育児と家庭

保育園に預ける覚悟

2005年12月8日

私は専業主婦で、とりあえず保育園に預ける必要はなかったことから、関心を持ってそれらの記事に目を通すことはありませんでした。

が、今回、二度目の出産を前にし、その必要性が出てきたことから、保育園についていろいろ調べたのですが、内容としては「保育園全面賛美」の意見が圧倒的に多く、「本当にそうなのだろうか」と不思議に思わずにいませんでした。
なぜなら、基本的に、早い時期に母親と引き離されて嬉しい子供なんて無いと思うからです。

自分の身の回りのことがある程度できて、興味や関心が外に外に開かれていく3~4歳ぐらいから、保育園や幼稚園に通わせるならともかく、母親の保護と愛情が絶対的に必要な0歳期、まだまだ密着したい1歳期、甘えと自立が交錯する2歳児の頃って、いくらお友達や他の大人のケアが必要でも、母親の代わりにはならないでしょう。
いくら優秀な保育士さんがしっかりケアして下さったとしても、埋めようのないものって、たくさんあると思うのです。

もちろん、家庭には家庭の事情がありますし、特に経済的理由から、否応にも子供を預けて働きに出なければならないお母さんも多いでしょう。
そういう家族に対し、保育のプロや行政がサポートするのは非常に意義のあることですし、それで安心して家庭が切り盛りできるのなら、早期からの保育園通いも決してマイナスとは言い切れないと思います。

かといって、保育園がお母さん代わりになることなど絶対にあり得ないでしょうし、いくら「子供が楽しそうに遊んでいる」「オムツが取れて、箸の上げ下げも出来るようになった」と言っても、子供の気持ちとはまた別次元の話でしょうし、単純に、「あれも出来るようになるし、これも出来るようになる。だから保育園通いは問題どころかオススメです」と全面賛美している人の意見を聞くと、私はどうしても疑問符を浮かべずにいないんですね。

やむおえず保育園に預けておられる親御さんの多くは、やはり日頃から子供に対する申し訳なさとか、至らなさみたいなものを感じておられるでしょうし、「仕事に行かないで」とすがられても、どうすることも出来ない不甲斐なさに打ちのめされる事も少なくないと思います。

そういう意味で、保育園に感謝はしても、心のどこかでは、そのデメリットに対して常に注意を払うことが大事でしょうし、いざとなれば、いつでも利用をやめて、親子ともどもライフスタイルを改める覚悟は必要なのではないでしょうか。

私も、子供を一時保育に通わせるようになってから、「これでいいのかな」「今日は大丈夫かな」と、いつも気に懸けずにいないです。
「子離れしてないから」ではなく、母親としての自然な本能や気持ちが、やはり自分のしている事に対して、疑問や抵抗を感じさせずにいないのです。

うちの子も、最近になって、よく遊ぶようになったようですが、やはり顔付きが違います。
たとえば、パパに連れられて、公園で遊んで帰ってきた時の顔と、清々しさとか明るさが、全然違うのです。
うちの夫は、第二子の出産ももちろんそうですが、これから本格的な雪の季節を迎えるにあたって、「外で遊ぶことがますます難しくなること(今は公園から子供の姿がほとんど消えています)」、「私のお腹が大きくなって、アクロバティックな遊びに付き合えなくなってきている」事などから、「家に君と二人で閉じこもっていても、退屈するだけ。保育園で、他の子と一緒に遊んだ方が、はるかに楽しいよ」と、一時保育には非常に積極的なのですが、私はやはり『遊び以外の部分』――生きていく為に必要な安心感とか信頼感みたいなものは、小さな子供なら尚更に、親と一緒に過ごすことでしか得られない――と感じますので、なるべく短時間に収めたいなあと考えています。

子供を外に預けることで、母親が得る自由や解放感は、計り知れないものがありますが、その分、リスクを負う覚悟、またリスクを未然に防ぐ意識は、常に心に留めておきたいと思います。

You Might Also Like