海月は死ぬと
あの黄色い月に生まれ変わるらしい
二十八夜ごとに
一匹ずつ
海月は新しい生命をもらって
海の底から
立ち昇るそうだ
だけど
そこにも
ちゃんと『一生』があって
新たに生まれた月も
十五夜で満ちると欠け始め
二十七夜には
回帰の月になって
夜の闇に消えてゆくという
そうして月の一生を終えた海月は
再び海に落ちて
海月の卵に生まれ変わる
新たな海を生きるために
光より透き通った
身体をもらうんだよ
関連する記事
おすすめの詩集
ランボー詩集 (新潮文庫)by ランボー
今日望みうる限りのランボー学の成果を取り入れるとともに、近ごろ顧みられることの少ない中原中也、小林秀雄、金子光晴の優れた訳業を再評価し、「日本のランボー」決定版を編纂。官能的で奔放な詩の世界を楽しんで。参照記事→「太陽と月に背いて」

