有吉京子の『SWAN』を観る(7) ~真澄のバレエが変わった『愛の伝説』

07 よく考えてごらん。 人の為に自分の意志を殺すことは美徳だろうか。 それはワガママで身勝手なものだと分かっていながら、 自分に正直に振る舞うことは罪悪だろうか。 人は感情で生きている。 誰の心にも欲望はある。 人生は美しいことばかりじゃない。 人と譲り合い、助け合うのもいいだろう。 が、しかし、何を捨てても貫かねばならないことが 人生には必ずあるはずだ。 自分を押し殺せるうちは本物じゃない。 人に譲れる恋なら、本物ではないんだ。 Read More →

有吉京子の『SWAN』を観る(6) ~レオンと真澄の『ドン・キホーテ』

06 それまで自分の内面を覗くことなく、また人間や世界というものを単純に捉えていた真澄にとって、「誰だって、腹の底には強烈な自我を持っているんだ。あんたも一度、自分の腹の底を覗いてみるといい」と言うレオンとの出会いは衝撃でした。 「失礼な人」と反発しながらも、レオンの強靱な精神に心ひかれずにいない真澄。 そんなレオンが得意とするのが、スペイン舞踊をベースとするクラシック・バレエの傑作『ドン・キホーテ』のバジル。 『ドン・キホーテ』は、「愛」や「死」など、テーマの重いクラシック・バレエにおいて、唯一、コミカルな要素を持つ異色の作品です。 Read More →

有吉京子の『SWAN』を観る(5) ~『スパルタカスの慟哭』・永遠のパートナー、レオン登場~

05 聖真澄は、アキレス腱を切った京極小夜子の代わりに、ボリショイで公演が予定されている『白鳥の湖』の主役をかけて、強敵ラリサ・マクシモーヴァ、そして真の天才リリアナ・マクシモーヴァと演技を競います。 ラリサとの競演では辛くも勝ちを取ったものの、十代にして「天上の芸術」を身に付けた天才リリアナに対しては恐怖が先行して実力を出しきることができません。 必死の思いで舞台に上がったものの、あまりの緊張に、演技の途中で音楽が聞こえなくなるというアクシデントに見舞われ、真澄は苦い敗北をかみしめます。 そんな彼女の前に現れたのが、ドイツ・シュトゥットガルトのバレエ学校からやって来たレオンハルト・フォン・クライスト。 Read More →

有吉京子の『SWAN』を観る(4) ~「火の鳥」とマーゴ・フォンティーンの白鳥~

04 栄えあるモスクワでの公演『眠りの森の美女』で大成功を収めながらも、舞台でアキレス腱を切ってしまい、長期の療養生活を余儀なくされた京極小夜子。 一方、聖真澄は、各国の一流バレエ学校から集まった優秀な生徒たちと交流を深め、世界を広げていきます。 真澄のルームメイトで、英国のロイヤル・バレエ学校から留学してきたシドニー・エクランドは、勝ち気で、闘争心あふれるダンサー。ボリショイ・バレエ学校がその存在をひた隠しにする天才リリアナ・マクシモーヴァの練習を覗き見たり、真澄に競演を申し込んだり、非常に積極的で、「エースをねらえ」の宝力冴子っぽいキャラクターです。 Read More →

有吉京子の『SWAN』を観る(3) ~「眠りの森の美女」~

03 言わずと知れたバレエ漫画の金字塔。地方のバレエ教室の一生徒に過ぎなかった聖真澄が、ロシアの名教師アレクセイ・ミハイロフをはじめ、数多くの強敵や天才との出会いを通して、世界を代表するバレリーナへと成長していく物語。単なるス 続きを見る» Read More →

有吉京子の『SWAN』を観る(2) ~カルラ・フラッチの「ジゼル」~

02 かくして、国立バレエ学校の一期生となった聖真澄は、モスクワで公演される『眠りの森の美女』の主役・オーロラ姫を希望し、勝ち気なクラスメートの由加さんや、京極小夜子と競いますが、やはり実力の差で主役抜擢は叶いませんでした。 しかしながら、ロシアの名教師アレクセイ・ミハイロフの徹底した基礎訓練により、真澄の踊りは著しい進歩を遂げます。 一行は、公演の成功に夢を膨らませて、モスクワを目指します。 しかし、到着した彼らを待ち受けていたのは、天才少女と呼ばれるラリサ・マクシモーヴァの挑戦でした。 京極小夜子は、国立バレエ学校と日本人ダンサーの誇りを懸けて、ラリサの挑戦を受け入れます。 Read More →

有吉京子の『SWAN』を観る(1) ~マヤ・プリセツカヤの黒鳥~

01 北海道の地方のバレエ教室に学ぶ聖真澄は、ロシアの名バレリーナ、マヤ・プリセツカヤの『白鳥の湖』を観るために、東京の会場に駆けつけます。しかし、チケットは既に売り切れでした。 が、どうしても舞台が観たい真澄は、警備員の制止を振り切ってホールに飛び込み、プリセツカヤの踊る黒鳥(ブラック・スワン)に感銘を受けます。 一方、若手ホープとして期待される鳳バレエ学校の優等生、京極小夜子は、パートナーの草壁飛翔とともに、プリセツカヤに花束を贈呈するために楽屋を訪ねます。 そこへ真澄が現れ、プリセツカヤと、王子ジークフリートを演じたアレクセイ・ミハイロフの前で、裸足のブラック・スワンを踊って見せます。 Read More →

マヤ・プリセツカヤの『瀕死の白鳥』~THE DYING SWAN~ サン・サーンス作曲

今世紀初頭、ロシアで活躍した振付家ミハイル・フォーキンが、同じロシアの名バレリーナ、アンナ・パブロワの為に、ほとんど即興で振り付けたといわれる小品です。 この作品では、死に瀕した白鳥が、生に向かって必死に羽ばたきながらも、ついには力尽きて死んで行く様が描かれています。 ほんの二分足らずの小品ですが、生と死のドラマが凝縮されたこの作品を踊るには、技術以上のものが要求されます。 生への希求と敬虔さ、死に瀕した悲しみ、決して絶望ではない「死」の訪れ……こうした内面世界を、舞踊という瞬間の造形によって表現せねばならないからです。 それは舞台の上で繰り広げられる「一瞬の人生」といっても過言ではありません。 Read More →

ポーランドのセクシー・ダイナマイト Doda ( virgin ) / お色気路線を強化

dodacd 概して、ポーランドの人気者は極度にセクシーな女性が多いんですけど、売れっ子ヴォーカリストのDoda(旧姓 Virgin)もその典型。 2006年まではVirginという名前(ポーランドではヴィルジンと呼ぶ)で売り出してい 続きを見る» Read More →

恐るべきポーランドのお子様番組『mini mini』 クイーンの名曲『We will Rock You』をアレンジ

『mini mini』というのは、朝から晩までお子様アニメを放送しているポーランドの子供向けチャンネルです。 このチャンネルでは、番組と番組の合間に『mini mini party』というオリジナルの音楽アニメを流すので 続きを見る» Read More →
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