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Archive for the ‘海外の文学・哲学’ Category

バルタサル・グラシアンの『成功の哲学』 人生を磨く永遠の知恵1月 19日, 2010年

正月、本棚を整理していたら、久しぶりにこの本のタイトルを見た。
バルタサル・グラシアンの成功の哲学―人生を磨く永遠の知恵
 
「成功の哲学」──と言うと、「お金持ちになる方法」とか「眠りながら夢が叶う」といった、今流行の [...]

カール・マルクス  ~労働、社会、そして人生の哲学~1月 10日, 2010年

「人はパンのみに生きるにあらず」――というなら、「人は賃金のみに働くにあらず」というのが私の仕事哲学だ。
ソビエト連邦が崩壊し、ベルリンの壁も取っ払われた今、何故マルクスなのか、と思う人もいるかもしれないが、今だからこそ [...]

ティファニーで朝食を – Breakfast at Tiffany’s -1月 7日, 2010年

オードリー・ヘプバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」とトルーマン・カポーティの小説は別物と見た方がいい。
映画ティファニーはあくまで「オードリーの映画」であって、カポーティが描いた「ホリー・ゴライトリーの物語」ではな [...]

D・H・ロレンスの名作 『チャタレイ夫人の恋人』1月 6日, 2010年

「完訳版より、伏せ字判の方がエロかった」という声を多々聞いた、1995年の完訳版発刊。
今、読み返したら、“この描写のどこがエロいねん”と首をひねりたくなるような秀作です。
(初版当時は80ページも削除されとったらしい) [...]

ドストエフスキーの名作『罪と罰』 米川正夫・訳の抜粋 / 『謎とき 罪と罰』江川卓12月 28日, 2009年

あまりにも、あまりにも有名なロシアの文豪、ドストエフスキーの不朽の名作。

超個人主義に徹する貧しい大学生ロジオン・ラスコーリニコフは、『人間は凡人と非凡人とに分かれ、非凡人は既成道徳をも踏み越える権利を有する』 『一つの些細な犯罪は、数千の善事で償われる』という理論のもとに、強欲な高利貸の老婆を殺害し、奪った金を有効に転じようとします。
しかし、偶然その場に居合わせた老婆の妹まで殺害したことから、罪の意識にさいなまれます。
けれど、哀れな境遇ながらも、深い信仰に支えられる聖なる娼婦ソーニャによって、彼の心は救われ、ついに自らを、法と神の手にゆだねるのでした。。。

『ジャガイモを食べる人々』ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの時代から4月 1日, 2009年

先週、ガラスで指を切る前に買ったジャガイモ2キログラム。
一週間、水仕事が出来ない間にすっかり芽吹いて、ジャガイ・ヨシノ状態になってしまった。
「おめぇ、こんな所で満開して、どうするんじゃい」
と一人でツッコミを入れなが [...]

『神は死んだ、俺たちが殺したのだ』 ニーチェと愛の処方箋2月 3日, 2009年

ニヒリズムが蔓延しだした19世紀末、ドイツの哲学者ニーチェは言いました。
『神は死んだ』と。
『神』=すなわち「人間を導く超越的真理」「時を超えて人間を導くもの」「道なるもの」「理念」「世界軸」。
著しい科学の進歩や、多 [...]

フリードリヒ・ニーチェの哲学 /「自己超克」と「生の肯定」1月 25日, 2009年

『ヤセの断崖』に立ったのは、26歳の時だった。
その翌年、楽劇『トリスタンとイゾルデ』をきっかけに、 ワーグナーに心酔し、彼の世界を探求するうちに、ツァラトゥストラに出会った。
『神は死んだ』という彼の言葉は、私の心 [...]

映画『レディホーク』女は鷹に、男は狼に ~悲劇の恋人たちの奇跡~12月 13日, 2008年

ジョーン・ヴィンジ著の小説『レディホーク』は、巻末の解説によると、執筆と映画の企画が同時進行だったせいか、単なる「映画の原作」を超えて、恋愛ファンタジー小説としても読み応えのある内容に仕上がっている。

これは翻訳者・野田昌宏さんの力量によるところも大きいと思うが、ヴィンジ女史の生き生きとした描写は一つ一つの場面が目に浮かぶようで、登場人物の微妙な心の襞が手に取るように伝わってくる。

アルトゥール・ランボーの詩 / サントリーCM映像 / 映画『太陽と月に背いて』12月 3日, 2008年

この世のものにあらざりし ランボー
- モーリヤック -
私が初めてランボーの名前を知ったのは、ウイスキーのCMが最初でした。
小学校の高学年の頃です。
土曜の夜、Gメン’75とかやってた時間帯によく目にした [...]