たまには涙で疲れを癒そう  

3月 26日, 2008年 in コラム 子育て・家育て

育児ストレス

最近、いい涙を流していますか?

私の方は、もうぜーんぜん(笑)

毎日毎日、どろくさい生活の繰り返しで、なんかすっかり乾いてます(´ヘ`;)

だからって感性が完全に干上がっているかといえばそうでもなく、日々の生活に心が膠着してしまっている――とでも言うのでしょうか。

ただただ、掃除、洗濯、食事、オムツ、入浴etcと、日々のルーチンワークを黙々とこなすだけで、思いきり笑うこともなければ、泣くこともない。

「毎日、何して生きてるんやろ」と、ふと我に返ったり。

「お母さんロボット」ですよ、まるで。

時には、母親以外の何かになりたいと思いませんか?

いつもいつも、きかんしゃトーマスやディズニー・アニメや「げんこつやまのタヌキさん」ではなく、ボリショイ・オペラのr来日公演や美輪明宏さんの舞台、ルーブル美術展やドストエフスキーの小説。

一人の人間として、大人の知性と感性の世界に、もう一度、羽ばたきたいと思いません?

多分、私が、「子育てだけの生活」にフラストレーションを感じやすいのは、子供とベッタリいると、自分の精神生活というものが持てなくなってしまうからだと思います。

子供は可愛い、確かに。

でも、一方で、大人の精神世界も維持しないと、人間としての自分が窒息してしまいます。

言葉は悪いですけど、子供と同じレベルに成り下がる――とでも言うのですか。

そうなると、子供のやることにいちいち腹を立てたり、物事に無頓着になったり「理性ある大人」としての立ち居振る舞いができなくなってしまうんですよね。

やはり「親」は、大人でないと務まらないです。

子供のペースに巻き込まれて、子供と同じようにケモノみたいにキーキーなってしまったら続かないです。

そうならない為にも、時には子供一色の世界から切り離されて、大人の精神世界を取り戻したいと思うんですけど、これが実現しないんですよね、子供が小さいうちは。

ところで、私は、30代前半の頃、とても辛いことがあって、同じく辛い盛りの友達と毎日のように電話で話しては、オイオイ泣いていたことがありました。
自分でもそういう状態がすごくイヤで、早く立ち直りたいと思うんだけど、いろいろ考えると涙が止まらなくて、「ああ、今日もまた泣いてしまった」の繰り返しだったのです。

でも、その時に、友達が教えてくれたんですね。

「人間って、ストレスに感じると、悪いホルモンが体中にどんどん分泌されるんだって。でも、泣いて、涙を流すと、そのホルモンは身体の外に出て行ってしまうらしいよ。だから、悲しい時は、どんどん泣いた方が早くラクになるんだよ」

これって、医学的にも証明されているんですよね。

「医学的に証明された涙の効用」

http://www.nextone.jp/no060720/va/va13.html

人間はストレスに感じると、副腎皮質ステロイドと呼ばれるストレス性のホルモンが分泌されますが、涙がそれを体外に排出してくれるので、大人でも子供でも思いきり泣いた方が心身の健康に良いのだそうです。

しかし、人間、あまりに疲れすぎていると、涙も出てこないんですよね(T^T)

だって、子供とベッタリいると、考え事をするヒマもなければ、ゆっくり腹を立てることさえ出来ないでしょう。

それにたたみかけるように、子供は面倒を起こすし、用事は次々にできるし。

そうなると、目の前のことを片付けるのに精一杯で、自分の為に何かしようとかこうしたらラクになるだろうとか、そんなことも考えられなくなってしまうんですね。

そう言うと、「ウツだ、心療内科に行け」みたいなアドバイスをする人もありますが、そうじゃないんですよ。

身も心も忙しすぎるんです。

「忙」って、「心を亡くす」と書きますでしょう。

読んで字の通り、自分の心をどこかに置き忘れたような状態です。

毎日毎日、オムツを替えたり、食事をさせたり、自分の読みたい本はぐっと我慢して子供の絵本を読んだりと、子供中心の生活をしていますと、やはり自分の欲求というのは遠くに置き去られますでしょう。

やはり人間というのは、心地良い程度に自分の欲求を満たし、自己中心に回さないと生きられない部分もありますからね。

いい意味で「ワガママ」にならないと、いい生き方もできないように思うんですよ。

しかし、子育てというのは、それとは逆の努力を求められますからね。
あまりに子供中心の生活をしていると、身も心もどんどんビジーになって、ついには「忙」の状態になってしまうんですね。

そうなると、涙も出てこなくなるんです。

まさに「お母さんロボット」ですよ。

「お母さん」ではあるけれど、それ以外のものが機能していないんです。

そんな時、自分らしい感情を呼び起こすと、ふっとラクになることがあります。

「私を発見する」とでも言うのでしょうか。

映画に感動した時。
きれいな音楽を聴いた時。
雑誌のインタビュー記事に心を動かされた時。

日頃忘れかけていた感情を体験すると、本当に気持ち良くなるんです。

とはいえ、子供がガシャガシャしている横で感動を手に入れるのは難しいですよね。

<中略>

あともう一つは、懐かしの大映ドラマ「スクールウォーズ」の原作になった、京都・伏見工業高校のラグビー部の物語です。
NHKの『プロジェクトX』でも取り上げられたので、ご覧になった方も多いのではないかと思います。

ワル・不良・ヤンキーVS泣き虫先生 ~「人を育てる」ということ

京都市出身として言わせてもらえば、昔の「伏工」って、ほんと「ワル」の代名詞みたいな学校だったんですよ。

バイクが校舎を走り回り、窓ガラスが片っ端から叩き割られるなんて日常茶飯事で、「つっぱり」「ヤンキー」の巣窟みたいな所だったんですね。

でも、「生徒に誇りを持たせたい」という山口先生の指導によって、弱小チームだったラグビー部は全国制覇という快挙を成し遂げ、伏工の評判もぐっと上がったのです。

この山口先生は、ワルと言われた生徒たちに繰り返し言うんですね。

「オレは、お前たちを信じている」

これって、ほんと、子育ての基本中の基本だと思います。

信じてないものは育たないし、育てられないと思う。

上辺だけの信頼は子供の心を傷つけるだけですしね。

全部で50分ぐらいあるので、時間ができた時にぜひ見て下さい。

当時の「ワル」に対するコメントも掲載しています。

たまには、こういう熱い番組でも見て、思いきり泣きましょう。

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