『愛されないもの』
私は純粋の孤独
私は虚ろな空気
私は漂っている雲
私には姿がない
私は無限
私には休息はない
私には家がない
私は場所を通り過ぎる
私は無関心な風
私は陸から飛び去る
白い鳥
私は地平線
私は決して岸に至らない
一つの波
私は砂の上に投げあげられた
空の貝
私は屋根のない小屋を照らす
月光
私は丘の上の円天井の砕けた墓所の中に
忘れられた死者
私は手桶で水を運ぶ
老人
私は空間を旅する
光
私は
宇宙から
またたくまに去って
小さくなってゆく星
R.D.レイン

