Rosalia de Castro ー泣く人は孤独ではないー

「私って、不幸なのよ」

そう言える人には、余力がある。

不幸を感じるだけの余裕が。



泣ける人も同じ。

心がゆるむから、涙も浮かぶ。

はりつめた瞳には、涙のあふれ出す場所さえない。

本物の孤独は……森のように静かで、豊か。

それが不幸と違うところ。



だから、夜、眠る時、なんとなく心満たされているようにも感じる。

不思議なほど、安らかな静けさの中で。

泣く人は 孤独ではない……

カストロ

泣く人は 孤独ではない
ねがわくは なみだよ
乾かぬように
悲しみこそは
心みたすもの
幸せは けっして
心みたさぬもの

運命にもてあそばれ
いやしい芒のように
わたしは さびしく
さまよった

けれど すべてをつれていた
わたしは
悲しみを 友として
つれていたから

さようなら、永遠に。

私の友だち。

孤独な夜の痛み。

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