薬師丸ひろ子

2009/12 追記

中国の無料動画サイトで「Wの悲劇」全編が無料で試聴できます。
こちらの記事に貼ってますので、どうぞ。

薬師丸ひろ子 映画『Wの悲劇』 大女優・三田佳子の名演が光る

2009/07/15 追記

私の大好きな『Wの悲劇』の動画をアップしました。

「顔、ぶたないで! わたし……女優なんだから!!」の名台詞。

そして感動のエンディングと、アイドルだったひろ子ちゃんが女優に開眼した、印象深い作品です。

主題歌も最高に素敵ですよ(^^)

角川映画『Wの悲劇』予告編
/video/kadokawa_woman.flv
角川映画『Wの悲劇』感動のエンディング
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§ 薬師丸ひろ子への想い

私のカラオケ十八番と言えば、『』。
自分でいうのもなんですが、声の質やトーンが似ているため、私にはとても歌いやすいんです(*^^*ゞ
特に、『Woman ~Wの悲劇~』は、十八番の中の十八番で、歌いながら自分でもうっとりぃ~。
知っている人が少なく、歌うと必ず「え?誰の曲?」って雰囲気になってしまうのが悲しいんですけど、必ず歌ってました。
もちろん、今でも歌ってますよ。

映画『Wの悲劇』は、夏樹静子さんの原作で、かの大御所、三田佳子さんや当時ヒットメーカーだった世良正則さんと共演した秀作です。
物語は、スターに憧れる下っ端の劇団員(薬師丸ひろ子)が、たまたま大女優(三田佳子)と有名な政治家の密会現場に居合わせ、情事の最中に心臓麻痺で死んでしまった政治家とのスキャンダルを、ひろ子が身代わりになる代償として、ある公演の大役を別の新人から奪い取るというものです。
その過程で、新人と共演する予定だった三田佳子が練習中に、「ああ、もう、こんな下手な新人と演技できないわ。他に適役はいないの?」などと故意に我が侭を発揮し、どうにか気を収めようとしたスタッフ側に、「相手役には、あの子(ひろ子)をお願い」と指名して、それを押し通す場面がリアルで面白かったです。(現実にもこういうケースがあるのかしら、と思うくらい)

一方、ひろ子には、世良正則演じる恋人があったのですが、「役を奪い取るためにスキャンダルを身代わりした」ということは、三田佳子との約束で絶対に口外しないことになっています。
「政治家の愛人だったなんて、オレを騙したのか」と迫る世良政則に頬をぶたれ、「顔をぶたないで。私、女優なんだから」と言い返すシーンは、まるで『ガラスの仮面』のようでした。

そうして公演は大成功し、ひろ子は一躍スターの仲間入り……と思われましたが、公演の後、観衆の目の前で、役を奪われた新人の女の子に刃物で襲われます。しかし、舞台を見に来ていた世良正則がとっさに身を乗り出し、ひろ子を庇います。
が、この一件で、ひろ子の華々しいデビューは潰えてしまうのでした。
映画のラストは、たった一人の観客となった世良政則が拍手する中、ひろ子が、ワンピースの裾を広げて、優雅に挨拶するシーンで終わっています。

ひろ子ちゃんも曲に恵まれていたアイドルの一人で『Woman ~Wの悲劇』はもちろん、来生たかおさん作曲の『セーラー服と機関銃』、『メインテーマ』(映画「探偵物語」の主題歌)、NTTのキャンペーン・ソングとなった『もっと・あなたを・知りたくて』など、歌謡史に残る名曲をたくさん歌っています。

Woman ~Wの悲劇~
/video/woman.flv

「ああ 時の河を渡る船に オールはない 流されてく」というサビの部分が大好きでした。
ひろ子ちゃんの声はのびがあって、とても上手だと思います。



薬師丸ひろ子 ~リッスンジャパンのレビュー

「普通の女の子がアイドルになった」といえばおニャン子クラブだが、その7年前、おニャン子以上に普通の女の子感をもったままアイドル女優になったのが薬師丸ひろ子。

角川映画『野性の証明』の一般公募オーディションに、「お姉さんが知らない間に応募して」合格。先駆的な角川のメディア・ミックス戦略により、「お父さん怖いよ……」のセリフが大量にスポットCMで流れ、スクリーンでも、高倉健を相手に新人らしからぬ肝の座った演技が高く評価された。

――でありながら、テレビや雑誌などのメディアにほとんど出ない。
当時、角川が発行していた雑誌『バラエティ』でお目にかかれる程度で、そこでも「テストが」「文化祭が」という話題が語られ、まさに普通の高校生が映画の時だけ特別に”仕事”をしてる印象だった。ズバ抜けた美少女でもなく、サインを普通の楷書でしてたことも、中高生の親近感を増幅した。

81年に『セーラー服と機関銃』の同名主題歌(来生えつこ・たかお姉弟の名曲)で歌手デビューした際は歌番組にも出演したが、この曲が大ヒットしてる最中に、大学受験のための休業宣言。ファンは寂しさより、内心、「やっぱり僕らと同じだ」と喜んだらしい。

玉川大学進学後は、『探偵物語』『里見八犬伝』『メイン・テーマ』『Wの悲劇』…… と立て続けに映画に主演。
それらの主題歌を中心に、本格的な歌手活動にも乗り出す。松田聖子と同じく松本隆がプロデューサー的に作詞を手掛け、ヒットを連発した。彼女の歌は”合唱部唱法”などと言われ、楽譜通り素直に歌う印象が強いが、いつまでも初々しさを失わず、高音域の伸びやかさも美しい。

“チャン・リン・シャン”でお馴染みのシャンプーなどCM出演も増え、『ミセス・シンデレラ』でTVドラマにも進出したりと、すっかり芸能人になったのは当然として、玉置浩ニとの結婚・離婚にまつわるゴタゴタは、ファン心理的には余計だっただろう。 

しかし、何と言っても、大変話題を呼んだのが、『セーラー服と機関銃』のこのシーンでしょう。
「か・い・か・ん」は、社会的流行語にもなりました。
映画のラスト、セーラー服姿に、赤いハイヒールを履いて、道の真ん中で機関銃を撃つ真似をするシーンは、ひろ子ちゃんにしか出来ないショットだと思います。
今時の若い女優がやったら、お笑いですよね。

この有名なエンディングは一時期You Tubeにアップされていたのですが、あっという間に削除されて、今では幻の動画になってしまいました。

代わりに歌番組の動画をアップしています。映画のダイジェストもほんの少し見ることができます。

薬師丸ひろ子 セーラー服と機関銃 ~一部、映画のダイジェストあり~
/video/kikanju.flv

当時の中高生の男の子の部屋には、たいてい、ひろ子ちゃんの特大サイズのポスターが飾られていたもの(マジで)
本当に清楚で、可愛くて、ガールフレンドにしたい女の子No.1だったのではないかと思います。

ちなみにデビュー作の『野性の証明』はこちらにUPしています。
「お父さん、怖いよ。誰かが大勢でお父さんを殺しにくるよ」
「おとう~さ~ん」という叫び声も、大ヒットでした。

最後に、私の好きなヒット曲の一つ、『メインテーマ ~探偵物語~』をアップしておきます。
「夢で叫んだように 唇は動くけれど 言葉は風になる 好きよ でもね たぶん きっと」というサビの部分が大好きでした。

メインテーマ 映画「探偵物語」の主題歌
/video/tantei.flv

§ おすすめCD

薬師丸ひろ子 ゴールデン・ベスト

ゴールデン・ベスト

ゴールデン・ベスト (CD)
by 薬師丸ひろ子

価格: 2,002円 19点の在庫あり 中古価格 1,379円より

ひろ子ちゃんは、来生たかおさんの曲をよく歌ってたんですよね。雰囲気によく合っていたと思います。
このCDは、単なる「薬師丸ひろ子ベスト」に留まらず、80年代テイストのヒット曲がいっぱいつまったアンソロジー集としても十分に楽しめます。
ひろ子ちゃんの歌は、キーさえ合えばとても歌いやすいので、カラオケにお薦めなんですが、今ではあまり知っている人がいない――というのが泣かせますね。
その他の曲はこちらから試聴できます。
薬師丸ひろ子

角川映画スペシャル

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角川映画スペシャル (CD)
by

価格: 2,500円 10点の在庫あり 中古価格 1,889円より

こちらのCDもお薦めです♪
角川映画の名曲がずらりと並んでいます。
タイトルを見るだけで、あの場面、当時のことが思い出されますね。

1. 人間の証明のテーマ/ジョー山中
2. 戦士の休息/町田義人
3. 蘇える金狼のテーマ/前野曜子
4. 戦国自衛隊のテーマ/松村とおる
5. セーラー服と機関銃/薬師丸ひろ子
6. 汚れた英雄/ローズマリー・バトラー
7. 探偵物語/薬師丸ひろ子
8. 時をかける少女/原田知世
9. 里見八犬伝/ジョン・オバニオン
10. メイン・テーマ/薬師丸ひろ子
11. 愛情物語/原田知世
12. Woman ~Wの悲劇より/薬師丸ひろ子

Wの悲劇 [DVD]

Wの悲劇 [DVD]

Wの悲劇 [DVD] (DVD)
by 薬師丸ひろ子, 三田佳子, 三田村邦彦, 世良公則, 高木美保

価格: ¥ 2,680円 7点の在庫あり 中古価格 2,680円より

   角川春樹が製作した一連の作品の中では最高傑作といえる作品。二十歳を迎えた薬師丸ひろ子を主演に、夏樹静子の原作を映画化しているが、原作はほとんど題名だけで、内容は澤井信一郎監督と脚本の荒井晴彦によるオリジナルと言っていい。劇団海の研究生・静香(薬師丸)は、トップ女優である翔(三田佳子)の愛人が死亡したスキャンダルの張本人となる代償に、演劇「Wの悲劇」で重要な役を得る。
   二十歳の女性・静香と、ステージで彼女が演じる、祖父を殺してしまう真子。ふたりの女性の存在がダブる二重構造に、静香と薬師丸のキャラクターがまたダブるという多重構造が素晴らしい。愛人が死亡した現場で、女優として、女性として全存在を賭けたふたりの激しいやりとりは、二大女優のアクティング・バトルという点でも壮絶な迫力に圧倒される。(斉藤守彦)

劇団海の研究生・静香(薬師丸)は、トップ女優である翔(三田佳子)の愛人が死亡したスキャンダルの張本人となる代償に、演劇「Wの悲劇」で重要な役を得る……。
それまでアイドルの域を出なかったひろ子ちゃんが女優に開眼した、印象深い作品。
大女優・三田佳子に刺激されて本物の女優に育って行く過程はまさに現実を見るよう。
一番売れていた頃の世良政則のワイルドな男っぷりも秀逸。
ひろ子ちゃんの代表作は数あれど、この作品を特別な思いで受けとめる人は少なくないはずだ。

初稿:2007年秋

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