スープと味噌汁 ポーランドの食生活について

2月 21日, 2003年 in ポーランドの暮らしと文化

ポーランドでは、ディナーの時、まずスープから頂きます。

何日もかけて発酵させたライ麦をベースにした伝統料理「ジューレック」(ちょっと酸味のあるスープ。具材には、ゆで卵や茹でたジャガイモ、ベーコン、タマネギなどを使います。日本人にも馴染みやすい味で、非常に美味です)。
グリーンピースをふんだんに使った緑色の豆スープ。
骨付きチキンや牛の骨髄、豚足、ウサギの肉などを数種の野菜と煮込んで作るコンソメ風スープ。
マッシュルームとベーコンの入ったクリームタイプのキノコ・スープ。

スーパーに行っても、ブイヨンやスパイス、粉末のスープ・ベースなど、日本にある何倍もの種類の商品がかなり広いスペースに売られていて、お料理好きな日本の奥さんなら、あれもこれも買い揃えたくなるほどです。

そんなスープの国に育った彼に、たまに白飯と味噌汁をサービスすると、必ずと言っていいほど、味噌汁だけ先に飲んでしまうんですね。

私なんかは、ニャンコの汁かけ御飯のように、ご飯と味噌汁を交互に食べて、口の中で味が混ざるのを楽しむタイプなので、彼のように、先に味噌汁だけズズーっと飲まれてしまうと、なんか淋しくなってしまいます。
味噌汁だけ一気飲みして辛くないのかな、とも思いますね。

それから、もう一つ変わっているのが、料理を混ぜ混ぜしながら食べること。

ポーランドでは、日本のように、「ご飯はお茶碗」「魚は平皿」「ひじきの煮物は小皿」というようなお皿の使い分けをしません。
マッシュポテトもサラダもカツレツも野菜の炒め物も、全部、大きなプレート皿にいっしょくたに盛るんですね。

日本の場合、料理は全て、人数分を皿に取り分けますが、ポーランドでは、サラダはサラダ、ポテトはポテト、炒め物は炒め物、というように、一つの大きな器に盛られていて、家族が食卓を囲む時は、サラダの器やポテトの器をお互いに交換しながら、必要な分だけ自分のプレートに取り分けます。
サラダはガラスの器に、カツレツはプレート皿に、というような皿の使い分けはしないのです。
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ですから、一つのプレート皿の上で、ステーキの肉汁とサラダのドレッシングと炒め物のソースが混ざり合うのも当たり前です。
そのいろんな料理の味が混ざり合った肉汁やソースに、ちぎったパンをひたしたり、プレーンなマッシュポテトを加えたりして、「ニャンコの汁かけご飯」にして楽しむのが、ポーランド風なのです。

私が日本流に「味噌汁は汁椀」「肉ジャガは小皿」「ステーキはプレート皿」と使い分けて出しても、彼はいつの間にか、あっちのお汁、こっちのソースを、ぐっちゃぐっちゃに混ぜてしまいます。
一番、ビックリしたのは、皿の底に残った肉ジャガの汁に、ライ麦の丸いパンをちぎって浸して食べたことでした。
その前は、野菜の煮物の残り汁を白いご飯にかけて食べていましたが。。。

前から「ニャンコ」みたいと思ってましたが、一緒にご飯を食べるようになってからは、ますます「ニャンコ度」がアップしたように思います。

- 伝統的なスープ ロスウ・ズ・マカロン
(レストランでのフォーマルなセッティング。クリアなチキンスープを注いでいただく) -

ロスウ・ズ・マカロン

記:03/02/21 (金)

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