ページ分割とスマホの閲覧について

【追記】

しばらくページ分割して様子を見ていたのですが、どうも「全文表示」でリロードする時に、かなりの負荷がかかるみたいです。(かなりのエラーがログに残っていました)

同じページ内でリロード >>>> 検索エンジンやブックマークからURLを開く

私もスマホでいろんなウェブサイトを閲覧しましたが、多くのニュースサイトのように何ページにも分割されて、その度に広告表示がなされるより、【アゴラ】みたいに、一ページで全文表示される方が楽に感じました。長い記事は何度もスクロールしますけど、面白ければ、やはり最後まで読みますしね。

そんな訳で、ページ分割は止めて、元の「1ページに全文表示」に戻しています。

何度もごめんなさい(´。`)

2016/10/10


最近、私もスマホを買って、ちょっとずつ使い方を覚えているところです。

スマホを購入した理由は「デジカメが壊れた」「カーナビが欲しくなった」。

今はデジカメを買うより、スマホの方が持ち歩きやファイル共有に便利ですからね。

カーナビのアプリケーションも、メーカー付属のナビより、スマホのアプリの方がデータのアップデートが早いそうなので。

そこで初めて自サイトをスマホで閲覧したところ、『無限スクロール地獄』になっているのに気付き、最終的に『ページ分割』を取り入れた次第です。

ページ分割というのは、一つのコンテンツを機械的に分割して、「1ページ目」「2ページ目」「3ページ目」…とページ送りにする機能です。

前から、うちにみたいな長文サイトはページ分割した方がいい、という意見は、様々なサイト運営情報で目にしていましたし、今は訪問者の七割超えがスマホですから、サイトのデザインも「スマホ閲覧」に最適化するのが常識になっています。

それはそれで理屈は分かるのですが、あの小さな画面にコンテンツやらナビゲーションやら詰め込もうと思ったら、どうしても見せ方は限られてきますし、特に、Window8以降、タッチパネルの「スクロール」「スワイプ」といった機能が標準化してから、世にあるウェブサイトのデザインも、一様に、Win8のスタート画面のような「タイル化」になり、私はあれがどうにもこうにも好かないのですよ。

デザインが、ではなく、機能に合わせてデザインが変わる、という点が。

もちろん、その時その時の流行や機能に合わせて、物の色形が変化するのは仕方のない事だと思います。

人間がこれだけアクティブな時代に、いまさら十二単やローブ・ア・ラ・フランセーズなど着られないのと同じで、サイトのデザインもWin8風やスマホ最適化するのが当然でしょう。実際、そうでなければ使い勝手が悪いですし、今更、フレームで二分割された90年代風ホームページなど、見ただけで逃げていくし、第一、スマホに読み込むこともできません。

常に、時代の技術に即したデザインが求められるのは、当然の流れといえるでしょう。

が、一方で、ウェブサイトもまた、イラストや映画、音楽と同じで、夢を売る世界だと思うんですよ。

情報だけでなく、「楽しいこと」「面白いもの」を探している人もたくさんいる。

最近では、家入一真さんが『さよならインターネット – まもなく消えるその「輪郭」について (中公新書ラクレ 560)』という著書で、回顧的な事を書いておられるようですが(元ネタは【読書感想】さよならインターネット まもなく消えるその「輪郭」について ☆☆☆☆)、私も未読ながら、仰りたいことはよく分かります。

そして、あの頃も、今も、人が求めていることは、本質的にそれほど大きく変わってない、と思うんですね。

ただ、利用するツールや、集中する場所が限定的になってきた、というだけで。

そう考えると、ウェブサイトも、「読みやすさ」「操作しやすさ」以外に、「美しさ」や「独創性」が非常に大事だと思うんですよ。

レベルは違っても、家入さんが懐かしんでおられる頃のホームページにあった「意味不明のMIDIオルゴールのBGM」とか「ポインターにネズミやハートがくっついてくるやつ」とか「クリックする度に、きらきら星がぱーっと画面に飛び散る演出」とか。

今から考えたら、よくもまあ、あれだけゴテゴテと装飾しまくってたよな、と笑い話ですが、裏を返せば、みな、それぞれに「面白いこと」「他人とは違うこと」「ビックリするような仕掛け」を工夫してた証です。

カッコよくいえば、『アート』ですね。

しかし、2006年頃のブログブームで、デザインがテンプレート化され、Win8の登場で「タイル化」「フラット化」が進んでから、ウェブサイトも一気に色合いが変わったように感じます。

どのサイトを見ても、似たような位置にサイドバーがあり、ナビゲーションがあり、ボタンもメニューもフラットで、色合いもFacebook色やTwitter色で統一され、他と異なるものを探す方が難しいくらい。

それはそれで使い勝手がよく、迷いなく閲覧できますし、「スマホでも、PCでも」というユーザビリティを考えたら、前時代的な「画面に☆がキラキラ飛び散る仕掛け」は、むしろ入れることができません。

もうこれだけ情報インフラとして日常生活に溶け込んでしまったら、「個人色」よりは「公共性」重視の作りになるのも致し方ないでしょう。

でも、その流れで、「見た目より、アクセス」みたいになってきているのが、なんとも淋しいし、見る人も似たようなデザインのウェブサイトばかり見せられて、退屈なんじゃないかと思います。

実際、多くのブロガーにとって「デザイン」=「SEO対策」でしょう。

見た目の美しさよりも、読み込みスピード重視、階層の最適化、軽量化、等々、Google先生にいかに愛され、上位表示されるかに重きを置いている。

きっと、ウェブサイトを作っている人の大半は、デザインや美術本より、Google のPageSpeed Insightsばっかり眺めてるんじゃないですか。

↓ こういうやつ。これでスコアが上がると、Googleにも表示されやすくなる。
Google先生が「CSSを圧縮しろ」「ブラウザのキャッシュを活用しろ」と言うと、その修正に躍起になるの。
全体の色彩とか、フォントと背景の調和とか、そんなのは二の次。

皆が皆、軽量化、スピード重視で、「このテンプレートを使えば、上位表示されて、アクセスアップしますよ~」といえば、そっちになだれ込めば、デザインも画一化されて、「何を見ても同じ」というような状況になってくると思います。

ちなみに、私が最近、いいなと思ったのは、こういうの。

サムネイルをクリックすると、Live Previewが見られます。

古典文学風のデザイン。

中身スカスカでも、「うわ~、めちゃくちゃ売れて、才能ありそう♪」と思わせるハイパーなデザイン。

昔懐かしい「雨の音入り」。ページのスクロールもお洒落です。

でも、こういうのは、やはり検索エンジンに上位表示させるのは難しい。
重いし、ナビゲーションがいまいちだし。
長文にも向かない。
日本語をのせると、たちまち田舎くさくなります(タイポグラフィ的に)。

さくっと読んで、PVあげて、ほらほら、シェアして下さいよ、ここに大きくTwitterボタンを貼り付けて、広告バナーも目立つところにド~ン!・・が目的の人は絶対に使わない。

だけど、ネットサーフィンやブログを読んだりするのが好きな人は、こういう色鮮やかな世界を求めておられるんじゃないです?

クリックした瞬間、どこかで見たような表題だらけのまとめサイト、他人の悪口や政治の批判、ブログで月10万稼ぐ秘訣はコチラ、「女優○○のお泊まり愛の真相、ここをクリック」いけども、いけども、お目当ての情報にはたどり着けず、広告だらけのページばかり見せられる……というのじゃなくて。

美しいイラスト。

ほ~っと嘆息するようなスライドやアニメーション。

画面の向こうから語りかけるような優しさや、こっちまで刺激される気魄と熱気。

目と心の栄養になるようなウェブサイトでしょうに。

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