言葉の倉庫 社会

収益性のないものは全て無意味と言われては、誰も、なんの提言もできなくなる。

最初に理想ありきで、方策が後に続く、という道筋もあってもいいはずではないか。

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真面目に勤めているのに、上の不正のせいで「僕は○○社で働いています」と胸張って言えない人の気持ちなど考えたこともないのだろう。

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正義が立つにも、後光が必要な世の中です。

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意見を述べるのに、それほど資格や肩書きが求められるもの?

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まるで善意と正義は利用される為にあるようだ。

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何を成そうと、対岸の誰かにとっては、いつも不利益。

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「それだけに彼の正義はこの社会では通用せず、人に疎まれ、軽く見られることも多いと思うの。黙っていれば都合の良いように使われ、口を開けば愚鈍な田舎者と嘲笑される、誰かが彼の代りに汚れ役を引き受けないと、とても渡って行けないような気がするわ」

「汚れ役……」

「いわば、世事に長けた人がサポートする、ということよ。あの人、頭に血が上ると、つい『本当のこと』を口にしてしまう癖があるでしょう。ああいうのは、時と場合によっては、ペテンをかますより命取り。正直なのはいいけれど、世の中は『本当のこと』など見たくもなければ聞きたくもない人の方が大多数だから」

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現状も、未来も、顧みず、

客の方だけ向いて、

「あれもやります」「これも出来ます」と

安請け合い。

医療も、飲食業も、運輸業も、航空業も、

現場が破綻するのは当たり前。

こんなこと、30年以上前から、現場をよく知ってる係長クラスや専門家は訴えてた。

でも無視されてきたんだよね。

客と同様に、従業員も大事にしなかった。

自分たちの首が絞まるのは当然の結果です。

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ハメルンの笛吹きに付いていった子供が全員行方不明になった件について

責任を問われるのは誰であろうか。

1) 笛吹きに真っ当なネズミ駆除代を支払わず、笛吹きを怒らせた市長

2) 美しい笛の音と、いかがわしい笛の音の違いを教えなかった母親

3) 楽しい笛の音に誘われて、何も考えずに付いて行った子供自身

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「気持ちだけで都市を再建することはできない」

「そうかもしれない。だが、心が無ければ、人は寄りつかない」

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「必ずしも『進歩』が『最善』とは限りませんよ」

思わず彼が口を開いた。

「あなたの言葉は非常に耳障りがいい。だが、そこに愛があるかと問われたら、皆無だ」

「『愛』ねぇ」

「非常にシンプルな真実だよ」

「では、君なら、その『愛』というものを、どのようにデザインに生かすのかね」

「住民が求めるものを作ります」 

「では、住民の求めが誤っていたら、その時はどう修正するのかね」

「住民は過ちませんよ。リーダーが過ちさえしなければ。本来、人は自分の在るべき姿、幸せの形というものを知っている。それを迷わせるのが耳障りのよい言葉です。たとえば『新しさ』という魔術のようなものです」

「では、さしずめ、わたしは『魔法使い』といったところかな」

「魔法使いというのは、本当の意味で世界を変える人のことを言うんですよ」

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「土はいつかは自然の力で再生するさ。

問題は、人が帰ってくるかどうかだ。

以前の住民が一人も戻ってこないのに、土地だけ整えてもどうしようもない。

臨海都市計画を後押しする側にも一理あるんだ。

町として復興するかどうか分らない無人の荒れ地を遊ばせておくより、地の利を生かした都市開発を進めた方が地区の活性化にも繋がる」

「それでも生まれ育った土地が好きで、身を粉にして農地や緑地の再生に努めてきたのは、いったい何の為なんだ。君は仲間が汗水流して土を耕し、植樹した所をブルドーザーで掘り返されて本当に平気なのか? みな元の暮らしに戻りたいだけだ。本当にそれだけが願いなんだよ」

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おかしなニヒリズムがはびこると、ラスコーリニコフくずれの独善的思想犯が増殖する。

彼等に共通して言えるのは、自己中心的ということだ。
自我を守るためなら、他人を傷つけるのも厭わないという・・

多くの人が、学校や社会の与えるランクにすがって生きている。
あるいは、他人に意味や価値を与えられなければ、
安住できないのが今時の人間なのかもしれない。

意味も価値も、自分で見出すものだということを忘れてはならない。

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