折り紙は、ポーランドでも「ORIGAMI」として、非常によく知られています。
幼稚園や小学校の授業で、趣味のクラフトワークとして、折り紙を作る機会は日本に並ぶほど。とりわけ、「子供達の創造性と集中力を高める」として、教育の場で盛んに取り入れられているそうです。
今回、彼のお姉さんのお友達で、ポ-英の翻訳家でもあるアガタさんと一緒に、地元の女性で運営される折り紙のワークショップに参加したのですが、日本人というだけで折り紙の達人のように思われて、私はかなり焦りました。
折り紙なんて手にしたのは小学校以来で、まともに作れるものといえば「ツル」と「やっこさん」ぐらい。
こんなので喜んでもらえるのかしら・・と思ったら、どうも日本の折り紙とポーランドのORIGAMIは発想が違うようなんですね。
日本の折り紙は、一枚の四角い色紙を折ったり開いたりして、「船」や「人形」といった立体的な形を作り出しますが、ポーランドのORIGAMIは、はさみで切ったり、ノリでくっつけたりしながら、箱やオブジェ、ちぎり絵のようなものを作るパターンが多く、どちらかというとペーパークラフトに近い感じです。
使用する折り紙自体も、日本のものは裏側が白くて四角い色紙が主流ですが、ポーランドのORIGAMIは、表が緑で裏が黄色の両面配色のものや、円形の水玉模様などいろんな種類があって、非常にカラフルです。
「形を作る」というよりは、色合いや形の組み合わせを見て楽しむという感じですね。
その日のワークショップのテーマは「バレンタイン・デー」。
参加者が取り組んだのは、何種類もの色紙を重ねて作るメッセージカードと、キャンデーやチョコレートのボックスでした。
メッセージカードは比較的簡単でしたが、丸い水玉模様の色紙を八枚組み合わせて作るボックスはかなり手間取りました。
折り紙というよりは、まさにペーパークラフトの世界で、「ツル」や「ヤッコさん」に親しんできた私には相当きつかったです。
それでも、ポーランドの皆さんは日本の折り紙に興味津々。
「日本では、誰が折り紙を教えるの?」
「日本では、どのような時に折り紙を作るの?」
「日本では、どのように折り紙を生活に取り入れているの?」
「折り紙はいつから始まったの?」
「日本では、皆さん、どのような物をお作りになるの?」・・・etc
実際、折り紙なんて、幼稚園か小学生の季節ものの遊びで、七夕やひな祭りやこどもの日ぐらいしか親しむ機会がない、とはとても言えなかった私。
小さなお子さんがおられるお母さんなら別かもしれませんが、それでも、今時、親の作った折り紙に目の色輝かせて喜ぶ子供なんているのかしら・・とも思ったり。
ポーランドでは、とにかく何でも手作りが尊ばれるお国柄。
料理やお菓子はもちろん、オモチャ、部屋の飾り付け、子供の帽子や手袋、なんだって手作りです。
古くなったらポイポイ捨てて、ジャスコやベルメゾンでお買い物しまくっていた私は、ただ恥じ入るばかりです。
と同時に、日本の文化や遊びが、こんなにもポーランドの人々に愛され、興味を持たれているという事実に、改めて日本を見つめ直さずにいない今日この頃。
これからもいろんなワークショップに招待されることでしょう。
こんな事なら、ピアノや英会話なんかにチャラチャラお金を掛けず、華道や茶道、日本舞踊といった、日本の伝統文化を習得しておけば良かったとつくづく思います。
- ザコパネのプレイグランドにて -

記:03/02/17 (月)
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