「子供の食事」って本当に気をつかいますよね。

「食べない」「野菜を嫌う」といった小食・偏食・好き嫌い系の悩みから、「何を食べさせたらいいのか分からない」「子供の分だけ別に作るのが面倒」といった手間やレシピの悩みまで、毎度の食事の支度がユーウツになるぐらい負担に感じることも多いと思います。

そこでおすすめしたいのが、「スープ」。

ポーランドでは子供の食事によくスープが用いられます。

日本の家庭では、クノールのコーンポタージュ・スープのように『レトルトのパウダーをお湯で溶いただけのもの』というイメージがありますが、ポーランドでは、スープはメイン・ディッシュに匹敵する立派な献立の一つです。

「肉と野菜のクリーム・スープ」「トマトと雑穀のスープ」「キノコのスープ」「モツ煮込み風スープ」などバリエーションも豊富で、栄養価も高いです。

しかも数種の野菜や肉類を柔らかく煮込んでいるので、小さな子供でも食べやすく、手軽な離乳食・幼児食として幅広く活用されています。

そこでお薦めしたいのが、ハンドブレンダーを使った「ポタージュ・スープ」。
(ミキサーやハンドブレンダーでも代用可)

ポタージュなら少量でも数種の野菜を一度に摂取することができますし、子供の苦手な味を好きな味でカヴァーすることもできます。

作り方は非常に簡単で、一度やり方を覚えれば、無限にバリエーションが広がるので、子供の食が進まなくてイライラしている方はぜひ参考にして下さい。

§ コーンクリーム・スープ / ポタージュの基本

ここでは子供達が大好きな「とうもろこし味」と「チーズ味」を生かした、コーンクリーム・スープの作り方を紹介します。
手軽に作れて、冷凍保存することもできますので、ぜひこの基本形をマスターして下さい♪

6~8食分

・じゃがいも 中3~4個
・玉ネギ 中2個
・缶詰コーン (ホール、クリーム、どちらでも可)
・牛乳 200cc (豆乳でも可)
・チーズ 100~200グラム
・塩・コショウ、バター、固形スープの素

オプション
・セロリ 1/3本 (大人の味に仕上げたい時)
・大豆 または レンズ豆 1カップ(栄養価を高めたい時)



作り方

1) 玉ネギは薄くスライスし、じゃがいもは乱切りにする(早く仕上げたい場合は小さく刻む)
  チーズはサイコロ状に切るか、おろし金で軽くおろす。
2) 鍋を熱して、バターを溶かし、玉ネギをしんなりするまで炒める。
3) じゃがいもを加えて、バターがなじむまでよく炒める。塩・コショウで軽く味付けする。
4) 水を1500ccほど加えて煮立て、アクを取る。
5) 固形スープの素とローレルを加え、野菜が柔らかくなるまで煮る。

6) よく煮込んだらいったん火を止め、ローレルを取り出し、軽く冷ます。
   (10分ほど置いておけば大丈夫。熱い状態でハンドブレンダーを使うと、故障の原因になる為)
7) 牛乳とチーズ、缶詰のスイートコーンを加え、ハンドブレンダーでポタージュ状にする。
   (ホールコーンを使う場合は、3分の1ほど取り分けておく)

8) 弱火で軽く煮込み、塩・コショウで味をととのえ、残りのホールコーンを加えて出来上がり。
   (好みに応じて、牛乳やチーズを追加するとよい)



ヒント
* クルトンとパセリを浮かべると、より美味しくなる。
* 離乳食の場合は、牛乳の種類やチーズの量を加減する。
月齢が早い場合は、固形スープの素を使わず、塩だけで仕上げる。
コーンの缶詰にかなり味がついているので、場合によっては調味料は不要かも。
* スープと一緒に新鮮なパンやバゲットを添えると、食欲もアップ。
* とうもろこしフレークをあわせて使っても美味しい

■とうもろこしフレーク(140g)無添加・無着色で離乳食から本格料理まで安心して使える大望の野菜フレーク
私もこの「ともうろこしフレーク」には非常に助けられました。
香りもよく、味も芳醇で、温かいミルクに溶いただけでもとても美味しいです☆

調理の実際

フライパンにバターを大さじ2杯ほど熱し、ざく切りにした玉ネギを塩・コショウしてよく炒めます。
写真は中2個ほど。焦げ目は極力作らないように注意。
コーンポタージュスープ

玉ネギがしんなりしたらジャガイモを加えて、しっかり炒めます。
写真は中3個ほど。
コーンポタージュスープ

水を1500ccほど入れて加熱し、アクを取って、固形スープの素とローレルを加える。
コーンポタージュスープ

柔らかく煮えたらローレルを取り除き、いったん火を止めて少し冷ます。
小さなダイス状に切ったイエローチーズ200グラム、牛乳1カップ、コーンの缶詰(クリームでもホールタイプでもどちらでもOK。ホールを使う場合は3/1ほど残しておく)を加える。
コーンポタージュスープ

ハンドブレンダーでmix upする。
ハンドブレンダーは一回に10秒ずつぐらい、何度にも分けてスイッチを入れる。(連続的にモーターを回すと、故障の原因になる)
スープがクリーム状になったら再び弱火で加熱し、チーズ、ミルク、塩・コショウで味を整える。
加熱する時はしっかりかき回さないと、焦げ付きの原因になる。
ミルクを加えた後は、沸騰させないよう注意。
コーンポタージュスープ

クルトン、パセリ、生クリームなどをトッピングして出来上がり。
コーンポタージュスープ

§ もう一工夫

1) バリエーションとして、カボチャ、ニンジン、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、グリーンピースなどが使えます。

2) グリーンの野菜を使う時は、多量に入れすぎると苦みが出て、かえって子供に嫌われる恐れがあるので、最初は少量ずつから始め、子供が慣れてきたら徐々に増量するようにします。

3) セロリを1/3ほど加えると、大人風の味に仕上がります。

4) 牛乳アレルギーの場合は豆乳など代用するか、量を控えめにします。100ccぐらいでもクリーミーに仕上がります。

5) クリームの濃さはジャガイモの量で加減します。サラリと仕上げたい場合は、中2個ぐらいで十分です。

6) ジャガイモに併せて大豆やレンズ豆を使うと、より栄養価がアップします。その場合はジャガイモを減らします。

§ 野菜フレークを活用しよう

ポタージュスープに限らず、離乳食、手作りケーキ、お粥など、幅広く活躍するのが野菜フレーク。
無添加、無着色で、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使えます。
特に、「とうもろこし味」「かぼちゃ味」が美味しいですよ☆

  

§

調味料について

味付けする場合、固形スープの素は規定量より少なめにし、塩をメインに用います。
あまり化学調味料は使わない方がいいです。

塩も、工場で大量生産されている、化学薬品の結晶みたいな安物の塩は絶対に使わないこと。

多少値段がはっても、海洋性の塩、岩塩など、天然塩を使うことをおすすめします。

 

  

  

§ パンプキン・スープ / ポタージュ応用編

コーンの代わりに「かぼちゃ」を使うだけ。
カロチンたっぷりの美味しいポタージュが簡単に出来上がります。

こちらも参考にどうぞ。
かぼちゃのポタージュ・スープ ~シンデレラ風味~

材料

・南京かぼちゃ 1/2個 (お好みで加減して下さい)
・じゃがいも 中2個
・チーズ、牛乳、バターは好みに応じて増減する(チーズは入れなくても可)
・玉ネギ 中1~2個



作り方はコーンポタージュとまったく同じです。

1) じゃがいもとかぼちゃを乱切りにする
2) 鍋を加熱して、バターを溶かし、じゃがいもとかぼちゃをよく炒める
3) 水を1500ccほど加えて煮立て、アクを取る。
4) 固形スープの素を加え、野菜が柔らかくなるまで煮込む
5) 火を止めて10分ほど冷まし、牛乳、チーズを好みで加え、ハンドブレンダーでポタージュ状にする
6) 弱火で軽く煮込み、塩、コショウで味を調える。

* 大人向けには、ナツメグを少量加えると風味が増す。
* 食べる時、生クリームを少量たらすと甘みが出る。
* かぼちゃパウダーをあわせて使ってもOK

§ キャロット・スープ / 野菜嫌い克服テクニック

 

ニンジン嫌いのお子さんでも、不思議と口に入るポタージュ・スープです。
少量ずつから始めてみて下さい。

材料

・ニンジン 中1~2個
欲張って多量に使うとニンジンの風味が強くなり、かえって子供に嫌がられる恐れがあります。
最初は小1本ぐらいから、徐々に様子を見ながら増量しましょう。

・じゃがいも 中2個
・玉ネギ 中1個
・チーズ、牛乳は好みに応じて

* にんじんパウダーをあわせて使っても美味しいです。

§ ビーンズ・スープ / 10分でできる超お手軽ポタージュ

10分で作れます。(じゃがいもを使わない場合)
グリーン色が鮮やかで、プロテインの補給に適しています。

こちらも参考にどうぞ。
グリーンピースのポタージュ・スープ

材料

・グリーンピース 400~500グラム 
冷凍でも缶詰でもどちらでもOKだが、冷凍の方が鮮やかなグリーンになる。
缶詰の場合、かなりの塩分が含まれるので、味付けには注意が必要

・じゃがいも 中2個(急ぎの場合は不要)

1) 鍋を加熱し、バターを溶かして、じゃがいもをよく炒める
2) 水を1500ccほど加えて煮立て、アクを取って、固形スープの素を加える。
3) じゃがいもが柔らかくなったら、グリーンピースを加え、3分ほど加熱する
4) 火を止めて、10分ほど冷まし、ハンドブレンダーでポタージュ状にする
5) 塩・コショウで味をととのえて、出来上がり。

* 時間を短縮したい場合は、ジャガイモ抜きでも美味しい。
ただし、ビーンズだけだとサラサラに仕上がるので、とろみをつけたい場合は水溶き片栗粉を加える
* クルトンを浮かべると、さらに美味しい

§ ブロッコリーのスープ / 緑の野菜もポタージュならへっちゃら!

ポタージュ・スープなら、子供の苦手なグリーン系の野菜も手軽に摂取できます。
子供の好きなチーズ味でごまかして、自信をつけさせましょう。

材料

・ブロッコリー 4分の1ほど 芯も含める
入れすぎると青臭くなるので、最初は4分の1ぐらいから始めて様子を見る。
馴れてきたら、徐々に量を増やす。

・じゃがいも 中2個
・玉ネギ 中1個
・ニンニク 1片(入れなくてもいいが、入れた方が食べやすい)
・チーズ、牛乳は好みに応じて

1) 鍋に溶かしたバターに細かく刻んだニンニクを入れ、弱火で炒めて香り付けする。
2) 細切りした玉ネギをしんなりするまで炒め、次に、じゃがいもを炒める。
3) 水を1500ccほど加えて煮立て、アクを取り、固形スープの素を加えて野菜が柔らかくなるまで煮込む。
4) ブツ切りにしたブロッコリーを加える。
最初に芯、芯が柔らかくなったら緑の房を加え、サっと煮込む。
煮込みすぎると色合いが悪くなり、苦みが増すので注意。
緑の房の部分は大きめに、芯は小さく切るのがコツ

5) 火を止め、10分ほど冷まし、チーズ・牛乳を加えて、ハンドブレンダーでポタージュ状にする。
6) 弱火で加熱し、塩・コショウで味をととえる

* クルトンもしくはアーモンド・スライスを浮かべると美味しい。

※ 同じグリーン系で『ほうれん草のポタージュ・スープ』も参考にどうぞ。子供が喜んで食べますヨ。

§ ハンドブレンダーについて

離乳食・幼児食作りに大変便利なのがハンドブレンダー。
料理のポタージュ化はもちろん、豆腐とフルーツのスムースやお菓子用クリーム、ソースなど、いろんな応用が利きます。
私もBRAUNのブレンダーを愛用しています。
こちらのチョッパーやミキサーが一緒になったセットタイプがおすすめです。
ミンチ肉やパン粉なども手作りできますよ☆



日本では貝印のブレンダーが人気ありますね。
バナーリンクのページに商品の詳細、レシピ、動画が掲載されています。
ぜひチェックしてくださいね☆

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