名曲『アクエリアス』 未来に輝く「水瓶座の時代」

私は昔から自分が「水瓶座である」ことに大いにプライドを持っていて、「だからそれがどうしたの。水瓶座生まれなんて世界中に何千万人といるでしょう」と言われればそれまでだが、私にとっては素晴らしく眩い属性で、心の支えになっている事の一つなのである。
もちろん、占星学的に言えば、私の人生を導き、パーソナリティを形作っているのは「射手座の月と上昇宮」であり、それ故に、国際結婚などして外国暮らしをしているのだが(実はこの事も星が予言していた)、持って生まれた何とやらを並べてみると、やはり水瓶座以外の何者でもない人間像が浮かび上がってくる。

変人。
リクツっぽい。
悪い意味で、正直。
「それが常識」とか「みんなそうしてるから」とかいう言葉がキライ。

説明しても、分かってもらえない。

そういうことも多かったように記憶する。

それでも、自分の水瓶座的な性向を恨んだことはなかったし、いつかきっと自分が自分でいられる場所にたどり着けると信じていた。

その結果、東欧の片隅になぞ導かれてしまったのだが、私が人間関係においては外国社会でノンストレスに暮らせるのも、「個」において妥協を許さない水瓶座の恩恵のおかげだし、そういう意味でも、私は「水瓶座生まれであること」はもちろん、この世に「水瓶座」というものが存在すること自体に感謝せずにいられないのである。

第一、「アクエリアス」という言葉の響きからして美しいじゃないですか。

だから、私はイオン飲料を買う時も、ポカリスエットではなくアクエリアス派だった。
味はポカリの方が上だと思いながらも、ついついアクエリアスの方に手が伸びてしまう、それぐらい「アクエリアス」という言葉が好きだったのだ。

§ 『アクエリアス』について

ところで、私が「アクエリアス」という言葉を知ったのは、1960年代後半に制作されたミュージカルで、後に映画『アマデウス』の名監督ミロス・フォアマンらにより映画化された『ヘアー』の大ヒット曲『輝く星座~レット・ザ・サンシャイン・イン』がキッカケだ。

まだ歌謡番組というものがTVの花で、西条秀樹や郷ヒロミ、山口百恵やキャンディーズといったアイドルが全盛期だった頃、NHKが企画した「当時のアイドルたちが誕生日を元に春夏秋冬のチームに分かれ、歌唱を競い合う」という特番で、冬組が歌ったのがこの『輝く星座』だったのである。

サビの部分で繰り返される、「アクエリア~ス、ア~クエリア~ス」という言葉が非常に美しく、「何の意味だろう」と思い巡らしていたら、姉が「水瓶座の占星術用語である」ことを教えてくれたのである。

以来、私の中で、「アクエリアス」という言葉は特別な響きだったし、この曲を聴くと、未来に素晴らしい事が開けているような気がして幸せな気持ちになった。

それは単に個人の幸福にとどまらず、いつかきっと正しいものが報われ、誤ったものや悪しきものがこの世から駆逐される日が来ると未来に予感せずにいないのである。

それにしても、この『輝く星座』という曲は何と不思議なバイブレーションをもった曲なのだろう。(中学校の音楽の教科書にも載っていた)

ヒッピー文化を象徴するロック・ナンバーでありながら、まるで祈りのような厳かさを感じさせる。

「アクエリア~ス」という叫びはまるで天まで貫くかの如くで、その声の果てに神の降臨を思い描かずにいない。

彼女はさながらセントラル・パークに現れた現代の巫女であり、サイケなファッションに身を包んだヒッピーたちは彼女に仕える祭司だ。
彼らにだけ見える幸福のビジョンを追って、「アクエリアス」の叫びと共にエクスタシーを体験しているように思う。

いい音楽には必ず魔術的要素があるものだが、この『輝く星座』のそれは群を抜いてビブリカルで、「アクエリアス」という言葉に触れる度、「それは必ず訪れる」と確信せずにいないのである。

Hair- Aquarius
/video/aqua.flv

こちらがレコードとしてヒットしたThe Fifth Dimensionの『アクエリアス』。
多分、こちらの方がよく記憶されているのではないだろうか。


When the moon is in the Seventh House
And Jupiter aligns with Mars
Then peace will guide the planets
And love will steer the stars
This is the dawning of the age of Aquarius
Age of Aquarius
Aquarius!
Aquarius!

Harmony and understanding
Sympathy and trust abounding
No more falsehoods or derisions
Golden living dreams of visions
Mystic crystal revelation
And the mind’s true liberation
Aquarius!
Aquarius!

When the moon is in the Seventh House
And Jupiter aligns with Mars
Then peace will guide the planets
And love will steer the stars
This is the dawning of the age of Aquarius
Age of Aquarius
Aquarius!
Aquarius!
Aquarius!
Aquarius!

[instrumental and tempo shift]

Let the sunshine, let the sunshine in, the sunshine in
Let the sunshine, let the sunshine in, the sunshine in
Let the sunshine, let the sunshine in, the sunshine in

[continue to end with concurrent scat]

Oh, let it shine, c’mon
Now everybody just sing along
Let the sun shine in
Open up your heart and let it shine on in
When you are lonely, let it shine on
Got to open up your heart and let it shine on in
And when you feel like you’ve been mistreated
And your friends turn away
Just open your heart, and shine it on in

月が第7宮に入り 木星が火星と直列するとき
そのときこそ、平和が諸々の惑星を導くことだろう
そして愛が星々の舵を取るのだ
いまは水瓶座の時代の夜明けのとき

水瓶座の時代だ
水瓶座、おお水瓶座よ

調和と理解と
共感と信頼が満ち溢れる
インチキやバカげたものはもうおしまい
ヴィジョンに溢れた光り輝く生の夢
神秘的な透徹とした黙示
そして心の真の解放

水瓶座の時代だ
水瓶座、おお水瓶座よ

陽の光を
太陽の輝きを差し込ませよう
陽の光を入れるんだ
太陽の輝きを
陽の光を入れるんだ
太陽の光が差してくるぞ

日本語訳 : komasafarinaさま
(サビの部分だけ私好みに変えています)

komasafarinaさんが素晴らしい訳を付けておられたので、そのままお借りしました。
『ヘアー』という作品が制作された背景も詳しく紹介されていますので、ぜひ参考にどうぞ。
Aquarius / Let The Sunshine In

ちなみにAmazonの解説は次の通りです。

Amazon解説より

フィフス・ディメンションの名アルバム『輝く星座(アクエリアス)』は、もとをたどればアマデウスの名を同名の映画で世間に知らしめた監督ミロス・フォアマンが生みの親といえる。ジェームズ・ラドー、ジェローム・ラグニ作詞、ガルト・マクダーモット作曲の画期的なミュージカルをフォアマンが映画化した『ヘアー』(1979年)は、時期的には『カッコーの巣の上で』と『アマデウス』(いずれもフォアマンが監督し、アカデミー賞に輝いている)の間に作られた。
評論家の評価は分かれ(ジーン・シスケルはその年のベスト・フィルムと評した)興行収入もぱっとしなかったためか、世間から忘れ去られていった。しかしこの映画は見事なまでに1960年代をよみがえらせてくれるのである。

『ヘアー』は色鮮やかに彩られたカウンターカルチャー(反体制文化)の世界を再現してみせる。
カウンターカルチャーが打ち砕くべき敵としてとらえたもの、それはベトナム戦争だった。
監督並びにデザイン担当チームは観るものに迫ってくる映像を作り出し、流れるような動きのオープニングではヒッピーの集団が、警官が、さらには警官の乗っている馬までが「アクエリアス」のおなじみのビートに大いに乗りまくる。

セントラル・パークを根城にするヒッピーたちのリーダー、バーガー(このバーガー役でトリート・ウィリアムズは初めて主役を射止めたが、彼のキャリアではこの役が最高だといえる)は、徴兵されたクロード(ジョン・サヴェージ)を仲間に入れてやり、ニューヨークを案内し、これぞ60年代だという最先端のシーンを味わわせてやる。

今回の新たな録音はたいへんすばらしく、ハイライトはシカゴのメンバー、ドン・ダカスが披露するタイトル曲「ヘアー」である。バーガーが歌うレジスタンス・ナンバーに「アイ・ガット・ライフ(生きてるんだ)」とあるとおり、感動的に高らかに歌い上げられる最後の曲「レット・ザ・サンシャイン・イン」にいたるまで、この映画はまさにいのちのある作品となっている。(Doug Thomas, Amazon.com)

ところで、なぜ「水瓶座の時代」なのかと言うと、これについては人気占星術家のマドモアゼル愛先生が下記のように紹介されています。
他にも「水瓶座の時代」で検索するとわんさと引っ掛かってきますので、興味のある方はぜひ調べてみて下さい。

月刊誌ミスティ「水瓶座時代」特集

水瓶座時代とは地球自転がもたらす歳差現象の軸が2100年ごとに1サイン動くという気が遠くなるような周期のことで、現在は魚座の最後にある。

最後といっても逆行している駒振り現象なので今は魚座のはじめにあり、もうすぐ水瓶座に逆行して入る。イエスが言った人の子の時代は水瓶座エイジを差している。

大きな流れに沿ったものは紆余曲折があっても結局は伸びていく。
今ほど目先の状況に左右されない大きな流れに沿ったスタンスをとることが重要だと思う。

時代が変わる、大激変の時代……などといわれて久しいが、その根本にはこの歳差現象の大きな変化があるのだ。

連日のように暗いニュースが流れ、将来はもっと悪くなるように思われているふしがあるが、果たして本当にそうだろうか。

私はむしろ、人類社会は少しずつ進歩し、世界中が戦火で包まれるような野蛮な時代に逆戻りすることはないと考えている方である。その過程で、誤った出来事は何度も繰り返されるかもしれないが、地球規模のスケールでは良い方に向かっているのではないか、と。

産業革命、情報革命ときたら、次は意識革命――。

もうすでにインターネットを介して個と社会の関わり、流通、ビジネス、技術開発etc……人間関係まで変わりつつあるではないか。

この先に、それこそSF作家が夢見たような「世界政府」「宇宙植民」「惑星開発」みたいなものが待ち受けているとしたら、それが実現する頃には、私たちが考えているような社会の観念とか人間の価値観、生と死すらも、まったく違ったものになっているだろう。

そして、そうした未来人から見れば、私たちの時代なんて、なんとも未熟で野蛮だったときっと回想されるはずなのだ。

……なんてことまで考えさせられてしまう名曲『輝く星座 -アクエリアス-』。

これを機会にぜひ、聴いて下さい~ね。

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