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失われたエア・チェック・コレクションをYouTUbeから復活させる方法 / ルパート・ホルムズの「ヒム」でも聴こう 12月 1日, 2008年 by 阿月 まり

中学から高校時代にかけて、私が大変な洋楽ファンで、山のようなエア・チェック(FMラジオからカセットテープに録音する)コレクターだったことは、こちらの記事『FMラジオ少女だった私 -エア・チェックとカセットテープとクロスオーバー・イレブン-』 に詳しく書いているが、最近、MP3プレイヤーを購入し、なにげに思いついたのが、違法の巣窟『YouTube』を使って、失われたアークならぬ、懐かしのエア・チェック・コレクションを、部分的にではあるが、復活させる方法である。

まず、YouTubeやニコニコ動画をラクラク落とせる『SmileDownloader』という無料ソフトウェアをダウンロードする。

このソフトは、シンプルで、メモリーを食わず、さくさくダウンロードしてくれるので、本当におすすめ。

次に、動画ファイルから音声だけを落とす『えこでこツール』をダウンロードし、PCに保存した動画のFLVファイルをMP3ファイルに変換すればOK。

もちろん、YouTubeにアップされている動画の音質は決して良くないので、オーディオのステレオで聞くのは辛いが、MP3プレイヤーのイヤホンやPCで聞くだけなら十分ではないだろうか。

むしろ、もやもや、びちびちとした音声がが、いかにも「70年代から80年代初期」といった感じで、ノスタルジーにひたるにはいいかもしれない。

それにしても、こんなことしていいのかなー、と思ってしまう^_^;

旦那には「あたし、もうすぐ、違法ダウンロードで逮捕されるかもしれない」と宣言。

すでに国境を越える準備もしているが……。

だけど、今では、アーティスト側も開き直って(?)、この違法ツールを、逆にプロモーションとして利用するようになってきた。

誰もが簡単に見聞きできて、ネット上でもあっという間に広がるからこそ、上手くやれば最高の宣伝ツールになるし、送り手が期待する以上の反応を得ることもできる。

もちろん、Youtubeで満足した消費者の買い控えも生じるかもしれないが、好きなアーティストの作品なら、あんな小さな、質の悪い動画だけで納得するはずがないし、あの動画をきっかけに、商品の購入を決めた人も決して少なくないはずだ。

下手に「違法、違法」と騒ぎ立てるより、ユーザーに圧倒的に支持を得ているツールと仲良くして、プロモーションに利用した方が、むしろアーティストの好感度が高まる……と言ってもいいかもしれない。

私は「プロ」と名の付くものではないので、自分の作品で生計を立てている人の気持ちや立場は分からないけれども、もし、純粋に、「クリエイター」としての生き甲斐を追求するなら、自分の作品が、こうしたツールを通して、いつまでも世界のどこかで愛され続ける……というのも、一つの悦びではないだろうか。

たとえば、次に紹介するルパート・ホルムズの「him」なんて、YouTubeがなかったら「誰が思い出すねん」「どうやって聞くねん」という感じの、往年のヒット曲である。

私も、つい先日思い出すまでは、この二十年ほどすっかり忘れていたし、仮に思い出したとしても、YouTubeが無かったら、再び聞く術もなかっただろう。

ルパート本人にとっては、自分のかつての演奏が、どこかの素人の手によってYouTubeにアップされ、何万回と視聴されたとしても、一銭の得にもならないかもしれない。

でも、彼の歌が、今なお多くの人に愛されていて、ヒットしていた時代を知らない若い人でさえ、それを聞くチャンスがあるとしたら、それはやはりYouTubeのおかげだし、それでもアーティストのルパートには「何の得にもならない」――とは言い切れないのではないだろうか。

良い作品を、何でもかんでも著作権の向こうに封印することは、作り手の立場は理解できるけども、人類の文化遺産(?)という見地においては、「いつでも人の目に触れるところにおいて欲しい」――というのが正直な気持ち。

まあ、奈良の大仏も見料を取っていることだし、ルパートも何らかの利益を得るべきだとは思うが、今は、気持ちだけ・・。

でも、その「気持ち」で、メシは食えないんだよね(笑)

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上記に紹介したルパート・ホルムスの『Him』。

メロディの美しさに惹かれて、中学生の時、ドーナツ盤(33回転・・)を購入。

さびの部分の、「him, him, him」というフレーズが妙に印象的な70年代のヒット曲。

日本のヒットチャートとしては一発屋で消えてしまったような感があるが、覚えている人は覚えている。

思い出すのにちょっと時間はかかるが、この曲も確かに日本のFMラジオを席巻していた時があったのだ。

歌詞の内容は、「二人の男に一人の女」。

見つけてしまった「僕以外の誰か」のタバコから物語は始まる。

Rupert Holmes – Him
/video/him.flv

Over by the window, there’s a pack of cigarettes.
Not my brand you understand,
Sometimes the girl forgets
She forgets to hide them
I know who left those smokes behind
She’ll say, oh, he’s just a friend,
And I’ll say, oh, I’m not blind
to..

(chorus)
Him him him, what’s she gonna do about him?
She’s gonna have to live without him,
It’s him or it’s me, me me,
No one gets to get it for free
It’s me or it’s him.

窓のそばに タバコの箱を見つけたよ
僕が吸っているのとは違うブランドだ
時々 女の子は忘れてしまう
こういうものを隠しておくことを
僕には分かっている
誰がこのタバコを置いていったのか
彼女は言うだろう
「彼は、ただの友達よ」
そして僕は答える
「僕だってバカじゃない」

彼 彼 彼
彼女は彼のことをどうするつもりなのだろう
彼なしで生きていけるのか
彼 あるいは僕なのか
誰も自由にはならない
僕 あるいは彼

上記で紹介したルパート・ホルムズの「HIM」は iTune で入手可能です。
クリックすると曲目紹介のページに飛びます。 Stingray Music - Karaoke - In the Style of Rupert Holmes - Vol. 1 - Him (Demonstration Version - Includes Lead Singer)

 

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4 Responses to “失われたエア・チェック・コレクションをYouTUbeから復活させる方法 / ルパート・ホルムズの「ヒム」でも聴こう”

  1. 有香 Says:

    まりさん、お久しぶりです!まりさんったら、またこんな曲引っ張り出してきて、もう(笑)
    当時、この曲が別に得に好きだったワケではないんですけど、曲を聴いて同時に甦ってくるイロイロに、じーんと胸が暖かくなってきます。ガリ勉だった妹と共同の部屋で「勉強できないから静かにして!」と文句を言われながら、ラジオに耳を貼付けて音楽聞いてたあの頃。部屋の温度まで肌が思い出しています。
    いつもどうもありがとう!

  2. 阿月まり Says:

    私も懐かしのコレクションを辿るうちに突然、思い出したの(笑)
    この20年余り、ヒムの「ヒ」の字も覚えてなかったんだけど。

    この曲も一時期、すごく流行りましたよね。
    70~80年代って、こういう温かい、いつまでも心に残るような音楽が多かったような気がします。

    大人になってから歌詞を詳しく知って、感動もひとしお。

    姉妹兼用の勉強部屋! 懐かしいですね。

    私も、勉強している姉の横でラジオを聴きながら、教科書で隠すようにして(なんちゃって勉強のフリ)、詩や日記を書いていた頃のことを思い出します(笑)

  3. いくこ Says:

    こんばんは、まりさん。

    私も、「ヒム」大好きな曲のひとつです。
    っていうか 70~80年代の洋曲は、どれも 好きです。
    私のiPod shuffle には、70~80年代の洋曲でいっぱいです。
    毎日の通勤のお供の曲たちです。 
    もちろん 「ヒム」も 入ってます。

  4. 阿月まり Says:

    いくこさん、お返事がすっかり遅くなってごめんなさい。

    70~80年代のヒット曲って、ほんと、いつまでも心に残ってますよね。

    青春時代の思い出があるからかなーとも思うけど、やはり全体的に、メロディとか、歌詞とか、クオリティが高かったように思います。

    今は洋楽も使い捨てのようにヒットチャートが入れ替わって、去年、何が流行ったか、ほとんど記憶にないですもん(笑)

    「ヒム」もいい曲でしたよね。

    YouTubeで再び巡り会えて、感謝です♪

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