石原真理子

その昔、「いい女」の代名詞と言えば、W浅野(浅野温子&浅野祐子)であり、石原真理子だった。

昔の真理子を知らない人が聞いたら、うそーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ

と言いたくなるかもしれないが。

お嬢さま女優として一躍注目を集めた彼女は、80年代、バブル期の女性に大人気だった「ワンレン(ワンレングス・ボブの略。前髪をサイドと同じ長さに切りそろえた、ゲゲゲの鬼太郎のような髪型のこと)」「ボディコン(ボディ・コンシャスの略。身体の線にぴったり添ったタイトなファッション)」の女王であり、ちょっと気怠い感じで前髪をかきあげる仕草が、当時の若い男の子(あの頃の男子はムンムンしていた)を胸ドキュンしていたのである。

その真理子が恋に落ちた相手が、やはり絶大な人気を誇っていた北海道出身のバンド『安全地帯』のヴォーカリスト、玉置浩二。
道路標識の『安全地帯』のVサイン(=勝利のマーク)にあやかって名付けられたこのバンドは、松田聖子や小泉今日子、田原俊彦、しぶがき隊といったアイドル全盛期に、『ワインレッドの心』や『悲しみにさようなら』といった大人の恋をしっとりと歌いあげ、たちまちヒットチャートの常連となった。

とりわけ、ヴォーカリストの玉置浩二の苦渋にゆがんだ(?)熱唱は、コロッケら物真似芸人の格好のネタともなり、まさに飛ぶ鳥の勢いであったから、ワンレン&ボディコンの女王、石原真理子との恋愛が発覚した時には、ワイドショーがひっくり返るような騒ぎだったのである。

しかも、玉置浩二は妻帯者であり、当時はまだ真っ当であった国民を二重の意味で驚かせた。

「好きになった人に、たまたま妻子がいただけ」

という、開き直りともとれるような真理子の発言は、『不倫』という新たな恋の形に市民権を与え──この頃はまだ社会的・倫理的タブーの色合いが濃かった──既婚者の婚外恋愛に対する罪悪感を払拭すると同時に(これをブームと化したのが渡辺淳一の『失楽園』)、今のアラフォー世代の女性に「どんな恋でも貪欲に突き進めばいい」というリビドーを与えたのである。

しかしながら、二人の恋は、玉置の離婚が成立すると同時に失速し、やがて破局へと繋がっていった。

後に、「玉置浩二のドメスティック・バイオレンスで、真理子は腰の骨を折るほどの重症を負った事もある」という衝撃の事実がリークしたように、必ずしも幸せなものではなかったようである。

それが25年たった今、ついに結婚。

真理子が玉置にご機嫌うかがいの連絡を入れたことがキッカケらしい。

腰の骨を折るほどのひどい目に遭わされながら、またも吸い寄せられるようにして連絡を取ってしまうところが、いかにも男と女の何とやら。

まあ、玉置も50歳になれば、骨を砕くほどの元気もあるまいし、残りの余生は二人仲良くお茶でも飲みながら、ラブラブと楽しんで欲しいものである。

こちらは、真理子への恋心を歌ったものと言われる『恋の予感』。

TVコマーシャルにも使われ、大ヒットしました。

『安全地帯』を大ブレイクさせた『ワインレッドの心』。
これ、カラオケは意外と難しいんですよ。音域が広いの。
ちょっと高めで歌い始めると、サビの部分で声が出なくなる(笑)

ワインレッドの心
/video/tamaki_wine.flv

私はこのアップテンポの『熱視線』が好きだった。
これも大ヒット。玉置さんは当時のヒットメーカーでしたねえ。

歌詞がたまらなく泣かせる『悲しみにさよなら』。
あ~、一度でいいから、素敵な男性にこんなこと言われてみたい・・と。
これも真理子に捧げた歌? きー、羨ましい!!

悲しみにさよなら
/video/tamaki_kanashimi.flv

こうやって振り返ってみると、玉置さんもいい歌を歌ってましたね。
そして、私も、いい歌を聴きながら青春時代を過ごしたものだと、つくづく。

さて、こちらが80年代のいい女の代名詞だった石原真理子嬢のけだる~い姿。
焦点のぼけた眼差しと、つかみどころのない話し方がかえって男性の好奇心をそそり、注目株に。
さらさらのワンレン黒髪をかきあげる仕草にみんなが憧れ、若い女の子は前髪を伸ばしてましたね~。

笑っていいとも! 石原真理子
/video/tamaki_mariko.flv

§ 安全地帯のおすすめCD

安全地帯 ゴールデン☆ベスト

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by 安全地帯, 井上陽水

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とりあえず当時のヒット曲を聞くならこちらのベスト盤がおすすめ。
リアルタイムで聞いたことがない人も納得の名曲ぞろいです。
さらにコアなファンの為には、二枚組の『コンプリートベスト』もあり。
さすが井上陽水がプロデュースに参加しているだけあって、このしっとり感は誰にも真似できないですよね。

安全地帯II

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安全地帯II (CD)
by 安全地帯

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私個人としておすすめなのが、このセカンドアルバム。
ブームの火付けとなった「ワインレッドの心」をはじめ「真夜中すぎの恋」「マスカレード」など、聞き応えのある曲が揃っています。
大人のムード満点のアルバムで、先輩にレコードをダビングさせてもらった時は嬉しかったな~(そういう時代だったんだよ、80年代って)。

安全地帯III~抱きしめたい

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安全地帯III~抱きしめたい (CD)
by 安全地帯

価格: 1,338円 12点の在庫あり 中古価格 980円より

こちらは最高にノッていた時のサードアルバム。これもダビングさせてもらって、いたく感動したものです。
アップテンポの玉置節が冴える「Lazy Dazy」、ミステリアスな雰囲気の「Happiness」、そして「恋の予感」と、聞く者をまったく飽きさせない曲作りで、私としては彼らのベスト盤にあげたい一枚。
これもテープがすりへるほど聞きましたよ。本当にいいバンドでした。

Happiness 安全地帯
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★おまけ★

『安全地帯』の標識
安全地帯
バンドを結成したばかりのメンバーが、バンド名を考案中、ふと目にした標識から思いついたという逸話を聞いたことがあります。

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