選択ではなかった。　</p>
<p>にもかかわらず、自分の選んだ道を堂々と行かれた姿に私は打たれずにいなかったし――まさにオスカル的生き方なので――その当時の新聞のインタビュー記事も切り抜いて、今でも大事に持っている。　<br />
そんな女史が書き綴られたエッセイだもの。　</p>
<p>これは読まなきゃ一生の損だし、本の虫の勘で、今、私の知りたい答えが、きっとこの中に書かれていると確信した。　<br />
そして、予想通り、私はまたも心打たれずにいない言葉の数々に出会うことができた。　</p>
<p>それは、少女の頃、私の人生のあり方を決めた、オスカルのあのセリフ、「女でありながら、これほどにも拾い世界を……人間として生きる道を……このような、ぬめぬめとした人間のおろかさの中でもがき生きることを……」というのと同じくらい、閃きに満ちたものだった。　<br />
ちょっと抜き書きすると――　</p>
<blockquote><p>
二十代や三十代ともなると、やはり人間としてこの世に生を受けたからには、何かしら生きた足跡を残さねば、できれば素晴らしい仕事を成し遂げねばと気負ってがむしゃらに生きた。　</p>
<p>恋も結婚も子供も、人間として女として普通の人が手に入れるものは何もかも手に入るのが当然だとも思っていた。　</p>
<p>四十代になったとき、そのように考えていた自分の不遜さに卒然と気付いた。　</p>
<p>その不遜さが、また自分をどれほど苦しめていたかということにも。　</p>
<p>すべてを超越するような悠遠な宇宙の摂理の前に、人間一人の存在などいったい何ものなのだろうかという、言ってみれば十代の頃の懊悩に再び還ったような思いがあった。　</p>
<p>ただ十代の頃と違うのは、その問に対して、「自分の存在など、何ものでもない」という答えを出せたということだ。　</p>
<p>（略）　</p>
<p>他人の評価も、遺した作品も、何ほどのことはない。地球でも消滅してしまえば、何も残るものなどない。　<br />
そもそも自分が人間として生まれてきたことそのものさえ、大した意味のないことなのだと諦められるようになった。　<br />
そうだとしたら、つまらない　<br />
ことを思い詰めるのなどやめて、失敗も恐れず、自分のやりたいことをやって残された時間を生きようと腹をくくることができた。
</p></blockquote>
<p>私の心に強く響いたのは、『不遜』という言葉だった。　<br />
知ってはいるけど、決して自分に当てはめたことはない言葉だ。　</p>
<p>私の「自分病」の根は救いがたいほど深く、今も、家を出た十代の頃と同じ気持ちをどこかに持ち合わせている。　</p>
<p>いや、正直、私はまだその延長線上にいて、「望みさえすれば、何でも叶う」という、若さの魔法から抜けきれずにいるのだ。　</p>
<p>もっと分かりやすく言えば、いまだに私は、一度も失敗したことのない若者みたいに、「自分は大した人間である」と心のどこかで信じきっているのである。　<br />
だから、今、そうできない自分に、やきもきせずにいないのだ。　</p>
<p>理代子先生は、自分をがんじがらめにする様々な執着や思い上がりに、一つのけじめをつけることについて、『諦める』という言葉で表現されているけれど、この場合、自棄とか失望ではなく、『諦観』であることは言うまでもない。　<br />
諦観――全体を見通して、事の本質を見きわめること。</p>
<p>あるいは、悟りあきらめること。超然とした態度をとること。　</p>
<p>孔子の言うところの「不惑」というのは、多分、こういう心境を言うのだろうか。　</p>
<p>理代子先生は、「諦めるところから、諦めない人生が始まる」と書いておられるけれど、私はまだまだ煩悩のかたまりで、自分を諦めるところまで行きそうにない。　<br />
そもそも、『諦める』って、どういうことなのよ。　</p>
<p>……と、上記の文章に共感しつつも、自分のものとして感じられないのが正直なところだ。　<br />
いや、「思いたくない」というのが本音ではなかろうか。　<br />
自分のことを諦めたくない。　<br />
でも、諦めることから、始まる何かがある。　<br />
それが分かっただけでも良しとして、今も、少しずつ読み進めているのだけど。　</p>
<p>理代子先生が、本当になりたかったのは「お母さん」で（身体的な事情から恵まれなかったそう）、「自分自身の為だけに生きたくない」というくだりには、本当に胸がしめつけられました。　<br />
また、その箇所、時間があれば、紹介したいです。　</p>
<h3>§ その他の記事</h3>
<p><a href="/woman-14">死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から</a>　<br />
<a href="/woman-10">『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～</a></p>
<p>初稿：2006年6月19日<br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/essay-10' title='オスカルとは何者だったのであろうか'>オスカルとは何者だったのであろうか</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-9' title='ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より'>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/ikuji-4' title='思うように生きられなくても'>思うように生きられなくても</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-3' title='ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット'>ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"><h3>この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます</h3><ul><li><a href="http://sanmarie.me/love/essay-9" rel="bookmark" class="wherego_title">ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-15" rel="bookmark" class="wherego_title">さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/ikuji-4" rel="bookmark" class="wherego_title">思うように生きられなくても</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/essay-10" rel="bookmark" class="wherego_title">オスカルとは何者だったのであろうか</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/essay-39" rel="bookmark" class="wherego_title">40代からの生き方 考え方</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/clair-34" rel="bookmark" class="wherego_title">プロとアマの違い  ~池田理代子のインタビューより～</a></li></ul></div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/lifestyle" title="人生観" rel="tag">人生観</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/woman_life" title="女性のライフスタイル" rel="tag">女性のライフスタイル</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/woman-11/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/woman-11" />
	</item>
		<item>
		<title>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/woman-14</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/woman-14#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 May 2010 18:07:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本の小説とエッセー]]></category>
		<category><![CDATA[女性のライフスタイル]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.me/woman-10-2</guid>
		<description><![CDATA[今日は、Amazon.comでオーダーしていた、池田理代子先生の「あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた」と「人生の歩き方 2007年2-3月 (NHK知るを楽しむ)」を読みました。 こうして先生ご <a href="http://sanmarie.me/love/woman-14#more-12493'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_4" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2010/05/woman.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2010/05/woman-e1280581911964.jpg" alt="死ぬまで生き直せる" title="死ぬまで生き直せる" width="190" height="187" class="alignright size-full wp-image-14425" /></a></p>
<p>今日は、Amazon.comでオーダーしていた、池田理代子先生の「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4759308741?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22" rel="nofollow">あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4759308741" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;margin:0px !important" />」と「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4141891657?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22" rel="nofollow">人生の歩き方 2007年2-3月 (NHK知るを楽しむ)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4141891657" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;margin:0px !important" />」を読みました。</p>
<p>こうして先生ご自身の言葉に触れると、私が本当に好きなのは、ベルばらよりも、オスカルよりも、何よりも、理代子先生ご自身なのだなあ――ということを、しみじみ感じずにいません。</p>
<p>こんなこと、一生叶うわけがないけれど、地酒の美味しい京料理か炉端焼きのお店にでも行って、仕事のこと、恋のこと、芸術のこと、いっぱいいっぱいお話ししたい……と思うようなお方です。</p>
<p>日本の著名人の中で、人そのものに憧れたのは、後にも先にも、池田理代子先生、唯一人ではないでしょうかねぇ。。。（しみじみ）</p>
<p>今回のテキストも、共感し、勇気づけられるお話がいっぱいで、「この世に、こういう言葉を語ってくれる人がいる」というだけで、とても嬉しく感じられたものです。</p>
<p>だけど、その中で、どうしても読むのが辛い箇所がありました。</p>
<p>それは、子供のことについて語っておられる部分です。</p>
<p>私にとって、理代子先生は、私が欲しいと思う全てのものを持っておられる存在でもありました。</p>
<p>でも、先生から見れば、私は、先生が欲しくて欲しくて、でもついに得られなかったものを、二つも（二人も）持っているのです。</p>
<p>そう考えると、とても切なくて、哀しくて、「一体、この世の事って、どうなっているのだろう」と思わずにいないんですよね。</p>
<p>ファンとしても、同じ女性としても、ここだけは言葉を失うんです、本当に。</p>
<p>「子供のない女性は可哀相」とかそんなのじゃなくてね。</p>
<p>世界の核に問うような、宗教的感情に近いです。</p>
<p>今回、特に言葉に残ったのが、</p>
<p><font color="B22222">「とにかく一生懸命生きていれば、必ず見てくれている人がいて、何かしら道が開けていくんだ、というのが実感です。やはり、一生懸命生きないとダメです」</font></p>
<p>私も、欲望まるだしにガツガツするのは好きではないけれど、「世の中、こんなもの」と開き直るのも好きじゃないです。</p>
<p>故・寺山修司さんの言葉に、「友情がくだらないのではない。君の友情に対する考え方がくだらないのだ」というのがありますが、それは何事にも当てはまるんじゃないかと思います。</p>
<p>「こんなもの」と思う人には、「こんなもの」しか手に入らない、と。</p>
<p>才能もない、美貌もない、金もなければコネもない――と、ないないづくしの人生でも、一生懸命に生きるチャンスだけは、皆に平等に与えられているのではないでしょうか。</p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 51px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E7%94%9F%E2%80%95%E3%82%86%E3%82%81%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B%E5%9B%9B%E3%80%87%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%83%BB%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%8B%E3%81%9F-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4759308741%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4759308741?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41EB4SB2GBL._SL75_.jpg" width="51" height="75" border="0" alt="あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E7%94%9F%E2%80%95%E3%82%86%E3%82%81%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B%E5%9B%9B%E3%80%87%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%83%BB%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%8B%E3%81%9F-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4759308741%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4759308741?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた</a> (単行本)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>池田 理代子</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">￥ 1円</span>   <span style="font-size:11px">11点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>初稿：2006年6月18日</p>
<h3>§ その他の記事</h3>
<p><a href="/woman-10">『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～</a><br />
<a href="/woman-11">やっぱり理代子先生は心の師</a><br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/essay-10' title='オスカルとは何者だったのであろうか'>オスカルとは何者だったのであろうか</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-9' title='ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より'>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-3' title='ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット'>ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/coco-chanel' title='「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー'>「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"><h3>この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます</h3><ul><li><a href="http://sanmarie.me/love/essay-9" rel="bookmark" class="wherego_title">ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/essay-39" rel="bookmark" class="wherego_title">40代からの生き方 考え方</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-15" rel="bookmark" class="wherego_title">さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-10" rel="bookmark" class="wherego_title">『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-11" rel="bookmark" class="wherego_title">やっぱり理代子先生は心の師</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/essay-36-2" rel="bookmark" class="wherego_title">地下室の図書館　心の遍歴との再会</a></li></ul></div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/woman_life" title="女性のライフスタイル" rel="tag">女性のライフスタイル</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/woman-14/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/woman-14" />
	</item>
		<item>
		<title>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/woman-15</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/woman-15#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 May 2010 18:07:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[女性のライフスタイル]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.me/?p=12492</guid>
		<description><![CDATA[私が初めて「ベルばら」と出会ったのは、小学校四年生の時だ。テレビの劇場中継で、夢に見たようなお姫様が、大広間の階段を滑るように降りてきて、「マリー・アントワネットは、フランスの女王なのですから」と、ばっと扇を広げるシーン <a href="http://sanmarie.me/love/woman-15#more-12492'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_6" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2010/05/riyoko2.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2010/05/riyoko2-e1280582006241.jpg" alt="オスカル" title="さようならオスカル" width="190" height="188" class="alignright size-full wp-image-14427" /></a></p>
<p>私が初めて「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087820521?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">ベルばら</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4087820521" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」と出会ったのは、小学校四年生の時だ。テレビの劇場中継で、夢に見たようなお姫様が、大広間の階段を滑るように降りてきて、「マリー・アントワネットは、フランスの女王なのですから」と、ばっと扇を広げるシーンにしびれたのがきっかけだった。</p>
<p>その夏、家族で、母の親戚を訪ねた際、中学生の従姉の部屋に単行本全巻を見つけ、姉と貪るように読破した。<br />
ところが、その直後、ぼーっとしながら道を歩いていたせいか、車にはねられ、入院。お見舞いに来た近所のおばさんに、「何か欲しい物はない？」と聞かれ、「ベルばら」と答えたことが、私のベルばら道の始まりとなった。</p>
<p>物心ついた時から、「オトコ女」と呼ばれ、いつも男の子の取り巻き数人を引きつれては、男のように遊び、男のように振る舞い、「私はお嫁になんか行かないの。一生、好きな仕事をして、自由に生きるのよ」と広言してはばからなかった私にとって、軍を指揮し、男社会の中で颯爽と生きるオスカルは、まさに私の理想そのものだった。</p>
<p>そして、オスカルが、女性にとって一つの天王山である結婚話を蹴り、父のジャルジェ将軍に、「感謝いたします。女でありながら、これほどにも広い世界を……人間として生きる道を……」と告げた時から、それが私の志となり、座右の銘となった。</p>
<p>しかし、人の世に揉まれ、一人で生活を立てて行くことは、決して容易いことではなかった。世間を見たいと欲を出した、温室育ちの花の行方は、失敗と赤恥の連続であった。</p>
<p>それでも、己の苦しさに意義を見出し、常に自身の選択を肯定的に受けとめてこられたのは、「オスカルのように生きたい。私も、泣いて、愛して、この世で経験した全てのことに感謝して死にたい」という思いがあったからだ。</p>
<p>オスカルがいなかったら、意志をもって生きることの素晴らしさに、そこまで自信がもてなかったかもしれない。</p>
<p>そうまで憧れたオスカル――。<br />
目の前に燦然と輝き続けた不滅のヒロインに、思いがけなく、別れを告げる時がやって来た。</p>
<p>あれは結婚して間もない頃。<br />
台所の片隅で、何年かぶりにベルばらの単行本を読み返していた時のことだ。<br />
あんなに大好きだったオスカルに何のときめきも感じず、それまでほとんど興味のなかったマリー・アントワネットに己を重ね見て、滝のように涙を流しているではないか。<br />
それどころか、天翔るペガサスのようなオスカルの肩にぽんと手を置き、「無理すんなよ」と声かけする自分がいる。</p>
<p>これは一体、どうしたことだろう。<br />
私は人間が変わってしまったのだろうか――？</p>
<p>まったく予期せぬ心の体験に、しばし茫然としながら、もう一度、じっくり読み直してみたが、やはりオスカルは遠い夢のようにしか感じず、マリーの哀しみばかりが波のように打ち寄せ、心をふるわすのだった。</p>
<p>私にとって、マリー・アントワネットというのは、「囚われの女性」だった。<br />
好きでもない男性に嫁がされ、人間として正直に振る舞う自由もなければ、自分らしくいられる場所もない。しきたりに縛られ、好奇の目にさらされ、たえず偽りの笑みを浮かべながら、見せかけの自分を生きる……。</p>
<p>「こうはなりたくない」。それがマリーに対する長年の印象だった。</p>
<p>その姿は、運命に翻弄される、受け身の女そのものに見えた。<br />
　<br />
当時、「自分の生きたい人生を生きる」ということが絶対的正義だった私にとって、好きでもない男性と結婚させられたり、遊んで、恋して、はたと気付けば断頭台……などという生き方は、どう見ても、「流された生き方」にしか思えなかったからだ。　</p>
<p>しかし、年齢を重ね、精神的にも肉体的にも、女性という性を経験し、子供を持って家庭に入ってみれば、ペガサスのように自由に羽ばたいて生きることだけが「積極的な人生」ではないことが分かってきた。<br />
思うにならぬ状況ときっちり向かい合い、身動きとれないなりにも、その足元に深く根ざす生き方も、一つの開拓であり、受動の中の積極性である。<br />
本物の『意志』とは、高らかに宣言されるものではなく、深く、静かに突き進む闘いなのだ。</p>
<p>そうして得た新しい視点からマリーを読み直してみると、その人生は決して「流されっぱなし」ではなく、性根の据わった、闘う女の姿が見えてきた。<br />
それは、オスカルの表立った闘いに比べて、地味で、静かで、凡々としたものかもしれないが、それ故に、ひとたび意志が根を下ろせば、微動だにしない強さを発揮する。<br />
お姫様ゆえの愚かさもあっただろうが、最後は潔く運命を受け入れ、フランスの女王として死んでいったマリーのことを思うと、ここにも一つの強い生き方がある――と、共感せずにいないのである。</p>
<p>思えば、オスカルを胸に抱いて、ひたすら自分の道を邁進していた頃、私は『生きる』ということを頭では理解していたが、どこか覚束ないものがあり、人生は、実践ではなく、哲学の対象だった。<br />
『女』と名の付くものであっても中性で、その本能に目をつぶりながら、若さや美しさを謳歌していたような気がする。</p>
<p>が、ある時期を境に、女性としての本能に素直になり、「家庭」という一つの地にどすんと根を下ろしてから、哲学は実践となり、女性という性は、母性という新たな道を歩き始めた。母と呼ばれる側になった今、求められるのはペガサスの羽根ではなく、大地の強さである。</p>
<p>そうなって初めて見えてくる、人の強さや美しさがあり、以前は見向きもしなかったマリーの生き方に共感できるようになったのも、世界を、少女と母親の両面から見つめられるようになったからではないか、と思う。</p>
<p>一生を、ペガサスのように自由に天翔けて生きることは、おそらく、鼻先がつんと上を向いた女の子の共通の願いであろう。<br />
しかし、いずれその身体の奥深くから、女性という『性』が目覚め、天翔ける望みとは正反対に、この大地に根ざそうとする強い本能を意識することと思う。<br />
その時、迷いや戸惑いを感じるかもしれないが、どんな生き方を選ぼうと、意志ある限り、私たちは自分が選んだ場所で精一杯、命の花を咲かすことができるし、一見、縛られたような人生にも、意志する自由は与えられているのである。</p>
<p>オスカルは、親の庇護から旅立ち、アンドレと結婚の約束をして、いよいよこれから己の独立した人生を地から積み上げようとした矢先に死んでしまった。<br />
私にとって、彼女は、永遠なる少女であり、彼女にとって、私は、「その先」を見てしまった女である。<br />
少女時代の心の友は、いつの間にか、「ちょっぴり話の噛み合わない女友達」になってしまったようだ。</p>
<p>あるいは、心のオスカルにそっと別れを告げ、マリーの哀しみに涙するようになった時、人は少女の殻から抜け出して、豊饒たる女の人生に足を踏み入れるのかもしれない。</p>
<h3>§ 池田理代子のおすすめ本</h3>
<p>池田先生は漫画本以外にも女性の生き方に関するエッセーを何冊か書いておられます。</p>
<p>もう廃刊になって、マーケット・プレイスでしか手に入らないものもありますが、一読の価値あるものばかりですので、機会があればお手に取ってみてください。</p>
<p>・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4759308741?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4759308741" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4141891657?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">人生の歩き方 2007年2-3月 (NHK知るを楽しむ/水)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4141891657" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592731638?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">どうすりゃいいのっ!?―池田理代子の超身の上相談</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4592731638" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/essay-10' title='オスカルとは何者だったのであろうか'>オスカルとは何者だったのであろうか</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-9' title='ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より'>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-3' title='ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット'>ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/coco-chanel' title='「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー'>「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"><h3>この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます</h3><ul><li><a href="http://sanmarie.me/kosodate/essay-3" rel="bookmark" class="wherego_title">酷すぎる日本の育児環境</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/essay-9" rel="bookmark" class="wherego_title">ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/essay-10" rel="bookmark" class="wherego_title">オスカルとは何者だったのであろうか</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-14" rel="bookmark" class="wherego_title">死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/about-marriage" rel="bookmark" class="wherego_title">「結婚」とは議論するものじゃない、実践するものだ</a></li></ul></div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/woman_life" title="女性のライフスタイル" rel="tag">女性のライフスタイル</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/woman-15/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/woman-15" />
	</item>
		<item>
		<title>『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/woman-10</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/woman-10#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 May 2010 18:07:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>
		<category><![CDATA[幸福について]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.me/woman-10</guid>
		<description><![CDATA[この五十歳という人生の大変な節目を迎えるにあたって、私の心の内に、これまでにはさして強く意識したことのなかったある感慨がわいてきました。　
　
それは『私は生まれてからこのかた、自分自身のためにのみ生きてきて、他人のために生きたということがない』という思いです。　
　
振り返ってみれば、本当に私は、自分のやりたいと思うことに力いっぱい没頭し、人一倍の努力もし、ある程度の満足がいくように自分の時間を目いっぱい有効に使う生き方をしてきました。　
　
けれども、それらは全部自分自身のためでした。　]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" class="st_tag internal_tag" rel="tag" title="池田理代子 タグの付いた投稿">池田理代子</a>　「あきらめない人生　～40代からの生き方～」より<br />
　<br />
　</p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 51px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E7%94%9F%E2%80%95%E3%82%86%E3%82%81%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B%E5%9B%9B%E3%80%87%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%83%BB%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%8B%E3%81%9F-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4759308741%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4759308741?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41EB4SB2GBL._SL75_.jpg" width="51" height="75" border="0" alt="あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E7%94%9F%E2%80%95%E3%82%86%E3%82%81%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%82%8B%E5%9B%9B%E3%80%87%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%81%9F%E3%83%BB%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%8B%E3%81%9F-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4759308741%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4759308741?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた</a> (単行本)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>池田 理代子</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">￥ 1円</span>   <span style="font-size:11px">11点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>　<br />
　</p>
<blockquote><p>
この五十歳という人生の大変な節目を迎えるにあたって、私の心の内に、これまでにはさして強く意識したことのなかったある感慨がわいてきました。　<br />
　<br />
それは『私は生まれてからこのかた、自分自身のためにのみ生きてきて、他人のために生きたということがない』という思いです。　<br />
　<br />
振り返ってみれば、本当に私は、自分のやりたいと思うことに力いっぱい没頭し、人一倍の努力もし、ある程度の満足がいくように自分の時間を目いっぱい有効に使う生き方をしてきました。　<br />
　<br />
けれども、それらは全部自分自身のためでした。　<br />
　<br />
私が人生において一番なりたかったのは『お母さん』なのですが、様々な肉体的事情からそれを叶えることができないままこの年齢にまで達してしまった結果、どうやら私は『無償で他人に愛を与える』ということを経験しないで来てしまったような気がするのです。　<br />
　<br />
母親の、何の見返りも求めずに自分の時間の大部分を犠牲にして我が子を愛するという態度こそは、無償の愛の最たるものではないでしょうか。　<br />
　<br />
……（略）……　<br />
　<br />
もちろん、経済的に自立できているということが真に自由であるための基本的な条件であるのは言うまでもありませんが、けれども、自己確立や自己実現というのは、必ずしも外に出て働くということだけで得られるものでもないと思うのです。　<br />
　<br />
それに『自分ではない他人のために生きる』という経験を、人生のある期間もつことは、ほかのどんな経験もが与えることの叶わない素晴らしいものを自分に与えてくれるはずです。　<br />
　<br />
……（略）……　<br />
　<br />
他人のために生きるというのは、決して犠牲を自分に強いることではなく、より満ち足りた生の実感を得ることなのだと、この年齢になってようやく分かりかけてきた私です。
</p></blockquote>
<p>　<br />
　<br />
私は、二十代後半から三十代前半にかけて、自分の持てるものすべてを趣味と生き甲斐に注ぎ込み、何をも顧みることなく、「それが自分にとって正しい生き方なのだ」と頑なに信じて頑張っていた時期があった。　<br />
　<br />
その間には、当然、「どうして結婚しないの」「独りでいるより伴侶がいた方がいいよ」と、耳にタコができるほど言い聞かされ、その度に、いきり立つようにして私流の独身論を力説し、絶対に自分の考えを変えようとしなかったのだが、三十代半ばを前に、とうとう力尽き、「独りの限界」をイヤというほど思い知らされた。　<br />
以来、一度死んで生まれ変わるような気持ちで、自分を改めたのだった。　<br />
　<br />
その時、しみじみ感じたのが、「自分自身の為だけに生きる虚しさ」だ。　<br />
　<br />
その頃、私は、高いアパートに住み、美味しい物を食べ、一席何万もするバレエやオペラの公演に惜しげもなく通い、朝から晩まで読書に耽ったり、自分の趣味に打ち込んだりして、それはそれは優雅な独身貴族を謳歌していた。　<br />
　<br />
それはそれで大きな悦びがあり、決して無駄に生きているとは思わなかったけれど、反面、どこか覚束ないような頼りなさがあり、「幸せだ」「充実している」と言っても、金槌で叩けば、ボロボロと崩れ落ちるような虚しさを、自分でも心の何処かで感じていたものだった。　<br />
　２４時間を自分の為だけに生きる。　<br />
　それも、一つの贅沢な生き方と思う。　<br />
　<br />
が、守る相手もなく、支え合う相手もなく、何かを得ても、自分一人で使い切ってしまう生き方に、私は、魂が真から満足することはなかった。　<br />
　<br />
振り返れば、何かに飢えたように、前に前に進み続けたのも、その虚しさに気付くまい、認めるまいとする、下手な頑張りだったような気がする。　<br />
　<br />
そんな折り、私の目の前に、結婚という選択肢が生まれ、子供を産み育てるという希望が湧いてきたのだけれど、そこに実際、足を踏み入れて、今、つくづく感じるのは、　<br />
　「やっぱり自分を棄てきれない」　<br />
　その一言に尽きる。　<br />
　子供は可愛い。　<br />
　<br />
夫のために、いそいそと食事を作ったり、パンツを洗っておいてやるのも、決して無駄とは思わない。　<br />
　<br />
が、しかし。　<br />
　<br />
ふと我に返った時、籠から手足を出せないで、イライラしている自分に出会うことがある。　<br />
　<br />
毎朝、当たり前のように会社に出かけていく夫の姿を見て、「自分だけ、自己実現しやがって」なんて、憎らしい思いに囚われることもしばしばだ。。　<br />
　<br />
そんな時、『他人の為に生きる』というのは、あくまで『目標』であって、今、現実に、実行している訳ではないのだ、ということを、つくづく思い知らされる。　<br />
　『自分の為に生きる』のは、いつでも実現可能だけれども。　<br />
　<br />
私には、理代子さんの、「他人のために生きたい」という気持ちがよく分かるし、あれほどの名声を築いても、「自分の為だけに生きる」のが物足りなくなる気持ちもよく分かる。　<br />
　が、しかし。　<br />
　<br />
「子育て」しているからといって、「他人のために生きる」という崇高な目標を叶えたかといえば、決してそうではないのだ。　<br />
　<br />
むしろ、生のベクトルは自分自身に逆戻りし、結局、自我を超えられない弱さ愚かさに愕然とする方が多い。　<br />
　<br />
傍から見れば、夫や子供に全力投球しているかのようだが、その間、私は、何を考えていることやら。　<br />
　これを『無償の愛』というなら、世の中の人、みんな、菩薩になれますわな。　<br />
　<br />
……とはいえ、全てが全て、悪いわけでもないのだ。　<br />
　本当に全てが悪ければ、またも「空しい、空しい」と、心が泣いて騒ぐはずだから。　<br />
　<br />
時間も気力も体力も、何もかも吸い取られることに焦りを感じても、損しているとは感じない。　<br />
　<br />
もし、今の私の生き方が、見返りを求めてのことなら、『損な思い』でいっぱいで、やればやるほど虚しさが増すはずだから。　<br />
焦りや、疲れや、もどかしさではなく。　<br />
　<br />
今は、空しいと思うヒマもないほど忙しい毎日に、感謝せねばならない。　<br />
　<br />
そして、それを、心のどこかで、いつも欲していたような気がする。　<br />
　</p>
<p>初稿：2006年6月20日</p>
<h3>§ その他の記事</h3>
<p>　<br />
<a href="/woman-14">死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から</a><br />
<a href="/woman-11">やっぱり理代子先生は心の師</a></p>
<p>　<br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/note-24' title='『幸せ』が人生の目的ではなく　～寺山修司の『幸福論』より'>『幸せ』が人生の目的ではなく　～寺山修司の『幸福論』より</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/note-15' title='文学か、自己啓発か　～寺山修司  編著『人生処方詩集』'>文学か、自己啓発か　～寺山修司  編著『人生処方詩集』</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/kokoro-4' title='なぜ本を読まなければいけないの？'>なぜ本を読まなければいけないの？</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"><h3>この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます</h3><ul><li><a href="http://sanmarie.me/note-24" rel="bookmark" class="wherego_title">『幸せ』が人生の目的ではなく　～寺山修司の『幸福論』より</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-14" rel="bookmark" class="wherego_title">死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-11" rel="bookmark" class="wherego_title">やっぱり理代子先生は心の師</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/essa-2" rel="bookmark" class="wherego_title">「人と話すって、いいね」　悩みは話す（離す）ことで道が開かれる</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/hiroko_yakushimaru" rel="bookmark" class="wherego_title">薬師丸ひろ子を極める　～80年代のお宝映像～</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/book_healing" rel="bookmark" class="wherego_title">癒しと励ましの本</a></li></ul></div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/koufuku" title="幸福について" rel="tag">幸福について</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/woman-10/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>2</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/woman-10" />
	</item>
		<item>
		<title>オスカルとは何者だったのであろうか</title>
		<link>http://sanmarie.me/essay-10</link>
		<comments>http://sanmarie.me/essay-10#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Mar 2007 22:33:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[女性のライフスタイル]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.enf.pl/?p=1982</guid>
		<description><![CDATA[アニメでオスカルを振り返る。 こうして改めて見ると、オスカルって、やっぱり格好いいね。 私も落ち着く所に落ち着いてから、オスカル離れして久しいけれど、こんなオスカル様を見ていると、「ああ、好きだったなあ」と小中学生の頃を <a href="http://sanmarie.me/essay-10#more-1982'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_8" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2007/03/osar.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2007/03/osar.jpg" alt="オスカル" title="オスカル" width="259" height="195" class="aligncenter size-full wp-image-14568" /></a></p>
<p>アニメでオスカルを振り返る。</p>
<p><p><a href="http://sanmarie.me/essay-10"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></p>
<p>こうして改めて見ると、オスカルって、やっぱり格好いいね。</p>
<p>私も落ち着く所に落ち着いてから、オスカル離れして久しいけれど、こんなオスカル様を見ていると、「ああ、好きだったなあ」と小中学生の頃を思い出してしまう。<br />
まだ世界が自分の思う通りになるような気でいた、大昔の話だ。</p>
<p>私にとって、オスカルとは何者だったのであろう。</p>
<p>凛とした美しさ、意志もって生きる素晴らしさ、自らに従う潔さと素直さ――そうした、真に女性らしい、女性にしか出来ない、豊かでしなやかな生き方を体現してくれた人、そんな感じがする。</p>
<p>一番真似したかったのは、意志もって生きることかな。</p>
<p>そして、死ぬ時は、「悔いなく生きた」と満足して逝く。</p>
<p>これだけ叶えば、十分幸せ。</p>
<p>そこに愛し、愛される幸せが加われば、１００％満足でしょう。</p>
<p>オスカルといえば、強い女性の代名詞みたいに思われている部分があるけれど、実体は、誰よりも素直で可愛い女だと思う。<br />
だから突っ張っても、見苦しくない。<br />
泣くときも、甘えるときも、自然に自分を出すことができる。<br />
本物の強さは、その裏に必ず、自分の無力さを認める素直さを持ち合わせているものなのだ。</p>
<p>世界で一番可愛い女、オスカル。</p>
<p>こんなセリフが出てくるなんて、私も、年とったなあ・・(; ;)</p>
<p>こんなのもあったよさ。</p>
<p>でも、意外と、私はアンドレには転ばなかったんだよねー。（アンドレファンの皆さん、ごめんなさい）<br />
正直言って、全然、タイプじゃなかった。（私には濃すぎた）<br />
オスカルが好きだというから、私も一票・・・って感じで、最初から最後まで、ついにときめかなかったなー。<br />
なんでやろ？？</p>
<p>今はもっぱらルイ１６世のファンだし。<br />
そうそう、旦那にするなら、ルイ１６世みたいなのがお薦めですよ。<br />
女性を真の意味で羽ばたかせてくれるのは、実は、ルイ１６世みたいな男性なのだ――ということに気付く時、たいていの女は年老いてしまってるんだよね～～、というのが、今の私の結婚観かな(笑)</p>
<p>だけど、出崎監督（アニメ演出家）のアンドレは力石徹みたいだよねー。ごついー。</p>
<p>まあ、こちらで、Happyなお二人でも眺めて下さい。しゃんしゃん(^_=)</p>
<p><p><a href="http://sanmarie.me/essay-10"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p><br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-9' title='ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より'>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-3' title='ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット'>ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/coco-chanel' title='「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー'>「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"><h3>この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます</h3><ul><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-11" rel="bookmark" class="wherego_title">やっぱり理代子先生は心の師</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/kosodate/essay-3" rel="bookmark" class="wherego_title">酷すぎる日本の育児環境</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/essay-3" rel="bookmark" class="wherego_title">ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-15" rel="bookmark" class="wherego_title">さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/kosodate/essay-86" rel="bookmark" class="wherego_title">無言療法（癇癪に対する）</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/kosodate/essay-14" rel="bookmark" class="wherego_title">「子育てコンビニ」開業</a></li></ul></div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/woman_life" title="女性のライフスタイル" rel="tag">女性のライフスタイル</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/essay-10/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/essay-10" />
	</item>
		<item>
		<title>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/essay-9</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/essay-9#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 29 Mar 2007 22:15:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[女性のライフスタイル]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>
		<category><![CDATA[結婚について]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.enf.pl/?p=1976</guid>
		<description><![CDATA[『年頃の独身女性にお薦めの池田理代子作品』といえば、私は一番に『ウェディング・ドレス』を挙げます。 （池田理代子短編集（３）に収録）。 池田理代子短篇集 (3) (中公文庫―コミック版) 池田理代子短篇集 (3) (中公 <a href="http://sanmarie.me/love/essay-9#more-1976'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>『年頃の独身女性にお薦めの池田理代子作品』といえば、私は一番に『ウェディング・ドレス』を挙げます。<br />
（池田理代子短編集（３）に収録）。</p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&#038;dl=1&#038;uid=NULLGWDOCOMO&#038;lc=msn&#038;a=4122024358&#038;at=ma046-22&#038;url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html&tag=ma046-22" alt="池田理代子短篇集 (3) (中公文庫―コミック版)" rel="nofollow">池田理代子短篇集 (3) (中公文庫―コミック版)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=msn&#038;o=9&#038;a=4122024358" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 51px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90%E7%9F%AD%E7%AF%87%E9%9B%86-3-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB%E2%80%95%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E7%89%88-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4122024358%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4122024358?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VJ89WZY0L._SL75_.jpg" width="51" height="75" border="0" alt="池田理代子短篇集 (3) (中公文庫―コミック版)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90%E7%9F%AD%E7%AF%87%E9%9B%86-3-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB%E2%80%95%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E7%89%88-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4122024358%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4122024358?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">池田理代子短篇集 (3) (中公文庫―コミック版)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>池田 理代子</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">￥ 1円</span>   <span style="font-size:11px">36点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>同時収録の、トランス・セクシュアルの愛をテーマにした「クロディーヌ！」や、マンガ家志望の女の子と連続殺人犯の母であるお手伝いさんとの心の触れ合いを描いた「雨あがり」も心に残る作品ですが、『ウェディング・ドレス』のインパクトは、ある年齢に達すると、心に突き刺さるようなものがあります。</p>
<p></br></p>
<p>キャリア一筋の冴えない30代シングル徳子さんは、銀座のオートクチュールに勤める一番の腕利き。</p>
<p>しかし、親しくしていた後輩の結婚が決まり、口では「おめでとう」を言いながらも、動揺を隠しきれません。</p>
<p>そんな折り、ほのかに憧れていた彼女のお兄さんに呼び出され、何事かと胸を高鳴らせて行ってみれば、「近々、恋人と結婚するから、その娘の為にウェディング・ドレスを縫って欲しい」と。</p>
<p>プロに徹して仕事に取り掛かるものの、生まれてから一度も「愛している」と言われたこともなく、ミシンだけ踏んで生きている自分自身に傷つき、涙する徳子さん。</p>
<p>そして、その思いが高じて、オーダーされたウェディング・ドレスに、悪意をもって、ある仕掛けをほどこします。</p>
<p>しかし、式の直前、オートクチュールの先生に言われた、「あなたのキャリアはなににもかえがたいわ。あなたの腕は、ただもうだまって信頼できるのよね」の一言に目を覚まし、仕掛けを直して、完璧なドレスを仕上げるのでした――。</p>
<p>たったこれだけのシンプルなストーリーなのですが、後輩の結婚が決まって動揺する場面や、「私はキャリア一筋なんだから！」といきがって見せる場面、「悪気のない無邪気な笑顔をして他人を鋭い刃で傷つける人たち」と毒づく場面など、30代シングルで突っ走って生きていたら、一度や二度は経験する心理描写が胸にしみわたり、平静では読めなくなってきます。</p>
<p>そして何より、臓腑をえぐる一言が、</p>
<p><font color="darkgreen">「ミシンだけふんで……男の人から愛しているといわれたこともなくて……みじめったらしい、つまんない人生……なんで、あたしが、こんなことしなきゃなんないの！　ばかばかしい３０年！　むごいよぉ……」</font></p>
<p>私が初めてこの作品を読んだのは３０代前半、「本当にこのままでいいのかしら……」と揺れ始めた時期だったので、気丈な徳子さんが、こう言って、ミシンに突っ伏して泣く場面は、あまりに痛くて、読めなかったものです。</p>
<p>ただ、この作品の素晴らしいところは、結婚礼讃でもなく、キャリアキャリアと青筋を立てるものでもなく、３０代独身女性の焦りや淋しさ、不安といったものを素直に描いている点で、だからこそ、徳子さんの気持ちに共感できるし、読後に決してどよ～んと落ち込んだりしないのです。</p>
<p>いやむしろ、物語の最後に「キャリアか……」とつぶやく徳子さんに、「大丈夫、あなたにもあなたの幸せがきっと訪れるよ」って、応援したくなる。</p>
<p>またそれが信じられる、優しいお話なのです。</p>
<p>結婚か、キャリアか、この先自分はどうしたいのか……という迷いは、ある年齢に達すると、誰の胸の中にもよぎることだと思います。</p>
<p>で、私が「一番よくない」と思うのは、「結婚とはこう、キャリアとはこう」と頭から決めつけ、自分の感情に素直でないことです。</p>
<p>淋しいのに「淋しくない」、空しいのに「空しくない」と言い切ってしまうと、それから後も、言い訳づくめの人生しか待っていません。</p>
<p>自分自身に心を開けないものは、自分以外の何ものにも心を開けず、結局、何をやっても、満ち足りないまま終わってしまうのではないかと思います。</p>
<p>私が徳子さんに優しい希望を感じるのは、彼女が決して「凝り固まった」人間ではないからです。</p>
<p>自分の中の嫌な面とちゃんと向き合いながら、自分なりの幸せや生き甲斐を必死に探しているからなんですね。</p>
<p>現代女性の揺れる心の内を、ウェディング・ドレスという、一つのシンボリックなものに託して綴る本作は、池田先生の数ある作品の中でも、ちょっと別格に位置づけしたい良作です。</p>
<p>この作品をどう読むかで、その人の生き方や価値観がうかがい知れるのではないでしょうか。<br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/fuan' title='恋愛は不安との戦いである、結婚は不満との戦いである。'>恋愛は不安との戦いである、結婚は不満との戦いである。</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/essay-10' title='オスカルとは何者だったのであろうか'>オスカルとは何者だったのであろうか</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman' title='独身でも、既婚でも　～「輝く私」を目指して～'>独身でも、既婚でも　～「輝く私」を目指して～</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"><h3>この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます</h3><ul><li><a href="http://sanmarie.me/love/fuan" rel="bookmark" class="wherego_title">恋愛は不安との戦いである、結婚は不満との戦いである。</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman" rel="bookmark" class="wherego_title">独身でも、既婚でも　～「輝く私」を目指して～</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/love/woman-14" rel="bookmark" class="wherego_title">死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li></ul></div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/woman_life" title="女性のライフスタイル" rel="tag">女性のライフスタイル</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/mariagge" title="結婚について" rel="tag">結婚について</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/essay-9/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/essay-9" />
	</item>
		<item>
		<title>もしジョゼフィーヌに子供が生まれていたら</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/essay-6</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/essay-6#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 22 Dec 2006 22:00:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.enf.pl/?p=1965</guid>
		<description><![CDATA[パリにあるロダン美術館の庭から、『考える人』の肩越しに、アンヴァリッドの壮麗なドームを、ほんの少しだが眺めることができる。 先に旅行した際は、時間がなくて、アンヴァリッド訪問は叶わなかったけれど、「ああ、あそこに、私の大 <a href="http://sanmarie.me/love/essay-6#more-1965'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>パリにあるロダン美術館の庭から、『考える人』の肩越しに、アンヴァリッドの壮麗なドームを、ほんの少しだが眺めることができる。</p>
<p>先に旅行した際は、時間がなくて、アンヴァリッド訪問は叶わなかったけれど、「ああ、あそこに、私の大好きなナポレオンが眠っているのだなあ」と思うと、心の中で静かに手を合わせたくなったものだ。</p>
<p>私が歴史上もっとも好きなカップルは、ナポレオンと６歳年上の妻ジョゼフィーヌである。</p>
<p>二人のどこに惹かれるかというと、「偉人」「天才」と称される稀代の男ナポレオンが、浮ついた未亡人に恋した上に（あれだけ優れた頭脳を持ちながら、女の素性は見抜けなかったのか？）、結婚後は、妻の浪費で、戦場にまで借金に追いかけられ、偉業の傍らで、浮気、嫁姑といった、泥臭い家庭劇を演じながらも、最後はやっぱりジョゼフィーヌを心の女として想い、死んでいった（おそらくはジョゼフィーヌも）プロセスに、愚かしくも温かい人間の心を感じるからである。</p>
<p>もしこれが、偉大な男と完璧な女の組み合わせであったら、何もかもが出来すぎて、フランス史も退屈きわまりないものになっていただろうと思う。</p>
<p>ところで、ジョゼフィーヌというと、「不実」「贅沢」「浮気者」と、悪妻の代名詞のように思われているが、彼女の振る舞いに悪意はなく、ただ自分の感情に素直で、善良な女であった、と私は理解している。</p>
<p>ナポレオンに対しても、「野暮で、無骨な、年下のチビ」と見下していたように言われているが、本当にそうなら、激戦地から次々に送られてくるナポレオンの恋文を、後世に残したりしない。</p>
<p>女は、どうでもよい男からの愛の言葉をいつまでもとっておくほど、ロマンチストではないからだ。</p>
<p>確かに、社交界の花形として洗練された彼女から見れば、ぎこちない年下の田舎士官は、女のプライドを満たしてくれるだけの、Toy boy （オモチャ）に過ぎなかったかもしれない。</p>
<p>しかし、自身の年齢を自覚し、人生の保障が欲しくなった、子持ちの未亡人としての打算があったにせよ、やはり、好きでもない男と結婚はできないと思うのだ。</p>
<p>まして、彼女は、初回の結婚に敗れているのだから。</p>
<p>ならば、何が彼女に決心させたのだろう。</p>
<p>ナポレオンは、本当に恋心だけで、この結婚を決めたのだろうか。</p>
<p>これは人によって違うだろうけど、『結婚』には、ある種の勘が働く。</p>
<p>愛しているとか、いないとか、一生一緒に居たいとか、なんとかよりも、「その人と結ばれるべくして結ばれる」、宿命的な予感が双方に働くものだ。</p>
<p>二人もまた、情熱や遊び心の向こうに、自分になくてはならない何かを感じ合ったのではないだろうか。</p>
<p>私の知り合いに、占い師に言わせれば、「非常に面白い」という夫婦がいる。</p>
<p>夫は、才気煥発な切れ者で、年商数億の経営者だが、運命学的には、大した金運は無いのだそうだ。</p>
<p>対して、妻は、これといった才能はないけれど、金運が抜群に良い。</p>
<p>夫に数億の収入をもたらしているのは、ひとえに、妻の金運なのだそうだ。</p>
<p>それを知らずに、夫が若い女にうつつを抜かし、妻と離婚したいと周囲に洩らした時、その占い師の言葉を、うちの母が伝えた。</p>
<p>夫がそれをどう理解したかは知らないが、その離婚話はあっという間に立ち消えて、今も夫婦は年商数億の生活を維持しているそうだ。</p>
<p>私が思うに、帝位に就くほどの強力な運勢を持っていたのは、ナポレオンではなく、むしろジョゼフィーヌの方だったのではないだろうか。</p>
<p>彼にとって、究極の『あげまん』だったジョゼフィーヌを、「世継ぎができない」を理由に離婚してからのナポレオンの凋落ぶりは、歴史が物語る通りである。</p>
<p>落ちぶれたジョゼフィーヌには、運を開いてくれる相手が必要だったし、天才的な素質を持ちながらも、機運がつかめないナポレオンには、それを後押ししてくれる強力な運勢が不可欠だった。</p>
<p>二人が結びついたのは、愛だの恋だの言う前に、「お互いが生き延びるために必要なものを持った相手」という、運命的な閃きがあったからではないか、と私は思う。</p>
<p>ところで、この夫婦は、残念なことに、子宝に恵まれなかった。</p>
<p>私も出産してからつくづく思うのだけれど、子供というのは、まさに「かすがい」。夫婦に、新しい結びつきをもたらし、しかも、日に日に鍛えてくれる、強力な接着剤である。</p>
<p>「かすがい」というのは、本来、「木材と木材とをしっかりとつなぐために打ち込むコの字型の金具のこと」を意味するのだが、その言葉通り、子供によって、鍛えられ、修復されるものが、どれほどあることか。</p>
<p>たとえば、夫婦喧嘩をした後、お互い口もききたくない、顔も見たくないような時でも、子供がニコニコ微笑んで、「パパ、ママ」と慕い寄ってくれば、いつまでも、ふくれ面でニラメッコしているわけにいかないし、子供がオムツからはみだすほどのウンチをもらせば、たちまち停戦し、協力態勢に切り替わる。</p>
<p>夜泣きが原因で大喧嘩した時も、子供の躾をめぐって激しく口論した時も、仲直りのきっかけを与えてくれたのは、いつも子供だった。</p>
<p>そして、それを何の作為なく、無邪気に与えてくれるからこそ、子供は天使であり、「かすがい」なのである。</p>
<p>もし、ジョゼフィーヌに子供が生まれていたら、世界の歴史は変わっていただろうし、二人の関係も、もっと違ったものになっていただろう。</p>
<p>ナポレオンも、ロシアくんだりまで遠征したりせず、適度な所で保守的になって、晩年は、そこいらの好々爺になっていたかもしれない。</p>
<p>だが、歴史は二人に子供を与えず、離婚という形で運の流れを断ち切った。</p>
<p>神が夫婦を分かったのではなく、歴史がそれを許さなかった……と、私は思いたい。</p>
<p>現代は、少子化が叫ばれて久しいけれど、それでも巷には、「子供なんて次から次に生まれてくる、彼らの未来も知れたもの」という空気が漂っているように感じられてならない。</p>
<p>しかし、その中の一人は確実に、未来の総理大臣になり、数人は、数万の従業員を抱えるような大企業の統率者になり、幾人かは、世界を変えるような発明をし、賢く育った子供たちは、社会に役立つような仕事をして、人を幸せにするのである。</p>
<p>自分の子、あるいは、身近な子が、そのうちの一人にならないとも限らない。</p>
<p>それぐらいの夢を、親や大人は、もっと描いてもいいのではないだろうか。</p>
<p>「こうしてみせる」という支配欲ではなく――。</p>
<p>イエス・キリストを生んだのも女（母親）なら、ヒトラーを生んだのも女（母親）である。</p>
<p>女（母親）はあらゆる歴史の原点だということに、もっと自覚と誇りを持てばいいと思う。</p>
<p><a href="http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2006/12/post_1e9b.html"><strong>ナポレオンの墓所―アンヴァリッド</strong></p>
<p>http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2006/12/post_1e9b.html</a></p>
<p>こちらのアンヴァリッドの記事を見て、ああ、もう一度、パリに旅行したいなあと思いました。</p>
<p>すぐそこなんですけどね。（往復１０万円もかからない）。</p>
<p>まあ、子供が小さいうちは、辛抱辛抱です。。</p>
<p>大きくなったら、娘と、またまたベルサイユを訪れて（その前にいつ解禁するかが問題）、「ここで、マリーがね・・」って話をしてみたいものです。</p>
<p></br><br />
それにしても、今の若い読者さんは、本当に恵まれてますよね。。。</p>
<p>私が子供の頃は、ホームページもブログもなかったから、手に入る情報なんかごくごく限られていたし、池田理代子先生といえば、アトリエにこもった神秘的な存在でした。</p>
<p>最近のお姿を拝見することも叶わなかった。</p>
<p>私にとっては、女神に近いものでしたよ。</p>
<p>それが今では、オフィシャルサイトを覗けば、お姿は拝見できるし、メッセージも読める、いつ、どこで、どんなイベントがあるか、すぐにチェックできるし、メールか掲示板に書き込みすれば、時にはレスポンスだって頂けるでしょう。<br />
（私もレスを頂いた時には、天にも昇る気持ちだった……）</p>
<p>読んでもらえるかどうか分からないファンレターを必死で書いて、祈るような気持ちでポストに投函していた、当時の女の子の気持ちなんか、想像つかんでしょうなあ。</p>
<p>これだけ恵まれた環境で作品を楽しめるんですもの。</p>
<p>「好き、好き」だけで済まさずに、自分の人生に昇華して下さいね、と、おばちゃん読者は、心から願っています。</p>
<h3>§ ナポレオンに関する書籍</h3>
<h6>エロイカ　<a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" class="st_tag internal_tag" rel="tag" title="池田理代子 タグの付いた投稿">池田理代子</a></h6>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 52px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%A0%84%E5%85%89%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E2%80%95%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%AB-1-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB%E2%80%95%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E7%89%88-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4122028663%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4122028663?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/513QvOD0oxL._SL75_.jpg" width="52" height="75" border="0" alt="栄光のナポレオン―エロイカ (1) (中公文庫―コミック版)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%A0%84%E5%85%89%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E2%80%95%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%AB-1-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB%E2%80%95%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E7%89%88-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E7%90%86%E4%BB%A3%E5%AD%90/dp/4122028663%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4122028663?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">栄光のナポレオン―エロイカ (1) (中公文庫―コミック版)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>池田 理代子</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">600円</span>   <span style="font-size:11px">13点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">93円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>フランス革命後のパリを舞台に、アラン、ベルナール、ロザリーといった懐かしのキャラを交えながら、ドラマティックに綴るナポレオンの生涯。<br />
とりわけ、若かりしナポレオンと浮気なジョゼフィーヌの恋のやり取りが秀逸。</p>
<p></br></p>
<h6>皇帝ナポレオンのすべて―ビジュアル詳解</h6>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 53px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%9A%87%E5%B8%9D%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E2%80%95%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E8%A9%B3%E8%A7%A3-%E5%88%A5%E5%86%8A%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E8%AA%AD%E6%9C%AC-35/dp/4404036353%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4404036353?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sP5R8zGzL._SL75_.jpg" width="53" height="75" border="0" alt="皇帝ナポレオンのすべて―ビジュアル詳解 (別冊歴史読本 (35))"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%9A%87%E5%B8%9D%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E2%80%95%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E8%A9%B3%E8%A7%A3-%E5%88%A5%E5%86%8A%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E8%AA%AD%E6%9C%AC-35/dp/4404036353%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4404036353?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">皇帝ナポレオンのすべて―ビジュアル詳解 (別冊歴史読本 (35))</a> (ムック)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong></strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">2,100円</span>   <span style="font-size:11px">7点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1,192円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>稀代の軍人であり、思想家でもあったナポレオンの生涯を、華やかなイラストや写真を交えて紹介する歴史読本。<br />
当時のフランス社会を理解する上でもおすすめの一冊。</p>
<p></br></p>
<h6>ナポレオン言行録 (岩波文庫 青 435-1) </h6>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 53px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E8%A8%80%E8%A1%8C%E9%8C%B2-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9D%92-435-1-%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3/dp/4003343514%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4003343514?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Y649AYBJL._SL75_.jpg" width="53" height="75" border="0" alt="ナポレオン言行録 (岩波文庫 青 435-1)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E8%A8%80%E8%A1%8C%E9%8C%B2-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9D%92-435-1-%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3/dp/4003343514%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4003343514?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">ナポレオン言行録 (岩波文庫 青 435-1)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>ボナパルト・ナポレオン</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">819円</span>   <span style="font-size:11px">26点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">185円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>ナポレオンが残した数々の名言、手紙の文面などを分かりやすく分類して紹介する読み応えのある本。<br />
人間ナポレオンをきっと身近に感じるはず。<br />
これも廃刊で、マーケットプレイスのみですか。残念です★<br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-10' title='『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～'>『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/essay-10' title='オスカルとは何者だったのであろうか'>オスカルとは何者だったのであろうか</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-9' title='ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より'>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"> </div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/essay-6/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/essay-6" />
	</item>
		<item>
		<title>マリーの哀しみが心に流れてきた日</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/essay-44</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/essay-44#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 15 Dec 2006 20:51:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.enf.pl/?p=1949</guid>
		<description><![CDATA[私と夫が遠距離恋愛にあった時代、一緒にパリを旅したことがありました。 たまたま、私がイギリスのケンブリッジに語学留学していた時、それまでフロリダに住んでいた夫が、自身の事業の立ち上げのため、ポーランドに一時帰省したので、 <a href="http://sanmarie.me/love/essay-44#more-1949'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_10" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2006/12/marie.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2006/12/marie-e1280615374879.jpg" alt="マリー・アントワネット" title="マリー・アントワネット" width="400" height="266" class="aligncenter size-full wp-image-14572" /></a></p>
<p>私と夫が遠距離恋愛にあった時代、一緒にパリを旅したことがありました。</p>
<p>たまたま、私がイギリスのケンブリッジに語学留学していた時、それまでフロリダに住んでいた夫が、自身の事業の立ち上げのため、ポーランドに一時帰省したので、「お互いヨーロッパに居るなら、また会おうよ」ということで、ロンドン→パリと、一週間の日程を組んで、念願のパリ観光を果たしたのでした。</p>
<p>が、何と言っても、私の目的は『ベルサイユ宮殿』。</p>
<p>当然ですよね。</p>
<p>少女の頃からの愛読書ですもの。</p>
<p>「ベルばら」なくして、私の少女期はなかったし、またオスカルなくして、今の私はあり得なかった。</p>
<p>オスカルが、６巻のあそこで、「女でありながら、これほどにも広い世界を……人間として生きる道を……このような、ぬめぬめとした人間のおろかさの中でもがき生きることを……」と言った時から、私の生き方も、そのように定められてきたのです。</p>
<p>さてさて、むずがる彼（夫）の手を引いて、ベルサイユ行きの電車に乗り込んだ私たちですが、<br />
「宮殿なんか見て、何が面白いの」<br />
と真顔で言われた時には、ちょっとムカっときてしまいました。</p>
<p>子供の頃から、城や教会など見飽きている東欧人の彼にしてみれば、はるばるパリまで旅行に来て、またも宮殿に引っ張っていこうとする私の行為は、退屈きわまりないこと。</p>
<p>「そんなヒマがあったら、エッフェル塔にでも登ろうや」という東欧系お上りさんの彼にしてみれば、理解しがたいお姫様趣味だったのだと思います。</p>
<p>とはいえ、好きなものは好きだし、ベルサイユを訪れずして、私の人生は終わらない。</p>
<p>長年の夢が叶って、憧れのベルサイユ宮殿に足を踏み入れたのはいいですが、豪華なシャンデリアや調度品、目もくらむような美しさの「鏡の間」や「王妃の間」を見るにつけ、ロココの女王として咲き誇りながら、最後は断頭台の露と消えたマリー・アントワネットの哀しみが、心に流れ込んでくるようで、観光ルートを一巡した後、私はとうとう階段の踊り場で、人目もはばからず、ぼろぼろ泣き出してしまったのでした。</p>
<p>それまで大輪のバラのように栄耀栄華を謳歌し、光り輝く存在だったのが、歴史の必然からベルサイユ宮を追われ、地位も財産も家族も奪われたあげく、カビくさいコンシェルジュリの牢獄に閉じこめられ、大勢の市民の前で処刑された事を思うと、あまりにも哀れで、切なく思うんですね。</p>
<p>私は、その時代を生きていないので、マリーの犯した罪がどれほどのものかは分かりませんが、楽しいことが大好きで、普通の家庭人にすぎなかった、一人の平凡な女が、死をもってその罪を贖うには、あまりにも荷が大きすぎるような気がするからです。</p>
<p>「私が一体どんな悪いことをしたというの？」</p>
<p>絢爛豪華なベルサイユ宮殿には、そんなマリーの戸惑いが、今もさまよっているように見えました。</p>
<p>目を見張るほど豪華だけれど、どこか淋しい感じがするのは、落陽のぼんやりとした光を思わせるからかもしれません。</p>
<p>日程の都合から、コンシェルジュリーを訪れることは叶いませんでしたが、行っていたら、多分、目が真っ赤に腫れ上がるほど、泣いていたことでしょう。</p>
<p>民衆に憎まれ、晒し者にされて死んでいったマリーだけども、世界にたった一人ぐらい、あなたの為に泣く人間がいても、罪にはならないでしょう？</p>
<p>今も、あなたを見つめ、理解したいと願う女の子が、日本にはたくさんいます。</p>
<p>だから、天国で、いつまでも、バラのように咲き続けて下さい。</p>
<p>今回の記事はこちらからインスパイアされました。</p>
<p><a href="http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2006/11/post_105f.html">ベルばらkidsプラザ　<br />
～マリー・アントワネット最後の日々～コンシェルジュリ～</a></p>
<h3>§ マリー･アントワネットのおすすめ本</h3>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&#038;dl=1&#038;uid=NULLGWDOCOMO&#038;lc=msn&#038;a=4003243714&#038;at=ma046-22&#038;url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html&tag=ma046-22" alt="マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫)" rel="nofollow">マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=msn&#038;o=9&#038;a=4003243714" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 53px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%86%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%84%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%AF/dp/4003243714%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4003243714?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51KT4VAGFRL._SL75_.jpg" width="53" height="75" border="0" alt="マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%86%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%84%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%AF/dp/4003243714%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4003243714?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>シュテファン・ツワイク, Stefan Zweig, 高橋 禎二, 秋山 英夫</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">798円</span>   <span style="font-size:11px">127点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>アントワネットやフランス革命を理解するための基本の書。<br />
クラシックな翻訳も手伝って、当時のフランスを体感できること間違いなし。<br />
マリーは本当に悪い女王であり、愚かな人間だったのか。<br />
その答えがきっと見つかるはず。</p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&#038;dl=1&#038;uid=NULLGWDOCOMO&#038;lc=msn&#038;a=4422211609&#038;at=ma046-22&#038;url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html&tag=ma046-22" alt="王妃マリー・アントワネット (「知の再発見」双書)" rel="nofollow">王妃マリー・アントワネット (「知の再発見」双書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=msn&#038;o=9&#038;a=4422211609" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 52px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%8E%8B%E5%A6%83%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88-%E3%80%8C%E7%9F%A5%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%99%BA%E8%A6%8B%E3%80%8D%E5%8F%8C%E6%9B%B8-%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8C-%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A7/dp/4422211609%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4422211609?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Y7B4YEYYL._SL75_.jpg" width="52" height="75" border="0" alt="王妃マリー・アントワネット (「知の再発見」双書)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%8E%8B%E5%A6%83%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88-%E3%80%8C%E7%9F%A5%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%99%BA%E8%A6%8B%E3%80%8D%E5%8F%8C%E6%9B%B8-%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8C-%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A7/dp/4422211609%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4422211609?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">王妃マリー・アントワネット (「知の再発見」双書)</a> (単行本)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>エヴリーヌ ルヴェ</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1,680円</span>   <span style="font-size:11px">29点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">117円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>歴史のみならず、文化や習慣にも多大な影響を与えたマリーのライフスタイル。<br />
その華やかな生涯を美しいオールカラーのイラストと写真で紹介するビジュアル歴史本。<br />
さらりと読めます。</p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&#038;dl=1&#038;uid=NULLGWDOCOMO&#038;lc=msn&#038;a=4062568780&#038;at=ma046-22&#038;url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html&tag=ma046-22" alt="マリー・アントワネットと悲運の王子 (講談社プラスアルファ文庫)" rel="nofollow">マリー・アントワネットと悲運の王子 (講談社プラスアルファ文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=msn&#038;o=9&#038;a=4062568780" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 52px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E6%82%B2%E9%81%8B%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B7%9D%E5%B3%B6-%E3%83%AB%E3%83%9F%E5%AD%90/dp/4062568780%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062568780?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51STMG8C66L._SL75_.jpg" width="52" height="75" border="0" alt="マリー・アントワネットと悲運の王子 (講談社プラスアルファ文庫)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E6%82%B2%E9%81%8B%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B7%9D%E5%B3%B6-%E3%83%AB%E3%83%9F%E5%AD%90/dp/4062568780%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4062568780?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">マリー・アントワネットと悲運の王子 (講談社プラスアルファ文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>川島 ルミ子</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">￥ 1円</span>   <span style="font-size:11px">7点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1円より<br />
</span></p>
</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>ベルばらやその他の歴史本には詳しく書かれていないルイ・シャルルとマリー・テレーズのその後の運命。<br />
虐待され、孤独のうちに衰弱死した王子の生涯があまりにも哀れ。<br />
今は遺骨も発見され、愛する父と母の墓の側に眠っている。<br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-10' title='『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～'>『自分の為だけに生きたくない』という思い ～池田理代子さんの著書より～</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/essay-10' title='オスカルとは何者だったのであろうか'>オスカルとは何者だったのであろうか</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-9' title='ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より'>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"> </div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/essay-44/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/essay-44" />
	</item>
		<item>
		<title>ヒロインの変遷　　オスカルとマリーアントワネット</title>
		<link>http://sanmarie.me/love/essay-3</link>
		<comments>http://sanmarie.me/love/essay-3#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 28 Mar 2004 20:56:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[女性のライフスタイル]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.enf.pl/?p=1956</guid>
		<description><![CDATA[私が「ベルばら」にすっ転んだのは小学校四年生の時です。 NHKで見た宝塚劇場中継がきっかけでした。 その頃は、愛だの恋だのという話はもちろん、生き甲斐だの、人生だのというテーマにも何の関心もなかったので、『オスカル』とい <a href="http://sanmarie.me/love/essay-3#more-1956'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_12" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2004/03/oscar.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2004/03/oscar.jpg" alt="オスカル" title="オスカル" width="320" height="256" class="aligncenter size-full wp-image-14575" /></a></p>
<p>私が「ベルばら」にすっ転んだのは小学校四年生の時です。<br />
NHKで見た宝塚劇場中継がきっかけでした。<br />
その頃は、愛だの恋だのという話はもちろん、生き甲斐だの、人生だのというテーマにも何の関心もなかったので、『オスカル』というヒロインとの出会いは、それは大きいものでした。<br />
「男として、男の人生を生きる」とか、「女でありながら、これほどまで広い世界を、人間として生きる道を与えて下さったことに感謝します」とか。<br />
その一言一句に心底ひかれたと同時に、一人の男にここまで深く愛し、愛される事に、女としての一つの理想の生き方を見ないではいませんでした。</p>
<p>ちなみに、「男と女が裸で愛し合う＝SEX」を教えてくれたのも、「ベルばら」が最初です。<br />
子供心にあのシーンはめちゃくちゃ心を濡らしたし、「いつか私も大人になったらこういう事をするんだ～、シーツの下はどうなってるの～、キャ～～(*^^*)」なんて、布団の中で隠れて読みながらドキドキしていたものでした。 （こんなもん、親に見つかったら没収ですからね）</p>
<p>酒井順子さんも書いておられましたが、私たち三十代後半から四十代前半の世代というのは、母親から 「女も一人で生きられるよう、自立しなければならない」 「男と対等に生きられるよう、知識や技術を身に付けなければならない」 と、耳にタコができるほど言い聞かされて育ったものです。<br />
そして、母親の言う「自立」とか「男のように」とかいう新しい女の生き方を見事に具現してくれたのが、オスカルでした。</p>
<p>恐らく、原作者の池田理代子さん自身、こうした理想に心を燃やしておられたのでしょう。<br />
理代子さんがこの作品を手掛けられたのは24歳から27歳にかけて、女の人生で言えば、親元から完全に離れて、自分自身の力で人生を切り開いてゆく年頃です。<br />
しかも、理代子先生の時代において、24歳から27歳というのはまさに結婚適齢期。<br />
当時はまだ「結婚するのが当たり前」でしたから、漫画家として自立しようとする理代子さんの心意気は、オスカル同様、非常に革新的で、「そうしたいけれど、そうできない」保守的な女性にとって、まさに理想そのものだったのではないかと思います。</p>
<p>そしてまた、苦しい時も、悲しい時も、影のように傍に付き従い、全てを黙って受けとめてくれるアンドレという男性も、自立して生きようとする女性にとっては、まさに夢に描いたような理想のお相手でした。</p>
<p>いわば、「ベルばら」には、多くの女性が「こうありたい」と願う要素が固形ブイヨンのようにギュっと詰まった「女のバイブル」であり、そこに描かれた哲学は世代を超えて永遠に続く女性の課題でもあるのです。</p>
<p>それにしても、非常に興味深いのが、原作者である理代子先生の考え方の変遷です。</p>
<p>この作品が理代子先生の一つの真実であることは変わりないけれど、今、振り返ると、「そうではない」という感じがする……というような事を、二年ほど前、雑誌の対談で語っておられたことを思い出します。</p>
<p>理代子先生が特に強調されていたのが、「理想の男性像」。</p>
<p>あの頃は、理代子先生はもちろん、先生の親友らも、アンドレに理想の男性を見ていたのですが、世間を知り、年をとってくると、品も教養も兼ね備えた貴公子フェルゼンの方が男らしく思えるようになってくるとか。</p>
<p>彼女らいわく、女もいろいろ経験を重ねると、「愛と誠実だけでは、女を幸せにすることはできない」という現実が分かってくる。そうすると、俄然、地位も財産もある大貴族で、生涯他の女性を娶らず、愛を貫いたフェルゼンの方が、スマートで逞しく見えてくるのだそうです。</p>
<p>以前の私なら、「どうして、どうして？！」と慌てたかもしれませんが、理代子さんのコメントには非常に納得するものがありました。</p>
<p>というのも、私自身、今やヒロインとして引かれるのは、オスカルではなくマリー・アントワネットであり、彼女とフェルゼンの恋にこそ、生きた男女の愛を感じるからです。</p>
<p> 自分でも、なぜオスカルが過去のものになり、マリーの方が胸を打つようになったのか分かりません。<br />
 「オスカルのようになり損なったから」 「女性としての価値観が変わったから」 「平均的な女の人生におさまったから」 「所詮、オスカルはフィクションであって、現実ではない」……etc<br />
理由はたくさんありますが、あえて言うなら、女として本物の人生を生き始めたから――といった感じでしょうか。<br />
オスカルに胸をときめかしていた頃は、女と名の付くものであっても「中性」だったし、人生といっても、親の稼ぎでご飯を食べ、住まいも、着る物にも不自由しませんでしたから、所詮は「仮の宿」の中での出来事。<br />
また、二十代も、自活していたとはいえ、悠々自適な一人暮らしでしたし、世間のしがらみや、女の痛み苦しみとは無縁のところで生きていましたから、これまた遊びの続きでしかないですよね。</p>
<p>そういう時は、オスカルのように超然としたものが格好良く見え、マリーのようにベタベタと地を這うような生き方はダサイと思う。<br />
王制や、しきたりや、権謀術策に縛られ、自分が自分であることも許されないマリーの苦しみはゴメンだと思うわけです。</p>
<p>ところが、人生が我がものになり、今まで見まいとしていた現実が自分の生活の中にどっと入り込むようになると、オスカルはもう遠い人になってしまう。<br />
「どうしてマリーは顔も知らない殿下のところにお嫁に行かなくてはならないの？」 「ルブラン夫人、母になるというのは、どんなにか幸せなことでしょうね」 「みんな、嵐の中に私を一人、置き去りにしていった」<br />
というマリーの言葉が、にわかに現実味をおびて迫ってくるわけです。</p>
<p>そして、冷たい牢獄の中で、「激しい疲労と出血に自らを鞭打ちながら」、女王の誇りをかけて裁判に立ち続けるマリーの姿、あるいは、最後に持ち掛けられた逃亡計画に、「母である私が子供達を見捨てて一人だけ助かることは出来ません」と言い切る姿に、オスカルの無邪気な勇気とは異なる、女ならではの強さを感じるんですね。</p>
<p>それは、あくまで中性的な、たとえるなら「天使のような」強さと魅力をもったオスカルには無い、女性としての生々しい息づかいであり、心情なのです。</p>
<p>だからこそ、そんなマリーの為に、持てる力を駆使して具体的に行動する（逃亡計画や他国への説得工作など）フェルゼンが頼もしく見えてくる。<br />
「ああ、これぞ男の力よ」なんて、現実の人生を知った女はうっとりするわけです。</p>
<p>これを「女のいやらしさ」と断罪して下さいますな。<br />
本当の意味で人生を生き始めたら、愛の言葉だけでなく、具体的に行動してくれる男の方が有り難く感じるもの。 もちろん、愛と誠実は大切ですけれど、じゃあ、その為に何が出来るかということを、女は求めずにいなくなるんですね。</p>
<p> 実のものではないオスカルは、男に現実的な力を求めませんが（求めなくても人生が成り立っていく）、どろどろした中で生きているマリーは、やはりそれを誰かに求めずにいません。<br />
人生がまだ現実のものではなかった中性の時代、私たちが見まいとしてきた女であるがゆえの痛み苦しみが自分のものとなった時、訳知りの女性達はオスカルにそっと別れを告げ、悲劇の人生を懸命に生きたマリーと、彼女に忠誠を尽くしたフェルゼンに、思いがシフトするのではないでしょうか。</p>
<p>私も、子供の頃は、９巻（オスカルが死んでから、マリーが断頭台に上がるまでの最終章）なんてほとんど読まなかったのですが、今は９巻が一番のお気に入りで、マリーと一緒にうるうるしています。 以前はどうして興味の「きょ」の字もなかったのか、本当に不思議ですよね。</p>
<p>今のこの時代、『ヒロイン』というと、どんなヒロインが挙げられるでしょう。</p>
<p>というより、今は、ヒロイン不在の時代と言った方がいいかもしれませんね。</p>
<p>それにふさわしい人がいないから、というよりは、世の中の価値観が余りにもめまぐるしく変わるため、何を理想とすれば分からないという人が増えたからではないか、という気がします。</p>
<p>私たちの世代が少女だった頃、まだ、女の人生は分かりやすかった。</p>
<p>選択肢が増えた分、迷いや悩みも増えて、女性を自由にするつもりが、かえって混乱させてしまったのが、オスカル以降かもしれません。<br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-11' title='やっぱり理代子先生は心の師'>やっぱり理代子先生は心の師</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-14' title='死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　'>死ぬまで生き直せる　～NHK『知るを楽しむ（池田理代子）』から　</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/woman-15' title='さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時'>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/essay-10' title='オスカルとは何者だったのであろうか'>オスカルとは何者だったのであろうか</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/love/essay-9' title='ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より'>ウェディング・ドレス　　池田理代子短編集（３）より</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/coco-chanel' title='「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー'>「男がほんとうに女に贈り物をしたいと思ったら結婚するものだ」ーココ・シャネルー</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"> </div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/woman_life" title="女性のライフスタイル" rel="tag">女性のライフスタイル</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/love/essay-3/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/love/essay-3" />
	</item>
		<item>
		<title>プロとアマの違い  ~池田理代子のインタビューより～</title>
		<link>http://sanmarie.me/clair-34</link>
		<comments>http://sanmarie.me/clair-34#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 31 Jul 1999 22:43:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[エッセー Clair de Lune]]></category>
		<category><![CDATA[仕事・ライフワーク]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.enf.pl/?p=1796</guid>
		<description><![CDATA[これについて的確にコメントできる人は少ないだろう。 ましてや今は何もかもがボーダーレスの時代だから。 Marieもその違いについていろいろ考えた。 看護の仕事を引き合いに出すなら、「看護婦」と「看護助手」の違いといえるだ <a href="http://sanmarie.me/clair-34#more-1796'" class="more-link">続きを見る»</a>]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_14" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/1999/08/riyoko.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/1999/08/riyoko.jpg" alt="池田理代子" title="池田理代子" width="200" height="150" class="alignright size-full wp-image-13933" /></a></p>
<p>これについて的確にコメントできる人は少ないだろう。<br />
ましてや今は何もかもがボーダーレスの時代だから。<br />
Marieもその違いについていろいろ考えた。</p>
<p>看護の仕事を引き合いに出すなら、「看護婦」と「看護助手」の違いといえるだろう。</p>
<p>看護婦は、看護学校で、看護の専門教育を受け、ライセンスを取得した人。</p>
<p> 看護助手は、ライセンスは無いけれど、看護婦と一緒に看護に携わり、看護婦の補助業務を担当する人。</p>
<p>どちらが上とか、優れているとかの問題ではない。<br />
職能が違うのだ。<br />
そして、職能の違いとは、責任の持ち方の違いでもある。</p>
<p>看護助手暦20年のベテラン助手さんと、新卒のペーペー看護婦。</p>
<p>看護の場において、どちらが機敏で知恵があるかというと、ベテラン助手さんの方だ。<br />
患者の気持ちを見抜くのも早いし、気難しい患者も上手に諭す。</p>
<p>看護婦でも見落としがちなミスにも気付くし、緊急の場面でも、下手な看護婦より早く、的確に物品を揃えてくれる。</p>
<p> 傍で見ていたら、オロオロした新米看護婦よりよほど頼もしい。<br />
患者の信頼度や親密度も、看護婦よりはるかに上の場合がある。</p>
<p>それでも、職能（責任）の上では、看護婦と看護助手は厳密な境界線で区分されていて、いくらベテラン助手さんにキャリアや信用があっても、職能を超える行為は許されないのである。</p>
<p>看護助手は、たとえ薬一粒といえど患者に手渡してはならない。</p>
<p>治療や投薬のことで患者に説明を求められても、安易に答えてはならない。（たとえ分かりきっていることでも）<br />
点滴が終了していても、クレンメを操作してはならない。</p>
<p>（チューブについたクルクルっと回す部分。あんなもん、子供でも操作できるが、それでも資格の無い者が触れてはならないのである）<br />
使用済みの注射器や医療器具などを無断で処理してはならない。<br />
……etc。</p>
<p> ちょっと出来そうなことでも、医療行為に関する事は、無資格者は絶対にしてはならないのが、まともな病院の世界（ルーズな所もある）。</p>
<p> お亡くなりになった看護婦のT.Kさんも、看護助手時代、薬局から上がってきた入院患者用の薬を無断で仕分けして、メチャクチャ叱られた。</p>
<p>それは個々の薬袋を、詰所の薬箱に名前別に収納するという、小学生でも出来そうな簡単な作業だった。</p>
<p>T.Kは、忙しい看護婦さんをちょっとでも手助けするつもりでやったのだが、看護婦さんから見れば、</p>
<p> 『職能を無視した許しがたい行為』だったのだ。</p>
<p>その時、副婦長に言われた事が、</p>
<p> 「たとえ&#8221;自分にも出来そう&#8221;と思っても、治療や薬に関する仕事は、絶対にしてはなりません！あなたは看護の勉強もしてないし、資格も無いのだから。もし、あなたが薬を仕分けた事で、何か事故が起こった時、あなたにはその責任を取る能力がありますか？！私たちがこんなに厳しく言うのは、患者を守ると同時に、あなた自身を守る為でもあります。自分の職能をわきまえなさい！」</p>
<p>当時は、私も若かったから、<br />
（ふ～んだ、人がせっかく親切でしてやったのに……）<br />
と、一人すねていた。</p>
<p>でも、今ふりかえれば、その意味が恐ろしいほど良く分かる。</p>
<p>もし、あの時、私が名前を間違えて、別の患者の薬箱に入れていたら？ その間違いに誰も気付かず、誤った薬を患者に手渡していた？<br />
その薬がビタミン剤なんかじゃなく、降圧剤や強心剤だったら？？</p>
<p> 謝って済む問題ではない。</p>
<p>私だって、責任の取りようがない。</p>
<p> 『これぐらい、私にも出来るわ』と軽く考えて行った事も、一つ間違えば重大な事故につながるということを予測できないのが、勉強してないノー・ライセンスの看護助手であり、一見、簡単そうに見える医療行為（投薬とか看護記録とか）でも、一つ一つ意味を考えながら、責任もって行うのが、きちんと専門教育を受けた有資格者の看護婦だ。</p>
<p>その意識の差――</p>
<p>職務に対する責任の持ち方や、自分のスキルにかける努力の差が、プロとアマの違いではないかと思う。</p>
<p> これはね、決して「看護助手さん」を見下して言ってるのではないよ。<br />
経験によって培われたものは、もちろん大事。<br />
看護婦も、看護助手さんに見習わなければならない事がたくさんある。</p>
<p>ただ、「医療行為」「看護」という観点から見れば、専門職としての訓練を受けた者と、そうでない者の差が歴然としてあるの。</p>
<p> 看護婦はね、食事介助ひとつするにしても、</p>
<p> 「この患者は今どういう状態か、最近の食事摂取量はどうか、そろそろ五分粥から米飯にアップできないか、この姿勢では食事がしにくいんじゃないか、食後の内服薬は何だったか、吐気や腹満は無かったか……」</p>
<p> なんてことを、いろいろ考えながらやるわけよ。</p>
<p>で、その疑問や予測や観察の礎となっているのが、医学・看護の知識。<br />
胃切除後の人間の身体がどうなっているのか知りもせんと、<br />
「そ～か、腹がへったのか。さあ、好きなだけ食え」<br />
といって食べさせたら、患者さん、死んでしまいまっせ。</p>
<p>そういう意味で、看護婦と看護助手さんとの間には、職能としての違いがあるの。</p>
<p>どっちが上とか、優れているとかの問題じゃなく。</p>
<p>そして、医療現場のように、職能に準じた厳密な境界線があり、各々が自分の職能と責任を自覚しながら、個の力を自由に発揮しているのと違い、自分の発した言葉の行方など考えもせず、</p>
<p>「何でもアリ」「お気軽・手軽」の感覚で言いたい放題してるのがネットの世界といえばお分かりいただけるだろうか？</p>
<p>言うなれば、「これくらい、私にも出来るわよ」と、せっせと患者の薬袋を仕分けしている看護助手のT.Kさんがそこらじゅうにいるわけだ。</p>
<p>世の中には、「趣味だからイイじゃん」「表現の自由よ」では済まされん事もいっぱいある。<br />
「上手い」「下手」を問う前に、そのあたりのことも考えないとね。</p>
<p>～ オマケ ～</p>
<p>看護学校の実習でよくある光景。<br />
「学生のT.Kさん。この薬は何という名前？ 何の為に投薬するの？」<br />
「え？ ……え～と……、錠剤は＊＊＊で、作用は……<br />
「分からないなら、患者さんに渡してはいけません。<br />
ちゃんと調べてから、与薬しなさい」<br />
「――ハイ （→ 物品庫にこもって泣く）</p>
<p>Marieには上手くまとめられないので、<br />
代わりに「ベルばら」で有名な池田理代子さんの言葉を紹介しとこ。</p>
<blockquote>
<p>＊ 1996年 読売新聞に掲載 ＊</p>
<p>【 &#8220;登山口&#8221;違う プロとアマ 】<br />
－ 趣味の延長では成長限界 芸術は厳しい鍛練と勉強 －</p>
<p>十年間、趣味でクラシックの声楽を勉強してきた。</p>
<p>音楽大学への受験を決めたのは二年前。何とかめでたくこの春から東京音楽大学音楽部声楽専攻の学生になることができた。</p>
<p>私の年齢を考えれば、もうただそれだけで&#8221;快挙&#8221;ということになるのだろうが、祝福の声に混じって、</p>
<p>「歌なんて、わざわざ大学へ行って勉強しなければいけないものなのか？ ただ好きで歌うというだけじゃいけないのか？」<br />
という疑問の声もあった。</p>
<p>そう問われれば、やっと専門的勉強の世界に爪先をちょいと踏み入れたに過ぎない私は、ただ「うーむ」と絶句するしかないのだった。</p>
<p>もう一つの趣味である日本舞踊は、いちおう藤間流の名取である。</p>
<p>名取ではあっても師範ではないのだから、こちらの方は、れっきとしたアマチュアである。とはいえ、本人はいつの日か師範にまで至ることを目指してそこそこは真面目にお稽古に励んできたつもりであった。<br />
「筋がいいですよ」とか、「舞姿がお師匠さんに似ている」</p>
<p>とか言われ、着々と腕をあげていると自分では思い込んでいたのであるが、はっきりいうとそういった形容の前には括弧つきで【アマチュアとしては】という言葉が厳然として入るのであった。</p>
<p>というのも或る日のこと、私と稽古仲間の友人は目のあたりにしてしまったのである。</p>
<p>私達にはついぞきつい顔や言葉を向けられたことのない美しく柔和な師匠が、舞台を目前にしたある若手の弟子に、厳しくも凄みのある叱咤をなさっているのを。<br />
彼女は、若手とはいえ今年新人賞をとったこの道のプロである。</p>
<p>「何のつもりなの、その踊りは！」と言われて、リハーサルの舞台からもう一度師匠の稽古場へ引っ張っていかれた彼女を見ていて、目から鱗が落ちる思いだった。</p>
<p>同時に、押しも押されもせぬプロとしての師と弟子の姿に、全身が粟立つほどの感動に打たれた。</p>
<p>同じことを学んでいても、プロとアマチュアでは始めから登る山が違うのだ、と実感せざるを得なかった。</p>
<p>アマチュアとは、決してある山の途中まで登ってきている者を指すわけではない。<br />
本当に、登山口もまったく別なのだ。</p>
<p>私は、十年間趣味として声楽を学んできて、そして今、登りかけていたひとつの山を一旦下り、新たに別な山に登り直そうとしているのである。</p>
<p>学生というのは依然アマチュアには違いないのだが、それは、プロの道に至る登山口に一歩を踏み入れたアマチュアである。</p>
<p>優れた歌手の歌う声が、何故あれほどにまで人の心を打つのかといえば、ただひとつの音、ただひとつの言葉の発音にも、厳しい全身の鍛練と長い歳月の勉強があるからである。</p>
<p>歌ばかりではない。踊りであれ、楽器であれ、文章であれ、絵であれ、およそ&#8221;芸術&#8221;の域にまで達することのできるものはすべて同様だ。</p>
<p>もちろん、それが&#8221;芸術&#8221;の名にふさわしいものになり得るかどうかには、本人の内面の豊かさやインスピレーション、表現力などといったものが究極は問題になるのだろう。</p>
<p>しかし、それらを支えるものは、まず厳しい鍛練と長い歳月の勉強である。</p>
<p>それに耐えて自分に向き合う絶対的孤独の時間が、すべてを決めると言っても過言ではない。</p>
<p>学校に入るというのは、言ってみれば出来上がったメソッドの中に自分を投げ込むということで、本当は最も手っ取りばやい道なのかもしれない。</p>
<p>大学を出たその後の、生涯にわたる勉強がプロへの道であることは言うまでもない。</p>
</blockquote>
<p>初稿：99/08/01　　メールマガジン 【 Clair de Lune 】 より　</p>
<h3>§ 池田理代子のおすすめ本</h3>
<p>池田先生は漫画本以外にも女性の生き方に関するエッセーを何冊か書いておられます。</p>
<p>もう廃刊になって、マーケット・プレイスでしか手に入らないものもありますが、一読の価値あるものばかりですので、機会があればお手に取ってみてください。</p>
<p>・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4759308741?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4759308741" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4141891657?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">人生の歩き方 2007年2-3月 (NHK知るを楽しむ/水)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4141891657" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592731638?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">どうすりゃいいのっ!?―池田理代子の超身の上相談</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4592731638" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<h3 class='related_post_title'>
<h3> 関連する記事</h3>
</h3>
<ul class='related_post'>
<li><a href='http://sanmarie.me/time-justin-timberlake' title='「時は金なり」「貧乏ヒマなし」人生とは時間そのもの 映画『TIME/タイム』'>「時は金なり」「貧乏ヒマなし」人生とは時間そのもの 映画『TIME/タイム』</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/think-different' title='Think different、make difference、「違い」とは何か'>Think different、make difference、「違い」とは何か</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/kantaro-ongaku-column' title='小栗勘太郎さんの音楽コラム　～音楽、哲学、そして人生～'>小栗勘太郎さんの音楽コラム　～音楽、哲学、そして人生～</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/katsuma-rika' title='勝間か、リカか。「答えがない」という答は無価値なの？'>勝間か、リカか。「答えがない」という答は無価値なの？</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/stay-hungry-stay-foolish' title='Stay hungry, Stay foolish　ースティーブ・ジョブズ伝説のスピーチよりー'>Stay hungry, Stay foolish　ースティーブ・ジョブズ伝説のスピーチよりー</a></li>
<li><a href='http://sanmarie.me/socialnetwork' title='アイデアは資本に優先する　映画『ソーシャル・ネットワーク』'>アイデアは資本に優先する　映画『ソーシャル・ネットワーク』</a></li>
</ul>
<div id="wherego_related"><h3>この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます</h3><ul><li><a href="http://sanmarie.me/socialnetwork" rel="bookmark" class="wherego_title">アイデアは資本に優先する　映画『ソーシャル・ネットワーク』</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/katsuma-rika" rel="bookmark" class="wherego_title">勝間か、リカか。「答えがない」という答は無価値なの？</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/kotoba" rel="bookmark" class="wherego_title">古今東西の名言 / 御言葉５０選</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/movie_eclipse" rel="bookmark" class="wherego_title">映画『エクリプス』に見るアメリカ的性教育</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/manga-4" rel="bookmark" class="wherego_title">天才・竹宮恵子の『地球へ・・』の先見性　～コンピュータの支配する社会～</a></li><li><a href="http://sanmarie.me/book_kato" rel="bookmark" class="wherego_title">加藤諦三の本　～悩みの友～</a></li></ul></div>
	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/lifework" title="仕事・ライフワーク" rel="tag">仕事・ライフワーク</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/ikeda_riyoko" title="池田理代子" rel="tag">池田理代子</a><br />
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://sanmarie.me/clair-34/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://sanmarie.me/clair-34" />
	</item>
	</channel>
</rss>
<!-- This Quick Cache file was built for (  sanmarie.me/tag/Ikeda_Riyoko/feed ) in 6.37176 seconds, on Feb 9th, 2012 at 8:46 am UTC. -->
<!-- This Quick Cache file will automatically expire ( and be re-built automatically ) on Feb 9th, 2012 at 9:46 am UTC -->
