ヘルシーな食生活のためにも、ぜひ続けたい『和』の献立。
それには日本米が必要ですよね。
とはいえ純正日本米を取り寄せるとなると、費用もバカになりません。
そこで救いになるのが「なんちゃって日本米」。
欧米で生産され、『日本米』の名前で売り出されているけれど、純正日本米とは似て非なる「日本米でーす!! ……な~んちゃって☆」な製品。
もしくは『短米』と呼ばれる、日本米に限りなく近い味と形状のものを指します。

写真は、Ryż biały długoziarnistyと呼ばれる一般的な「長米」と、なんちゃって日本米。
中央は、下記の「日の出 shinode」。
左端は、TESCOブランドの「ラッキー短米」。
右端が、現地の標準米、Ryż biały długoziarnistyです。
見た目はほとんど変わらないけれど、味や粘りがまったく違います。
長米は、時間が経つと、独特の臭みが出て、やはり慣れないと食べにくいです。
ちなみに、日本米に限りなく似たラッキー短米は、Ryż Klasyczny(リシュ・クラシチュニ)に分類されます。

あの超人気TVドラマ『のだめカンタービレ・パリ編』でも一瞬登場した欧米随一のなんちゃって日本米『日の出』。
しかしアルファベットによるネーミングは『Shinode(しので)』。
どこかで「ひので」を「しので」と勘違いしたお茶目なヨーロピアン開発者によるミステイクか、あるいは『hi(ひ)』という音をもたない言語を考慮してネーミングしたのか、真実は定かではない。
しかし、限りなく日本米に近い甘みと粘りをもつことから、あまたの寿司レストランで採用され、ここポーランドでも需要の高まりとともに、一般人でも買い求めやすい価格に下がってきている。
(ものによっては、箱物の長米より安い)
お求めは、インターネット・ショップ『MASARA』でどうぞ。

こちらは在住者にとって福音ともいうべきTESCOブランドの「ラッキー短米」。
製品名はRyż biały długoziarnisty(長米)で、大半は、その名の通り、白い長米が入っているのだが、たまに日本米によく似た丸ぽちゃ短米が入っていることがある。
その確率が(季節や場所によっては)非常に低いことから「ラッキー短米」と呼ばれ、見つけただけで、あなたは今後ひと月、幸せな気持ちで過ごすことができるだろう。
炊き方は日本米とまったく同じで、粘り、つや、甘みとも申し分なし。
一袋1.8ズロチほどのサービス価格でありながら、上記の「Shinode」とほとんど引けをとらず、運良くTESCOで見つけたら、ぜひとも買い占めて欲しい逸品である。

こちらも「ラッキー短米」の一種。通常、長米が入っているのだが、たんまに短米が入っていることがある。
TESCOほどではないが、やはり日本米に似た甘みと柔らかさを持っている。
こうした透明な袋物は、ラッキー短米を探すのに非常に好都合だ。
売り場で見かけたら、必ずチェックして欲しい。
ポーランドでも全国的にブームとなっている『寿司レストラン』。
しかし欧米先進国のように新鮮なネタが手に入りにくいことから、庶民にとってはまだまだ高嶺の花である。
こちらは業者向けに和食の材料や食器、インテリア、調理器具などを販売しているインターネット・ショップ。
お茶碗や味噌汁用のお椀、和風の食器を入手したい人には便利なお店。
けっこうお洒落な品を取り揃えている。
↓ 招き猫も売っている。

とにかく値段が高い。1PLN=40円で換算すると、海苔巻き2本がほぼ1000円。
手巻き寿司は1本=700~800円。
ニギリは二個で、500円~1000円と、別の意味で目玉がクルクルまわる「回転寿司」だ。

ちなみに、メニューの参考はこちら http://www.kaiseki.pl/media/menu/strona.pdf
しかしながら、多くの店は良心的で、味も確か。
かくも寿司文化を愛して下さっているのかと思うと、感謝のきもちすら、する(田口トモロオ風)

でも、日本のビールがハイネケンの2倍以上するというのは、やはりいただけない・・

味噌汁も、一杯=8PLN。 バスに3回乗れて、800グラムのパン一斤が買える値段だ。
にもかかわらず、流行っている。全国に増殖している。
そして、こちらは、ついに我が町にも登場した寿司レストラン。
なんと水張りの回転寿司テーブルまであるというツワモノだが、このテーブルに腰掛けているお客さんの姿はいまだに見たことはない。← いつも空の木船皿がむなしく回っている。うう。。

しかも、畳の部屋は、「胡座さえかいたことがない」ポーランド人の為に(まじで)、洋風居酒屋のような掘りごたつ。
畳に上がるために、ぎこちなく靴を脱ぐお客さんの姿が実にほほえましい。

以前、この部分は、「oshinoko(おしのこ)」になっていた。
私が「oshinko(おしんこ)だよ」と指摘してから、訂正された。

それにしても、「味噌汁」を注文したら、どんぶり鉢ほどの大きさの器に、マッシュルームとワカメの入った味噌汁がなみなみとつがれてきたのにはビックリした。
しかも、みんな、金属のスプーンですくって飲んでいる。
「それは、そうやって食べるものでは……」と思わず横からツッコミを入れたくなるが、まあ、しょうがないですよね。
ともあれ、ポーランドの伝統的な食卓に、グイグイと食い込みつつある『寿司』。
家庭用寿司セットなども売り出され(これがまた驚くほど高い)、もはや神秘の食べ物ではなくなりつつある。

それにしても、「生魚なんか食べると、寄生虫にやられるわよ。日本人は平気なの??」と心配する人の多いこと。
──そうだね、寄生虫を取り込んだとしても、つつがなく暮らしておりますよ、と、同じ日本人ならお答えしたいところ。
ちなみに、この「つつがなく」、寄生虫のツツガムシから派生した言葉らしい。
「ツツガムシがなく」が「つつがなく」になった、と、看護学校の先生が申しておりました。
もちろん、真偽は不明です。
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