クルミ拾い ~ポーランドの庭園にて~

ポーランドという所は、街路に当たり前のようにリンゴやチェリーが生っていたり、ラズベリーやブラックベリーの群生があったり、「国中が農園」といった感じです。

そして、いよいよ本格的な秋を目前にしたこの時期、大きな楽しみの一つに「木の実拾い」があります。

民家の庭先はもちろん、公園、街路、いたるところに高くそびえたクルミやナッツ、栗の木から、熟した実がぽとりぽとりと
落ちてきます。

あるいは、木に登り、枝をゆすって、長い袋付き竿で叩き落としたり。

落ちたばかりの木の実はびっくりするほど新鮮で、果汁(?)がしみだすぐらい甘いものです。

我が家のプライベート・ガーデンで採れたクルミ。
半時間ほどの作業で、カゴいっぱいになるほどたくさん生っていました。

クルミって、緑色の分厚い皮に覆われているんですね。
それが地面に落ちた時、緑の皮が割れて、みんなの知っている硬い、茶色い殻にくるまれたクルミが中から出てくるわけです。
緑の皮は分厚いけれど非常に柔らかく、たいてい、地面に落ちた弾みで真っ二つに割れます。
しかし、樹から直接採ったものは皮がついたままなので、手、もしくは、肉叩きで輪って、茶色い殻を取り出します。
緑の皮には独特の汁気が含まれており、見た目は無色透明ですが、空気に触れると真っ黒に変色して、水や洗剤で洗っても落ちません。
私もこの一週間、指先が真っ黒になったままです。

一見ではクルミと分からない、採れたての状態。
ハンマーで叩くと汁気が飛び散るので、注意が必要。

採れたてのクルミは、汁がしみだすほど甘くてジューシーです。
薄皮も乳白色で柔らかく、店頭に売っている、茶色い薄皮にくるまれた乾燥クルミとは大きく異なります。

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