育児と家庭

自分で自分を愛せない母親たち

2007年6月20日

育児のメールマガジンでお馴染みの『ぴっかりさん』こと、萩原光さんが、「親子サポート最前線から見た、現代子育て事情」として、下記のブログを開設されています。

いま、子どもと親に何が起きているのか?

荻原さんの記事とコメントを読んで、つくづく思ったのは、『自我を出せない母親が、自我の出せない子供に育てている』という事でした。

自我を出せない――というより、「本当の自分を見せることができない」、言い換えれば、「自分で自分の本性を認めるのが怖い」「自分を出したら周りに嫌われると思い込んでいる、『自分で自分を愛せない』人達」が、今、母親として、子供を育てているんですよね。

どなたかが『感情抑圧傾向』という言葉で表現されてましたけど、そういう人、どんどん増えてきていると思います。

自分への不信や憎しみを抱えながら生きているから、何をしても空しいし、いつも「他人」というものに(時には我が子にさえも)『恐れ』を感じていて、自分のやりたいことを思いきりやったり、ぶつかったり、ということが出来ないでいる――。

そして、その反動は、見栄や妬みとうい形にねじ曲げられて、余計で人間社会を生きにくいものにしていると、私は思わずにいません。

そう考えると、私がしばしば記事に取り上げている、占星術家のマドモアゼル愛さんは、本当にいい事を仰いました。

自分を愛することから始めよう

まさにこれなんです。

育児のノウハウやら母親としての心構えやら、そんなものは二の次だと思います。

母親自身の自我すらきちんと形成されていないのに、頭に理想論だけ掲げて実践しようとしても、そりゃ無理というものでしょう。

私は、自身の経験を通して、つくづく思いますけど、『親の自分自身に対する怨み』というのは、必ずその子に祟ります。

親が、自己の内側に抱えている怨念は、子供へのメッセージとなって心に組み込まれてしまうのです。

つまり、親の「私はダメな人間だ。自分を見せたら、みんなに嫌われる」という思い込みは、「あなた(子供)はダメな人間だ。あなた自身を見せたら、みんなに嫌われる」として、子供の心にリフレインしてしまうのです。

子供がその怨みを引き継いだら、克服するのに何十年でもかかります。

もし、克服できないままに子供を持ったら、今度はその子にも引き継がれてしまうのです。

だから、今の親世代が最初にやるべき事というのは、「子供に対して、云々」よりも、まず自分自身を愛することなのではないかと思います。

親が自分自身を受け入れられないものを、子供をそのまま受け入れられるとは到底思えないからです。

恐らく、子供の中に、自分の嫌な面を見てイライラしたり、「もっとこうだったらいいのに」と自分に対する期待を子供に投影したり、いろんな形で歪んでいくのではないでしょうか。

『自分を愛することから始めよう』。

今の親世代に必要な育児の標語はこれですよ、きっと。

子供のやることに目を光らせて、云々する前に、「自分自身はどうなのか」という事を、もっと正面から見つめるべきかもしれませんね。

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