目出度いことに、我が町では、まだまだ結婚するカップルが多い。
特に、季候のいい4月から10月は、どこの教会、宴会場も数ヶ月前から予約待ちで、冬でも場所を押さえるのが難しい。
でも、カップルにとって……とりわけ、女性にとっては、結婚が決まってから挙式までの婚約期間はまさに『蜜』だから、その数ヶ月が長く感じることはないけれど。
それにしても、この寒空。
先日は、みなが時速90キロで飛ばす国道で、前の車がえらくノロノロ運転しているので、どうしたのかなぁと思ったら、列の先頭にウェディング・カー。
新婚カップルを乗せた車は、白いリボンや風船、ブーケで飾っているので、スピードが出せないのだ。
で、いつもなら、遅い車はガンガン飛ばしていくのだが、相手がウェディング・カーとなれば、みんな、おとなしくその後ろにくっついていく。
「邪魔だ」とばかり、追い越す車はない。
見ず知らずのカップルでも、やはりウェディング・カーは目出度いものなのだと思う。
それにしても、冬の最中。
ウェディングを挙げるのも大変である。
建物の中は温かいが、移動は氷点下、腕や背中があらわになったドレスに、コートを一枚だけ羽織って、教会、宴会場、写真撮影と、あちこち回らなければならない。
それは招待客も同じ事。
大胆なカッティングのドレスに分厚いコートを着込んで、暖房がほとんど効かない教会で、寒さに震えながら式を見守るのも、ちょっとした忍耐ではある。
そして、真冬の花嫁にとって一番辛いのが写真撮影。
日本とは違い、室内のスタジオで衣装や化粧を綺麗に整えてニッコリ・・ではない。
まるでハリウッド女優のポートレートのように、アンティークの暖炉の側で新郎に抱きかかえられたり、雪景色を背景にキスしたり、ベッドの上に新郎と寝そべってポーズを取ったり、その数も100枚単位。撮影だけで2時間はかかる。
しかも、撮影場所は、近くの公園、別荘、観光地、ホテル、などいろいろ。
全てにおいて暖房が効いてるわけではなく、しかもドレス一枚だから、寒さもハンパではない。
しまいには、指先や顔までがかじかんで、ポートレートというよりは氷像という感じ。
私も2月にウェディングしたけど、あの寒さは今でも忘れない。
まあ、でも、花嫁にとっては一生に一度の晴れ舞台、気分もハイだから、寒さなんてものともしないんだろうけどネ。
(私はダメだったけど・・『写真はもういい、会場に返してくれ~』と心の中で叫んでいた)
不況にもかかわらず、ホテル一体型の宴会場はどこも予約でいっぱい、新しいパーティー会場も次々に建設されている。
ぽこぽこ子供が産まれるから、人口比率もいい具合だし、やはり結婚あっての人の世と言えなくもない。
婚活なんかしなくても、どこからともなく相手を見付けてくる、我が町の若者たち。
男の子も女の子も「いいな」と思う相手には気さくに声かけして、キャンプやグリル、ドライブなど、恋愛ぬきにして楽しむのが発展の秘訣みたい。
ツイート
ハラショーな日々 のんきなロシア人の夫・ワーニャとの暮らし
同じスラブ系のほんわか国際カップル・エッセー
悦楽バイリンガル子育て―オットは外国人 コドモは未来人
「未来人」という言い方は面白いですね。
Comments
There are no comments on this entry.