新刊『ガラスの仮面』43巻を記念して 最終回を勝手に予想

2月 4日, 2009年 in マンガ・アニメ

この記事は、43巻刊行時に書かれたものです。

44巻のレビューは、『紫織さま ご乱心』でどうぞ。(←今も乱心中)

- もくじ -

  1. 紫織さん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 
  2. 日本の芸能界は適役に欠かず
  3. 『婚約は……解消した』(5月17日追記)
  4. 最終回を勝手に予想
  5. 今後の展開を読み解くポイント
  6. 拝啓、美内先生 ー私の願い-
  7. パティ・デュークの『奇跡の人』
  8. あの人は今……
  9. PR

§ 『婚約は……解消した』



43巻、泣けました(T^T)

大きな進展はなかったけれど、流れとしてはあれで良かったんじゃないかと思います。

そうなると、ファンが次に聞きたいのは、

『婚約は……解消した』

この一言でしょう。

とはいえ、あの上品を絵に描いたような紫織さんが、蛇か鬼と化して、マヤと速水さんの関係を徹底的に妨害するとは考えにくいし。

そうなると、二人の絆のあまりの深さに打ち負かされた紫織さんが潔く身を引く……というのが、少女漫画の定石ではないかと思います。

そうすれば、もしかしたらこれは、大ハッピーエンドもあり得るかもしれない。

恋も、成功も手に入れる。

夢のように幸せなマヤの姿を、最後に見るかもしれません。

とはいえ、マヤが、速水家の正妻の座に着き、大都芸能のNo.2になるとは考えにくいので、真澄さんが、速水家も大都芸能も捨ててマヤの所に来る……というのが、好ましい結末でしょう。

ええ、そうあって欲しいです。



一方、試演はどうかというと……。

これまでのガラ仮面黄金パターンでは、「まず亜弓が教科書通りの完璧な役を演じ、次いで、マヤが荒削りながらキラリと光る演技を見せる」でしたが、今回の試演の順番は、マヤが1番で、亜弓が2番です。

しかし、試演が恐らく『前代未聞の野外劇』(試演を見たがっている人は10万人)になること、亜弓の舞台が大掛かりな装置を必要とすることから、舞台美術の都合で、土壇場で順番が入れ替わり、まずは一週間がかりで亜弓の舞台美術を設置し、その次にシンプルなマヤの舞台……になるかもしれない。

亜弓さんのことだから、

「順番なんて関係ないわ。1番手だろうが、2番手だろうが、私は完璧な紅天女を演じてみせる……!」

きっと気にも留めないと思うよ。

やはり、ここは黄金パターンを踏襲して欲しい。

あるいは、後述の通り、順番通りに二人が演じ、マヤが大失敗、亜弓が大成功を収め、誰が見ても「亜弓の勝利」となる展開になるか。

あのクジ通りに運ぶとは思えないんだけども、美内先生、どうされるのかな~~。

ともあれ、徐々に『神』の領域に入ろうとしているマヤの演技。

それは愛の力で完全なものとなる。

もしかしたら、黒沼監督が気付いて、二人の仲を取り持つか。

あるいは、桜小路が、「それだけは絶対にイヤだ」と駄々をこねるか。

いや、案外、こう言うかもしれないよ。

「僕は、あの人の代わりになれないかもしれないけれど、舞台の上では、あの人だと思って欲しい」とか、何とか。

それにしても、月影先生は、マヤの恋のお相手が速水真澄だと知ったら、どうされるんだろうね。

多分、二人に、自分の恋を重ね見て、満ち足りた気持ちで息を引き取る──という感じがするが。

「ああ、一連が迎えに……」とか、何とか。

後は、44巻をお楽しみに♥


以下のテキストは、2009年2月4日~3月にかけて記載しています。

§ 最終回を勝手に予想

まさか本当に出るとは思わなかった新刊『ガラスの仮面43巻』。

その前の42巻を読んだのは、上の子を出産した年で、「これはビッグな出産祝いだ」と喜んでいたら、なんだか肩すかしのような内容で、消化不良のまま年子育児に突入すること四年。

どこをリサーチしても、美内先生は「あっちの世界」に行ってしまわれたから、漫画なんか描いてない──という噂だったので、もう新刊は諦めていたのだけれど、とにもかくにも連載も再開されたようで本当に良かった((;・・ヘ)

「小中学生の頃から読み始めて、今じゃすっかりオバサン」みたいな読者が大半を占める中、迫り来る更年期よりもっと恐ろしいのは、ガラスの仮面が『未完の大作』で終わってしまうことであろう。

瞼の最終回に思いを馳せつつ、美内先生より自分の方が先にくたばってしまったら、それこそ本末転倒。

今、瀕死の床にあるファンでさえ、「ガラ仮面の新刊が出るぞ~」の一言で、ゾンビのように起き上がることは疑いようもなく、この私も、どれほど年を取り、目がかすもうと、最終巻が刊行されるまでは「絶対に死なない!」という意気込みで、その日を待ちわびているのでやんす。

ガラスの仮面


そして、ついに全貌を現した最新刊。
あの蜷川さんまでもがエールを送る、「日本で最も『完結』が信用されていない連載漫画」の最高峰。

信じて裏切られるのが怖いから、わざと期待しないファンの為に、私も『ガラスの仮面』最終回予想というものをしてみることにした。

美内先生が、物語の伏線を尊重されるとしたら、これはもう「月影先生&尾崎一連」の悲恋の繰り返しになること確実である。

42巻で、真澄さんは言ってるね。

「そういう相手(魂のかたわれ)に出会って、結ばれなかったら、その時は……」

死ぬしかない、ってことでしょう。

これが本物の恋なら、自分の気持ちを偽り続け、他の誰かと結ばれることなどあり得ない。

だから、真澄さんの腹は最初から決まっていて、尾崎一連がそうしたように、自分も命をかけて上演権をマヤのものにするんじゃないかな。

つまり、大都芸能は、「試演」と銘打ちながらも、影では姫川亜弓が勝つように、ちゃんと策略の種をまいている。

演技としてはまったくの互角でありながら、一度は、亜弓の勝ちになり、亜弓の主演で、正式な公演の計画が着々と推し進められるのである。

もちろん、それが「本当の勝ち」でないことは亜弓自身が一番よく分かっているのだが。

一方、真澄と紫織の結婚式もいよいよ目前に迫り、マヤにとってはまさに絶望のどん底。

そんな時、思いがけなく真澄が目の前に現れ、マヤに本当の気持ちを告げる。

ようやく結ばれる二人──。

が、幸福いっぱいのマヤの元に届けられたのは、真澄の悲報であった。

一度は亜弓=大都芸能のものとなった上演権を彼女に譲ると遺して──(尾崎一連風に)

とはいえ、演劇界の反応は冷ややかで、かつて真澄がマヤの為に建て替えてくれた雨月会館(だっけ?)で、ごくわずかなスタッフと観客だけで、紅天女が上演される。

しかしながら、それは想像を絶する素晴らしさであり、評判はたちまち世間に広まって、ようやくマヤが正式な後継者として迎え入れられる日が来る。

紅天女として、また日本屈指の名女優として、大きな一歩を踏み出したマヤの心には、いつも真澄の面影がある。

そして、マヤとの勝負に心から納得いった亜弓は、国際派女優を目指して、イギリスのロイヤルアカデミー・シェークスピア劇団(確か冒頭に出てきた)へと旅立つ。

もはやマヤの心に居場所はないと悟った桜小路クンは、今度こそ本当に舞台での素晴らしいパートナーとなる決意をし、劇団つきかげの皆さん、そして月影先生は、マヤの成功ににっこり微笑んで終わり──と。



んなわけねーだろ、という突っ込みもあるだろうが、ま、こんなとこでしょ。

他の方もブログで書いておられるが、亜弓はマヤに対して、「恋」というこの一点で勝てないと思う。

そしてマヤの恋を紅天女の恋に昇華させるためには、やはり真澄さんに命を懸けていただくしかない。

全国数千万の真澄さまファンは、そんな場面は見たくもないだろうが、オスカルもバスティーユで死んだことだし。
ガラ仮面最終回に向けて、今から覚悟召されることだ。



とはいえ、すべてハッピーエンドで終わって欲しいのよね、私も。

読んだ人がほっとして本を閉じることができるよう、美内先生、頑張ってくださいね!!


ガラスの仮面 第1幕 [DVD]
2005年、TV東京系で放映されたアニメシリーズのDVD化。
現代的な解釈で、原作とは若干異なる部分もあるが、それはそれでまた楽しめる。
全13巻。中古なら1枚、1100円から。
公式サイトは、テレビ東京内ホームページ。

BSマンガ夜話 ガラスの仮面-美内すずえ
NHK-BS『マンガ夜話』アーカイブのDVD化。美内先生のインタビューもあり、最終回へのヒントが掴めるかも。

「ガラスの仮面」研究白書
1998年に刊行された、『紅天女公演推進委員会』なるものによる容赦なく完璧な「ガラスの仮面」研究白書。
「謎本のプロフェッショナルが放つ、壮麗なる大河ドラマの徹底研究」……だそうだ。

新作能「紅天女」の世界 「ガラスの仮面」より
試演会レポート 『紅天女』現る!新作能『紅天女』あらすじ、スタッフ・初演配役;第1章 紅天女を解く。―『ガラスの仮面』から能へ;第2章 能を知る。―月影千草が案内する能楽入門;対談1 天女を舞う。―梅若六郎×美内すずえ;第3章 天川紀行―『紅天女』のふるさとを訪ねて;対談2 天女を描く。―美内すずえ×梅若六郎;第4章 新作能をつくる。―『紅天女』が能になるまで  ……ほ、ほんまに創作したんか・・・(゜_゜)

§ 今後の展開を読み解くポイント

Q. 真澄さんは本当に紫織嬢と結婚してしまうのか?

真澄さんの性格から考えて、あれほどマヤを熱愛しながら、なんだかんだで割り切って紫織嬢と結婚するとは言い難い。
もしかしたら、義務と責任感から結婚するかもしれないが、そうなると『真実の愛』に説得力がなくなってしまうので、やはり考えられる展開としては二つ。

その一、結婚式を前に、命を懸けて、マヤに上演権を託す。

その二、速水家&大都芸能との絶縁を覚悟で、婚約を解消し、マヤの所に来る。

私は、マヤの試演は、演技を通しての『真澄さんへの愛の告白』になるのではないかと思う。
真澄さんが一歩踏み出せない理由は、マヤに嫌われていると思い込んでいるからで、もし、マヤの本当の気持ちを知ったら、真澄さんも踏み出す決心がつくだろうし、その為に、速水家や大都芸能と決別しても惜しくはないはずだ。

43巻で語られる「紅天女のリアリズムをオレに感じさせてくれ」をキーワードとするなら、試演において「紅天女の恋=真澄さんへの想い」を表現することがその答えになる。(5月17日追記。これはハズレました。つまり、真澄さんがマヤに言いたかったのは、「神」を感じさせるような『本物の紅天女』ということですね。すみません)

そして、それが真澄さんに伝われば、前向きな展開が期待できるはずだ。

真澄さんが死んで、魂の世界での永遠の結合となるか、「名前も、過去も捨ててくだされ」の願い通り、一人の男に立ち返ってマヤの所に来るか、どちらも考え得る。

ドラマとしては、「真澄さんが死んでしまう」という方が盛り上がるけれど、少女漫画という性格上、悲劇的な展開を回避するとすれば、恐らく、その二になるのではないか。

これは私の切なる願いだけれど、「愛」と「結婚」を別次元で割り切るような展開にはして欲しくない。

「身体(現実)は紫織嬢と結婚しても、魂は君のものだよ」というオチは、潔癖な真澄さんらしからぬ選択だし、そう結論づけると、「愛と結婚は別」という打算的な側面が印象づけられるからだ。

もし、美内先生が、『真実の愛』を描いて下さるのなら、真澄さんにはきっぱりとこの結婚を蹴って欲しい。

それでこそ読者も納得するし、マヤも救われるのではないだろうか。



Q.2 試演はマヤと亜弓さん、どちらが勝つの

伏線のやり取りからして、マヤが試演にすんなり勝つとは思えない。
速水英介や日本演劇協会が何かを画策しているのは明らかなので、やはり、一度は亜弓さんに軍配が上がる、と考えるのが自然ではないだろうか。
もちろん、その結果に亜弓さんが納得するはずがないし、真澄さんだって指をくわえて見ているわけがない。
『紅天女』は、真澄さんVS速水英介との闘いでもあるので、恐らく、「英介を打ち倒す=上演権を奪い取る」という形でマヤの勝利が実現するはずである。
その方が、ドラマとしてはより面白くなると思うのだが、美内先生、いかがです~~~?


Q.3 『シアターX』はどうなるの?

これはもしかしたら前代未聞の『野外劇』になるかもしれない。
となると、マヤは、『真夏の夜の夢』で一度経験があるから、演技に関してはそれが大きなネックになることはないだろう。

しかし、「舞台装置」という観点から見ると、資金のない黒沼グループには非常に難しいものになる。

そこで考えられるのは、無駄な装飾を一切排した、役者だけが浮き立つような演出である。

まさに「演技」だけが勝負の舞台。

恐らく、小野寺グループは、絢爛豪華な仕掛けをもって挑んでくるだろうから、黒沼グループにとっては、まさに「マヤの演技」が命運を分ける、非常に厳しい舞台となるのではないだろうか。


§ 拝啓、美内先生

話がこれだけ大きくなると、万人が納得するような感動の結末を描くのは大変なご苦労だと推察します。

→ 少年漫画の名作『あしたのジョー』の最終回をめぐる作画・ちばてつや先生の血を吐くような苦悩と闘いの軌跡もぜひご覧下さい。
灰も残らぬほど創作に燃え尽き / ちばてつやと『あしたのジョー』感動のラスト

美内先生の話では、もうすでに結末は決まっていて、ネームも頭の中にあるそうだが、だったら、どうして一気に終わってくれないの? 何年も中断してしまうの・・? 
長年見つめ続けたファンならずとも、やきもきしてしまいますよね。

噂によると、漫画以外の活動にお忙しく、「天の啓示があったら、再びペンを取る」みたいなことを仰っていたそうで、
それが今、思い立ったように再開されたということは、かなり希望を持っていいのかもしれません。

「このペースで刊行されたら、最終回が読めるのは10年先」というファンの絶望的な気持ちに再度塩を塗り込むようなことはもうなさらない……と信じたいです。

この先、物語がどのように展開するかは、まさに美内先生の腹一つ。

突然、ケータイやファミレスが登場して、ファンが戸惑ったように、もしかしたらその結末も「いったい、どこをどう違えたのですか、センセイ?」と詰め寄りたくなるようなオチになるかもしれませんが、どのように幕を閉じようと、
マヤの生き様、月影先生の教え、亜弓さんの気高さ、真澄さんの恋、etc…、先生がこれまで描いてこられた怒濤のような物語の価値が損なわれることなど何一つなく、ファンは、それぞれが、それぞれの結末を胸に描きながら、そっと最終号を読み終えるのではないでしょうか。

何をどう終えても、けなす人はけなすし、たたえる人はたたえるのがこの世の中。

美内先生にはプレッシャーに負けることなく(そんなものはとうの昔に超越しちゃってるかもしれないが)、悔いのない、いいお仕事をして頂きたいと願っています。


§ パティ・デュークの『奇跡の人』を見てみよう

「オーディション中に大きな音を出しても、一人だけ振り向かなかった女優がいた。アカデミーで受賞したパティ・デュークだ」

そのパティさん、実際にはどんな演技をされていたのか、見てみましょう。
(美内先生が忠実に描かれているのがよく分かります。マヤちゃんの『奇跡』はパティに近いですよね)

こちらは奇跡の場面です。

The Miracle Worker final scene
/video2/helen_miracle.flv

こちらは凄まじき朝食の場面。

Breakfast Scene – The Miracle Worker (1962)
YouTube Preview Image


§ あの人は今・・

金谷恵美・・もう一度登場するのかと思っていたら、二度と出てこないね。
オーディションに落ちたショックで『鬼婆』になったとかいう噂。
 ↑ 栄美だったっけ?漢字忘れた

真島くん・・ちょっとラリ気味の三白眼がマヤのお気に召さなかったのであらう。
ワタシ的には、2番目に好きな男性キャラ。引き際も潔かった。

里見茂・・唯一、ファンの圧力で消し去られた男性キャラ(とかいう噂)。
その後、乙部のりえとは、ドラマでいいコンビが組めたのか?
視聴率はどうなった・・??

桜小路優・・こんなストーカー・キャラに変貌するとは夢にも思わなかった「白い歯が爽やかな人」。
あっちもベテランそうな赤目慶さまに女性の口説き方を教わってはどうか。
登場する度にヒンシュクを買っている、今一番、目障りなキャラ。
稽古中は、ケータイの電源は切っとけよ。

梨園の御曹司・・早く出てきてね。

百地房男・・お稽古の場に、彼の姿がないぞ。

ハミル・・で、密着取材はどうなったの??
44巻で突然登場。
しかも、リチャード・ギアを横に引き延ばしたような男前になっている。
その前も顎が割れてたっけ?
突然、現れて、亜弓さんに助言するのにはビックリした。
作者にいいように使い回されているキャラの一人。

聖唐人(からと)・・美内先生の素晴らしいネーミングセンスがうかがえる。
戸籍上、存在しないのなら、車は運転しちゃダメだぞ。
あ、もしかして、運転免許も偽造?
それ、偽造したの、神恭一郎さんじゃないですよね?(イトコとかいう噂)


ツイートツイート

Polecamy

読みたい漫画はきれいな中古本で一気に大人買い。作品が探しやすく、在庫量も日本一です。<

Related Posts:

Comments

There are no comments on this entry.

Add a Comment

Required

Required

Optional

更新情報