今まで経験したエイプリル・フールの中で、一番強烈だったのが、
「あんた、何言うてんの。今日、3月31日やで」
子供の時、知り合いのお姉さんを相手にウソをかまして、
「へへーん、エイプリル・フールだよ~ん」
と得意がっていたら、上記の言葉を投げつけられた。
そして、周りに居たお姉さんたちも、「そうよ、あんた、今日は3月31日やで」と口裏を合わせたように頷くので、みるみる血色をなくした私。
「うそや、今日は4月1日やもん」
「ちゃうちゃう、あんたの勘違い。今日は3月31日」
とみんなに押し切られ(?)慌ててカレンダーを見に行って戻ってきたら、
「ちゃら~ん、エイプリル・フールだよ~ん」
子供心に、あれほどショックな出来事はなかったね。
「頭がいい」と言うなら、ミイラ取りをミイラにする人が一番スゴイんじゃないか、と思ったりする。
ところで、嘘と言えば、真っ先に思い出すのが、昔の歌謡曲に歌われた『あんた、私を騙すなら、死ぬまで騙して欲しかった』という一節。
死ぬまで騙せば、ウソも真実になる。
嘘をつくなら、「貫き通す」というのが、相手に対する本当の誠意ではなかろうか。
たとえば、浮気。
証拠を突きつけられた途端、「実は……」と切り出す、これが一番タチが悪い。
たとえ100人の女性と浮気しても、パートナーに「愛されているのは私一人、だから幸せ」と信じさせるのが遊び人の誠実というものだ。
確か、さんまちゃんか、タケシあたりが言ってたような記憶があるんだけども、どれほど確たる証拠を突きつけられ、ウソがバレバレでも、「やってない、入れてない」と、とことんシラをきり通すのだそうだ。
たとえ99%証拠固めしていても、男が「やってない」と言えば、女は残りの1%に希望を持つ。
そのウソに救われる。
良心の呵責に耐えきれず、白状してしまうのは、相手に誠心誠意わびているようで、その実、自分がラクになりたいだけなのである。
ウソをつくのは簡単だが、貫き通すのは難しい。
ウソをつくのも、浮気するのも、墓場まで持って行く覚悟でやって欲しいものである。
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