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人間のこと

  • 書籍と絵画

    地獄という芸術 絵本『蜘蛛の糸』芥川龍之介

    昔から芥川龍之介の『蜘蛛の糸』には大いなる疑問があります。 もし、カンダタが善い人で、蜘蛛の糸が切れなかったら、その後ろにぞろぞろ付いてきた数十万だか数百万だかの地獄の罪人も、お釈迦様は一緒にウェルカ […]

    2017年2月14日
  • 映画

    現実と魂の居場所 映画『ルートヴィヒ』とワーグナー

    芸術とはエゴ 芸術作品とは、突き詰めれば究極のエゴです。 芸術というと、なにやら高貴で、立派で、偉大で、善良なもの、というイメージがあるから、作った人も無条件に仰ぎ見られるけども、本質的には「オレさま […]

    2015年11月8日
  • 映画

    映画『デッドマン・ウォーキング』 ~死刑制度をどう考えるか~

    昨今、少年法改正について論議を呼んでいるが、「何が人間にとって本当の罰なのか」、「本当の改悛とは何なのか」についてはあまり論じられていないような気がする。     果たして、刑罰を重くすることによって、少年犯罪は激減するのか、罪を犯した少年は改悛し、きちんと社会復帰するのか──こればかりは施行してみないと分からない部分も多い。     何故なら、件数は減っても凶悪化する可能性はあるし、人を殺すような少年には社会復帰などして欲しくないという反感情もあるからだ。    

    2012年12月15日
  • Notes of Life

    「自殺する」ということ

    私、一度だけ、自殺の現場に居合わせたことがあってね。 あれは忘れもしない、大晦日の夜。当直室でNHK紅白を見ていたら、夜間受付の男性職員から電話が掛かってきて、「患者さんが裏口で倒れてる」というので、 […]

    2011年11月24日
  • Notes of Life

    今日も火星に一人

    人のお喋りを聞くのも、自分のことを話すのも煩わしい。 どこか、人の言葉の聞こえない国に行ってしまいたい……と願っていたら「海外移住」という形で半分かなえられてしまった。 CMじゃないけど、「なに言って […]

    2011年7月19日
  • Notes of Life

    「人を助ける」ということ

    人間の圧倒的な苦しみ、哀しみの前には、なすすべなく、立ち尽くしかない──。 この世には神様にしか癒せないものがたくさんあって、何かすれば人が救われる、なんて考え自体がおこがましいのではないか……という […]

    2011年4月27日
  • Notes of Life

    河原町のジュリー ~あるルンペンの思い出~

    もう二十数年前の話である。 京都は四条河原町に、『河原町のジュリー』と呼ばれるルンペンが住み着いていた。 背はひょろりと高く、黒いボロから楊枝のような手足をのぞかせ、頭にはいつも崩れた山高帽をのっけて […]

    2010年11月23日