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	<title>sanmarie*com &#187; マンガ・アニメ</title>
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	<description>映画・音楽・書籍レビュー、恋と生き方のエッセー、子育てコラムなど</description>
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		<title>電子貸本Renta！とキンドル ～人が本に求めるもの</title>
		<link>http://sanmarie.me/essay-38</link>
		<comments>http://sanmarie.me/essay-38#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 27 May 2010 20:47:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[東欧の片隅 エッセー]]></category>

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		<description><![CDATA[今、リフレッシュに電子貸本Renta！で『女帝』読んでます。

『女帝』と言えば、ネオンストーリーの金字塔。TVドラマ化もされたので、知ってる方も多いでしょう。
信頼していた男友達に裏切られ、たった一人の肉親である母を [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/05/kindle-hand-010.jpg" class="highslide-image" onclick="return hs.expand(this);"><img src="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/05/kindle-hand-010.jpg" alt="電子書籍　キンドル" title="kindle-hand-010" width="300" height="200" class="alignright size-full wp-image-13784" /></a></p>
<p>今、リフレッシュに<a href="http://renta.papy.co.jp/renta/">電子貸本Renta！</a>で『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4537105747?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=1211&#038;creativeASIN=4537105747">女帝</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4537105747" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』読んでます。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4537105747&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>『女帝』と言えば、ネオンストーリーの金字塔。TVドラマ化もされたので、知ってる方も多いでしょう。</p>
<p>信頼していた男友達に裏切られ、たった一人の肉親である母を失い、地元の権力者に虫ケラのように踏みつぶされた女子高生・彩香が、夜の世界を足がかりに「女帝」となって復讐を誓う物語です。</p>
<p>復讐といっても、相手を刃物でブッスリ刺すのではなく、「貧しい飲み屋の娘」とバカにされてきた少女が、身体一つ、頭一つで、どれだけ大きな人間になれるかという人生のチャレンジを描いたもの。</p>
<p>やっぱ、私にとって、この世で一番やり甲斐があるのは人間相手の仕事……看護婦、ウエイトレス、営業販売、カウンセラー等だし、『一流のホステス』というのはその中でも非常に難易度の高い職業だと思う。</p>
<p>なぜなら、彼女らは、お客様を楽しませるエンターティナーであると同時に、経営者であり、指導者であり、本当の意味で頭のいい、賢い女でないと、絶対につとまらないからだ。</p>
<p>そんな訳で、この作品には大いに興味があり、機会があれば是非、と思っていたのだが、あれこれ後回ししているうちにとうとう日本を離れてしまい、ブックオフの本棚に並んでいた全巻セットが今さらのように惜しまれる日々。</p>
<p>かといって、わりと分厚い２４冊を海外発送するのも勢いがいるし、「また今度、また今度」と思ううちに今まで来てしまったのだが、最近、電子本として1回100円でレンタル読みできることを知り、Rentaで初体験。</p>
<p>私は徹底して「紙の本」派で、電子書籍パピレスでダウンロード購入できる作品でも、紙の本を日本からお取り寄せするするぐらい電子書籍には抵抗があったので、Rentaにもあまり期待していなかったのだが、これがけっこう面白い。</p>
<p>「今日は３冊で止めとこう」のつもりが一気に読み進んでしまった。</p>
<p>もっとも「マンガ」なので、抵抗なく読めるのかもしれないが。</p>
<p>そうなってくると、気になるのがAmazonの<a href="http://www.amazon.com/gp/product/B0015T963C?ie=UTF8&#038;tag=lifinpol-20&#038;linkCode=as2&#038;camp=1789&#038;creative=390957&#038;creativeASIN=B0015T963C">Kindle Wireless Reading Device</a><img src="http://www.assoc-amazon.com/e/ir?t=lifinpol-20&#038;l=as2&#038;o=1&#038;a=B0015T963C" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />。</p>
<p><img src="http://g-ecx.images-amazon.com/images/G/01/kindle/nell/photos/to-scale-nell-sm._V244132763_.jpg" alt="Kindle　キンドル" /></p>
<p>今、アメリカを中心に、新世代の電子書籍リーダーとして注目を集めているタブレット型の端末だ。</p>
<p>280グラムの軽量ボディで、どこからでも気に入った電子書籍をダウンロードできる。</p>
<p>紙の本より値段も安くて、一台で1500冊ものデータを保存できることから、世界中の本好きにじわじわと人気が広がりつつある。</p>
<p>「電子書籍なんて・・」と思っていた私も、今度のRenta体験でちょっと見方が変わった。</p>
<p>これで日本の書籍が手軽にダウンロードできるようになったら、高い送料かけて日本からお取り寄せしなくていいんだもんね。</p>
<p>従来の電子書籍に興味がなかったのは、やはりPCでの閲覧は疲れるからだ。</p>
<p>じっとデスクに腰掛けて、ディスプレイのテキストを読むなんて、数分が限界。それも斜め読み。</p>
<p>やはり「本」というのは、ソファにゆったりと腰掛けて、あるいはコタツで寝そべって、好きな音楽を聴きながら、あるいはチップスをつまみながら楽しむもの。</p>
<p>右に転がり、左に転がりしながらページをめくるあの快感に比べたら、PCで読む電子書籍なんて騙されたような気がして、本好きはたとえ値段が安くても、紙の本を選ぶのではないだろうか。</p>
<p>しかし、Kindleのような端末が出てくると、話はまた別。</p>
<p>機能が「電子書籍の閲覧」に限られているため、画面も見やすく、持ち運びもしやすい。</p>
<p>「ページをめくる時に画面が暗転する」などまだまだ問題はあるようだが、それも近いうちに解消されるだろう。</p>
<p>かといって、すべてが電子書籍に移行するかといえば、それだけは絶対にあり得ないだろう。</p>
<p>本と電子書籍は根本的に違う。</p>
<p>電子書籍が「テキスト」だけを拾うピンポイント娯楽としたら、本は、紙の手ざわり、インクの匂い、美しい装丁にずっしりとした本の重み等々、総合的に楽しむ芸術だからだ。</p>
<p>一冊の本との出会いは、まさに映画のような恋愛物語。</p>
<p>ふらりと立ち寄った本屋の、いつもは立ち寄らないコーナーの書架に、ふと見つけた心を惹かれるタイトル。</p>
<p>背表紙の太字フォントが全身全霊で呼びかける。</p>
<p>「<strong>読・ん・で！</strong>」</p>
<p>そうして手に取り、パラパラっとページをめくってみると、ある一行がドン！と目の中に飛び込み、その場に釘付けになる。</p>
<p>これだ！　私が探し求めていた言葉はまさにこの一行だ！</p>
<p>続きは家に帰ってからのお楽しみ、レジに直行して、チーンとお買い上げ。</p>
<p>その夜は、一生分得したような気がしてなかなか眠れず、あの衝撃の一文が頭の中でグルグル回っている。</p>
<p>これを「恋」と言わずして何という。</p>
<p>本は、存在自体がロマンスで、それを探すこと自体を「読書」といってもいいぐらい。</p>
<p>逆に、電子書籍は、婚活サイトに似ている。</p>
<p>「今売れている本はコレとコレ」「あなたにオススメの本はコチラです」というリストがあって、その中から面白そうなのを選んでみる。</p>
<p>選ぶ基準は「オススメ度」とか「カスタマーレビュー」とかいった「情報」で、本屋でタイトルを見つけた時の「霊感」とはまた異なる。</p>
<p>ゆえに、当たり外れがあって、「購読（紹介料）返せ！」という気分になることも多い。</p>
<p>誰もがPCやケータイを持ち、SNSや婚活サイト、ネットコミュニティが身近な存在になっても、出会いの主流はやはりサークルであり、会社であり、自然な出会いの中に結ばれることを望む人が多いのと同じく、世の流れが電子書籍に傾いたとしても、そうそう本の文化は潰れないし、滅びることもないだろう。</p>
<p>出会い系サイトや婚活サービスがどれほど流行ろうと、人はやはり「運命の出会いとロマンス」を求めるるのと同じで、「テキスト」がどれほど簡単に、どれほど安価で手に入ろうと、総合芸術としての読書が人の世の文化と生活から失われることはないだろう。</p>
<p>そして、キンドルを手にした本好きも、「これは電子書籍。これは紙の本」というように好みに応じて使い分けるにちがいない。</p>
<p>これは既存の文化と新しい技術の生存競争ではなく、読書のスタイルがますます多様化するというだけの話。</p>
<p>それに合わせて細かなサービスを提供できるかどうかで、出版社の未来も変わってくるかも。</p>
<p>ベストセラーがすべてを牽引するようなやり方は、いいかげん終わって欲しいよね。著者の為にも、本好きの為にも。</p>
<p>そんなことを考えながら、キンドルに関する情報を探していたら、こんな楽しい記事を見つけた。</p>
<p><a href="http://maywa.laff.jp/blog/2010/01/post-8021.html">『キンドルに負けない、「本」の作り方』明和電機ブログ</a></p>
<p>ケータイで「青空文庫」が思いの外気持ち良かった、というのは、私の「電子貸本Renta」と似たような感じなのかしら。</p>
<p>「<strong>この体験はやばい！</strong>」──まったくもってそうだ。</p>
<p>私も、Rentaのせいで、ちょっと電子書籍を見直したもの。</p>
<p>キンドルが日本語版対応になったら、私も多分買ってしまいそう。</p>
<p>かといって、日本からお取り寄せを止めるだろうか。</p>
<p>それは絶対にあり得ない。</p>
<p>まず寺山修司は電子書籍では買わないし、「白い巨塔」も「華麗なる一族」もあとページが１枚ちぎれたら、新しい本を買い直すと思う。<br />
他にもいっぱいある。これだけは紙じゃないとダメー！というの。</p>
<p>電子書籍で買うのは、１０年もしたら人の口にものぼらないような話題の新刊とか、チョコ読みしたい趣味の本あたりかな。</p>
<p>そう考えると、電子書籍は「情報収集」に近いかもしれない。</p>
<p>その点、読書は、その本に出会うまでの経緯や温かい紙の手ざわり、読み込んだ日々を物語るヨレや黄ばみ、五感で味わう総合的な楽しみだ。</p>
<p>「テキスト」にお金を払うのではなく、体験を買い求めるという気がする。</p>
<p>今後、電子書籍が紙の本を圧倒するような流れになっても、出版社には、すでに廃刊となったものでも書籍として販売できるような、オンデマンド・サービスを残しておいて欲しいと思う。</p>
<p>それも読者が自分の好きな装丁を選んだり、短編を一つだけ購入できるような柔軟性のあるサービスを展開してくれたら、意外と需要が見込めるのではないだろうか。</p>
<p>ともあれ、キンドルの躍進にちょっと期待したい今日この頃。</p>
<p>日本の図書館が手の平に収まる日もそう遠くないかもしれない&#9829;</p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E9%9B%BB%E5%AD%90%E8%B2%B8%E6%9C%ACRenta%EF%BC%81%E3%81%A8%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB+%EF%BD%9E%E4%BA%BA%E3%81%8C%E6%9C%AC%E3%81%AB%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F2ef7gby" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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	</item>
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		<title>『ロマン』という言葉は宮川泰士（＝宇宙戦艦ヤマト）に教わった</title>
		<link>http://sanmarie.me/yamato-2</link>
		<comments>http://sanmarie.me/yamato-2#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 08 May 2010 09:33:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[名曲クラシック]]></category>
		<category><![CDATA[珠玉のシンフォニー]]></category>

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		<description><![CDATA[人間が『宇宙』を感じる時──
それは満天の星空だったり、ニュートンやホーキンスに関する宇宙物理学の書物だったり、スペースシャトルのTV中継だったり、いろいろだけど、私の場合、やはり宮川泰士さんの音楽が一番強烈で、寝ても [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/05/yamato.jpg" class="highslide-image" onclick="return hs.expand(this);"><img src="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/05/yamato-e1280357936836.jpg" alt="宇宙戦艦ヤマト" title="宇宙戦艦ヤマト" width="400" height="286" class="aligncenter size-full wp-image-13462" /></a></p>
<p>人間が『宇宙』を感じる時──</p>
<p>それは満天の星空だったり、ニュートンやホーキンスに関する宇宙物理学の書物だったり、スペースシャトルのTV中継だったり、いろいろだけど、私の場合、やはり宮川泰士さんの音楽が一番強烈で、寝ても覚めても『ヤマトのサントラ』という時期があったものだ。</p>
<p>まずは人間業とは思えない<a href="http://www.k-kawashima.info/">川島和子さん</a>のスキャットがある。</p>
<p>おそらく、ヤマトの音楽を耳にした多くの子供たちにとって、川島さんの「あ～～あ～～」という有名なスキャットは、まさに衝撃だったのではないだろうか。</p>
<p>私も子供心に「シンセサイザーで作った声にちがいない」と思っていたし（人間のものとは思えなかった）、人の声だと分かってからも、「こんな美しい声で歌う人が日本に居るわけがない」と絶対的に思い込んでいた。</p>
<p>小学校5年生の時、月500円のお小遣いを半年貯めて、当時、2300円ぐらいだったLPレコード「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005EN69?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=7399&#038;creativeASIN=B00005EN69">交響組曲 宇宙戦艦ヤマト Symphonic Suite Yamato</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=B00005EN69" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」を購入したのだけど、その時、スキャットの主が「川島和子」という日本女性と知って二度びっくり。</p>
<p>私もマネして何度も口ずさんだけど、あの高く澄み切った声はついに出なかった。（当たり前ダ）</p>
<p><a href="http://sanmarie.me/yamato-2"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p>
<p>それにしても美しいのは宮川さんの作るメロディ。</p>
<p>部屋の明かりを消して、目を閉じて聞いていると、まるで宇宙を漂っているようで、「この世には素晴らしく美しいものが存在する」ということを子供心に確信したものだ。</p>
<p>すべては「漫画の世界」と分かっている。</p>
<p>だけど、もしかしたら、自分も銀河の彼方に旅することが叶うかもしれない。</p>
<p>何百万、何千万という時を越えた、光の渦の彼方に、自分が本当に探し求めるものが見つかるかもしれない。</p>
<p>……なあんて、夢に見ながら。</p>
<p>この世に幾千の「魂の出会い」があるとすれば、ヤマトのサントラ＝宮川さんの音楽との出会いも、魂があらわれるような体験だった。</p>
<p>子供の頃に、こうした美しい声と旋律にどっぷり浸かれたたことは、本当に幸せだったと思う。</p>
<p>そんな宮川さんも、もうこの世にはいらっしゃらない。</p>
<p>訃報を聞いた時、この方は銀河の彼方に旅立って行かれたのだな、と思った。</p>
<p>もし、宇宙の女神が存在するならば、それはやはり、松本零士の描く『スターシア』か『メーテル』のような姿をしているのだろう。</p>
<p>川島さんのスキャットに、宇宙の神秘と広がりを感じた子供達は、きっと知らない間に出会っているはずだ。</p>
<p><a href="http://sanmarie.me/yamato-2"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p>
<p><br/><br />
ちなみに、商品としての宇宙戦艦ヤマトは、著作権問題で揺れに揺れて、名盤と呼ばれるこれらのサントラ盤もいまだ再販されず、マーケットプレイスで１～２万円の高値がついている。<br />
これではファンのみならず、作曲した宮沢さんだって浮かばれないような気がする。<br />
もう一度、きちんとした形で再販して欲しい。<br />
そしたら買うからさ。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B00005EN69&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>　　<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B00005EN6A&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E3%80%8E%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%80%8F%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%AF%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E6%B3%B0%E5%A3%AB%EF%BC%88%EF%BC%9D%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88%EF%BC%89%E3%81%AB%E6%95%99%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%9F+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F2aroq72" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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		<item>
		<title>さようなら、オスカル　～少女から女へ変容の時</title>
		<link>http://sanmarie.me/woman-15</link>
		<comments>http://sanmarie.me/woman-15#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 06 May 2010 18:07:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[女性と人生]]></category>
		<category><![CDATA[女性のライフスタイル]]></category>
		<category><![CDATA[池田理代子]]></category>

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		<description><![CDATA[私が初めて「ベルばら」と出会ったのは、小学校四年生の時だ。テレビの劇場中継で、夢に見たようなお姫様が、大広間の階段を滑るように降りてきて、「マリー・アントワネットは、フランスの女王なのですから」と、ばっと扇を広げるシーン [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>私が初めて「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087820521?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=1211&#038;creativeASIN=4087820521">ベルばら</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4087820521" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」と出会ったのは、小学校四年生の時だ。テレビの劇場中継で、夢に見たようなお姫様が、大広間の階段を滑るように降りてきて、「マリー・アントワネットは、フランスの女王なのですから」と、ばっと扇を広げるシーンにしびれたのがきっかけだった。</p>
<p>その夏、家族で、母の親戚を訪ねた際、中学生の従姉の部屋に単行本全巻を見つけ、姉と貪るように読破した。<br />
ところが、その直後、ぼーっとしながら道を歩いていたせいか、車にはねられ、入院。お見舞いに来た近所のおばさんに、「何か欲しい物はない？」と聞かれ、「ベルばら」と答えたことが、私のベルばら道の始まりとなった。</p>
<p>物心ついた時から、「オトコ女」と呼ばれ、いつも男の子の取り巻き数人を引きつれては、男のように遊び、男のように振る舞い、「私はお嫁になんか行かないの。一生、好きな仕事をして、自由に生きるのよ」と広言してはばからなかった私にとって、軍を指揮し、男社会の中で颯爽と生きるオスカルは、まさに私の理想そのものだった。</p>
<p>そして、オスカルが、女性にとって一つの天王山である結婚話を蹴り、父のジャルジェ将軍に、「感謝いたします。女でありながら、これほどにも広い世界を……人間として生きる道を……」と告げた時から、それが私の志となり、座右の銘となった。</p>
<p>しかし、人の世に揉まれ、一人で生活を立てて行くことは、決して容易いことではなかった。世間を見たいと欲を出した、温室育ちの花の行方は、失敗と赤恥の連続であった。</p>
<p>それでも、己の苦しさに意義を見出し、常に自身の選択を肯定的に受けとめてこられたのは、「オスカルのように生きたい。私も、泣いて、愛して、この世で経験した全てのことに感謝して死にたい」という思いがあったからだ。</p>
<p>オスカルがいなかったら、意志をもって生きることの素晴らしさに、そこまで自信がもてなかったかもしれない。</p>
<p>そうまで憧れたオスカル――。<br />
目の前に燦然と輝き続けた不滅のヒロインに、思いがけなく、別れを告げる時がやって来た。</p>
<p>あれは結婚して間もない頃。<br />
台所の片隅で、何年かぶりにベルばらの単行本を読み返していた時のことだ。<br />
あんなに大好きだったオスカルに何のときめきも感じず、それまでほとんど興味のなかったマリー・アントワネットに己を重ね見て、滝のように涙を流しているではないか。<br />
それどころか、天翔るペガサスのようなオスカルの肩にぽんと手を置き、「無理すんなよ」と声かけする自分がいる。</p>
<p>これは一体、どうしたことだろう。<br />
私は人間が変わってしまったのだろうか――？</p>
<p>まったく予期せぬ心の体験に、しばし茫然としながら、もう一度、じっくり読み直してみたが、やはりオスカルは遠い夢のようにしか感じず、マリーの哀しみばかりが波のように打ち寄せ、心をふるわすのだった。</p>
<p>私にとって、マリー・アントワネットというのは、「囚われの女性」だった。<br />
好きでもない男性に嫁がされ、人間として正直に振る舞う自由もなければ、自分らしくいられる場所もない。しきたりに縛られ、好奇の目にさらされ、たえず偽りの笑みを浮かべながら、見せかけの自分を生きる……。</p>
<p>「こうはなりたくない」。それがマリーに対する長年の印象だった。</p>
<p>その姿は、運命に翻弄される、受け身の女そのものに見えた。<br />
　<br />
当時、「自分の生きたい人生を生きる」ということが絶対的正義だった私にとって、好きでもない男性と結婚させられたり、遊んで、恋して、はたと気付けば断頭台……などという生き方は、どう見ても、「流された生き方」にしか思えなかったからだ。　</p>
<p>しかし、年齢を重ね、精神的にも肉体的にも、女性という性を経験し、子供を持って家庭に入ってみれば、ペガサスのように自由に羽ばたいて生きることだけが「積極的な人生」ではないことが分かってきた。<br />
思うにならぬ状況ときっちり向かい合い、身動きとれないなりにも、その足元に深く根ざす生き方も、一つの開拓であり、受動の中の積極性である。<br />
本物の『意志』とは、高らかに宣言されるものではなく、深く、静かに突き進む闘いなのだ。</p>
<p>そうして得た新しい視点からマリーを読み直してみると、その人生は決して「流されっぱなし」ではなく、性根の据わった、闘う女の姿が見えてきた。<br />
それは、オスカルの表立った闘いに比べて、地味で、静かで、凡々としたものかもしれないが、それ故に、ひとたび意志が根を下ろせば、微動だにしない強さを発揮する。<br />
お姫様ゆえの愚かさもあっただろうが、最後は潔く運命を受け入れ、フランスの女王として死んでいったマリーのことを思うと、ここにも一つの強い生き方がある――と、共感せずにいないのである。</p>
<p>思えば、オスカルを胸に抱いて、ひたすら自分の道を邁進していた頃、私は『生きる』ということを頭では理解していたが、どこか覚束ないものがあり、人生は、実践ではなく、哲学の対象だった。<br />
『女』と名の付くものであっても中性で、その本能に目をつぶりながら、若さや美しさを謳歌していたような気がする。</p>
<p>が、ある時期を境に、女性としての本能に素直になり、「家庭」という一つの地にどすんと根を下ろしてから、哲学は実践となり、女性という性は、母性という新たな道を歩き始めた。母と呼ばれる側になった今、求められるのはペガサスの羽根ではなく、大地の強さである。</p>
<p>そうなって初めて見えてくる、人の強さや美しさがあり、以前は見向きもしなかったマリーの生き方に共感できるようになったのも、世界を、少女と母親の両面から見つめられるようになったからではないか、と思う。</p>
<p>一生を、ペガサスのように自由に天翔けて生きることは、おそらく、鼻先がつんと上を向いた女の子の共通の願いであろう。<br />
しかし、いずれその身体の奥深くから、女性という『性』が目覚め、天翔ける望みとは正反対に、この大地に根ざそうとする強い本能を意識することと思う。<br />
その時、迷いや戸惑いを感じるかもしれないが、どんな生き方を選ぼうと、意志ある限り、私たちは自分が選んだ場所で精一杯、命の花を咲かすことができるし、一見、縛られたような人生にも、意志する自由は与えられているのである。</p>
<p>オスカルは、親の庇護から旅立ち、アンドレと結婚の約束をして、いよいよこれから己の独立した人生を地から積み上げようとした矢先に死んでしまった。<br />
私にとって、彼女は、永遠なる少女であり、彼女にとって、私は、「その先」を見てしまった女である。<br />
少女時代の心の友は、いつの間にか、「ちょっぴり話の噛み合わない女友達」になってしまったようだ。</p>
<p>あるいは、心のオスカルにそっと別れを告げ、マリーの哀しみに涙するようになった時、人は少女の殻から抜け出して、豊饒たる女の人生に足を踏み入れるのかもしれない。</p>
<h3>§ 池田理代子のおすすめ本</h3>
<p>池田先生は漫画本以外にも女性の生き方に関するエッセーを何冊か書いておられます。</p>
<p>もう廃刊になって、マーケット・プレイスでしか手に入らないものもありますが、一読の価値あるものばかりですので、機会があればお手に取ってみてください。</p>
<p>・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4759308741?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=1211&#038;creativeASIN=4759308741">あきらめない人生―ゆめをかなえる四〇からの生きかた・考えかた</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4759308741" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
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・<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592731638?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=1211&#038;creativeASIN=4592731638">どうすりゃいいのっ!?―池田理代子の超身の上相談</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4592731638" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%89%E3%80%81%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%80%80%EF%BD%9E%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A5%B3%E3%81%B8%E5%A4%89%E5%AE%B9%E3%81%AE%E6%99%82+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F2bhsbsy" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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	</item>
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		<title>梶原一騎の名作漫画　『愛と誠』</title>
		<link>http://sanmarie.me/makoto</link>
		<comments>http://sanmarie.me/makoto#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 02 May 2010 23:23:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[ポエム ＆ 心に残る言葉]]></category>
		<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[男の熱い物語]]></category>

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		<description><![CDATA[今は知っている人の方が少ないのではないかと思う、梶原一騎＆ながやす巧の名作漫画です。
少年マガジンに連載されていた当時は大変な人気で、西条秀樹主演のTVドラマも制作されたし、懐かしのアイドル麻丘めぐみが、ヒロイン早乙女  [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今は知っている人の方が少ないのではないかと思う、梶原一騎＆ながやす巧の名作漫画です。<br />
少年マガジンに連載されていた当時は大変な人気で、西条秀樹主演のTVドラマも制作されたし、懐かしのアイドル麻丘めぐみが、ヒロイン早乙女 愛を意識したヘアスタイルをしていたのもこの頃でした。<br />
でも、この作品の目玉は、なんといっても『悪の花園』スケバン・グループの「影の大番長」高原由紀の存在でしょう。<br />
私も一度は投げナイフの練習をいたしました（爆）<br />
ツルゲーネフの「初恋」も読みました。<br />
どうしてこの名作が「あしたのジョー」みたいに再び脚光を浴びないのか。</p>
<p>読んだことも、聞いたこともない……って、そりゃあアナタ、一生の損失ですよ。</p>
<p>今すぐ本屋さんに行って、全巻購入しましょう。</p>
<p>この作品はとにかく梶原一騎のネームが素晴らしいし、ながやす巧さんの絵柄も、劇画界の大御所・池上遼一氏を彷彿とさせる美しさと迫力です。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4062609851&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p></br></p>
<h3>§ 『愛と誠』DVD化！</h3>
<h6>愛と誠 DVD-BOX</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B0001L7T8Y&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>そうそう、これね。西城秀樹の『誠さん』と、早乙女愛の『早乙女愛』。役柄が芸名になってしまった、伝説のTVドラマです。</p>
<p>こちらにOPの動画がアップされています。<br />
花園スケバングループの面々が写し出されるのが興味深い。<br />
バックに流れているのは、当時、大流行したダウンタウン・ブギウギバンドの『スモーキング・ブギ』ですな。</p>
<p>「鳩子」「エラ」「デビ」とかいうネーミングが笑える(＾▽＾　　・・個人的に、デビさん、大丈夫か？？</p>
<div class="myvideo">愛と誠　ＯＰ 『 第１０回　悪の花園』<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/makoto"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<h3>§ 『愛と誠』名言集</h3>
<p><font>お嬢様は強かった ： 早乙女 愛</font></p>
<blockquote><p>
<strong>今、私はその場逃れで否定したがっている。<br />
いけない、いけないわ！<br />
たとえどんなに生き恥をさらそうと 人間が自分を偽ってはならぬもの<br />
それが……愛！<br />
</strong></p></blockquote>
<p>東京にある青葉台中学は、政財界人の子女が学ぶ名門中の名門。<br />
わけても早乙女 愛は「顔良し、頭良し、家柄良し」と三拍子そろった美貌のお嬢様として、学園のアイドル的存在でした。</p>
<p>愛は幼い頃、冬山の魔のスロープで命を落としかけたところを、太賀誠に救われます。<br />
が、誠は彼女のスキー板で眉間に深い傷を負った上、家庭も彼自身も、めちゃくちゃにされたのでした。<br />
愛は誠に償う為に、少年院送りになりかけた誠を父親の政治力で救い出し、名門・青葉台高校に編入させます。<br />
しかし、心がすっかり荒んでいる誠は、愛の真心を逆手に取って、名門校を潰しにかかります。<br />
学園のリーダー達は誠に制裁を加えようとしますが、誠は皆の前で、愛は自分に「ホレているのだ」と言い放ち、皆を唖然とさせます。<br />
その場にいた者達は、ただちに否定するよう愛に迫りますが、愛は上記のような理由から、「否定……しません」と、堂々と答えるのでした。<br />
以来、愛は「落ちた偶像」として、学園中の軽蔑の眼にさらされることになります。</p>
<div id="attachment_10579" class="wp-caption aligncenter" style="width: 217px"><a href="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2008/11/beatrix.jpe" class="broken_link" rel="nofollow"><img src="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2008/11/beatrix-207x270.jpg" alt="ロセッティ Rosetti ベアータ・ベアトリクス" width="207" height="270" class="size-medium wp-image-10579" /></a><p class="wp-caption-text">ロセッティ Rosetti ベアータ・ベアトリクス</p></div>
<blockquote><p>
<strong><br />
おとうさま　おかあさま<br />
お二人は私に「愛」と名付けてくださいました。</p>
<p>愛――　<br />
人を愛することだけはこの世を支配する法則とは別世界のものです。<br />
この世の法則――<br />
それは人間が幸福に生きていくことです。<br />
幸福に生きるために利益をあげ、不利益をさけることです。<br />
でも愛だけは愛する人のために、自分の不利益をも選ばせる力をもちます。</p>
<p>事業は利益追求の代表です。<br />
ですから形成に応じて変化する必要もあるでしょうが、真の愛は不変です。<br />
真の愛は報酬を求めぬ故に。</p>
<p>「愛は死よりも強し」<br />
この言葉を最近ずっしり実感できるようになりました。<br />
どうかしばらく旅立つことをお許しください……。<br />
</strong>
</p></blockquote>
<p>名門青葉台高校を追放された太賀誠は、札付きのワルが集まる「悪の花園」こと花園実業高校に転校します。<br />
愛も迷わず、誠の後を追いました。<br />
愛の両親は、「いつになったらお前は冷静になるのか？」と、厳しく愛に迫ります。<br />
それまで愛の味方だった心優しいパパまでも、今度ばかりはがっくりと肩を落とし、立派な事業家だった祖父の事を引き合いに出して、説得にかかります。</p>
<p>「お前のお祖父さんも、一度決めた事はとことん貫く強い信念の持ち主だった。だが形勢を不利と見れば、どんなに心血注いだ事業も、きっぱり切り捨てられる決断力があった。それゆえに今の早乙女財閥があるのだ」。</p>
<p>それでも愛は、誠への愛を貫く為に両親と訣別し、家を出る決心します。<br />
その時、彼女が両親に当てた置き手紙がこれ。<br />
梶原一騎が伝えたかったテーマの真髄がここにあると思います。<br />
「愛だけは愛する人の為に 自分の不利益をも選ばせる力をもちます」という言葉が良いですね。</p>
<blockquote><p>
<strong><br />
ああ こんなに岩清水君はいい人で、頼もしい男性であるのに<br />
わたし　どうしてこうなの！</p>
<p>私をなげやりにさせるのは、あの誠さんの冷たさ……</p>
<p>ほんの少しでも誠さんが優しかったら、どんな試練が続いても救われるのに<br />
この限りない岩清水くんの優しさにも救われない</p>
<p>す　すみません　　岩清水君<br />
</strong>
</p></blockquote>
<p>愛にひたむきな想いを寄せ、真心を尽くす同級生の秀才、岩清水 弘。<br />
彼が良い人だって解っていても、彼女の心は「誠さん」オンリー。<br />
彼女に心魅かれながらも、愛に素直になれない誠は、彼女の一途な想いを知りながら、わざと冷たく当たります。<br />
そんな誠のつれなさと、岩清水君の優しさの板挟みにあいながら、愛が胸中でもらす言葉がこれ。<br />
女心ですね～。</p>
<p><font>男の中の男 ： 太賀 誠</font></p>
<blockquote><p>もともとお前さんの傘だが、俺への思いやり気取りで手渡したが百年目<br />
もう返してやらねえ<br />
俺は俺だけの雪の冷たさを守りゃそれでいい</p>
<p>つまりそういうことを！<br />
この世は自分だけ大事にしときゃいいってことを！<br />
この傷が俺に教えたんだ！こっぴどく！
</p></blockquote>
<p>命懸けで愛を魔のスロープから救い出したものの、彼女のスキーで眉間に大怪我を負った太賀誠。<br />
その傷は、彼自身だけでなく、彼の家庭をも崩壊させます。<br />
愛の計らいで名門・青葉台高校に転入したものの、わざと彼女に逆らうような心無い行動ばかり起こす誠。<br />
そんな誠をに、愛は「なぜ？」と問いかけます。<br />
すると誠は、「こんな俺に誰がした？ この傷を付けたやつだ！償えるかどうか、寒さに震えながら聞きやがれ！」と、彼女を助ける為に身を投げ出して受けた傷がどんな形で彼に祟り、彼のささやかな家庭の幸せをズタズタにしていったか告白します。<br />
愛は、彼のあまりの傷の深さに「とても償いきれない……」と痛感しながらも、自分を命懸けで救ってくれた彼に対し、愛を貫く事を心に決めるのでした。</p>
<div id="attachment_10580" class="wp-caption aligncenter" style="width: 280px"><a href="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2008/11/carrying.jpg" class="highslide-image broken_link" onclick="return hs.expand(this);" rel="nofollow"><img src="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2008/11/carrying-270x248.jpg" alt="イエス・キリストと十字架" width="270" height="248" class="size-medium wp-image-10580" /></a><p class="wp-caption-text">イエス・キリストと十字架</p></div>
<blockquote><p>
同じデカさの車なら、何を仕掛けてこようと、むしろ度胸をほめてやるがよ<br />
でっけえものに保護され、かさにきてくるヤツは許さねえ<br />
ダンプにかぎらずな</p></blockquote>
<p>太賀誠はポリシーの塊、男気にあふれた誇り高い男。<br />
左記は、高速道路で執拗に幅寄せしたダンプの運転手をとっ掴まえてぶん殴った後、口にする言葉です。<br />
虎の威を借るキツネほどみっともないヤツはない。<br />
でも、世の中、こういう小賢しい輩が多いよね。男らしくないよ。</p>
<blockquote><p>
<strong>じいさんよ</p>
<p>あんた……とどのつまり……男として死んだな</p>
<p>男だったぜ</strong>
</p></blockquote>
<p>国有地払い下げをめぐる汚職事件で、早乙女愛のパパの嫌疑を晴らす為に壮絶な割腹自殺をとげた政財界の黒幕、座王与平。<br />
上記は、誠が彼の遺影に向って語りかける言葉。<br />
一時は、誠の命さえ奪おうとした怪物ですが、恩義の為、正義の為に潔い死を選んだ彼に対し、誠も心から哀悼を捧げます。</p>
<div id="attachment_10581" class="wp-caption aligncenter" style="width: 235px"><a href="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2008/11/allori1.jpg" class="highslide-image broken_link" onclick="return hs.expand(this);" rel="nofollow"><img src="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2008/11/allori1-225x270.jpg" alt="Judith with the Head of Holofernes" width="225" height="270" class="size-medium wp-image-10581" /></a><p class="wp-caption-text">Judith with the Head of Holofernes </p></div>
<p><font>誇り高き悪の美学 ： 高原由紀</font></p>
<blockquote><p><strong>血を見ることになるよ、今度は……</strong></p></blockquote>
<p>札付きのワルが集まる、「悪の花園」こと花園実業高校。<br />
そこでは決して姿を表に現さない「影の大番長」が、絶対的な権勢を振るっていました。<br />
誠が既に「影の大番長」とスケバン・グループの標的にされている事を知った愛は、その正体を探り、土下座してでも誠を魔の手から救おうとします。<br />
そんな彼女が出会ったのが２年D組の高原由紀。<br />
不良のふきだまりのような悪の花園で、白樺にもたれ、ツルゲーネフの「初恋」を読み耽るような絶世の美少女でした。<br />
愛は、「ロシア文学を読むような女生徒となら、“影の大番長”の事について冷静に話し合えるかもしれない」と由紀に声を掛けますが、逆に「あなたは太賀誠について、もっと冷静になるべきだ」と諭されます。<br />
それでも誠を放っておけない愛は、街角で由紀の姿を見掛けると、「あの理知的な微笑にさげすまれてもいい、あの人に大番長の正体を聞くのだ」と彼女の後を追います。<br />
が、彼女が目にしたのは、スケバン・グループの前で投げナイフを自在に操り、魔女のように振る舞う影の大番長＝高原由紀の姿でした。</p>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/manga/makoto1.jpg" /></p>
<blockquote><p>
<strong>バラよ！　我が指をトゲで刺すなかれ<br />
我は詩人なれば、そなたに手をふれず<br />
ただ　そなたの美をたたえるのみ</p>
<p>ところが　わしづかみにしてくる無神経な山ザルは<br />
そのトゲに刺されて血を見るしかないのさ！</strong>
</p></blockquote>
<p>財界の大物である早乙女愛のパパは、愛娘をスケバンから守る為、部下の息子で、スポーツ万能の天地大介を研修生兼ボディーガードとして花園高校に送り込みます。<br />
しかし、彼もまた高原由紀の投げナイフの前に倒れ、精神を病んでしまいます。<br />
彼女の投げナイフは決して相手を傷付け、血を流すことはない――けれど標的にされた者は、紙一重で放たれたナイフに血を見る以上の恐怖を味わうのです。<br />
太賀誠に狙いを定める高原由紀は、左記のような言葉で、その末路を不気味に暗示します。<br />
百発百中の彼女の投げナイフは、中身がくり貫かれた、ツルゲーネフの「初恋」の中に収められています。<br />
今見ても斬新なアイデアです。</p>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/manga/makoto2.jpg" /></p>
<blockquote><p>
花園スケバン・グループに「すみません　ごめんなさい」のたぐい（類）はなかったろう。<br />
はじめから それをいう必要がないように振る舞い<br />
それを口にするときは 血の海で泣きわめいて手遅れさ</p></blockquote>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/manga/makoto3.jpg" /></p>
<p></br></p>
<p>高原由紀とスケバンたちのやり取りを隠れ聞いていた早乙女 愛は、あまりの恐ろしさにその場から逃げ出します。<br />
その気配に気付いた部下の一人が、後を追いかけようとして、由紀の足につまづいてしまいます。<br />
すると由紀は、詫びる部下の口の中に火の点いた煙草を投げ入れ、左記のように吐き捨てるのです。<br />
それにしても、花園スケバン・グループのお嬢さん方って、不良のわりには饒舌で文学的なんですよね。<br />
由紀を筆頭に。<br />
“ワルの中のインテリジェンス”とでもいいましょうか、とにかくセリフがイカしてます。</p>
<p><font>黒幕にも美学 ： 座王与平</font></p>
<blockquote><p>
<strong><br />
男らしい男になれい<br />
あほでも 名もなく 貧しくとも<br />
お天道様に恥じぬ男に<br />
</strong>
</p></blockquote>
<p>政財界を陰から操る黒幕といわれる右翼の大ボス、座王与平。<br />
一声かければ一流銀行や商社がけし飛ぶほどの大物も、息子の前ではごく平凡な一人の父親でありました。<br />
早乙女愛のパパを巻き込んだ、国有地払い下げをめぐる汚職事件が発覚した時、座王与平は彼への疑惑を晴らす為、自ら腹を十字に切り裂き、死をもってその潔白を証そうとします。<br />
そんな座王与平が、息子の権太に最後に告げる言葉がこれ。<br />
今は“お天道さま”なんて言葉も滅多に使われなくなったけど、人としての正しい生き様を説く上で、“お天道さま”という言葉は、とても解りやすく、良い表現だと思います。</p>
<blockquote><p><strong>ええかっこうじゃのう 砂土谷</strong></p></blockquote>
<p>極道の世界にも、重んじねばならない義理もあれば道理もある。<br />
ところが最近、新宿に台頭してきたヤングマフィア「緋桜団」には、義理も道理もない。<br />
邪魔者はただ刺す！ 殺す！<br />
やがて｢緋桜団」のボス砂土谷 俊は、政財界の大物、座王与平にも狂気の刃を向けますが、圧倒的な彼の力の前についに捕らえられます。<br />
全身を縛められ、座王与平の前に引きずり出された砂土谷に向って、与平が口にするセリフがこれ。<br />
凄みがあります。</p>
<blockquote><p><strong><br />
一寸きざみ　五分きざみに切り刻まれ<br />
コンクリートづめにされた貴様の死体が隅田川の川底からあがれば<br />
子分のザコどもは しょんべんもらして 腰抜かすだけよ</strong></p></blockquote>
<p>これは座王与平に忠実なボディガードたちの脅し文句。<br />
ボスがボスなら、部下も部下。その一言一言にドスが利いて、ナンバのヤクザも顔負けです。<br />
「一寸きざみ 五分きざみ」という表現がお気に入り。<br />
いしいひさいち氏が大阪風に書くと、「大阪南港の水は冷たいでえ」となります。</p>
<blockquote><p><strong><br />
そして ただちに太賀とやらは 土蔵から連れ出し<br />
どこぞ　人目につかぬ場所で始末してしまうがよい<br />
永遠に　完全に……の！</strong></p></blockquote>
<p>部下の脅し文句も効いてるけど、ボスの脅し文句はもっと強烈。<br />
最愛の息子・権太が誠に傷付けられた事を知った座王与平は、誠に対しても容赦無い報復を命じます。<br />
 「永遠に 完全に」という表現がたまりません(^_^;)</p>
<p><font>秀才 愛に報われず ： 岩清水 弘</font></p>
<blockquote><p>
<strong><br />
愛するってことは　真実の愛とは<br />
相手が愛してくれないからって取りやめたり<br />
相手を上等だの下等だのと品定めしたり<br />
そんな取引じゃない<br />
ひたすら捧尽くすもの！　報酬を求めぬもの！<br />
少なくとも僕はそう信じるよ。<br />
</strong>
</p></blockquote>
<p>両親の反対を押しきって、悪の花園高校に転校した愛。<br />
彼女は両親から離れる為に家出し、アパートで自活を始めますが、根っからお嬢様育ちの彼女には、「駅前の大衆食堂で食事をするような」安っぽい生活に耐えられません。<br />
母親と一緒に様子を見に来た岩清水君は、すっかりやつれた愛を見て、家に帰るよう説得します。<br />
誠を愛するがゆえに、弘の真心に報うことができない愛は、「私など下等な女と思って、忘れて……」と訴えますが、弘は上記のように答えるのでした。<br />
ところで、正統派ヒーロー岩清水君と、アンチヒーロー太賀誠の違いは何か？<br />
やはり「男のフェロモン」の質の違いでありましょう。<br />
「良い人」は良いけれど、それ以上のもんでもそれ以下のもんでもないんだな。残酷だけども……。</p>
<p></br></p>
<p>これはスゴイ！　<br />
愛と誠の名言集　：　当サイトよりさらに詳しいです！　必読！<br />
<a href="http://www.asahi-net.or.jp/~an4s-okd/private/bun/man042.htm" target="_blank" class="broken_link" rel="nofollow">夜刊ロロモ</p>
<p>http://www.asahi-net.or.jp/~an4s-okd/private/bun/man042.htm</a></p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E6%A2%B6%E5%8E%9F%E4%B8%80%E9%A8%8E%E3%81%AE%E5%90%8D%E4%BD%9C%E6%BC%AB%E7%94%BB%E3%80%80%E3%80%8E%E6%84%9B%E3%81%A8%E8%AA%A0%E3%80%8F+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F27snkyh" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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		<title>裏・きかんしゃトーマス大百科　旧シリーズの魅力にせまる / お気に入りキャラ大集合！</title>
		<link>http://sanmarie.me/thomas_engine</link>
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		<pubDate>Sun, 02 May 2010 23:19:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[ユーモア]]></category>

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		<description><![CDATA[貨車や機関車が、しょっちゅう衝突したり、脱線したりする、
恐るべき島、ソドー島。(怪我人が出ないのが、不思議なくらい)
……などという冗談はさておき。
大人も子供も大好きな、イギリス生まれの素敵なお話、 『きかんしゃトー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>貨車や機関車が、しょっちゅう衝突したり、脱線したりする、<br />
恐るべき島、ソドー島。(怪我人が出ないのが、不思議なくらい)</p>
<p>……などという冗談はさておき。</p>
<p>大人も子供も大好きな、イギリス生まれの素敵なお話、 『きかんしゃトーマス』。</p>
<p>そこには、子供向け番組にありきたりの、『絶対的に良い人』もなければ、『完全に悪い人』もなく、それぞれが長所と短所を持ち合わせ、ぶつかったり、助け合ったりしながら、互いに成長し、「本当に役に立つ機関車」を目指して、一所懸命に働く物語だ。</p>
<p>英語では「useful」と表現される、彼らの目標は、「自分さえ良ければ」という今の風潮において、ひときわ新鮮に感じられる。</p>
<p>『役に立つ』――すなわち、「他者を幸福にし、なおかつ自分も生かす」という考えは、ともすれば、自己の栄達だけを追い求めがちな私たち世代にとって、心に刻むべき、大切な価値観ではないだろうか。</p>
<p>ソドー鉄道局長のトップハム・ハット卿は、機関車たちを褒める時、よく次の言葉を口にする。</p>
<p><strong>「わしは、お前を、誇りに思うぞ」  </strong></p>
<p>なぜ「偉い」とか「ありがとう」ではなく「誇り」なのか。</p>
<p>それは、機関車たちの目標が、自分にも社会にも『真に役に立つ』ことであり、ハット卿に気に入られ、自分だけが目立つことではないからだ。</p>
<p>ソドー鉄道を指揮し、島の人々の生活を手助けする立場にあるハット卿にとって、自分の手足となって動いてくれる機関車たちは、単なる機関車を超えて、自身の信念を体現してくれる、貴い使いに他ならない。</p>
<p>数ある機関車の中から、彼は選び、信じ、そして、仕事を任せる。</p>
<p>ゆえに、機関車たちが、彼の信頼に応えて、役に立ってくれた時、そして、その信頼が機関車たちに伝わった時、両者は本物の生き甲斐を感じ、誇らしい気持ちを味わう。</p>
<p>それは、昇進や報酬だけでは、決して得られない精神的充足であり、それこそが、自己を肯定し、健康な自尊心を育む源となるのである。</p>
<p>トップハム・ハット卿が、「わしは、お前を、誇りに思うぞ」と口にする時、一等深い悦びを感じているのは、ハット卿ではなく、相手の機関車なのだ。</p>
<p>日本では、あまり「誇りに思う」という褒め言葉は口にしないが、英語圏では、しばしば、「I&#8217;m proud of you」という褒め言葉を聞くことがある。<br />
特に、親が子供に対して、それを口にする時、子供は、「出来る」とか「よい子」とかいう以上に、自分を認められた満足感でいっぱいになるようだ。</p>
<p>言い換えれば、きかんしゃトーマスの物語は、間違ったり、落ち込んだりしながら、一つの目標に向かって頑張る子供たちと、それを励まし、支える父親の物語でもあり、ゆえに、大人が見ても、子供が見ても、心惹かれるものがあるのだと思う。</p>
<p>こんな風に、生きた心を持った、表情豊かな機関車たちが活躍するソドー島ってどれほど楽しいことだろう。</p>
<p>私も引っ越してみたい。</p>
<div class="myvideo">きかんしゃトーマス　じこはおこるさ<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/thomas_engine"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p>旧シリーズではよくきかんしゃたちが脱線したり、衝突したり、しょっちゅう事故を起こすんですけど、これらの映像を見る度に「後片付けはどーするんだろー」と大人心を痛めておりました（笑）</p>
<p>実際、こんな事故が起こったら、復旧どころの騒ぎじゃないでしょうに。</p>
<p>でも、可愛いですよねえ。。。</p>
<h3>§ 『きかんしゃトーマス』旧シリーズの魅力</h3>
<p>【付記　2008/11/20】</p>
<p>『きかんしゃトーマス』は製作時期から「旧シリーズ」と「新・きかんしゃトーマス」と二つに分けられるのだけれど、私は断然、1980年代に放送された「旧シリーズ」のファンです。</p>
<p>「新・きかんしゃトーマス」は、確かに映像はきれい。</p>
<p>でも、キャラクターが増えすぎて、メイン・キャラに対する奥行きがなくなったこと。</p>
<p>話があっさりしすぎて、面白みがなくなったこと。</p>
<p>この２点において、どうしても旧バージョンほどそそられないんですね。</p>
<p>対して、旧シリーズは、「きかんしゃが拗ねてストライキをする」とか「野心的な路線バスが橋ゲタに突っ込む」とか泥臭いエピソードが多く、大人でも思わずニヤっとするようなウイットに富んでいます。</p>
<p>メインキャラを「いい人（いい子）」に仕立てないスタンスも新鮮で、だからこそ、ディーゼルやジェームズのような嫌み系キャラにも親しみが持てたのではないでしょうか。</p>
<p>ＤＶＤを買うとなれば、たいていの親御さんは映像や音声のきれいな「新・バージョン」を手にされることでしょう。</p>
<p>しかし。</p>
<p>あえて言わせてもらうなら、本当の「トーマス」の魅力は、「旧シリーズ」にあると思います。</p>
<p>森本レオさんの、まったりと優しいナレーションも、奥様のハートをきっと揺さぶりますよ（笑）<br />
（マダムキラーと呼ばせてもらおう）</p>
<p>「旧シリーズ」はほんとおすすめです♪</p>
<h3>§ 私の好きなキャラ一覧</h3>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/Thomas/7_01.gif" width="202" height="174" border="0" hspace="10" /></p>
<p>ダントツ一位の存在感。帽子命。<br />
コレステロール値やや高し。<br />
きかんしゃ達に説教する時、いつもドラム缶や木箱の上に乗っている。<br />
もっちゃりした後ろ姿がめちゃプリティ。<br />
お尻からかぶりつきたくなる（←　下品^_^;）</p>
<p>決して完璧な人柄ではなく、皆が働いている時、「力仕事は医者に止められているのでな」と遠巻きに眺めたり、帽子を汚されると、真っ先に「見ろ！わしの帽子が！」のセリフが口をついて出るところが、人間っぽくて好き。</p>
<p>朝食に食べているのはオートミールか。</p>
<p>車も二台お持ちのようだが、質素堅実な暮らしを心掛けておられるようだ。</p>
<p>Sir（卿）というからには女王陛下から爵位を賜ったのだろうが、それはいったい、いつの話だ。（エルトン・ジョンと同時期という噂もある）<br />
ともあれ、長生きして欲しいですよね。</p>
<p>オリジナルのフィギュアなら１００万円出しても惜しくない。<br />
それくらい大好きです。</p>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/Thomas/7_02.gif" width="202" height="174" border="0" /></p>
<p>奥さん。お見合い結婚だろうな。</p>
<p>長男：オックスフォード大学で、経済学専攻。<br />
次男：同大学で、国際政治学専攻。<br />
三男：地元のパブリックスクール在学中。</p>
<p>おじい様はエジンバラ公の同窓で、おばあ様はウォルシンガム卿の流れを引くお方――でしょうか。</p>
<p>家の陶器はウェッジウッド、インテリアはローラ・アシュレイで揃えてそう。<br />
旦那様の衣類は、当然『バーバーリー』ですよねっ！！</p>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/Thomas/1_04.gif" width="202" height="174" border="0" /></p>
<p>トーマスの仲間のうち、私にもっとも酷似したキャラ</p>
<p>『オレ様のように立派な機関車になると、いつもそれらしく振る舞わなければならないので、疲れる』とか。<br />
『支線は、本線ほど丈夫に出来ていないので、トップハム・ハット卿は、ゴードンのように重い機関車は走らせなかったが、ゴードンは、自分が本線しか走らないのは、別の理由からだと思い込んでいた』とか。</p>
<p>私のことかと思いました(笑)。</p>
<p>パッと見には、鼻持ちならない奴に見えるけども、ゴードンは根が単純で明るい。<br />
ゴードンをばかにしたトーマスのことも、「いいってことよ」とあっさり許してあげたり、大きいのは車体だけでなく気持ちも同じ。</p>
<p>トーマス仲間のうち、旦那にするなら、ゴードンがいいな。</p>
<p>始終、威張りちらしてそうだけど、いざという時は頼りになりそうだから。<br />
大言を口にするといっても、誰かを傷つけようとか、おとしいれようとか、悪気はないしね。</p>
<p>何と言っても、声優が、私の好きなラオウ様（＝内海賢二）というのがいい。<br />
ラオウの顔を思い浮かべながらゴードンのセリフを聞くと妙に笑える。</p>
<p>あっさりしたところがいい、お気に入りのキャラクターです。</p>
<div class="myvideo">きかんしゃトーマス　支線を走ったゴードン<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/thomas_engine"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/Thomas/2_02.gif" width="202" height="174" border="0" /></p>
<p>トーマス・シリーズの中では異色のオヤジ・キャラ。<br />
意地悪したり、悪態ついたりするけど、なぜか憎めない。<br />
モチーフの「チャ～、チャリララッラー」という音楽が大好き。<br />
ディーゼルが登場すると、つい見入ってしまう。<br />
なんだかんだでソドー鉄道に残っていることを考えると、けっこう世渡り上手なのかもしれない。</p>
<div class="myvideo">ディーゼルがやって来た<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/thomas_engine"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/Thomas/3_07.gif" width="202" height="174" border="0" /></p>
<p>トーマス・シリーズを盛り上げる魅惑のサブキャラ。<br />
シリーズ当初は目しか無かったが途中から全面顔付きに変わった。<br />
一台、一台、表情が違うので、見ていて面白い。<br />
いたずらをかました時の、「キャ～ハッハッハッハ」という高い笑い声が大好き。<br />
登場が楽しみなキャラだ。</p>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/Thomas/2_03.gif" width="202" height="174" border="0" /></p>
<p>これまた私に酷似したキャラ(＾▽＾<br />
『ここは、なんて臭いんでしょう。アタシは高級にできているのよ。こんな所にいたら、病気になってしまうわ』とか。<br />
『アタシは好きな仕事だけしていればいいのよ』とか。</p>
<p>マジで、私のことかと思いました(笑)</p>
<p>彼女のエピソードは自分を客観的に見ているようで笑えない。<br />
女の驕慢丸出しで「ああ、こういうのが職場にいたら、嫌われるよな」という感じだったが、途中から友好的なキャラに変わった。<br />
このタイプは一見扱いにくそうだが、自尊心を煽れば誰よりもよく働く。<br />
トップハム・ハット卿の手腕が問われるところである。</p>
<div class="myvideo">気むずかし屋のデイジー<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/thomas_engine"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p></br><br />
☆イケてるキャラ</p>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/Thomas/1_08.gif" width="202" height="174" border="0" /></p>
<p>トーマス仲間の中では、一目おいているキャラ。<br />
いぶし銀のような魅力があって「ソドー鉄道の高倉健」という感じ。<br />
人柄が練れているというか、大人だね。<br />
トーマスシリーズにおいては毒消しの中和剤のような役回りで、今後も活躍が期待される。<br />
ちなみに本名はモンタギュー。<br />
ロミオとジュリエットみたい。お洒落だね(^_-)</p>
<h3>§ おすすめDVD</h3>
<p>旧シリーズのＤＶＤは全部で８巻あるが、どれか１本買うなら、第２巻『しまった　しっぱい編』がおすすめ。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B00005FPI7&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>「ゴードンみぞにはまる」は、ゴードンの間抜けぶりが微笑ましいし、「ディーゼルがやってきた」も貨車の高笑いが聞けて面白い。<br />
「とこやにいったダック」は、床屋に向かって暴走する場面がスピード感にあふれて、子供が画面に釘付けになる。<br />
「パーシーのマフラー」は、オートミールを食べるトップハム・ハット卿の朝食風景や、奥さんとのやり取り、ジャムが空から降ってきて、みんなベトベトになるシーンなど、ハット卿ファンには見逃せない１本だ。<br />
「にかいだてバスのバルジー」も、嫌味キャラが効いていて、インパクト強し。</p>
<p>完成度の高い一枚だと思う。</p>
<p>我が家は擦り切れるほど見ました。</p>
<p>・トーマスのしっぱい　　　　　　(原題Thomas&#8217; Train)<br />
・ジェームスのあやまち　　　　(原題James &amp; The Coaches)<br />
・とりのこされたしゃしょう　　　(原題Thomas &amp; The Guard)<br />
・ゴードンみぞにはまる　　　　(原題Off The Rails)<br />
・うみにおちたパーシー　　　　(原題Percy Takes The Plunge)<br />
・ディーゼルがやってきた　　　(原題Pop Goes The Diesel (Part 1))<br />
・とこやにいったダック　　　　　(原題A Close Shave (Part 3))<br />
・しせんをはしったゴードン　 　(原題Wrong Road)<br />
・パーシーのマフラー　　　　　　(原題A Scarf For Percy)<br />
・にかいだてバスのバルジー　(原題Bulgy)</p>
<div class="myvideo">にかいだてバスのバルジー<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/thomas_engine"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<h3>§ きかんしゃトーマスの音楽について</h3>
<p>音楽のＣＤを購入するなら、こちらがおすすめ。</p>
<h6>きかんしゃトーマス　ソング＆ストーリーズ</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B0002ADHB2&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>メインのテーマソングや「やくにたつ機関車」「ソドー島の歌」など、トーマスファンならおさえておきたい人気の曲が５曲収録。<br />
トビーとテレンスが登場するストーリーも２話収められていて、うちの息子もディスクが擦り切れるほど見ました。<br />
英語のオリジナル版も収録されおり、見応えあり。<br />
収録時間は「２５分」と短いが、子供にはちょうどいい長さだと思う。<br />
親も疲れなくて、おすすめです。</p>
<p>しかし、純粋に音楽として聴くなら、やはり英語のオリジナル版の方が格段に優れているかも。<br />
さすがイギリス、少年聖歌隊のお膝元だけあって、四部か、五部ぐらいの複部合唱になっており、主旋律をリードするボーイソプラノがまことに美しい。<br />
日本版では「トーマス合唱団」なる児童合唱団が歌っているのだが、主旋律のみで、いわゆる『アニメソング』的な仕上がりになっている。<br />
どうせならオリジナル版のように美しい複部合唱にして欲しかった。<br />
もったいない。</p>
<p>BGMに関しては、各キャラクターごとにモチーフが存在し、たとえば、ジェームズならベースの効いたポップな旋律、デイジーなら60年代を思わせるデキシー・ジャズ風の気怠い旋律となっている。<br />
曲を聴いただけで、「あ、あのキャラが登場した」と分かるあたりは、まるでワーグナーのオペラのようだ。<br />
小さな子供はストーリーよりもまず音楽に親しむから、一つ一つのキャラクターに独特のモチーフを与えたのは見事な演出だと思う。</p>
<p>現在、我が家でエンドレスで流れているのが、「きかんしゃトーマス　オリジナルソングス（１）」。<br />
こちらも、「きかんしゃトーマスのテーマ」「役に立つきかんしゃ」「ソドー島のうた」など、主要曲が１０曲収録されており、１０曲目は「トーマスのテーマ」のカラオケバージョンになっている。</p>
<p><strong>覚えたくもないトーマスの歌を覚えなければならない親御さんには必須のアイテム。</strong></p>
<p>私も頭から「ピッピー」と湯気を噴きたくなるほど、聞かされ、歌わされ、読まされ、見せられ、、、、</p>
<p>もう堪忍・・って感じ(笑)</p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E8%A3%8F%E3%83%BB%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%97%E3%82%83%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E5%A4%A7%E7%99%BE%E7%A7%91%E3%80%80%E6%97%A7%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E3%81%AB%E3%81%9B%E3%81%BE%E3%82%8B+%2F+%E3%81%8A%E6%B0%97%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E5%A4%A7%E9%9B%86%E5%90%88%EF%BC%81+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F29ryuhc" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>超時空要塞マクロス　リン・ミンメイは可愛かった /　失恋したら聞く歌『天使の絵の具』</title>
		<link>http://sanmarie.me/macross</link>
		<comments>http://sanmarie.me/macross#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 03 May 2010 07:54:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[幸せな恋のために]]></category>
		<category><![CDATA[ラブソング]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.me/macross</guid>
		<description><![CDATA[飯島真理が演じた『リン・ミンメイ』は、アニメ史上に残る至高のバーチャル・アイドルと言えましょう。
今でも「萌えキャラ」みたいな美少女は多いですけど、創作の枠を超えて、あたかも現存する歌手のように、ＣＤを出したり、写真集を出したりしていたのは、後にも先にも、リン・ミンメイ一人だと思います。
（エヴァンゲリオンの藤波レイなど足元にも及びませんね）

それほどまでに男性ファンを熱くさせ、女の私でさえ、「この子、可愛いわぁ」と感動させたリン・ミンメイって、一体、どんなキャラ？　
――というのが一目で分かるのが、ファンの間では今や家宝とまで言われる、「FLASH BACK 2012」]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>たくさんのアクセスをありがとうございます!!<br />
リン・ミンメイ（飯島真理）の魅力が凝縮されたアニメ史に残る傑作『天使の絵の具』＆DVD『Flashback』を一人でも多くの方に知って頂ければ、本当に嬉しいです。<br />
きらきらと輝く天使のような歌声をどうぞ堪能して下さいね。</p>
<h3>§ マクロスの思い出</h3>
<p>【2007-08-18　リライト】</p>
<p>「見てました」なんて、こっぱずかしくって、<strong>口が裂けても言えない</strong>のが『<a href="http://www.macross.co.jp/" target="_blank">超時空要塞マクロス</a>』。</p>
<p>日曜日の正午からいきなり始まって、「へえぇ～、メカの動きが綺麗だな～」なんて思いながら見ていたら、そのままズルズルはまってしまった、自分史に残る問題作(笑)。←最初の頃は、アイデアも技術も斬新で、確かに面白かった。</p>
<p>でも、途中で、看護学校の宿舎に入寮したので、最後まで通して見ることができませんでした。<br />
（寮には個人専用のTVがなかった）</p>
<p>しかし、妹の話では、中盤ぐらいから、やたら人間ドラマに重きを置きすぎたせいか、ストーリー展開がまどろっこしくなり、期待ほどではなかったのこと。（ファンの皆さん、ごめんなさい）<br />
「男と女が巨人兵となり戦っている」とか、「巨人兵の社会には文化がなくて、リン・ミンメイの音楽が彼らに多大なカルチャー・ショックを与える」とか、コンセプトは非常に面白かったのですけどね。</p>
<p>が、この作品の特筆すべき点は、なんといってもキャラクターの魅力でしょう。<br />
作画監督をされた美樹本晴彦さんのデザインが抜群に素晴らしかった。<br />
ヒロインのリン・ミンメイにすっころんだ男性ファンも数知れないと思います。<br />
（女性の私が見ても、ドキっとするほど可愛かった）</p>
<p>それだけに、主人公の一条輝が、最後の最後に、なんだって早瀬美沙みたいな根暗なオバサンに鞍替えしたのか、本当によう分からん。</p>
<p>まあ、アイドル歌手で、どこかジコチューなミンメイが、「現実に交際するにはふさわしくない女」として切り捨てられるのもリアルな話ではあるが。</p>
<p>そう考えれば、彼女はやはり、永遠のヴァーチャル・アイドルとして、アニメ・ファンに夢を売るよう運命づけられた女性と言えましょう。（いつかは幸せになれよ、ミンメイ）</p>
<p></br><br />
ところで、この2007年は、マクロスのＴＶシリーズが始まって25周年になるんですね。<br />
（っちゅーことは、私が寝室のＴＶでこっそり見ていたあの頃は、<strong>25年前</strong>になるのか。時の経つのは恐ろしい・・）</p>
<p>それに合わせて新シリーズも始まるみたいで、これを機会に、リン・ミンメイのファンも増えるのでしょうね。<br />
あ、ちなみに、今日8月18日は、『マクロス25周年記念ライブ　～Minmay meets Fire Bomber』というイベントが行われたみたいですよ。　</p>
<p>Fire Bomberって、何なのだそれは……(笑)</p>
<p>身体大事にな、ミンメイ。</p>
<p></br><br />
それにしても、自分がリアルタイムで見ていて、今でもその時の印象が強いせいか、「世の中のすべての男の子はミンメイを知っているだろう」みたいな思い込みがあるけれど、よく考えたら、今の１０代の男の子なんか、私がＴＶで「ミンメイ、可愛い～」と感じ入っていた時には、<strong>まだこの世に生まれてなかったんですよね</strong>。←「北斗の拳」も「少年ジャンプの黄金期」も知らない世代だよ、うは～。<br />
</br></p>
<p>そうか、知らんのか。</p>
<p>へえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ～　って感じ。（年の差を感じるねぇ）</p>
<p></br><br />
じゃあ、オバチャンが教えてあげよう、ってことで、以下の画像です。<br />
</br></p>
<p>こちらは映画版のエンディング・テーマ、『天使の絵の具』。<br />
歌っているのは、リン・ミンメイの声優をやっていた飯島真理ちゃん。<br />
映画公開の頃は、『愛・おぼえていますか』という挿入曲がヒットしたけれども、私は『天使の絵の具』の方がダントツに好きでした。</p>
<p>ちなみに、公開時の映画のエンディングは真っ黒で、テロップだけが淡々と流れます。<br />
というのも、作画スタッフがエンディングにあまりにも凝りすぎて、絵コンテが公開の時期に間に合わなかったからだそうです。</p>
<p>後に、この幻のエンディングは、リン・ミンメイのメモリアル・ベスト盤「Flash Back」というLDとして発売されました。<br />
現在はDVDとして再販になっていますが、その昔、マニアの間では、5万円以上の値段で取り引きされていました。<br />
私も一度見たことがありますが、「Flash　Back」の美しさは白眉のものでしたよ。</p>
<div class="myvideo">Macross Flashback 2012 (1)<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<div class="myvideo">Macross Flashback 2012 (2)<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p></br><br />
こちらが映画のクライマックスで歌われた『愛・おぼえていますか』。<br />
ゼントラーディ軍の司令官、ボルドザーと向かい合う一条輝のヴァルキリを守るように歌われる演出が秀逸。<br />
（今でも、ほとんど全てのキャラクターの名前を覚えている自分が恥ずかしい・・）</p>
<div class="myvideo">愛・おぼえていますか /　飯島真理<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p></br><br />
映画も話の運びがちょっと苦しい部分もありましたが、絵は綺麗でしたねえ。</p>
<p>ちなみに、公式ＨＰの解説によると、ゼントラーディ軍（男性軍）の司令官ボルドーザとメントラディ軍（女性軍）の司令官ラプラミズには「なにか因縁があるらしい」そうだが、そんなの「<strong>元・夫婦</strong>」に決まってんじゃん(笑)</p>
<p>夫婦喧嘩昂じて宇宙戦争となり。ごついねえ。</p>
<p>この後、マクロス７とか、マクロスプラスとか、いろんなシリーズものが出ましたが、やはりオリジナルが一番ですね。</p>
<p><a href="http://www.macross.co.jp/" target="_blank">『マクロス・オフィシャルサイト』</a>はこちらです。</p>
<h3>§ リン・ミンメイについて</h3>
<p>飯島真理が演じた『リン・ミンメイ』は、アニメ史上に残る至高のバーチャル・アイドルと言えましょう。<br />
今でも「萌えキャラ」みたいな美少女は多いですけど、創作の枠を超えて、あたかも現存する歌手のように、ＣＤを出したり、写真集を出したりしていたのは、後にも先にも、リン・ミンメイ一人だと思います。<br />
（エヴァンゲリオンの藤波レイなど足元にも及びませんね）</p>
<p>それほどまでに男性ファンを熱くさせ、女の私でさえ、「この子、可愛いわぁ」と感動させたリン・ミンメイって、一体、どんなキャラ？　<br />
――というのが一目で分かるのが、ファンの間では今や家宝とまで言われる、「FLASH BACK 2012」。</p>
<p>リン・ミンメイの「FLASH BACK」は、1980年代の劇場公開当時、絵コンテが間に合わなくて、幻のエンディングと言われた『天使の絵の具』＝ミンメイのサヨナラ公演（You Tubeの映像です）をベースに、ミンメイが歌手になり、輝と出会い、最後は歌手を引退して一人で旅立っていくまでの過程が、彼女のヒット曲「私の彼はパイロット」や「シルバームーン・レッドムーン」などを通して、フラッシュ・バックのように描かれている作品です。</p>
<p>セリフやナレーションは一切なく、ミンメイの歌だけで綴られている、アイドル歌手のビデオ・クリップのような仕上がりになっています。</p>
<p>画像は非常に丁寧で綺麗だし、演出もドラマチックで、サヨナラ公演で歌われる「天使の絵の具」に至っては、プロの振付家に依頼したほどの徹底ぶり。<br />
一人の女の子の目覚めから別れまでを非常に美しく描いていると思います。<br />
最後、輝との別れで涙しながらも、空を見上げて、明日へ羽ばたいていく情景は、「天使の絵の具」の歌詞とマッチして、とても感動的でした。<br />
また、別れた後、輝と美沙がどうなったか……というエピソードも、ちょっとだけ描かれていて、それも見物です。</p>
<p></br></p>
<p>現在はマーケット・プレイスなどで２万円弱で取り引きされているようですが、2年前は５万円、ＬＤしかなかった時（ＤＶＤ化される前）はそれ以上の値段が付いていたと、うちのオタッキーな妹が申していました。<br />
でも、それぐらい値段がついてもおかしくない完璧な出来映えです。<br />
ファンなら必見ですよね。</p>
<p><strong>あたしゃ、これを初めて見た時は、本当にせつなくなって、泣きましたよー。</strong></p>
<p>女の子の青春の甘酸っぱさみたいなものがギュっと集約されて、別れは淋しいんだけど、新しい希望に繋がっているような演出が本当に素晴らしかった。</p>
<p>ある意味、これは、ワガママだった女の子が天真爛漫な少女期に別れを告げて、自立した大人の世界へと旅立っていくエピソードと言えるかもしれない。（銀河鉄道999の少女版という感じ）</p>
<p>『天使の絵の具』は、歌詞もメロディも最高で、アニメ史上に残る名曲だと思う。</p>
<p>ラストは、女神のような神々しさです。</p>
<p>そう言えば、マクロスの主な作曲を担当された羽田健太郎さんは、最近お亡くなりになったんですよね。<br />
ご冥福をお祈りします。<br />
素晴らしい音楽をありがとうございました(^_^)</p>
<p></br><br />
上記の『天使の絵の具』の他、リン・ミンメイの可愛いビデオ・クリップが収録されています。<br />
<strong>このＤＶＤ、とても売れています</strong>。ありがとうございます。私もすごく嬉しいです！</p>
<h6>超時空要塞マクロス FLASH BACK 2012</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B000Y9OKLM&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>というわけで、ファン垂涎の品。<br />
私ももう一度見てみたいです。</p>
<p>1. 天使の絵の具<br />
2. サンセット・ビーチ<br />
3. O-G・ラヴ<br />
4. 小白竜<br />
5. シルバームーン・レッドムーン<br />
6. 愛は流れる パート2<br />
7. シンデレラ<br />
8. 愛・おぼえていますか?<br />
9. 天使の絵の具<br />
10. ランナー<br />
</p>
<h6>「天使の絵の具」「サンセット・ビーチ」「0-G　ラブ」「小白竜」</h6>
<p>ミンメイの殺し文句。「あたしと一緒じゃ、いや……？」<br />
ファンの間では有名な一場面。</p>
<div class="myvideo">Macross Flashback 2012 [1/4]<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<h6>「シルバームーン・レッドムーン」「愛は流れる　パート２」</h6>
<p>輝の部屋を訪れた早瀬未紗が、部屋の壁に貼ってあったミンメイのポスターを逆向きにして帰っていくところがコワイ。<br />
こーいう事をするから、私は未紗タンが好きになれないのだが（『家庭的』を売り物にするオンナは昔から苦手なもので……）、最後はこのオンナと引っ付くのだから、世の中わからんね。</p>
<p>「愛は流れる」の「いくさ」っちゅう歌詞もなんとかならんか？<br />
なんか、ここだけ、昭和４０年代してるので、妙な違和感があったりして(´ﾍ｀;)</p>
<div class="myvideo">Macross Flashback 2012 [2/4]<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<h6>「シンデレラ」「愛・おぼえていますか」</h6>
<div class="myvideo">Macross Flashback 2012 [3/4]<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<h6>「天使の絵の具」「ランナー」</h6>
<p>『ランナー』の歌詞、「僕はもう追いかけはしない」のフレーズは、TV放映中、リアルタイム・ファンにとってちょっとした謎かけだったんです。<br />
「追いかけはしない」の対象は、青春なのか、ミンメイなのか。<br />
もしかしたら、輝はミンメイとはくっつかず、あっと驚くような展開になるなじゃないか、と。<br />
当時はいろんな憶測が飛び交ったものです、<strong>雑誌『アニメージュ』</strong>で（笑）←読んでた、っちゅうのがまた恥ずかしい(..;)</p>
<div class="myvideo">Macross Flashback 2012 [4/4]<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<h3>§ 『超時空要塞マクロス』DVD・CD</h3>
<h6>超時空要塞マクロス　劇場完全版</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B000VPOV3G&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>TV版をダイジェストにまとめて劇場版にするのは、やはり無理があったのではないかな……という感じ。<br />
しかし映像は素晴らしく綺麗だし、メカのアクションも秀逸。<br />
単純に絵だけ楽しむだけなら、お薦めかも。<br />
</p>
<p>こちらで全編見られます。リンクを辿ってください。</p>
<div class="myvideo">超時空要塞マクロス　劇場版　PART１<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p></br></p>
<h6>超時空要塞マクロス　ザ・コンプリート　サウンドトラック</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B000007W4T&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>新品だと6800円もするのか～。<br />
でも、ＴＶシリーズや映画で流れていたミンメイの歌やＢＧＭが全て収録されているとなると、これは買いかも。<br />
マクロスは映像もいいけど、音楽もいいんですよね。<br />
「宇宙戦艦ヤマト」（宮川泰・作曲）もそうだったけど、音楽が第二の主人公と呼べる作品の一つだと思います。<br />
こちらで視聴できます。<a href="http://www.hmv.co.jp/product/detail/64872" target="_blank">マクロス　ザ・コンプリート</a><br />
</p>
<p>以下、私のおすすめ。羽田さんらしい雄壮さとドラマを感じます。</p>
<p>これはギターソロがカッコいい。</p>
<div class="myvideo">MACROSS THE COMPLETE &#8211; OST &#8211; SHUTSUGEKI E NO STANDBY<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p>ドラマティックな旋律が印象的。</p>
<div class="myvideo">MACROSS THE COMPLETE &#8211; OST &#8211; ZENTRADI KISHUU<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p>これも文句なし。羽田さんにしか作れないスケールだわ。</p>
<div class="myvideo">MACROSS : AI OBOETE IMASUKA &#8211; OST &#8211; MANNEN NO TAKAI<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<h3>§ 『天使の絵の具』～失恋したら聞く歌～</h3>
<p>　【記：2007年11月24日】</p>
<p>1984年に封切られたアニメ映画『超時空要塞マクロス』のエンディングで、当時、オタクのアイドル的存在だった飯島真理ちゃんの『天使の絵の具』は、私にとって、ジャンルを超えて最高位に位置づけられている歌です。</p>
<p>「マクロス」と、この曲を歌う飯島真理＝リン・ミンメイというキャラクターについては、上記に書いているので、改めて強調することもないのだけれど、「ラブソング」という見地から二、三、付け足してみたいと思います。</p>
<p>ストーリーを全く知らない方の為に、歌の背景を大雑把に説明しますと、アイドル歌手を目指す中華料理屋の可愛い娘リン・ミンメイは、巨大な要塞都市マクロ・シティのミス・コンテストで優勝したのをきっかけに、両親の反対を押し切って家を出て、歌手としての活動を始めます。</p>
<p>あるコンサートの夜、マクロ・シティは謎の巨人兵ゼントラーディ軍の攻撃を受け、舞台にいたミンメイも争いに巻き込まれます。<br />
そんな彼女の危機を救ったのが若手パイロットの一条輝で、巨人兵から逃げまどううちに無人のブロックに閉じこめられた二人はやがて恋に落ち、ミンメイもアイドルという立場を超えて、真剣に輝を愛するようになります。</p>
<p>そんな二人の恋を苦々しく見つめていたのが、輝の上官で、口うるさい年上女の早瀬未紗。<br />
何かと気が合わない未紗と輝は、口論ばかりで犬猿の仲でしたが、いくつもの戦闘を重ね、行動を共にするうちに、二人の間には温かな絆が芽生えます。<br />
そして、輝は、ミンメイではなく、未紗こそ「いつまでも一緒に居て欲しい人」だということを告白するのでした。</p>
<p>それを知ったミンメイは激しく動揺し、巨人兵との戦闘の場で、未紗の翻訳した「愛・おぼえていますか」という曲を歌うことを拒みますが、宇宙の平和のため、そして愛する輝のために、歌手としてステージに上がります。</p>
<p>立派にステージを務め、巨人兵との戦いにも勝ったミンメイは、失った恋の痛みを吹っ切るように輝と未紗に「ありがとう」を言い、歌手として、また一人の女性として、新たな一歩を踏み出すのでした……。<br />
</br></p>
<p>この動画に出てくる前半部（上記の動画を参照）は、ミンメイのさよならコンサートであり、後半部は、両親の反対を押し切って、マクロスに乗り込み、アイドルとして花を咲かせながらも、輝との恋の終わりを契機に歌手を引退し、新しい移民船（未紗が艦長を務め、輝が護衛する）に乗って、新天地へと旅立っていく場面が描かれています。</p>
<p>「ヒロインが失恋する」という設定は、当時としては珍しいものでしたし、またそれがアニメ史に語り継がれるような可愛いキャラクターだっただけに、映画のエンディングに流れる「天使の絵の具」の美しさと切なさは白眉のものでした。</p>
<p>マクロスの音楽は故・羽田健太郎さんが手掛けておられるのですが、「天使の絵の具」に関しては、歌手の飯島真理さん自身が作詞・作曲しておられます。</p>
<p>途中で転調するところが特にいいですよね。</p>
<p>本当に素晴らしいです。何度でも聞いて下さい！！</p>
<div class="myvideo">飯島真理　『天使の絵の具』<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/macross"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p></br></p>
<blockquote><p>
黄昏映す　窓辺へと舞いおりる<br />
きらめくそよ風　吸い込んで<br />
空を見る時</p>
<p>悲しい出来事が　ブルーに染めた心も<br />
天使の絵の具で　塗りかえるよ<br />
思いのままに</p>
<p>出会った頃は　宇宙（そら）にさえ憧れた<br />
私をいつでも守ってた<br />
愛に気づかず</p>
<p>少しの間だけあなたに　サヨナラしたら<br />
I love you<br />
この気持ちは　涙にかわるでしょうか</p>
<p>瞳をそらせば　全てが離れてしまう<br />
いつかは永遠の光　私を誘（いざな）う</p>
<p>悲しい出来事が　ブルーに染めた心も<br />
天使の絵の具で　塗りかえるよ<br />
思いのままに</p></blockquote>
<p></br><br />
私がこの曲をすごく好きなのは、「どんな時も前向き」なミンメイの心があふれているからです。</p>
<p>アニメを見れば分かるけど、ミンメイというのはとにかく我が侭で、「いつも私のこと、優しく構ってくれなきゃイヤー」ってタイプ。結局、それが元で、輝の心を失い、失恋するハメになったのだけど、それでも自分を信じて、新たな一歩を踏み出せるしなやかさがとても印象的なのです。</p>
<p>「女の子」のいいところは、やはり、悲しみや苦しみにも柔らかな耐性があって、「明日」というものを信じられる純粋さがあることだと思います。<br />
これが年を取ってくると、だんだんひねくれて、醜くなりやすいのだけれど、ミンメイのように身も心もピチピチと若い女の子は、心の傷さえも生きるパワーに変えて、軽やかに踏み出せるんですね。<br />
いつまでもその場にうずくまって、泣いたりしないのです。</p>
<p>私が特に好きなパート、「いつかは永遠の光　私を誘う」の言葉にもあるように、恋をなくした相手にも素直に感謝して、新たな一歩を踏み出した女の子の姿は、ほんと、女神か天使のように神々しいもの。</p>
<p>ラスト、清々しい笑顔を浮かべて、空を見上げるミンメイの姿が透き通るように美しいのも、女の子の「涙」は、決して不幸の象徴ではない証だと思います。</p>
<p>だから、大いに恋して、大いに悲しんで、何度でも生まれ変わるような気持ちでやり直せばいいと思う。</p>
<p>どうしても辛い時には、『天使の絵の具』でも聞きながら――。</p>
<p></br></p>
<h6>Mari’s Picks“The Ultimate Collection”</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B0007WZY3E&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>飯島真理さんは、とにかく声が綺麗で、女の子らしい歌唱が得意。<br />
このUltimate Collectionには、マクロスの「愛・おぼえていますか」「天使の絵の具」の他、当時のアイドルっぽい曲がたくさん収録されていて、入門編としてもお薦め。<br />
特に、「セシールの雨傘」は透明感にあふれて、心に残る一曲。<br />
こちらで試聴できますので、ぜひ聞いてみて下さい。<br />
<a href="http://www.hmv.co.jp/product/detail/1096775">試聴 &gt;飯島真理『Ultimate Collection』</a><br />
</p>
<p>初稿：2007年</p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E8%B6%85%E6%99%82%E7%A9%BA%E8%A6%81%E5%A1%9E%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%80%80%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%81%AF%E5%8F%AF%E6%84%9B%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F+%2F%E3%80%80%E5%A4%B1%E6%81%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89%E8%81%9E%E3%81%8F%E6%AD%8C%E3%80%8E%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%81%AE%E7%B5%B5%E3%81%AE%E5%85%B7%E3%80%8F+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F2aya632" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>灰も残らぬほど創作に燃え尽き　/  ちばてつやと『あしたのジョー』感動のラスト</title>
		<link>http://sanmarie.me/ashitanojoe</link>
		<comments>http://sanmarie.me/ashitanojoe#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 03 May 2010 07:29:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[東欧の片隅 エッセー]]></category>
		<category><![CDATA[人生観]]></category>
		<category><![CDATA[男の熱い物語]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.me/ashitanojoe</guid>
		<description><![CDATA[『あしたのジョー』と言えば、漫画史上に残る名場面、「燃えた、燃え尽きたぜ、真っ白にな」のエンディングが全てを物語っているのですけど、「真っ白に燃え尽きる」ってどういうことなのか、思いついたままに書いてみることにしました。

私は、この世に生まれて、「自分のやりたいことが分からない」「好きなことが何もない」というほど淋しいことはないと考えています。
逆に言えば、「何か」が見つかった時点で、その人の人生は成功したも同じだし、何もなければ、お金を得ようと、豪邸を建てようと、芯から満たされることはないのではないでしょうか。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/05/joe.jpg" class="highslide-image" onclick="return hs.expand(this);"><img src="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/05/joe.jpg" alt="あしたのジョー" title="あしたのジョー" width="410" height="410" class="aligncenter size-full wp-image-13795" /></a></p>
<p><strong>ー もくじ ー</strong></p>
<p>1. <a href="#hajime">はじめに</a><br />
2. <a href="#joe">『あしたのジョー』とその魅力</a><br />
3. <a href="#1000">1000hitsに寄せて</a><br />
4. <a href="#hai">灰も残らぬほど創作に燃え尽き　<br />
      ～『あしたのジョー』エンディング秘話～</a><br />
5. <a href="#making">『あしたのジョー』メイキング / ちばてつやの苦悩</a></p>
<p></p>
<p><a name="joe"><br />
<h3>§ 『あしたのジョー』とその魅力</h3>
<p></a></p>
<p>当サイトでなぜかヒットの多い「あしたのジョー」ネタ。<br />
大半の人が、「燃え尽きた、あしたのジョー」といったフレーズで検索しておられます。<br />
これは、もしかして、あの感動的なラストシーンをご存じない方が多いのかしら・・と、ふと思った私。<br />
私の中ではあまりにも有名なので、「みんな知っていて当然」みたいな感覚がありますけど、10代や20代のお若い方は、「あしたのジョー」というタイトルはもちろん、どんな作品か目にする機会もないのかもしれませんね。</p>
<p>「あしたのジョー」には感動的なクライマックスが二つあって、前半部は、永遠のライバル、力石徹との決戦。<br />
後半部が、世界チャンピオン、ホセ・メンドゥーサとの死闘になっています。</p>
<p>前半は、そこいらの不良少年に過ぎなかったジョーが、元プロボクサーの丹下段平に見出され、プロのボクサーへと成長していく物語で、少年院に送られたジョーが、丹下段平から送られてくる葉書を通じて、「ジャブ」や「ストレート」といった基本の技を身に付けていく過程が非常に印象的です。「右脇腹から、えぐりこむようにして、打つべし！」という文句が、面白かった。<br />
そして、ジョーは、同じ少年院に服役する現役プロボクサーの力石徹と出会います。<br />
腕っ節の強さが自慢のジョーも、力石にだけは適わず、少年院を出たら、必ずプロのボクサーとして力石を倒すことを誓うのでした。<br />
それからプロの道をひた走るジョーですが、二人の公式対戦には大きな問題がありました。<br />
それは力石の方が体格が大きく、同じ級（クラス）で対戦が出来ない、ということです。<br />
しかし、ジョーとの対決を切望する力石は、必死の減量に挑み、ついに同じ級の選手として対戦を実現します。</p>
<p>この時、厳しい飲水制限に耐えきれず、力石は個室から抜け出して、とうとう水飲み場に駆け寄ってしまいます。しかし、水道はすべて針金でぐるぐる巻にされ、栓をひねることができません。その様子を陰で見ていた白木ジムの令嬢、白木葉子が、「いつか、こうなることを予想していました。でも、今のあなたの身体は、大量の水を一気に飲んでしまうと壊れてしまうから、こうして水道を止めていたのです」。<br />
そして、グラス一杯の水を差しだし、「ここにお水があります。これまでのあなたの頑張りに免じて、グラスに一杯だけお水をあげます。だけど、それ以上は、身体を壊してしまうから、あげられません。一杯の水でよければ、どうぞ」<br />
その言葉に、我に返った力石は、「ありがとう、お嬢さん。その気持ちだけで十分です」と、グラスの中の水を飲まずに、床に流してしまうのです。<br />
私の中では、この場面が一番感動的でした。<br />
白木葉子の、「あなたの中にも人間的な弱さがあることが分かって、それが嬉しいのです」というような言葉が、特に心に残っています。<br />
（セリフの部分は、すべて裏覚えですので、原作とは違っていると思いますが、大意は上記のようなものです）</p>
<p>そうして、二人の対戦が実現し、ジョーも力石も死力を尽くして戦いますが、最後は、力石の強烈なアッパーにジョーがノックダウン。夢の対戦は力石の勝利で幕を閉じます。<br />
しかし、必死に戦ったジョーにも悔いはありませんでした。<br />
そして、清々しい気持ちで力石と握手を交わそうとした瞬間、力石は意識を失い、リングに倒れてしまいます。<br />
ジョーの放った必殺技「クロスカウンター」が、力石の側頭部に致命的な損傷を与えていたのでした。<br />
前半部は、力石徹の死で、いったん結ばれます。</p>
<p>後半部は、力石の死のショックで、側頭部へのパンチが打てなくなり、プロのボクサーとして存続が危ぶまれるところから話が始まります。（これが「あしたのジョー2」になります）<br />
そんな時、カルロスという強力なボクサーが現れ、ジョーに勝負を挑みます。<br />
結果は引き分けだったか、カルロスの勝利だったか、ちょっと記憶にないのですが、ともあれ、二人は固い友情で結ばれ、自信をなくしかけていたジョーも再び闘志を燃やし始めます。<br />
ところが、そのカルロスが、稀代の天才ホセ・メンドゥーサにめった打ちされ、廃人同様になったというニュースが飛び込んできます。<br />
ホセの必殺技「コークスクリュー・パンチ」を無数に浴びたカルロスは、パンチドランカーに陥ってしまったのです。<br />
そして、それはまた、ジョーの身体をも蝕み始めていました。<br />
そんな折り、ホセ・メンドゥーサから、対戦相手に指名されます。<br />
カルロス戦で勝利を手にしたホセですが、それ以前に、カルロスがジョーとの対戦で大きなダメージを受けていた……という事実を知り、自分の実力を知らしめるために、ジョーとの対戦を望んだのでした。<br />
白木葉子は、ジョーの身を案じ、対戦を思いとどまらせようとしますが、ジョーはボクサーとしての誇り、そしてカルロスとの友情をかけて、世界チャンピオンの座を懸けたリングにあがります。</p>
<p>コークスクリュー・パンチでボロボロになりながらも、ひたすら立ち向かってくるジョーの姿にホセは恐れを感じ、試合終了の頃には、頭髪が真っ白になるほどでした。<br />
そして、命を懸けてリングにあがったジョーは、「燃えた、燃え尽きたぜ……真っ白にな……」という名セリフを残して、判定の結果を聞くことなく、息を引き取ります。</p>
<p>「真っ白に燃え尽きた」の意味するところは、下の記事にありますように、「灰も残らないほど、完全燃焼する」ということ。<br />
「燃えかすなんか残らない。燃えて、燃え尽きて、真っ白になるんだ」というジョーのひたむきな生き方が集約された、漫画史上に残る名セリフだと思います。</p>
<p>私も原作はクライマックスの部分しか読んだことがなくて（かなりの長編です）、アニメ中心なのですが、この作品に関しては、原作に忠実に作られていたと思います。<br />
ジョーの声優を務めた”あおい輝彦”さんも、これ以外は考えられないはまり役でした。</p>
<p>まあ、機会があれば、原作でも、アニメでも、ぜひにご覧になって下さい。<br />
作者の熱気がひしひしと伝わってくるような名作です。<br />
</br></p>
<p>なお、この作品で、原作者「高森朝雄」と名乗っているのは、「愛と誠」の原作者でお馴染みの梶原一騎さんです。<br />
「巨人の星」のようなスポ根漫画と思われたくない――という理由から、ペンネームを変えられたそうです。<br />
</br></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&#038;dl=1&#038;uid=NULLGWDOCOMO&#038;lc=msn&#038;a=4069348670&#038;at=ma046-22&#038;url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html" alt="あしたのジョー 全12巻セット (講談社漫画文庫)">あしたのジョー 全12巻セット (講談社漫画文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=msn&#038;o=9&#038;a=4069348670" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4069348670&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<div class="myvideo">あしたのジョー２感動のエンディング<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/ashitanojoe"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p></br><br />
DVDはこちらです。</p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&#038;dl=1&#038;uid=NULLGWDOCOMO&#038;lc=msn&#038;a=B0017P24F6&#038;at=ma046-22&#038;url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html" alt="劇場版 あしたのジョー2 [Blu-ray]">劇場版 あしたのジョー2 [Blu-ray]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=msn&#038;o=9&#038;a=B0017P24F6" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /><br />
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B0017P24F6&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/aw/rd.html?ie=UTF8&#038;dl=1&#038;uid=NULLGWDOCOMO&#038;lc=msn&#038;a=B002TY8QPQ&#038;at=ma046-22&#038;url=%2Fgp%2Faw%2Fd.html" alt="あしたのジョー BD-BOX 1 [Blu-ray]">あしたのジョー BD-BOX 1 [Blu-ray]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=msn&#038;o=9&#038;a=B002TY8QPQ" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />（前半部、力石徹の死までが描かれています）<br />
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B002TY8QPQ&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p><a name="1000"><br />
<h3>§ 1000hitsに寄せて</h3>
<p></a></p>
<p>今年4月にリライトして以来、ダントツ人気のこの記事は、6月10日付で1000hitsを達成しました。(2007年)<br />
（Post inに表示されているView数は6月8日からカウントしています）<br />
2005年に初めてexciteブログで書いた時はアクセスらしいアクセスもなかったのですが、今、こうしてたくさんの方に見て頂けて、有り難いなあと感じます。<br />
You tubeの効果でしょうかね？？</p>
<p>『あしたのジョー』と言えば、漫画史上に残る名場面、「燃えた、燃え尽きたぜ、真っ白にな」のエンディングが全てを物語っているのですけど、「真っ白に燃え尽きる」ってどういうことなのか、思いついたままに書いてみることにしました。</p>
<p>私は、この世に生まれて、「自分のやりたいことが分からない」「好きなことが何もない」というほど淋しいことはないと考えています。<br />
逆に言えば、「何か」が見つかった時点で、その人の人生は成功したも同じだし、何もなければ、お金を得ようと、豪邸を建てようと、芯から満たされることはないのではないでしょうか。</p>
<p>「何か」の中身はなんでもいい。<br />
歌うこと、絵を描くこと、夜釣り、自家菜園、パッチワーク、etc。<br />
好きで好きでたまらないアーティストがいて、その人を追っかけて地球の裏側まで旅するのも一つの生き甲斐だし、どうしても見たい絵があって、その絵を見る為だけに貯金はたいて遠く出掛けていくのも、人生の大きな喜びだと思います。</p>
<p>自分の為の「何か」、自分だからこそ出来る「何か」。<br />
その為に生きたい、それゆえに生きていける、それほどまでに熱く懸けられる「何か」があれば、妬みや虚しさとはまったく無縁のところで、他人にも世間の価値観にも振り回されることなく、淡々と生きていけるんですよね。</p>
<p>『ウェブ進化論』の著者で、若いネットユーザーに圧倒的に支持されている梅田望夫さんのブログに「好きを貫く」という記事があるのですけど、それらを読んでいると、「興味はあるけど、必死でやったり、失敗した自分の姿を周りにさらけ出すのがイヤ」という人が増えているのかな、という印象を受けます。</p>
<p>「好きな気持ち」より自分のメンツが大事――とでも言うのでしょうか。</p>
<p>「やるからには、周りがアッと驚くような事をしなければ格好がつかない。何の保証もないところで必死にやるなんてバカらしい」という感じで、そこから一歩も動こうとしないんですよね。</p>
<p>でもって、目の前にそういう「熱い人（本当は自分がそうなりたい）」が現れると、妬みから敵意を掻き立てられて、重箱の隅をつつくようにして落としたくなる――そういう傾向もなきにしもあらず、という感じがします。</p>
<p>ところで、『あしたのジョー』の主題歌は、戯曲や詩で有名な寺山修司さんが作詞されたのですが、<a href="word-9">著書『時速100キロの人生相談』</a>の中で、こんな事を書いておられます。</p>
<p><strong>それにしても、きみに限らず、だれもかれもが臆病すぎる。<br />
カシアス・クレイは、フレイザーと戦う前に、「あなたはどれくらい強いですか」などと手紙を書くだろうか。 </strong></p>
<p>「好きな気持ちより自分のメンツが大事」な人は、「あなたはどれくらい強いですか」という手紙をあちこち書きまくっている間に人生を終わってしまうんだろうな、と思います。</p>
<p>何につけても「先は見えている」とポーズを繕って、それがまた「利口の証」と思い込んでいる人は多いですけど、ボクシングに限らず、何でも、実際にやってみないと分からないのではないでしょうかね。</p>
<p>最初から無敵のチャンピオンなど皆無ですもの。</p>
<p>みんな、恥をかき、失敗し、「それでもやりたい」「どうしたら上手く行く」ってことを考えて、考えて、考え抜いて、今に至るんですよ。</p>
<p>梅田さんの『お前ら、他人を妬んで、悪口言ってるヒマなどないんだぞ、好きなら好きを貫いてみろ』というメッセージも、そういう意味だと思うんですけどね。</p>
<p>「あしたのジョー」のこのクリップでは、ジョーを慕うノリちゃんが、<br />
「毎日毎日、薄暗いジムに閉じこもって、縄跳びしたり、サンドバッグを叩いたり、、、。食べたいものも食べず、飲みたいものも飲まず、悲惨だわ」<br />
と、ボクシングが全ての生活を送るジョーの青春を嘆きます。</p>
<p>すると、ジョーの答えは、「好きだから」。その一言。</p>
<p>まさにそれなんです。</p>
<p>負けてもいい。何も残らなくてもいい。まして他人に「スゴイ」と褒められなくてもいい。</p>
<p>「自分が好きだからやる」。</p>
<p>自分の好きなことを貫くのに、それ以外の理由があります？</p>
<p>だから、ジョーは、世界チャンピオンのホセ・メンドゥーサと戦う時も、ホセに「あなたはどれくらい強いですか」なんて手紙を書きません。<br />
ホセが「僕の強さはこれくらいです」と返事をくれて、勝てる見込みがあれば、戦う――そんなの、インチキでしょう。</p>
<p>ジョーは、ただ好きだからリングに上がるし、負けたからといって、彼自身の価値がまったく失われるわけでもない。<br />
負けたら負けたなりに、次の勝ちを目指すだけで、終わりもなければ、沈むこともない。<br />
ただ、淡々と、自分の人生が――好きなことに懸ける日々が続いていくだけなのです。</p>
<p>だから、彼の完全燃焼した人生には、燃えかすなんか残らないし、トロフィーも戦利品も何の意味もありません。<br />
ただ、「燃えた、燃え尽きたよ、真っ白にな」という、身体の芯から満たされるような充実感があって、それが天国まで持っていける唯一の幸せなんじゃないでしょうか。</p>
<p>好きな気持ち」や興味のあることがあるなら、結果や周りの目を恐れずにやったらいいと思います。</p>
<p>「あなたはどれくらい強いですか」という手紙を書きまくるうちに終わる人生なんて、一度もリングに上がることなく引退した練習生と同じですもの。</p>
<p>負けてもいいから、本気で戦った経験がある人だけが、「俺はボクサーだ」って、胸を張って言えるんじゃありません？</p>
<p>「真っ白に燃え尽きる」のエピソードは映像の後半にあります。ぜひ見て下さいね。</p>
<div class="myvideo">真白な灰だけ<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/ashitanojoe"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p><a name="hai"><br />
<h3>§ 灰も残らぬほど創作に燃え尽き』</h3>
<p></a></p>
<p>2005年、exciteブログの記事より</p>
<p><font color="darkgreen">ちばてつやさんが「わいせつ表現におおらかさを」</font><br />
（現在この記事は削除されています）</p>
<p>このニュースを目にする前、私は、日本から送られてきた「ガラスの仮面　４２巻」を読んで、消化不良を起こしていた。</p>
<p>マヤと桜小路のサイドストーリーばかりが描かれて、肝心な、紅天女の試演の話がちっとも進んでないじゃないか！</p>
<p>何年かぶりに新刊が発売されたとあって、ガラスの仮面についてはとうに見切りを付けている姉や妹に頼み込４２巻を送ってもらったのだけど、この展開には泣けた。</p>
<p>背景がすっかり現代風に変わっているのに、カツオとワカメが、ネットでチャットをやっているような違和感を覚えた。<br />
でも、三行半を突きつける気にはならないんだね（Ｔ＾Ｔ）</p>
<p>だって、好きなんだもん。</p>
<p>サイドストーリーで盛り上がってもいい。桜小路が気持ち悪くてもいい。</p>
<p>死ぬまでに完結してくれ。</p>
<p>それさえ果たしてくれたら、私は何も言わないよ。</p>
<p>……そんな気持ちです。</p>
<p>ところで、「オチに苦しむ」といえば、非常に有名なのが、スポーツ漫画の傑作「あしたのジョー」だ。</p>
<p>梶原一騎の原作＆ちばてつやの作画で連載された「あしたのジョー」も、いよいよ佳境に入り、落ちこぼれのヒーロー、矢吹ジョーが、いよいよ世界チャンピオンの座をかけて、華やかなリングで闘うことになった。</p>
<p>相手は、必殺技コークスクリュー・パンチで、何人もの対戦相手を廃人にしてきた、無敵のチャンピオン、ホセ・メンドゥーサ。</p>
<p>ジョーが苦戦を強いられるのは必至の上、ジョーの身体はすでに深刻なパンチドランカーの症状に蝕まれ、これ以上闘えば、勝ち負けはおろか、命の保証もない状況であった。</p>
<p>この試合の結果、しいては「あしたのジョー」の物語の結末をめぐって、原作者の梶原一騎と作画のちばてつやの間では何度となく口論が繰り返され、ついには梶原一騎が「勝手にせい！」とぶち切れたとまで言われている。</p>
<p>ジョーを勝たせれば、物語はありきたりのスポ根漫画になってしまうし、負ければ、今までのジョーの闘いはすべて無駄になってしまう。</p>
<p>勝ちでもなく、負けでもない、万人が納得行く結末とは何なのか。</p>
<p>一人ですべてを負うことになったちばてつやは、夜も眠れないほど懊悩したという。</p>
<p>そんなある日、アシスタントの一人が、すでに発行されていた単行本をちば氏に差し出した。</p>
<p>そこには、ジョーを慕う女友達に対し、ジョーが自分の人生について、「真っ白になるまで闘う。灰なんか残らないほどに……」と語る場面が掲載されていた。</p>
<p>「そうだ！　これだ！」と閃いたちば氏が描いたエンディングが、かの有名なセリフ、</p>
<p>「燃えた……燃え尽きたぜ……真っ白にな」だ。</p>
<p>ボロボロになりながらも、１５ラウンドを闘い抜いたジョーは、リングサイドに腰掛けながら、ジャッジを聞くことなく、目を閉じ、息を引き取る。（ジャッジはホセの勝ちだったが、ホセもまたジョーとの死闘で頭が真っ白になるほどボロボロになる）</p>
<p>最後の１ページに描かれたジョーの安らかな微笑みは、まさに漫画史上に残る名場面だ。</p>
<p>勝ちでもなく、負けでもない、だが万人の納得行く勝利がそこに描かれている。</p>
<p>最後にジャッジがホセの名を叫んでも、そんなものは、もはや誰にとっても何の意味もないことを悟った時、私たち読者は安</p>
<p>心して物語を結び、本を傍らに置くことができるのだ。</p>
<p>そんな結末を、美内さんも用意しておられるのだろうか。</p>
<p>マヤが勝っても、亜弓さんが勝っても、おそらくファンは納得しない。</p>
<p>「紅天女を演じる」以上の勝利を、ファンはマヤに期待しているからだ。</p>
<p>……そんな事を考えていたら、上記のニュースが目に入った。</p>
<p>何を持ってワイセツとするかは、まったく個人の価値観によるし、「ヘアはいいけど割れ目はだめ」という根拠はどこにあるのか、私だって聞きたいくらいだ。</p>
<p>ちなみに、ポーランドは全部出るよ。</p>
<p>日本じゃボカシの入っていた部分がバッチリで、「おいおい、いいのかあぁ」って、こっちが目を覆いたくなるほどだ。</p>
<p>国際的な科学番組「Discovery」の、「セックス・センス」という特集では、男性器も女性器もボカシ無しで、「いかにしてオーガズムを得るか」なんてことを、その道の博士が図解入りで大まじめに討論しているし。</p>
<p>何でも「イヤラシイ」と思ってみれば、いやらしく見えるし、何とも思わなければ、何でもないものだ。</p>
<p>たとえ、ポーランドのＴＶ番組の深夜のコマーシャルで、アーニャやナタリアが、すけすけパンティの腰をくねらせて、「あたしに電話して」と迫ったとしても。</p>
<p>ちば氏の漫画に対して、どんな結審が出るかは分からないけれど、「チャタレイ夫人の恋人」みたいに、作品の評価は後にいくらでも変わるもの。</p>
<p>それこそ、勝ちでもなく、負けでもない、結審を超えた漫画家の勝利というものを見せて頂きたいと思います。<br />
……それにしても、『蜜室』というタイトル、いいですね。</p>
<p>このブログのタイトルも、「ぽおらんど」にしたら、エッチぽくていいかもしれません。<br />
　※　前に「今日もポーランド」というブログを運営してました</p>
<p><a name="making"><br />
<h3>§ 『あしたのジョー』メイキング・ストーリー / ちばてつやの苦悩 </h3>
<p></a></p>
<p>こちらは原作者の梶原一騎（高森朝雄）とちばてつやが火花を散らした制作秘話です。<br />
動画・音声の質はあまりよくありませんが、当時の熱気がありありと伝わってくる、素晴らしいドキュメンタリーです。</p>
<div class="myvideo">『あしたのジョー』感動・制作秘話(1)<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/ashitanojoe"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<div class="myvideo">『あしたのジョー』感動・制作秘話（2）<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/ashitanojoe"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<div class="myvideo">『あしたのジョー』感動・制作秘話(3)<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/ashitanojoe"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<div class="myvideo">『あしたのジョー』感動・制作秘話(4)<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/ashitanojoe"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<div class="myvideo">『あしたのジョー』感動・制作秘話（5）<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/ashitanojoe"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p>※ 梶原一騎さんについては、青春劇画の金字塔『<a href="/makoto" title="梶原一騎の名作漫画　『愛と誠』" rel="nofollow">梶原一騎の名作漫画　『愛と誠』</a>』もぜひご覧下さい。</p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E7%81%B0%E3%82%82%E6%AE%8B%E3%82%89%E3%81%AC%E3%81%BB%E3%81%A9%E5%89%B5%E4%BD%9C%E3%81%AB%E7%87%83%E3%81%88%E5%B0%BD%E3%81%8D%E3%80%80%2F++%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%81%A6%E3%81%A4%E3%82%84%E3%81%A8%E3%80%8E%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%80%8F%E6%84%9F%E5%8B%95%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F2ewcguo" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>池上遼一『サンクチュアリ』 / 映画『キリング・フィールド』 /　ポル・ポト政権の悲劇</title>
		<link>http://sanmarie.me/sanctuary</link>
		<comments>http://sanmarie.me/sanctuary#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 24 Apr 2010 08:37:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[感動ドラマ＆アクション巨編]]></category>
		<category><![CDATA[人と社会]]></category>
		<category><![CDATA[男の熱い物語]]></category>
		<category><![CDATA[社会派ドラマ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sanmarie.me/sanctuary/</guid>
		<description><![CDATA[北条と浅見は、カンボジアの強制労働キャンプで生死を共にした盟友。キャンプから命からがら逃げだし、ようやく日本に帰り着いたものの、二人が目にしたのは、豊かさの中でだらけきった日本人社会でした。
「この社会をより良く変えてみせる」――その大いなる理想に向かって、北条は裏社会から、浅見は政界から、日本の支配階級にアプローチし、理想の実現に命を懸けます。
が、そのプロセスにおいて、絶対に他者に悟られてはならないのは、北条と浅見の命を懸けた絆でした。
もし、それが露見すれば、裏社会と政界を同時に敵に回すことになり、二人が抹殺されるのは火を見るより明らかだったからです。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>何が好きって、男性劇画家の池上遼一さんの漫画ほど好きなものはないです。</p>
<p>もともと、ビッグコミック系の劇画が好きで（『ゴルゴ１３』とか）、職場の喫煙室（男性職員がよく読んでいた）に山積みになっていたものをこっそり持ち出しては、休憩室の隅で貪るように読み、また人目に触れないように元あった場所に戻し……なんてことを、２０代のお勤め時代は夢中になってやっていたのですが、中でも、強烈に印象的だったのが、池上遼一さんの作品。</p>
<p>高校生の頃から、「男大空」を読んで、筋の通った、男らしい漫画を描く人だなあと思っていたのですが、ビッグコミック系の作品も陶然とするほど魅力的で、とりわけ、耽美ものの上品なエロチシズムといったら、劇画界最高といっても過言ではないほどの妖艶さです。</p>
<p>池上さんの作品は、とにかく男が熱い。<br />
意志的で、野心にあふれ、一方で、細かな思いやりにあふれています。</p>
<p>そして女性は、強く控えめでありながら柔らかさを失わず、男性が求める女性の魅力をぎゅっと集約したような理想像そのもの。</p>
<p>その昔、チェッカーズの藤井フミヤは、人気歌謡番組で、「僕の理想の女性は、池上遼一さんの描くような女性です」と広言し、大ヒット曲「NANA」の直筆イメージ画をプレゼントされるという光栄に浴していましたが、そう思う気持ちもよく分かります。。</p>
<p>そんな池上さんが、渾身の力を注いで描いた傑作が『サンクチュアリ』。</p>
<p>そのベースになっているのが、近年、カンボジアで大問題となった、ポル・ポト政権による大虐殺です。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=409192641X&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>経済的な繁栄を謳歌しながらも、閉塞感漂う日本の現状に疑問を持った北条彰と浅見千秋。<br />
社会の在り方を根本的に変革する必要を感じた二人は、日本の「サンクチュアリ（聖域）」とも言うべき裏社会と政界に身を投じ、「光と影」から“サンクチュアリ”を目指す! （amazonレビューより）<br />
</p>
<h3>§ ストーリー</h3>
<p>北条と浅見は、カンボジアの強制労働キャンプで生死を共にした盟友。キャンプから命からがら逃げだし、ようやく日本に帰り着いたものの、二人が目にしたのは、豊かさの中でだらけきった日本人社会でした。<br />
「この社会をより良く変えてみせる」――その大いなる理想に向かって、北条は裏社会から、浅見は政界から、日本の支配階級にアプローチし、理想の実現に命を懸けます。<br />
が、そのプロセスにおいて、絶対に他者に悟られてはならないのは、北条と浅見の命を懸けた絆でした。<br />
もし、それが露見すれば、裏社会と政界を同時に敵に回すことになり、二人が抹殺されるのは火を見るより明らかだったからです。</p>
<p>「奴等は何者なのか――」<br />
新しい力の台頭に、裏社会と政界の支配者層は警戒心を強め、彼らの身元を暴いて、叩きつぶそうとしますが、北条と浅見は強い意志をもって、ついに目的を達成するのです。</p>
<p>物語の中で一番印象に残っているのは、命からがらキャンプを逃げだした子供達が、一人でも多く生き延びる為に、ジャンケンによって食糧を勝ち得るというエピソードです。<br />
ようやく捕まえたネズミなどの小動物を複数で分けても、結局、空腹は満たされず、皆が共倒れするだけだ、と。<br />
ならば、ジャンケンで勝った一人が全てを与えられるようにしよう。<br />
そうすれば、少なくとも、全滅はまぬがれる。<br />
そして、運と体力の強いヤツが最後まで生き延びればいい――という、子供とは思えない、非常に厳しいルールのもとに、命を懸けたジャンケンゲームを展開するんですね。</p>
<p>このギリギリの悲壮感と強者のリクツは、ある人には受け入れがたいかもしれません。</p>
<p>物語では、ジャンケンに勝てずに、飢えて死ぬことになっても、彼らは勝者を恨まないんです。<br />
なぜなら、一人でも多くの仲間を逃がすことが彼らの目的だから。</p>
<p>そうして生き残った北条と浅見だからこそ、だらけきった日本社会に喝をいれ、万人にとっての幸福を目指したのではないかと思います。</p>
<p>その他にも、ヤクザの北条に恋をした、気丈な警察副署長の石原嬢が、車の中で酔っぱらって、泣きながら、<br />
「だけど、あんたが好きなんだ……好きでたまらないんだ……」<br />
と、真情をもらし（この場面の女らしいこと！）、それまで自分の理想しか頭になかった北条の心をとかしたり。</p>
<p>日米経済摩擦でイチャモンをつけにきた米大統領補佐官（女）を、浅見が銘酒『剣菱』を片手にやりこまし、「なぜ日本経済は強いのか」ということをレクチャーしたり。<br />
（『あんたに確かな理想があれば、あんたは大統領にだってなれる』という浅見の決めゼリフもさることながら、浅見を妙に庇う彼女に対して、アメリカ大統領が『あの男と寝たのか』と聞いた時、にやっと口元に笑みを浮かべる彼女の表情も秀逸。このあたりの男女の機微は池上さんならではですね。）</p>
<p>見所はいっぱいです。<br />
女性が読んでも非常に面白いですよ。（北条も、浅見も、甲乙つけがたい・・カッコいい）</p>
<p><img src="http://sanmarie.me/image/manga/sanctuary.jpg" alt="サンクチュアリ・池上遼一" /></p>
<p>
さて、この作品のベースとなっている、ポル・ポト政権によるカンボジア大虐殺事件ですが、こちらにその詳細を伝える番組のクリップがありましたので、紹介しておきます。</p>
<p>同じアジアで、近年、このように酷い歴史があったことを、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。<br />
事件があった頃、私も子供でしたので、「ポル・ポト」「クメール・ルージュ」といった言葉は、記憶の隅にようやく残っている程度なのですけれど。</p>
<p>人が人を支配する恐ろしさ――それもたった一人の偏った思想の為に、何百万という人間が惨殺された史実は、今もなお、世界中の人々に強く語りかけるものがあります。</p>
<p>ここから何を感じるか、『サンクチュアリ』の思想と併せて読み取って頂けたらなあと思います。</p>
<p>こちらは、「キリング・フィールド」と呼ばれるS-21収容所。<br />
ポル・ポト政権時代には、拷問と処刑が繰り返され、２万人近くが犠牲となりました。</p>
<p><u>ショッキングな映像もありますので、年若い方や敏感な方は注意して下さい。</u></p>
<div class="myvideo">Brian Hubbard&#8217;s Killing Fields and S-21 Video<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/sanctuary"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<blockquote><p>
以下は囚人に対する『尋問中の保安規則』</p>
<p>1) 質問された事にそのまま答えよ。話をそらしてはならない。<br />
2) 何かと口実を作って事実を隠蔽してはならない。尋問係を試す事は固く禁じる。<br />
3) 革命に亀裂をもたらし頓挫させようとするのは愚か者である。そのようになってはならない。<br />
4) 質問に対し問い返すなどして時間稼ぎをしてはならない。<br />
5) 自分の不道徳や革命論など語ってはならない。<br />
6) 電流を受けている間は一切叫ばないこと。<br />
7) 何もせず、静かに座って命令を待て。何も命令がなければ静かにしていろ。<br />
何か命令を受けたら、何も言わずにすぐにやれ。<br />
8) 自分の本当の素性を隠すためにベトナム系移民を口実に使うな。<br />
9) これらの規則が守れなければ何度でも何度でも電流を与える。<br />
10) これらの規則を破った場合には10回の電流か5回の電気ショックを与える。
</p></blockquote>
<p>このカンボジアの悲劇を映画化し、アカデミー受賞作となたのが、『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002XTKBL4?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=B002XTKBL4">キリング・フィールド</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=B002XTKBL4" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;margin:0px !important" />』です。</p>
<p>ニューヨークタイムズ記者としてカンボジア内戦の混乱をルポし、ピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグの実体験を、デビットパットナムが企画し、ローランド・ジョフィが映画化しました。</p>
<p>しかし、カンボジア人の通訳を演じ、アカデミー助演男優賞を受賞したハイン・Ｓ.ニョールは、1996年、ロサンゼルスの自宅前で銃撃され亡くなっています。<br />
一説にはポル・ポト派による犯行ともいわれているそうです。</p>
<p>こちらは、映画の内容をダイジェストにまとめたもの。<br />
ここに描かれている強制労働の様子が、池上さんの『サンクチュアリ』にも登場します。<br />
もしかしたら、この作品をご覧になって、触発されたのかもしれませんね。</p>
<div class="myvideo">Tribute to Survivors of the Killing Fields<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/sanctuary"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></div>
<p>
この作品については「やっぴ的歴史映画」のやっぴさんが、史実をまじえながら、読みやすくまとめておられます。<br />
「カンボジアで何があったのか」という事も含めて、大いに参考になると思います。<br />
（他にも、社会的な映画を詳しく紹介しておられますので、歴史の勉強にもなります）</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B002XTKBL4&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>初稿：2008年11月05日</p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E6%B1%A0%E4%B8%8A%E9%81%BC%E4%B8%80%E3%80%8E%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%80%8F+%2F+%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%8E%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%80%8F+%2F%E3%80%80%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%88%E6%94%BF%E6%A8%A9%E3%81%AE%E6%82%B2%E5%8A%87+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F2ftk3xt" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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		<title>「非実在青少年」アニメ・マンガ表現規制 と 竹宮恵子「風と木の詩」</title>
		<link>http://sanmarie.me/manga-6</link>
		<comments>http://sanmarie.me/manga-6#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 01 Apr 2010 06:49:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[東欧の片隅 エッセー]]></category>
		<category><![CDATA[人と社会]]></category>
		<category><![CDATA[恋]]></category>
		<category><![CDATA[珠玉の少女漫画]]></category>

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		<description><![CDATA[東京都の「青少年育成条例改正案」で、アニメやマンガのキャラクターを『非実在青少年』とみなし、これも規制の対象とする採決がなされようとしている。
これに対し、里中真智子さん、永井豪さん、ちばてつやさん、竹宮惠子さん、高橋 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/04/kazeki.jpg" class="highslide-image" onclick="return hs.expand(this);"><img src="http://sanmarie.me/sanmarie/wp-content/uploads/2010/04/kazeki-e1280426454411.jpg" alt="風と木の詩" title="風と木の詩" width="180" height="180" class="alignright size-full wp-image-13792" /></a></p>
<p>東京都の「青少年育成条例改正案」で、アニメやマンガのキャラクターを『非実在青少年』とみなし、これも規制の対象とする採決がなされようとしている。</p>
<p>これに対し、里中真智子さん、永井豪さん、ちばてつやさん、竹宮惠子さん、高橋留美子さん、萩尾望都さん、安彦良和さんといった、漫画・アニメ界の蒼々たるメンバーが反対を表しており、規制のあり方が問題になっている。</p>
<p>「どらえもん」の静香ちゃんの入浴シーンや、クレヨンしんちゃんのお尻だしが、青少年の性腺を刺激し、犯罪行為を助長するとは思えないけども、中にはこれは「行き過ぎ」と思うものがあるのも確かで、たとえ露骨な性描写がないにしても、小学生が愛読するような漫画雑誌で、12～13歳と設定されたヒロインが同年代のBFと性交渉するのは当たり前、それはお洒落ですごく気持ちのイイことなんだ……というメッセージを送っているような内容も、読み方によっては、十分影響があるように思う。</p>
<p>もちろん、私も、小学校4年の時には、「ベルばら」のベッドシーンをドキドキしながら読んだクチだから、少女漫画誌のヒロインたちが彼氏とキスしたり、明らかに裸で抱き合ったことが分かる描写があったとしても、それを責められる立場ではない。</p>
<p>ただ、私が疑問に思うのは、小学生の読者相手に「性感」を掻き立てるような描写は早すぎるのではないか、ということだ。</p>
<p>オスカルとアンドレも革命前夜に肉体的に結ばれた。</p>
<p>でも、それは、長い道のりを経て、やっと真実に愛に気付き、身分の違いを超えてようやく結ばれた感動の行為であって、主人公が喘ぐような描写はどこにもなかった。</p>
<p>読んでいても、「わあ、綺麗だなあ、ロマンティックだなぁ」と、ただただ溜め息をつくばかりだった。</p>
<p>それに対し、12歳のヒロインがBFに突然唇を奪われて、「あ・・ん」と洩らす。</p>
<p>同じキスシーンでも、『性感』が絡むと趣が異なる。</p>
<p>そこだけ『ポルノ』に見えるのだ。</p>
<p>小学生、早ければ、７～８歳ぐらいの女の子でも読んでいる作品である。</p>
<p>女の子が顔を赤らめて「バカっ」と怒ったり、「だって・・初めてだったんだもン」と涙をこぼしたり、あるいは惣領 冬実風に「●●くんの唇は、もっと冷たいと思ってた・・」という風なので十分に可愛いと思うのだが。</p>
<p>とはいえ、それも読む側の感性によりけりで、「あ・・ん、のどこがポルノなの？」と思う人もあるだろう。</p>
<p>たとえば、私は、池上遼一さんの性描写はもはや芸術の域だと思っているけども、見る人によっては下品で、過激で、18禁でも足りないぐらいかもしれない。</p>
<p>それほど微妙なものを、一括りにして規制しようとすれば、作者も異議を唱えて当然だ。</p>
<p>先に取り締まるべき対象は他にいくらでもある。</p>
<p>　　<br />
反対を表明した漫画家の中に、私の大好きな竹宮恵子さんの名前があった。</p>
<p>ニュース記事にも書かれているように、こうした法案が可決されれば、性愛と人間哲学を描いた名作『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4122040647?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4122040647">風と木の詩 </a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4122040647" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;margin:0px !important" />』も、何らかの規制を受けるかもしれない。</p>
<p>竹宮さんいわく、</p>
<blockquote><p>
「新しい性に関する知識を少年少女に与えなくては危ないと感じて描いた。純粋培養では少年少女は“健全”にならない。漫画はエネルギーを逃がす弁として存在するはず。ある程度強い刺激でないと、弁を開けない人もいる」
</p></blockquote>
<p>「性」というものを考える時、大人はとかく医学的、あるいは倫理的立場から論じようとするけれど、本質はもっと人間くさく、生命の本能に根ざした凄まじい欲求であり、「性への理解」が目指すゴールは「真実の愛」である。「避妊」や「防犯」ではない。</p>
<p>そういう点で、『風と木の詩』は、一つの愛の形を描いた傑作だった。</p>
<p>確かに内容は過激かもしれないが、きちんと作品を読み込める読者の目には、数々のベッドシーンより、登場人物の台詞の一つ一つの方が心に突き刺さるはずだ。</p>
<p>「ジルベールは本能的に理解している。自分が他人と繋がれるのは、まさにその『瞬間』だけということを」</p>
<p>という言葉が象徴するように、この作品は、「性欲」の奥底に横たわる心の激しい飢えと、肉体的な結び付きを通して完全なものとなる愛の形を描いている。</p>
<p>登場人物が「少年同士」で、二人の結びつきが社会的にも宗教的にも、あらゆる意味でタブーであるからこそ、様々な葛藤を超えて求め合う姿が余計で胸に響くのだ。</p>
<p>知らない人の為に簡単に内容を説明すると──</p>
<p>時は19世紀、フランスの伝統あるラコンブラード学院（男子校）に、子爵の肩書きをもつセルジュ・バトゥールが転入する。</p>
<p>彼と同室になったのは、悪魔のように美しいジルベール・コクトー。<br />
高貴な生まれでありながら、娼婦のように上級生とベッドを共にする、スキャンダラスな少年である。</p>
<p>そんなジルベールに対しても、セルジュは誠意をもって付き合おうとするが、彼の「善意」や「正義」はことごとく軽蔑され、心を開いてもらえない。</p>
<p>いつも飢えたようなジルベールに振り回されながらも、見捨てられないセルジュ。</p>
<p>そんなジルベールを唯一、自由に操れるのが、叔父のオーギュスト・ボウだった。</p>
<p>詩人で、優雅な独身貴族で知られるオーギュストだが、幼少時、義理の兄に性的虐待を繰り返された過去をもつ。</p>
<p>その経験から、オーギュストは、「本当の息子」であるジルベールを幼い頃から調教し、性的快楽を教え込んで、自分に服従するように仕向けてきたのだった。</p>
<p>そうしてジルベールは、性行為の中でしか愛を実感できない少年に成長し、オーギュストに十分に愛されない心の飢えを、がむしゃらな上級生との交わりによって紛らわしていたのだ。</p>
<p>それに気付いたセルジュは、なんとかジルベールを「まともな人間」にしようと試みるが、プラトニックな愛では彼を説得することはできない。</p>
<p>悩み抜いたあげく、セルジュは、社会的にも宗教的にも『罪』とされる、肉体的な交わりをもって愛を証明した。</p>
<p>そうしてはじめてジルベールも心を開き、二人の愛はこれから豊かに花開くかのように見えたが、オーギュストは二人を引き離すべく、ジルベールを退学させようとする。</p>
<p>思い詰めたセルジュは、ジルベールを連れてパリに逃げ、貧しい屋根裏部屋で同棲生活を始めるが、麻薬や売春の元締めである男がジルベールの美しさに目を付け、闇の世界に引きずり込む──。</p>
<p>
ここから先は、号泣。</p>
<p>マンガを読んで、声を上げて泣いたのは、これが最初で最後だったのではなかろうか。</p>
<p>Amazonのレビューにもあるように、読後は数日ぼーっとして何も手に付かないぐらい。</p>
<p>衝撃とか感動なんてもんじゃない、心の底までえぐり取られるような、芸術的感銘だ。</p>
<p>しばしば「少年愛マンガ」と位置づけされるけども、ここに描かれているのは、人間の凄まじい欲望と渇愛であり、一般の少女漫画をお菓子の国にたとえるなら、この作品は修羅である。</p>
<p>これでもか、これでもか、と見せつける、人間の生々しい本性。</p>
<p>たとえば、真面目な優等生カール・マイセは、誰もが納得するような正論をもってジルベールを諭そうとするが、逆に、内側に秘めた性的欲求を見透かされ、「ジルベールを説得するには、その肌をすり抜けてゆくしかない」と言わしめる。</p>
<p>みんな、訳知った顔で正しいことを説こうとするけれど、そんな人の心の奥底にさえ欲望はあり、本心を認めようとしない。</p>
<p>「清潔ぶるな」</p>
<p>一見、無関心で、浅慮なように見えて、本当は誰よりも人間の内側を知り抜いているジルベール。</p>
<p>そんな彼の振る舞いは、自分自身を知ろうとしない人にとって、挑戦的にさえ見えるだろう。</p>
<p>中でも「性欲」というのは、誰もが目を背けたくなるものの一つに違いない。</p>
<p>そこをあえて強調し、「正論を言う側」を否定することによって、読者は自分自身に問いかけずにいなくなる。</p>
<p>人間の本性とは何なのか、ということを。</p>
<p>確かに、性描写は生々しく、男性器を握ったり、裸の下半身を重ねたり、真面目な人なら目をおおいたくなるような場面もたくさんある。</p>
<p>しかし、それが読者受けや話題作りを目的としたものでないことは、一目で分かる。</p>
<p>というか、台詞の方があまりに深く、美しいので、そういう場面は淡々と過ぎ去ってしまうからだ。</p>
<p>上記で紹介した、「他人と繋がれるのはまさにその『瞬間』だけ」というのは、性の本質はもちろん、心の飢えが性行動へと繋がる理由をよく表しているし、オーギュストを手玉に取ろうとして、逆に薬を飲まされ強姦される、白い王子ロスマリネに対する「みたくれだけは綺麗な人形。この私を牛耳ろうなどと思ったことを死ぬまで後悔するといい」とか、オーギュストの汚い仕打ちを知ったジルベールが雪の中で嘆く「憎しみで人が殺せたら……！」とか、ラスト、ジルベールが他の貴族とオーギュストを見間違い、両手を拡げて馬車に向かって走って行く「連れて帰って、海の天使城へ！　まだ誰をも知ることのなかった春へ……」とか、何でもない台詞なのだけど、卓越した画力と相成って、ページごと心に焼き付くような場面がたくさんある。</p>
<p>とりわけ美しいのが、ジルベールへの想いを語ったセルジュの言葉。</p>
<blockquote><p>
誇らしい――</p>
<p>一緒にいるのが 奇跡のようだ</p>
<p>君は誰にもつかまらぬ 蝶だったのに</p>
<p>★</p>
<p>君は　夢にも考えないのだろう</p>
<p>ひとが君といるだけで</p>
<p>幸福になれることなど……
</p></blockquote>
<p>「恋」という名にふさわしい恋。</p>
<p>純粋で優しい情熱が作品の隅々にあふれている。</p>
<p>キスシーンも非常に美しく、二人の心が盛り上がった先にある。</p>
<p>それこそ、「あ・・ん」なんて書いてない。</p>
<p>これが本当の愛の口づけ、と、ただただ感嘆するばかりである。</p>
<p>あと、もう一つ好きなのが、パリの屋根裏部屋で同棲を始めた二人が、ベッドの中で重なり合うシーンに書かれた詩。</p>
<blockquote><p>
あのひとが――</p>
<p>あのひとが わたしを胸に抱いてくれるとき<br />
そっと話しかけてくれるとき<br />
すべての事が忘れられる</p>
<p>あのひとさえ わたしを満たしてくれるなら<br />
あなたの愛の言葉が 私の薔薇色の人生</p>
<p>あなたゆえにわたしがいて<br />
わたしゆえにあなたが在る</p>
<p>あのひとはそう言って やさしく誓ってくれた</p>
<p>だからあの人の姿が見える<br />
そのときに いつもわたしは感じる<br />
この胸がときめくのを</p>
<p>それだけで すべての事が忘れられる……
</p></blockquote>
<p>一瞬、有名なシャンソンかと思ったら、竹宮先生による創作。</p>
<p>私もいろんなラブストーリーを読んだけど、これほど満ち足りた想いを綴った言葉もないと思う。</p>
<p>通して読めば分かる話で、生々しい性描写はテーマを掘り下げるためのエッセンスでしかない。</p>
<p>これを、性描写のみ問題視し、「不健全な少年愛マンガ」で片付けたら、作者でなくても怒る。</p>
<p>
どんなジャンルでも、「規制」というのは難しいものだ。</p>
<p>これは有害、これは無害、キスシーン一つとっても、感じ方は人によって大きく違う。</p>
<p>ただ一つ言えるのは、「性」の問題は、マンガやアニメ、ゲームといった、ただ一つの要因だけで引き起こされるものではない、ということだ。</p>
<p>エッチなマンガや同人誌に読み耽る女の子が、こぞって性行為に走り、犯罪に手を染めるかと言えば決してそうではないし、そんなものにはまったく興味のない女の子が、淋しさやイライラ、親への不満などから、不特定多数との性行為に耽ることもある。</p>
<p>動機と欲望の元を辿れば、もっと別の理由に行き着くのではないだろうか。</p>
<p>
「規制」もいいけれど、「風と木の詩」のように哲学的でロマンティックな質の良い作品がもっと理解され、世に出るようになれば、自ずと「下品なもの」「中身のないもの」「暴力的なもの」等々は、淘汰されていくと思う。</p>
<p>読者はいくらでも作品を選べるのだから、読み手を育てることが『健全な社会』への近道だ。</p>
<p>作家を糾弾するより、下品なものを売って一儲けしようとする業者を厳しく取り締まればいい。</p>
<p>作家がどれほどエロいマンガを描いても、商品化されなければ、誰の目にも触れることはないのだから。</p>
<p>
竹宮恵子に関するその他の記事はコチラ<br />
<a href="http://sanmarie.me/manga-4" title="天才・竹宮恵子の『地球へ・・』の先見性　～コンピュータの支配する社会～" rel="nofollow">天才・竹宮恵子の『地球へ・・』の先見性　～コンピュータの支配する社会～</a></p>
<h3>§ 竹宮恵子のおすすめ</h3>
<h6>『風と木の詩』　竹宮恵子</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4592881516&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>漫画家・竹宮恵子の天賦の才をまざまざと見せつける永遠の名作。<br />
今後、これを凌ぐ「性愛」をテーマにしたマンガは出ないだろうし、今ドキのボーイズ・ラブなど足元にも及ばない。<br />
のっけから少年同士のベッドシーンで始まるため、馴れない人が読んだら目が点になるかもしれないが、それが本来のテーマでないことはすぐに分かる。<br />
ネームも美しいし、絵のセンスも、30年以上前の作品とは思えない。<br />
人によっては立ち直れないほどショックを受けるかもしれないが、少女漫画ファンなら一読すべき。<br />
</p>
<h6>『地球へ・・！』</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4757520093&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>これも文句なしの名作。男性顔負けの筆致に構成力。<br />
コンピューターが支配する未来社会は、ネット漬けの現代に通じるものがある。<br />
単なる超能力モノではない、人間と社会、意志と自由、母性、生命、あらゆるテーマが盛り込まれた非常に読み応えのある作品。<br />
</p>
<h6>『ファラオの墓』</h6>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=475752045X&amp;t=ma046-22&amp;IS2=1&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;bg1=FFFFFF&amp;lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;f=ifr" style="width: 120px; height: 240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe></p>
<p>年若い読者から「この歴史本はどこで買えるのですか？」という質問が殺到したほどリアルに描かれた、エジプトの歴史もの。<br />
随所に架空の壁画を取り入れ、まるで実在の人物や戦闘であるかのような演出が素晴らしい。<br />
4人の主要人物の恋と葛藤も読み応えがあり、最後は文句なしに泣ける。<br />
</p>
<blockquote>
<p>ニュース記事；</p>
<p>「改正案が通れば、文化の根を断つことになる」――アニメ・漫画に登場する18歳未満のキャラクターは「非実在青少年」だとして、性的描写などの内容によっては不健全図書に指定して青少年への販売を禁じる「東京都青少年の健全な育成に関する条例」（青少年育成条例）改正案に反対する漫画家などが3月 15日、都議会民主党総務部会を訪ねて意見を伝え、都庁で会見を開いた（漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に　東京都の青少年育成条例改正案）。</p>
<p>　会見には、漫画家の里中満智子さんや永井豪さん、ちばてつやさん、竹宮惠子さんなどが参加。里中さんは「青少年を健全に育てたいという温かい気持ちから出た規制だろうが、表現規制は慎重に考えないと恐ろしい世の中になる」、ちばさんは「文化が興るときにはいろんな種類の花が咲き、地の底で根としてつながっている。根を絶つと文化が滅びる」などと強い懸念を示した。</p>
<p>　4人に加え、この問題についてmixi 日記で指摘し、周知の火付け役となった漫画評論家の藤本由香里さん、日本漫画学会長で評論家の呉智英さん、社会学者の宮台真司さん、明治大学准教授の森川嘉一郎さん、「松文館事件」で被告側弁護人を務めた弁護士の山口貴士さん、日本書籍出版協会の矢部敬一さんも会見に出席し、意見を述べた。</p>
<p>　改正案に反対する漫画家として、あだち充さんや藤子不二雄Aさん、高橋留美子さん、萩尾望都さん、安彦良和さんなど約60人のリストも配られたほか、講談社や集英社、小学館などコミック発行10社も反対を表明している。</p>
<p>　改正案の問題点として、（1）あいまいな規定でいくらでも恣意的に解釈でき、幅広い作品が対象になり得ること、（2）漫画などの表現に対する萎縮効果が高く、日本のコンテンツ産業に大きなマイナス影響を与える可能性があること、（3）審議期間が極端に短く、拙速に成立に向かっていること――などが指摘された。</p>
<p>　藤本さんは「都は、過激な性表現のある作品のみが対象と言っているようだが、条文を照らすとそれは事実ではない」と指摘。現行条例でも不健全図書の規定がある中、改正案では「非実在青少年」に関する規定を新設しており、青少年の性を肯定的に描いたさまざまな作品が対象となり得ると懸念する。</p>
<p>　永井豪さんは、40年前の「ハレンチ学園」発表当時、「めちゃくちゃに叩かれた」と振り返る。「当時も、青少年は異性への関心を持つのが健全な精神の育成だと思って描いていると説明した。異性に関心を持つことが罪悪と思って育つと、大人になった時の衝撃が強すぎる。成長段階に応じて少量ずつ与えていくことが重要」（永井さん）</p>
<p>画像 京都精華大マンガ学部長も務める竹宮さん</p>
<p>　「わたしの作品『風と木の詩（うた）』は対象になるだろう。都は『対象ではない』と言うかもしれないが、自分自身は対象だと感じてしまった」―― 竹宮さんは漫画表現への萎縮効果を懸念する。「新しい性に関する知識を少年少女に与えなくては危ないと感じて描いた。純粋培養では少年少女は“健全”にならない。漫画はエネルギーを逃がす弁として存在するはず。ある程度強い刺激でないと、弁を開けない人もいる」（竹宮さん）</p>
<p>　里中さんは「表現がエロと感じるかそうでないかは見る人次第で、人はそれぞれ別個の感性を持っているのに、それを全体の意思のようにして網をかけるのはナンセンス」という。</p>
<p>　「文化や芸術はその時代の倫理や教育とかい離がある場合があるが、それを描くことも役割だ」――呉さんは文化論を展開。「例えば井原西鶴の『好色一代男』は、6歳の少年時代からの性の遍歴を描いている。1つの人間の姿を描いているのだから、単純に倫理の問題として裁断し、政治が介入するのは危険」（呉さん）</p>
<p>　改正案が「子どもを健全に育てたい」という善意の発想から成り立っていることへの危険性の指摘もあった。「規制側は、目の前の正義感や倫理観で話すのだろうが、表面的な正義が見えないところで闇を大きくする。キャラクターまで対象にするのは、子どもの環境をあまりに狭く考えすぎている」と里中さんは懸念する。</p>
<p>　宮台さんは、「青少年の性行為を描いたコンテンツが青少年に悪影響を与えるという素朴な悪影響論は学問的には否定されている」とした上で、「誰と見るかなど、コンテンツの受容文脈をコントロールすることが最善」と指摘。「最善の策を取らずにいきなり次善の表現規制に飛び込むのは怠慢」と批判した。</p>
<p>　条例では18歳未満を青少年と規定しているが、日本では女性は16歳で結婚でき、「高校3年生の半分近くが性体験をしている」（宮台さん）という状況で、高校生の性行為を肯定的に描写した作品が対象になれば表現への萎縮効果は高い。「普通のことをしている人に対して、『お前達は悪いことをやっている』というメッセージを出すことになり、副作用は大きい」（宮台さん）</p>
<p>　山口弁護士は、「青少年性的視覚描写物」のまん延の防止を都の責務と規定した条文に絡み、「何を見て何を見てはいけないかについて、都が口を挟むのは非常に危険」と警鐘を鳴らした。</p>
<p>画像 「死ぬ前にひと言言っておかないと危ない」と冗談めかして語るちばさん</p>
<p>　「文化が興るときにはいろんな種類の花が咲き、地の底で根としてつながっている。根を絶つと文化が滅ぶ」（ちばさん）――関係者には、漫画やアニメなど日本の文化やコンテンツ産業の発展を阻害するという危機感も強い。</p>
<p>　「ハレンチ学園がなければ、その後の『マジンガーZ』もなく、各国に呼ばれて漫画やアニメについて講演することもなかった」と話す永井さんは、「自由な漫画の発想があったからこそ日本の漫画やアニメは発展し、世界に注目されてきた。表現規制を行った韓国は、漫画の発展が遅れた」という見方を示す。</p>
<p>　「規制側には、良い漫画と悪い漫画を区別できるという暗黙の前提があるようだが……」――森川さんはその考え方自体が間違っていると指摘。青少年の性行為を描いた漫画や同人誌を描いた漫画家が、「文化庁メディア芸術祭」で受賞するケースも多いなど、多様な表現を許容する環境が漫画家のすそ野を広げていると紹介し、「改正案が通った場合の副作用がほとんど検討されていない」と危惧した。</p>
<p>　「この条例を、『東京国際アニメフェア』を主催している都がやっているという意味は大きい」と藤本さんは指摘。会見やその後の集会では、享楽的な若者を描いた都知事の小説「太陽の季節」を皮肉る発言も複数の参加者からあった。</p>
<p>　改正案は2月24日に提出され、3月19日の都議会総務委で採決、3月末にも本会議で採決というスケジュールにも批判があった。「異常とも言えるほど短く、このような決め方は民主主義の原則に照らして大いに問題がある」（藤本さん）</p>
<p>　都議会会議室で開かれた集会には、会見の出席者に加え、漫画家のさそうあきらさんや齋藤なずなさん、都議の吉田康一郎（民主党）さんや福士敬子さん（無所属）、前衆院議員の保坂展人さん（社民党）など政治家も参加。用意された100席に、メディア関係者や出版関係者、一般市民など約300人が詰めかけ、立ち見の参加者で会場が埋まった。集会の様子はUstreamやニコニコ放送でもライブ配信され、注目を集めた。</p>
<p>　改正案のベースとなった答申が出た段階から問題を感じていたという吉田都議は「児童の性的搾取を止めるためという手段の正当性の前に、方法論が議論されず、問題がなし崩しになっている。状況はまだ厳しいが、当たり前の妥当な結論が出よう頑張りたい」など話していた。</p>
</blockquote>

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		<title>天才・竹宮恵子の『地球へ・・』の先見性　～コンピュータの支配する社会～</title>
		<link>http://sanmarie.me/manga-4</link>
		<comments>http://sanmarie.me/manga-4#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 21 Dec 2009 12:18:00 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[人と社会]]></category>
		<category><![CDATA[珠玉の少女漫画]]></category>

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		<description><![CDATA[&#60;![CDATA[
少女時代に読んだマンガの中で、読後、陶然となって、何日も食事が喉を通らないほど感銘を受けた作品の一つに竹宮恵子の『地球へ・・』がある。（読み方は「テラへ・・」）
竹宮女史は、「やおい」や「ボーイ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>&lt;![CDATA[
<p>少女時代に読んだマンガの中で、読後、陶然となって、何日も食事が喉を通らないほど感銘を受けた作品の一つに竹宮恵子の『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757520093?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4757520093">地球へ・・</a><img style="border-bottom-style: none !important;border-right-style: none !important;margin: 0px;border-top-style: none !important;border-left-style: none !important" border="0" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4757520093" width="1" height="1" />』がある。（読み方は「テラへ・・」）</p>
<p>竹宮女史は、「やおい」や「ボーイズラブ」が市民権を得る20数年前から、当時のとしては非常にショッキングな少年同士の性描写で話題を呼び、今もカルトな人気を誇る『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592881516?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4592881516">風と木の詩</a><img style="border-bottom-style: none !important;border-right-style: none !important;margin: 0px;border-top-style: none !important;border-left-style: none !important" border="0" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4592881516" width="1" height="1" />』をはじめ、若い読者が史実と勘違いして歴史書を求め歩くほどリアルで真に迫った『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/475752045X?ie=UTF8&amp;tag=ma046-22&amp;linkCode=as2&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=475752045X">ファラオの墓 </a><img style="border-bottom-style: none !important;border-right-style: none !important;margin: 0px;border-top-style: none !important;border-left-style: none !important" border="0" alt="" src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=475752045X" width="1" height="1" />』など、「天才」としか形容しようのない独創性と物語性、何より、哲学と豊かな教養に裏打ちされた芸術的ネーム（台詞）で多くのコアなファンを惹きつけてきた。</p>
<p>私も竹宮作品には強い影響を受けた一人であり、上記の代表作は今でも頭から全ページが抜けないほど衝撃を受けたものだ。</p>
<p>そんな竹宮作品の中でも際だつ存在が『地球（テラ）へ・・』。</p>
<p>男性マンガ家顔負けの筆致で、少女漫画とはまったく無縁だった男性読者までも引き込み、アニメ映画化もされたSF大作である。</p>
<p>&#160;</p>
<p><a href="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2009/12/terra3.jpg" class="highslide-image broken_link" onclick="return hs.expand(this);" rel="nofollow"><img style="border-right-width: 0px;margin: 20px 0px;border-top-width: 0px;border-bottom-width: 0px;border-left-width: 0px" border="0" alt="terra3" src="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2009/12/terra3_thumb.jpg" width="170" height="244" /></a> </p>
<p>&#160;</p>
<p>時はS・D（スペリオル・ドミネーション）の時代。</p>
<p>地球の壊滅的な危機に瀕し、人類が選んだのは、徹底的に管理された社会の実現であった。</p>
<p>S・D社会においては、人間の意志決定はもちろん、職業も、結婚も、生き方も、バースコントロールまでもが、「マザー」と呼ばれるコンピュータ・ネットワークに管理され、それに従うことが義務づけられている。</p>
<p>そして人間も、すべての意志決定を「マザー」に委ねることで心の平和を得、迷いのない、安全確実な人生を享受していた。</p>
<p>&#160;</p>
<p>が、一方で、人工授精を管理するラボラトリーでは、かなりの高確率で「ミュウ」と呼ばれる突然変異種が誕生していた。</p>
<p>盲目や聴覚障害など、元々、肉体の不備をもって産まれた彼らは、15歳の時に強制的に行われる『成人検査』によって、念力や透視力、予知能力といった超人的な能力を持つようになり、いつしか「人類の敵」として人間社会から追われるようになった。</p>
<p>彼らの願いはただ一つ。地球（テラ）に帰還し、人類と共存することだった。</p>
<p>&#160;</p>
<p>ミュウ一族を率いるソルジャー・ブルーは、最強の力を誇っていたが、迫り来る肉体の死を前に、次の長にふさわしい人物を捜し求めていた。</p>
<p>そんな彼の目に適ったのが、ジョミー・マーキス・シン。</p>
<p>普通の人間でありながら、強靭な精神力をもった彼は、ソルジャー・ブルーとの出会いにより能力を開花させ、ブルーの死後、ソルジャー・シンとしてミュウを率いることになる。</p>
<p>&#160;</p>
<p>一方、人間社会においては、特殊教育を施された「メンバーズ・エリート」の一人であるキース・アニアンが、次代の統率者として将来を嘱望されていた。</p>
<p>思いがけなく邂逅したジョミーとキースは、どこか心を通い合わせながらも、お互いの立場から敵対せざるをえなくなる。</p>
<p>だが、ジョミーとの出会いにより、今まで自分が受けていた教育も、コンピュータによる管理社会も間違いではないか──と思い始めたキースは、ジョミーと火花を散らしながらも、いよいよコンピュータ・ネットワークの頭脳「グランド・マザー」との対決の場で思いがけない行動に出る……。</p>
<p>&#160;</p>
<p><a href="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2009/12/terra2.jpg" class="highslide-image broken_link" onclick="return hs.expand(this);" rel="nofollow"><img style="border-right-width: 0px;margin: 20px 0px;border-top-width: 0px;border-bottom-width: 0px;border-left-width: 0px" border="0" alt="terra2" src="http://sanmarie.me/wordpress/wp-content/uploads/2009/12/terra2_thumb.jpg" width="230" height="244" /></a> </p>
<p>&#160;</p>
<p>この作品が発表された時、一般人にとって、コンピュータなんてものはSF小説の産物でしかなかったし、ましてインターネットで世界中が繋がれる日が来るなど夢にも思わなかった。</p>
<p>それだけに、コンピュータで徹底的に管理され、どんな仕事に就き、誰と結婚すべきか、ということはもちろん、「今日は何をして過ごすべきか。朝はコーヒーか、紅茶か。」といった日常行為に至るまでコンピュータの判断にまかせ、そうすることで苦しむことも迷うこともなく、ただただ快適で安全な人生を享受する──という設定は、あくまで「マンガの世界」であり、だからこそ読者も想像の翼を羽ばたかせ、竹宮ワールドで思い切り遊ぶことができた。</p>
<p>「そんなこと、起こるわけがない」</p>
<p>それが前提だからこそ、ミュウと一緒にS・D社会を批判し、ジョミーとともに闘い、揺れ動くキースの心情に共感することができたのである。</p>
<p>&#160;</p>
<p>だが、今はどうだろう。</p>
<p>コンピュータに管理されてない……と言い切ることができるだろうか。</p>
<p>知りたいことがあり、Googleにキーワードを打ち込めば、それに即した情報を返してくれる。</p>
<p>それも個人個人の検索履歴や興味に応じて、微妙にカスタマイズされた情報だ。</p>
<p>アクセス解析を覗けば、個人名まで特定されないにせよ、いつ、誰が、どんな情報を求めて、どんなパターンで行動しているか分かるし、SNSにアクセスすれば、ログインの履歴はもちろん、誰と繋がり、どんなコミュニティに属しているかも分かる。</p>
<p>こちらは一人でモニターに]]<br />
&gt;</p>

<a href="http://twitter.com/?status=RT+%40sanmariecom%3A+%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%83%BB%E7%AB%B9%E5%AE%AE%E6%81%B5%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%80%8E%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%B8%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%80%8F%E3%81%AE%E5%85%88%E8%A6%8B%E6%80%A7%E3%80%80%EF%BD%9E%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%AE%E6%94%AF%E9%85%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E7%A4%BE%E4%BC%9A%EF%BD%9E+-+sanmarie%2Acom+http%3A%2F%2Ftinyurl.com%2F2aazkhl" class="tweet-this" ><div align="right"><img src="http://www.sanmarie.me/sanmarie/wp-content/plugins/simple-tweet/img/tweet.gif" title="ツイート" alt="ツイート" />ツイート</div></a>]]></content:encoded>
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