Notes of Life

くだらないことでも、考えてみろ

2010年5月10日

昔、私が、主治医の先生に言われた言葉。

先生が気にしていたのは、身体より、むしろ心の方だった。

ある日、別室に呼び出されて、30分ぐらい、こんこんと説教された。

先生のことは大好きだったけど、心の半分では「何、言ってんだろ」って。

結局、分かってもらえない──そんな風に感じていた。

そんな先生が、一番強調して仰ったのがこれ。

「くだらない、と思うことでも、考えてみろ」

多分、私のつまらなそうな顔を見て、話半分にしか聞いてないことを察したのだろう。

実際、そうだった。

「問題はそこじゃない」と自分では思っていた。

だから、先生に何を言われても、「くだらない」としか感じなかった。

でも、そんな「くだらない」と思うことの中に、問題解決への道があるかもしれない。

案外、「くだらない」という気持ちは、問題から目を背けたいだけかもしれない。

「くだらないから、考えない」

それでは一つのキッカケを失う。

「くだらない」と思うことでも、正面から向き合って考えてみたら、今まで気付かなかった答えが見つかるかもしれない。

「くだらないことでも、考えてみろ」というのはそういう意味だ。

君が辛い時、たいてい、問題の本質を見ていない。

見てないというよりは、見たくないし、考えたくもない、というのが本音だ。

そこに目を向ければ、自分のダメなところや、弱いところが丸見えになって、ますます自分が嫌いになってしまうから。

でも、本当に、「くだらない」で終わっていいのだろうか。

見るべきものを見ないまま、リクツで押し切っていいのだろうか。

自分で自分の弱さを受け入れないうちは、何を考え、どう行動しても、苦しい。

苦しいのは、君や社会が間違っているからじゃない。

問題から逃げ回っているからだ。

「くだらないと思うことでも、考えてみろ」

案外、そこに、本当の答えが眠っているかもしれない。

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