アニメ&漫画

『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』 ゴルゴ13に破壊された水素カ

2009年7月11日

この本、売れているそうですね。

Amazonいわく、

「水で走る自動車」は、今も昔も“封印”されつづけ、研究・開発を積極的に行ったスタンリー・メイヤーという技術者は、実際に毒を盛られて殺害されている。

この話、『ゴルゴ13』で読んだことがあります。

石油関係者が極秘裏に集まって、近日公開される予定の水素エンジンカーを開発者もろとも葬り去ることを決議。

技術の隠滅と開発者の殺害をゴルゴ13に依頼します。

『水素カー』が本当に実用化されたら、石油業界が大打撃を受けるから──というのが理由でした。

関係者を集めてのテスト走行当日、水素カーは突然、テストトラックで大爆発を起こし、ドライバーもろとも炎上。

「水素エンジンはまだ安全性が確立されていない」と、開発担当のエンジニアは責任を追及され、学会からも業界からも社会的に抹殺されます(事実上、研究が続けられなくなる)。

でも、本当の理由は、会場の隅からゴルゴ13がドライバーの頭を狙撃し、それによる事故炎上だったんですね。

「そんなバカな……水素エンジンは完璧だったのに……」

ゴルゴの存在など知るよしもないエンジニアはただ項垂れるばかり。

この一件により、水素エンジンの開発は封印され、いまだ、石油を燃料とする車が走り続けている……というオチです。

私は、前から、ゴルゴ13のファンなんですけど、この話はいっそうインパクトが強かったですね。

元々、現実に起きた事件や世界情勢を巧みにアレンジし、「どこまでがフィクションなのか」と時に背筋がゾっとするようなリアリティで読者に迫る作品ですが、この話はより説得力があり、「こういう裏があってもおかしくないな」というくらい、世界のエネルギー事情にマッチしていたからです。

余談ですが、『イングリッシュ・ローズ』というタイトルで、ダイアナ妃事故の真相を扱った話もありました。

「彼女は、言ってはならない事を言った。『私は将来、ウィリアムを使って、イングランドを統治してみせる』と──」

それが理由で、ゴルゴに暗殺を依頼するのですが、実は、ゴルゴの元には、「暗殺を阻止せよ」という反対の依頼もあって、前編では、ゴルゴがパパラッチに紛れ込んで、ダイアナ妃の狙撃を試みるかのような展開ですが、実は、その中に紛れ込む本物の暗殺者を狙撃するのが目的だった……という設定だったんですよね、確か。

ゴルゴの狙撃によって、本物の暗殺者の弾丸はダイアナからは逸れたけども、運転手にヒットして、結局、事故で亡くなってしまった……というオチだったような記憶があります。

話は戻りますが……

様々な理由から封印された技術というのは、きっと少なくない──と思います。

さすがに、地震やハリケーンを人工的に引き起こす「HAARP」とか、ウムムム……と唸ってしまいますが、「海水を真水に変える技術」とか「ガンやエイズが完治する治療法」はあってもおかしくないと思いますもん。

ま、たとえばね。

ポーランドでは、「抗生剤は極力使わないで!」というキャンペーン・ポスターが病院や診療所内に貼られて、医師から処方される時も、かなり慎重に話し合いがなされますけど、日本では患者の方から「抗生剤ください」みたいなところがあって、病院でも「抗生剤は極力使わない」なんてキャンペーン、してないでしょう。

そんなことをしたら、製薬会社が困るから。

抗生剤=絶対悪ではないけれど、弊害が大きいのも事実。

でも、そこにはスポットを当てないで、ばんばん抗生剤を処方して、耐性菌を作り出しては、抵抗力の落ちた病人に二次感染させて……って、悪循環ですよね。

でも、そんなことは、絶対に大声で言わないの。

そんなことをしたら、製薬会社が困るから。

製薬会社との関係が悪くなれば、研究費が出ないとか、後ろ盾を失うとか、困るドクターが少なくないから。

ゆえに、石油業界が利権を守るために水素カーの開発を阻止したって、ちっとも不思議じゃないし、他にもそういう「いわくつきの技術」というのはたくさんあるんじゃないか、と思うわけです。

この本も「トンデモ本」の1つに数えられそうだけど、現実問題として、一般庶民には絶対に届かない話、及びもつかないところで操作されている事実というのはある──と認識するだけでも、ちょっと見方が変わるんじゃないでしょうか。

私も読んでみたいです。

ゴルゴ13も、ネ☆

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