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	<title>sanmarie*com書籍 | sanmarie*com</title>
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	<description>映画・音楽・書籍レビュー&#38;恋と生き方のエッセー。</description>
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		<title>三島由紀夫＆美輪明宏『黒蜥蜴』妖艶と美麗の極致</title>
		<link>http://sanmarie.me/black-lizard</link>
		<comments>http://sanmarie.me/black-lizard#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 05 Mar 2012 23:59:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[愛と耽美の映画]]></category>
		<category><![CDATA[日本の小説とエッセー]]></category>
		<category><![CDATA[江戸川乱歩]]></category>
		<category><![CDATA[美輪明宏]]></category>

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		<description><![CDATA[私が初めて江戸川乱歩の『黒蜥蜴』を知ったのは、少女ホラー漫画家の第一人者、高階良子さんのコミックがきっかけです。 暗黒街の女王として知られる『黒蜥蜴』。その正体は謎に包まれ、誰一人として彼女の素性を知る者はありません。  [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_4" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/05/miwa-kurotokage.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/05/miwa-kurotokage-300x168.jpg" alt="三島由紀夫　美輪明宏　黒蜥蜴" title="美輪明宏の妖しい魅力が全開" width="300" height="168" class="alignnone size-medium wp-image-17196" /></a></p>
<p><br/></p>
<p>私が初めて江戸川乱歩の『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041053323/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">黒蜥蜴</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4041053323" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』を知ったのは、少女ホラー漫画家の第一人者、高階良子さんのコミックがきっかけです。</p>
<p><br/></p>
<p>暗黒街の女王として知られる『黒蜥蜴』。その正体は謎に包まれ、誰一人として彼女の素性を知る者はありません。</p>
<p>ある時、「悪魔がお嬢さんを狙っています」という脅迫状を受け取った宝石商の岩瀬は、美しい娘の早苗を犯罪者の手から守るため、名探偵の明智小五郎に助力を求めます。<br />
そんな彼らの前に現れた上流階級の緑川夫人。言葉巧みに岩瀬親子に近づき、明智のスキを突いて、早苗を誘拐することに成功します。しかし、明智にも策があり、早苗は移送中に無事に保護され、緑川夫人＝黒蜥蜴は初めての敗北を喫します。</p>
<p>華麗なる盗賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎の一騎打ち。<br />
そんな二人の間にはいつしか恋が芽生え、明智に追い詰められた黒蜥蜴は潔く死を選ぶのでした・・。</p>
<p><br/></p>
<p>そんなおどろおどろしい江戸川乱歩の世界を小学生でも分かりやすい内容に砕いて描いた高階さんのコミックは、何度読み返しても面白く、明智に追い詰められた「緑川夫人」がドレスの肩口をぐいと引き下ろし、「オホホホホ～。ここにもう、あなたたちの知る緑川夫人はいないわ。これが私の紋章。『黒蜥蜴』。そう呼ぶがいい」と啖呵を切る場面とか、今でも鮮明に思い出せます。</p>
<p><a class="highslide img_5" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/03/kurotokage.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/03/kurotokage.jpg" alt="高階良子　黒蜥蜴" title="黒とかげ　・・　そう呼ぶがいい" width="400" height="350" class="alignnone size-full wp-image-18407" /></a><br />
<small>画像は<a href="http://retromystery.tistory.com/22" title="高階良子の黒蜥蜴" target="_blank">レトロ・ミステリー</a>より</small></p>
<p><a class="highslide img_6" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/03/kurotokage2.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/03/kurotokage2.jpg" alt="高階良子　黒蜥蜴" title="高階良子のコミック" width="220" height="300" class="alignnone size-full wp-image-18408" /></a><br />
<small>画像は<a href="http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-10785430947.html" target="_blank">新稀少堂日記</a>より<br />
</small></p>
<p><br/></p>
<p>そんな江戸川乱歩の「黒蜥蜴」を演劇の世界から華麗にアプローチしたのが三島由紀夫。彼の戯曲は美輪明宏の舞台によって永遠の名作となりました。<br />
「美輪明宏の黒蜥蜴」は、数ある美輪作品の中でも抜きん出て評価が高く、チケットは「宝塚のベルばら」のごとく数日で完売、DVD化もされないので、チケットを取り損ねた日には歯ぎしりしながら数年後の再演を待つしかない、いわば美輪ファン、演劇ファンにとって、幻の演目の一つです（私もチケットを取り損ね、一生の不覚に泣いた一人）</p>
<p>まあ、いつかはDVD化されるのかもしれませんが、ご本尊の目が黒いうちは「舞台の映像化はしない」と断言しておられるので、もし実現するとしたら、うんと先の話でしょう。……というか、これをお蔵入りするなんて、大変な文化的損失だと思うのですけどね。</p>
<p>「三島由紀夫の黒蜥蜴」は、一言で言えば「お洒落」です。江戸川乱歩の世界を黒い薔薇に咲かせたような美しさと妖しさ。台詞の一つ一つが練り上げられ、読んでいるだけで溜め息が出ます。</p>
<p>特に私が好きなのが、明智に緑川夫人の正体を明かされ、ホテルから男装して逃げ出す時に鏡に向かって言う台詞。</p>
<blockquote><p>
これなら大丈夫逃げられるわ。<br />
誰も私とわかりゃしない。そもそも本当の私なんていないんだから。<br />
ねえ、鏡のなかの紳士。明智ってすばらしいと思わない？　<br />
そこらに沢山いる男とちがって、あの男だけが私にふさわしい。<br />
でも、これが恋だとしたら、明智に恋しているのはどの私なの？<br />
返事をしないのね。<br />
それならいいわ。<br />
また明日、別の鏡に映る別の私に訊くとしましょう。じゃ、さよなら。
</p></blockquote>
<p>1968年に制作された映画での美輪明宏の演技。声に艶があって、朗読だけでも十分通用すると思います。<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/black-lizard"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></p>
<p>舞台版で、黒蜥蜴が明智への恋心を手下の雨宮に告白し、ついで、明智とのダイアローグ形式で一騎打ちが描かれるこの場面も素晴らしいです。<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/black-lizard"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></p>
<p>あと、黒蜥蜴の純粋さが感じられる宝石語りの場面。明智の言う「あまりにやさしい心、感じやすい神経」を表現しています。<br />
（緑川夫人として初めて明智と向かい合った時、明智が「犯罪者の資格」について次のように説明する。『第三の女はどうするかというと、虫も殺したくないし、花束も焼きたくない。彼女はもともとやさしい心の持ち主だからです。思いあまった末に、いいですか、彼女は花束をくれた男のうしろへ廻って、可哀相な男の背を突き飛ばし、暖炉の中へつんのめらせて、つまり彼の顔を真っ黒に焼いてしまうのです。その第三の女は、自分のやさしい魂に忠実なあまり、世間の秩序と独特を根こそぎひっくり返す。ごらんなさい、第三の女が一番残酷さが少ないのです。しかもまぎれもなく犯罪者の資格を持っています……』</p>
<blockquote><p>
（秘宝「エジプトの星」に向かって）やっと手に入れたわ。永い望みだった。<br />
……こんな死んだ冷たい医師がほしさにあれだけの苦労と危険。それというのも、私の冷たい肌には死んだ美しい石しか似合わないからだわ。それから死んだ美しいお人形たち。……ああ、生きているものは、血のかよったものは、みんな信用がならない上にうるさいばかり。<br />
警察、金持ち、犯罪者、前科者、不安の中に生きているこんな連中との、いつまでも尽きないおつきあい。<br />
……宝石だけはちがうわ。宝石だけは信用できる。この「エジプトの星」はこうして私の手に渡って、私の胸にかがやいているのに、露ほども私に媚びを売ろうとしない。女王さまの胸につけられてもきっとそうだろう。宝石は自分の輝きだけで満ち足りている透き通った完全な小さな世界。その中へは誰も入れやしない。持ち主の私だって入れやしない。<br />
人間も同じこと。私がすらすらと中へ入って行けるような人間は大きらい。ダイヤのように決して私がその中へ入ってゆけない人間。……そんな人間がいるかしら？　もしいたら私は恋して、その中へ入って行こうとする。それを防ぐには殺してしまうほかないの。<br />
……でも、もしむこうが私の中へ入って来ようとしたら？　ああ、そんなわけはないわ。私の心はダイヤだもの。……でももしそれでも入って来ようとしたら？　そのときは私自身を殺すほかないんだわ。私の身体までもダイヤのように、決して誰も入って来られない冷たい小さな世界に変えてしまうほかは……
</p></blockquote>
<p>あと、三島由紀夫のセンスが効いているのが「爬虫類」のたとえ。サファイアは欲しいけど、「青い亀」なんて呼び名、イヤですよねぇ。。</p>
<blockquote><p>
ひな夫人：　およびでございますか。<br />
黒蜥蜴： 　 お前さんは立派だったわ・・（早苗誘拐の功績を称える）・・よってお前さんに爬虫類の位をさずけ、年功に応じて、これから「青い亀」という由緒のある名で呼ぶことにします。<br />
ひな夫人：　ありがとうございます。黒蜥蜴さま。この御恩は決して忘れません。<br />
黒蜥蜴：　ご褒美として5カラットの純良のサファイアをあげましょう。
</p></blockquote>
<p>江戸川乱歩の原作もそうですが、「黒蜥蜴」という女性は、本当に「やさしい」のだと思います。<br />
「好きだから相手を殺す」とか、「好きになってしまったら自分を殺すしかない」とか、言葉通りに受け取ったら、何のこっちゃ？ の世界ですね。</p>
<p>だけど、誇り高く、傷つきやすい黒蜥蜴にとって、恋は癒やしなどではなく魂の終焉。誰かの心を求めることは、自分自身の破滅なのです。だから、相手を殺すか、自分が死ぬか、二つに一つ。そうでしか自分を守れないのです。</p>
<p>それを「やさしさ」──普通に考えるやさしさに当てはめようとしたら、多くの人は違和感を抱くでしょう。</p>
<p>でも、本当に傷つきやすい人間にとって、「他人の存在」というのは脅威でしかないし、自分も相手も苦しめるぐらいなら潔い死を選ぶもの。中途半端に愛して、中途半端にやさしい人間には、絶対に真似できない忠実さだと思います。</p>
<p>そういう意味では「思いやりのやさしさ」というよりは、「繊細さ」と解釈した方が分かりやすいかもしれませんね。</p>
<p>あまりこういう世界観に馴染みのない方は、読んでいて「？？？」ギョっとするかもしれませんが、何度も読むうちに、黒蜥蜴の宝石のような感性が分かってくると思います。</p>
<p>三島由紀夫の文章も耽美の極。</p>
<p>全然興味ない、という方は、「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%B6%E4%BA%8B%E4%BB%B6" title="Wiki「三島事件」" target="_blank">三島事件</a>」の記録など目を通されるといいですよ。<br />
今生きておられたら87歳。三島事件にかかわらず、80年代的なもので決定的に合わなかっただろうと思います。ネット社会なんて、いわずもがな・・。</p>
<p><br/></p>
<p>今、YouTubeに映画全編がUPされてますので、興味のある方はお早めに。</p>
<p>まるで音楽を聴くような美輪明宏の巧みな台詞回しと、流麗な三島由紀夫の戯曲が本当に素晴らしいです。</p>
<p><p><a href="http://sanmarie.me/black-lizard"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></p>
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</div>
</div>
<p>三島由紀夫の戯曲から読んでもいいし、江戸川乱歩の原作から読み始めてもいいし。<br />
どちらも非常に完成度が高く、それぞれ独立した作品、という感じです。</p>
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</div>
</div>
<p>高階良子さんのマンガ、大好きだった。「地獄でメスが光る」とか「タランチュラのくちづけ」とか。気持ち悪いんだけど、少女漫画のメルヘン＆胸キュンの要素もしっかり抑えて、どの作品も完成度が高かったです♪</p>
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		<title>絶望名人カフカの人生論　ネガティブすぎて笑っちゃう</title>
		<link>http://sanmarie.me/kafka-jinseiron</link>
		<comments>http://sanmarie.me/kafka-jinseiron#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 28 Feb 2012 09:19:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[海外の文学・哲学]]></category>
		<category><![CDATA[フランツ・カフカ]]></category>
		<category><![CDATA[人生観]]></category>

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		<description><![CDATA[今、非常に読んでみたい一冊。 カフカは中学生の時「変身 (新潮文庫)」にトライしたけど、正直、ぜんぜん面白くなくて！　まあ、中学生の読みこなせる小説じゃなかったんだろうけど、以来、ノータッチ。 でも、最近、西岡兄妹の「神 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_8" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/02/c0051620_6192961.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/02/c0051620_6192961.jpg" alt="フランツ・カフカ" title="朝起きたら虫になってました・・" width="225" height="318" class="alignnone size-full wp-image-18382" /></a></p>
<p><br/></p>
<p>今、非常に読んでみたい一冊。</p>
<p>カフカは中学生の時「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4102071016/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">変身 (新潮文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4102071016" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」にトライしたけど、正直、ぜんぜん面白くなくて！　まあ、中学生の読みこなせる小説じゃなかったんだろうけど、以来、ノータッチ。</p>
<p>でも、最近、西岡兄妹の「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4778321278/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">神の子供</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4778321278" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」というホラー・エログロ漫画を衝動的にダウンロード購入してしまい（ebookjapanで連載しているコラムニストのレビューがあまりに素晴らしくて釣られてしまった）・・なんでこんなもの買ってしまったんだろう……西岡兄妹のバカ～(T^T)　みたいな気持ちでAmazonの関連商品を辿っていったら、こちらの本に行き当たった次第。</p>
<p>あ、西岡兄妹に決して文句があるわけじゃないですよ。センスのある魅力的な作家さんだと思います。フランツ・カフカに傾倒しておられるとか。ただもう「神の子供」がすんげーエログロで、こんなもの衝動買いしてしまった自分が信じられな～い、って気持ちです。萩尾望都の短編集でもダウンロードすりゃよかった（泣）</p>
<p>そんなわけで、運命的に巡り会った（？）『絶望名人カフカの人生論』。</p>
<div class="kaerebalink-box" style="text-align:left;padding-bottom:20px;font-size:small;/zoom: 1;overflow: hidden;">
<div class="kaerebalink-image" style="float:left;margin:0 15px 10px 0;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864101159/ma046-22/ref=nosim/?tag=ma046-22" rel="nofollow" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41CBmniOarL._SL160_.jpg" style="border: none;" /></a></div>
<div class="kaerebalink-info" style="line-height:120%;/zoom: 1;overflow: hidden;">
<div class="kaerebalink-name" style="margin-bottom:10px;line-height:120%"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864101159/ma046-22/ref=nosim/?tag=ma046-22" rel="nofollow" target="_blank">絶望名人カフカの人生論</a></div>
<div class="kaerebalink-detail" style="margin-bottom:5px;"><a href="http://sanmarie.me/tag/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%84%e3%83%bb%e3%82%ab%e3%83%95%e3%82%ab" class="st_tag internal_tag" rel="tag" title="フランツ・カフカ タグの付いた投稿">フランツ・カフカ</a> 飛鳥新社 2011-10-21    </div>
<div class="kaerebalink-link1" style="margin-top:10px;">
<div class="shoplinkamazon" style="display:inline;margin-right:5px;background: url('http://img.yomereba.com/kl.gif') 0 0 no-repeat;padding: 2px 0 2px 18px;white-space: nowrap;"><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/search?keywords=%90%E2%96%5D%96%BC%90l%83J%83t%83J&#038;__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow" target="_blank" title="アマゾン" >Amazonで探す</a></div>
<div class="shoplinkrakuten" style="display:inline;margin-right:5px;background: url('http://img.yomereba.com/kl.gif') 0 -50px no-repeat;padding: 2px 0 2px 18px;white-space: nowrap;"><a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/031fef8d.06bf0a4b.0a462683.c000593b/?pc=http%3A%2F%2Fsearch.rakuten.co.jp%2Fsearch%2Fmall%2F%25E7%25B5%25B6%25E6%259C%259B%25E5%2590%258D%25E4%25BA%25BA%25E3%2582%25AB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25AB%2F-%2Ff.1-p.1-s.1-sf.0-st.A-v.2%3Fx%3D0%26scid%3Daf_ich_link_urltxt%26m%3Dhttp%3A%2F%2Fm.rakuten.co.jp%2F" rel="nofollow" target="_blank" title="楽天市場" >楽天市場で探す</a></div>
<div class="shoplinkyahoo" style="display:inline;margin-right:5px;background: url('http://img.yomereba.com/kl.gif') 0 -150px no-repeat;padding: 2px 0 2px 18px;white-space: nowrap;"><a href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=2585485&#038;pid=879845796&#038;vc_url=http%3A%2F%2Fshopping.search.yahoo.co.jp%2Fsearch%3FuIv%3Don%26ei%3DUTF-8%26tab_ex%3Dcommerce%26slider%3D0%26va%3D%25E7%25B5%25B6%25E6%259C%259B%25E5%2590%258D%25E4%25BA%25BA%25E3%2582%25AB%25E3%2583%2595%25E3%2582%25AB" target="_blank" title="Yahooショッピング" >Yahooショッピングで探す<img src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=2585485&#038;pid=879845796" height="1" width="1" border="0"></a></div>
<p>誰よりも落ち込み、誰よりも弱音をはき、<br />
誰よりも前に進もうとしなかった人間の言葉――</p>
<p>将来に、世の中に、自分の心の弱さに、<br />
結婚に、人づきあいに、不眠に、学校に、<br />
そのほかありとあらゆることに絶望したときに読む本！<br />
「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」――カフカ<br />
……………………………………………………<br />
・頑張りたくても頑張ることができない<br />
・手にした勝利を活用できない<br />
・人生のわき道にそれていく<br />
・気苦労が多すぎて、背中が曲がった<br />
・散歩をしただけで、疲れて三日間何もできない<br />
・やる気がすぐに失せてしまう<br />
・死なないために生きるむなしさ<br />
・親からの見当違いな励まし<br />
・教育は害毒だった<br />
・会社の廊下で、毎日絶望に襲われる<br />
・愛せても、暮せない/ほか――目次より<br />
……………………………………………………<br />
カフカの絶望の言葉には、不思議な魅力と力があります。<br />
読んでいて、つられて落ち込むというよりは、<br />
かえって力がわいてくるのです。――編・訳者まえがきより</p></div>
</div>
</div>
<p><br/></p>
<p>しかもAmazonのレビューが面白すぎて、こっちの方がウケてしまった。</p>
<blockquote><p>
ブックレビューで書評家が「笑っちゃうほどネガティブ」と称したカフカの名言集。冒頭１ページ目から凄い。「<strong>将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。将来にむかってつまずくこと、これはできます。いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです</strong>」と名言でもなんでもない、ただのネガティブな愚痴みたいなのがたくさん詰まっていて楽しい。・・・これは結婚を申し出たフィアンセに贈る手紙のなかの一文らしいが、<strong>結婚する気あんのかこいつは。これで「わーカフカ君素敵」ってなると思ってんのか</strong>。</p>
<p>仕事への愚痴と、父親への愚痴と、人間関係の愚痴が主な内容。「<strong>目標があるのに、そこに至る道はない。道を進んでいると思っているが、実際には尻込みしているのだ</strong>」というドキッとするような名言もあり、フリータやニートも味わい深い。</p>
<p>「<strong>いつだったか足を骨折したことがある、生涯で最も美しい体験であった</strong>」とか、まったく意味不明な言葉も多々あり、かと思えば「誰でも、ありのままの相手を愛することができる。しかし、ありのままの相手といっしょに生活することはできない」　という素晴らしい名言もあり、<strong>「うわーたまにはいいコト言うがなーカフカー」と感心していると、欄外説明に「恋人に言われた言葉」って書いてあって、「お前の名言じゃねぇのかよ」と思わず叫んでしまった</strong>。</p></blockquote>
<p>こういう人こそ、今の日本の論壇に出てくれば面白いのよ。このお先真っ暗、絶望不況の真っ只中で、元気だ！　前向きだ！　幸福だ！　を連呼する声よりも、笑っちゃうほどネガティブな意見がとうとうと語られるのも一興ではないか。</p>
<p>私、最近、「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4396315066/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">心にトゲ刺す200の花束 究極のペシミズム箴言集 (祥伝社黄金文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4396315066" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」とか「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4003251016/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">ラ・ロシュフコー箴言集 (岩波文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4003251016" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」みたいな、ちょっとひねくれた文章ばかり好んで読んでるせいか、あまりにもっともで、文句のつけようのない意見を目にすると、「それだけが真実じゃなかろうね」と思うことが多い。</p>
<p>「正しい意見」は人を安心させるけど、魂までは救わない、そんな気がして。</p>
<p>ともあれ、近々、お取り寄せして読んでみようと思う。『変身』にももう一度トライしよ。</p>
<p>興味のある方はぜひ。</p>
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		<title>人生の『光と影』 渡辺淳一「愛の流刑地」から戻って来てね</title>
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		<pubDate>Wed, 22 Feb 2012 23:32:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本の小説とエッセー]]></category>
		<category><![CDATA[人生観]]></category>
		<category><![CDATA[医療と人間]]></category>
		<category><![CDATA[渡辺淳一]]></category>

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		<description><![CDATA[うちの本棚でけっこう占拠率が高いのが「渡辺淳一」の本。先日、本を整理していて、この事実に気がつきました。いつの間にこんなに買ってたんでしょう？？　曾野綾子と宮尾登美子の間に挟まれているところがポイントです。 普通、「好き [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_10" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/02/p1000336.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/02/p1000336-350x262.jpg" alt="渡辺淳一　「光と影」" title="手術の順番が人生の明暗を分ける" width="350" height="262" class="alignnone size-medium wp-image-18347" /></a></p>
<p><br/></p>
<p>うちの本棚でけっこう占拠率が高いのが「<a href="http://sanmarie.me/tag/%e6%b8%a1%e8%be%ba%e6%b7%b3%e4%b8%80" class="st_tag internal_tag" rel="tag" title="渡辺淳一 タグの付いた投稿">渡辺淳一</a>」の本。先日、本を整理していて、この事実に気がつきました。いつの間にこんなに買ってたんでしょう？？　曾野綾子と宮尾登美子の間に挟まれているところがポイントです。</p>
<p>普通、「好きな作家は誰ですか？」と聞かれて、「新田次郎です」とか「サリンジャーです」とか答えると格好がつくけれど、「渡辺淳一です」とは非常に答えにくい。それもこれも、「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041307376/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">失楽園</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4041307376" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」以降、雑な小説を連発してるせいですよ。特に「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344410041/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">愛の流刑地</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4344410041" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」。。。</p>
<p>渡辺淳一も、昭和40年から50年代、初期から中間期にかけての作品が秀逸でした。とりわけ医学をテーマにした短編やエッセーがよかった。私も医療畑出身なので、死生観や医療観については共感する部分が多く、一緒に現場で仕事をしたらさぞかし面白かっただろうなと思うことしきりです。ただ、こういう考え方は学会や研究会で発表するわけにはいきません。カンファレンスで発現しても物議を醸すでしょう。でも小説ならテーマとして立派に成り立つ。そう思うと、メスからペンに切り替えたセンセのお気持ちも分かるんですね。「ブラックジャック」を描いた手塚治虫と一緒です。</p>
<p>そんな淳一センセが昭和45年に直木賞を受賞された『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/416714526X/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">光と影 (文春文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=416714526X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』。初めて読みましたが、いい作品でした。</p>
<p>以後、作品に関するレビューと、最近のセンセに対する「やるかたない気持ち」です(^◇^)</p>
<h3> § 『光と影』物語と感想</h3>
<p>西南戦争で戦い、共に右腕に重症を負った寺内大尉と小武敬介。どちらも東京教導団（陸軍の下級幹部養成所）の優秀な同期生だ。</p>
<p>症状は一刻を争うことから、同日、同時間帯に、右腕の切除術を受けることになった二人。最初に小武が手術台に上がり、次に寺内が運び込まれまた。</p>
<p>しかし、執刀医の佐藤は、続けて若者の腕を切り落とすのは不憫だ、ここは一つ、実験台になってもらって、温存療法に切り替えようと言い出し、寺内の右腕を残すことにする。</p>
<p>右腕を切断した小武は順調に回復し、寺内よりも先に退院するが、片腕をなくしたことから廃兵を余儀なくされ、「偕行社（かいこうしゃ）」という将校専用のクラブで働くことになる。</p>
<p>一方、右腕を残した寺内は、回復に時間を要しながらも、無事に退院して兵役に復帰。士官学校の指令副官に任命される。それから日清戦争で武勲をあげ、とんとん拍子に出世し、ついには陸軍大臣に任命。士官養成時代、能力的には寺内よりも優れていた小武は激しく心を乱される。</p>
<p>そして、いつの間にやら大臣の風格を身につけ、小武に対しても何やら同情的な寺内の態度に、小武はついに心がきれ、寺内につかみかかり、大臣室からつまみ出される。その後、寺内は栄光の中で天命を全うし、葬儀には皇族も参列、明治天皇よりお沙汰を賜るという名誉のきわみで、一方、プライドをおおいに傷つけられた小武はしまいに心を病み、誰に見取られることなく暗い精神病棟の一室で息を引き取る──。</p>
<p><br/></p>
<p>「人生そんなもの」と言ってしまえばそれまでだが、実際に敗者の側に立てば、そんなあっさりと割り切れるものではない。</p>
<p>「人生に勝ち負けなどない」「気の持ちようで幸せになれる」と言ってみても、人間の無念、やり場のない怒り、忸怩たる思いは、終生、続くのではないだろうか。</p>
<p>私が多分、（一時期イイと思った）自己啓発的な考え方──今ならライフハックとか癒しとかポジティブ・シンキングとか言われるものに抵抗を感じるのは、まさにこの部分なのだ。</p>
<p>確かに「幸福になる手段」として、人と比べないとか、自分を大事にするとか、明るく前向きに考えることは非常に大切ではあるけれども、一方、怒りや悲しみ、絶望や嫉妬といった心の闇もまた人間の真実に違いなく、悪いとされる方を切り捨て、自分で自分を「幸せ」と無理に納得させるような方法は、ある意味、自分に対する裏切りであるし、人間の本当の価値を歪めるだけではないか、と思うからである。</p>
<p>現代はあまりに「怒ること」「悲しむこと」「悔しいと感じること」「羨ましいと思うこと」などが「ネガティブ」の一言で片付けられ、周囲りに軽んじられるばかりか、自分自身でさえも否定し、見ぬ振りをする傾向が強い。</p>
<p>もちろん、愚痴や弱音ばかりの人は不愉快だし、自分でも暗いことばかり考えていると気が滅入ってくるものだが、それはネガティブな感情の活かし方や上手な表現の仕方を知らないだけであって、ネガティブな感情そのものが悪いわけではない。</p>
<p>問われるのは行動や表現の是非であって、感情はどこまでも内的な世界に過ぎないのだ。</p>
<p>そして、それを描き出すのが「文学」であり、本当の意味で文学的な役割をもった作品が書かれない、読まれない、というのは、知性、情操教育うんぬんの話ではなく、人間への理解が失われることである。理解がなければ愛情も育たず、結果、心地よい面だけがクローズアップされる。単純に「元気のいい人」「明るい人」「良いことを言う人」がもてはやされるのも、元を辿れば、人間理解の欠如によるし、本当に理解されるべきものはますます居場所を失って闇に追いやられる、悪循環である。</p>
<p>『光と影』は、影である小武の心にスポットを当てた作品であり、彼を「影の人」にしたのは、手術室に置かれたカルテの順番がたまたま「小武」→「寺内」であったこと、また寺内の右腕が切断されなかったのは執刀医・佐藤のその場の思いつきにすぎない。まさに運命のいたずらである。だが、兵役に復帰できなかった小武と、復帰が叶った寺内の明暗はくっきりと分かれ、能力や努力を超えた人生の不条理をいやというほど思い知らされることになる。</p>
<p>冷めた目で見れば、「たとえ右腕を切り落とさずに済んで、兵役に復帰できたとしても、果たして寺内より出世できたかどうかは疑問だよ」と言いたくなるが、そうは考えられないのが人の性だ。なまじ自分に過失や欠点がなかっただけに、余計でその気持ちが強い。</p>
<p>寺内の昇進を耳にする度、小武は思う。</p>
<blockquote><p>
小武は退役したからもはや階級は上がらないが、現役の寺内達が上がるのは当然であった。止まったままのものと進むものと比べるのが土台、間違っていた。そんな位階など忘れて、国のために尽くした勇士として対すればいいのであった。小武の現在がどうであろうと、寺内達が軽蔑したり見下したりするわけはなかった。まして寺内は悪気のない男である。だが小武はそう簡単に素直な気持ちにはなれなかった。<br />
（かつてあいつは俺より劣っていた）<br />
小武には下士官から尉官時代に寺内よりはるかに秀れていた、という自負心があった。兵術でも学問でも負けたものは一つもなかった。こんな男に絶対に負けるわけはないと思っていた。表面では親しい友人であったが、心の底では侮っていた。誇りが高かっただけに偕行社の一事務員としておめおめ出て行くわけにはいかなかった。
</p></blockquote>
<blockquote><p>
（二人を手術した佐藤医師との会話で）<br />
「彼（寺内）はフランスに行くのですか」<br />
「ご存じないのですか、閑院宮載仁親王殿下巴里御留学の補佐官に抜擢されて来月行かれるはずです」<br />
小武は声を失った。何としたことか、寺内にだけ幸運がつきすぎてはいないか、小武は今も本を離さず偕行社の書籍という書籍はほとんど読み尽くしていた。学問も識見もともに誰にも負けない自信がある。独学だが洋書も読める。寺内が自分以上に洋書を読めるとは思えなかった。まして仏語なぞ上手に話せるわけがない。その男が宮様のお伴をして洋行するという。<br />
（何かが狂っている）<br />
小武は大声で叫びたかった。光と影の二つの方向に向かって歯車が少しずつ、しかしたしかに動き始めたようである。</p>
<p>・・<中略>・・</p>
<p>自分にとって天命はあまりに不合理ではないのか、天命は不合理でいいのか、それでもなお従えというのか、寺内、お前のようにうまくいく天命ばかりではないのだ。お前は光に向かい俺は影になっていく。小武は再びやり場のない憤りにとらわれた。
</p></blockquote>
<p>今風のポジティブシンキングで言えば、「嫉妬があなたを苦しめるのです」「人と比べてはいけません」「自分を褒めて、今生きていることに感謝しましょう」となるのだろう。</p>
<p>だが、こうした気持ちに嫌気が差しているのは他ならぬ小武自身である。</p>
<p>そもそも、生き甲斐とか信念とかいうものは、揺るがないからこそ人生の基軸となる。その基軸を失って、そう簡単に気持ちを切り替えられるものだろうか。いや、それ以前に、人はそうまでして前向きであらねばならないものなのか。</p>
<p>世の中には最初の躓きから一生立ち直れない人もいる。</p>
<p>それを裁くのも人間なら、闇に光を当ててすくい取るのも人間だ。</p>
<p>そして、文学は、人が記憶の彼方に葬り去ろうとする闇を言葉に表し、光の中にすくい取ってくれる唯一の媒体である。</p>
<p>もし実在したならば、甚だ扱いにくい人物かもしれない小武も、小説の中では憎めない。現実社会では誰も言葉にしない胸の内を、小武はストレートに語って聞かせてくれる。そんな小武にほんの少しでも気持ちを添わせることができたら、世の中で無駄とか悪とかみなされることにも一分の理があることに気付くだろう。人によっては息苦しさを感じるかもしれないが、この息苦しさこそ、私たちが真に理解すべき痛みなのだ。</p>
<p>『光と影』は、誰にも責めることのできない人の世の不幸を教えてくれる。そして、それは文学ならではの体験なのである。</p>
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<p>一人は腕を切断されて軍籍を去り一人は切断されずに栄光の道を歩むという人生の明暗を緊密に構築した直木賞受賞作「光と影」のほか「宣告」「猿の抵抗」などを加えた秀作短篇集。</p></div>
</div>
</div>
<p>それにつけても、こういう丁寧な作品を書いていた方が、晩年になってから、なんであんな雑な性愛小説を連発するんでしょうねえ。</p>
<p>愛の流刑地に流されたのは菊治ではなく、センセの方やないですか？？</p>
<p>もう十分、お稼ぎになったでしょうから、流刑地から戻って、もう一度、生命の奥深くまで切り込むような医療エッセーや短編を書いて欲しいです。</p>
<p>ヨロシク。</p>
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		<title>愛すべきキャラクター「リサベット」　二大女優の個性が光る 『ドラゴン・タトゥーの女』</title>
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		<comments>http://sanmarie.me/the-girl-with-the-dragon-tatto#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 31 Jan 2012 20:25:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[感動ドラマ＆アクション巨編]]></category>
		<category><![CDATA[海外の文学・哲学]]></category>
		<category><![CDATA[アクション＆ホラー]]></category>
		<category><![CDATA[デヴィッド・フィンチャー]]></category>

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		<description><![CDATA[筆者は海外在住につき、一足お先にフィンチャー版の『ドラゴン・タトゥーの女』を観ています。これから観る予定で、ネタバレの嫌いな方はご注意ください。 スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの大ベストセラー『ドラゴン・タトゥー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_15" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/The-Girl-with-the-Dragon-Tattoo-2011-vs-The-Girl-with-the-Dragon-Tattoo-20091.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/The-Girl-with-the-Dragon-Tattoo-2011-vs-The-Girl-with-the-Dragon-Tattoo-20091-300x173.jpg" alt="「ドラゴン・タトゥーの女」　リサベット" title="二つの個性が輝く『ドラゴン・タトゥーの女』" width="300" height="173" class="alignnone size-medium wp-image-18272" /></a></p>
<p><br/></p>
<div class="notice">筆者は海外在住につき、一足お先にフィンチャー版の『ドラゴン・タトゥーの女』を観ています。これから観る予定で、ネタバレの嫌いな方はご注意ください。</diV></p>
<p>スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの大ベストセラー『ドラゴン・タトゥーの女（スウェーデンの原題：Män som hatar kvinnor（女を憎む男）』が、2009年のスウェーデン版に続いて、2011年、ハリウッドでもリメイクされました。</p>
<p>少女失踪事件を追いかける敏腕ジャーナリスト、ミカエル・ブルムクヴィストを「ジェームズ・ボンド」で同じみのダニエル・クレイグ、図抜けた調査能力をもち、優れたハッカーでもあるドラゴンの入れ墨をもつ女、リスベット・サランデルを「<a href="http://sanmarie.me/socialnetwork" title="アイデアは資本に優先する　映画『ソーシャル・ネットワーク』" target="_blank">ソーシャル・ネットワーク</a>」のヒロイン、ルーニー・マーラが演じています。<br />
監督は、同じく「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー。</p>
<p><a class="highslide img_16" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/girl-with-the-dragon-tattoo-2011-movie.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/girl-with-the-dragon-tattoo-2011-movie-300x199.jpg" alt="映画「ドラゴン・タトゥーの女」2011年　ハリウッド版" title="ダニエル・クレイグとルーニー・マーラ" width="300" height="199" class="alignnone size-medium wp-image-18270" /></a></p>
<p>一方、2009年、本国スウェーデンで制作された『ミレニアム　ドラゴン・タトゥーの女』も力作でした。<br />
公式サイト　→　<a href="http://millennium.gaga.ne.jp/" title="スウェーデン版「ミレニアム　ドラゴン・タトゥーの女」" target="_blank">http://millennium.gaga.ne.jp/</a></p>
<p>ルーニー・マーラがパンクな装いをしながらも、どこかキュートで愛らしいに対し、ノオミ・ラパスが演じたリザベスはワイルドで意志的で「大人の女」という感じ。</p>
<p>残念ながら、原作はこれから読むので、「どちらが小説のリザベスに近いか？」という問いには答えられないのだけれど、ルーニーは少女漫画で、ノオミはビッグコミック・スピリットという感じ。池上遼一が好んで描きそうなキャラクターだ。</p>
<p><a class="highslide img_17" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/Lisbeth-Salander.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/Lisbeth-Salander-300x199.jpg" alt="『ドラゴン・タトゥーの女』2009年版　リズベス" title="ワイルドな女の魅力" width="300" height="199" class="alignnone size-medium wp-image-18269" /></a></p>
<p>また、実業家の不正を暴き、出版界を追われる気鋭のジャーナリスト、ミカエルも、ダニエル・クレイグがスタイリッシュに演じたのに対し、スウェーデン版のミカエル・ニクヴィストは、「なんか話の成り行きで事件に巻き込まれちゃったけど、だんだん失踪した少女が可哀相になってきて、ようし、おじさんがどんな事をしても犯人の正体を暴き、無念を晴らしてあげるよ！」という感じ。ちょっと黄昏れたオヤジっぷりに温かみがあって、クレイグにはないヒューマンな魅力的があった。なまじセレブ感がないだけに（もちろんスウェーデンでは人気者なのだけど）、もしかして途中でズドン！と撃たれちゃう？　な不安が終始つきまとう点もポイントだ。</p>
<p><a class="highslide img_18" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/Nyqvist.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2012/01/Nyqvist-300x200.jpg" alt="2009年　スウェーデン版　「ドラゴン・タトゥーの女」" title="ミカエル・ニグヴィスト" width="300" height="200" class="alignnone size-medium wp-image-18271" /></a></p>
<p>正直、私の趣味で言えば、スウェーデン版の方がより陰鬱感があり、失踪した少女にも北欧の良家の子女らしい気品があって、それだけに犯人の鬼畜ぶりが気味悪かったのだけど、デヴィッド・フィンチャーも悪くはない。特にオープニングが素晴らしかった。フィンチャーらしい躍動感のある映像美を堪能できた。ちなみにオープニングで使われた曲は「<a href="http://www.youtube.com/watch?v=nBmueYJ0VhA" title="レッド・ツェッペリン" target="_blank">レッド・ツェッペリンの『Immigrant Song』</a>。ツェッペリンでくるとはフィンチャーもやるなぁ。</p>
<p>でもミステリーとしては、やはり「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人を追うブラッド・ピット＆モーガン・フリーマン主演の『<a href="/seven" target="_blank">セブン</a>』の方がはるかに面白い。これこそ最後まで展開がまったく予想できず、「まさか、こんな終わり方をするとは・・」と誰もが絶句する、腹の底にドーンと鉛が溜まるような作品だった。</p>
<p>でも、それを言い出したら、スティーブ・ラーソンの原作によるところが大きいし、「フィンチャーがいまいち」というよりは、ミステリーの質に疑問があるのよな。もっとも原作はこれから読むので、今の段階でどうこう意見はできないのだけれど、フィンチャーも原作に忠実に作っているとしたら、「もうちょっとヒネリが欲しかったな」というのが正直な感想だ。これなら横溝正史の方が面白いよ、と。</p>
<p>じゃあ、この作品の魅力は何なのかと言えば、やはり『リスベット・サランデル』というキャラクター、この一言に尽きる。</p>
<p>とっても痛そうな顔中、体中のピアスに、パンクな刈り上げヘア。ピチピチの革ファッションに下品なくわえ煙草。眉毛はないし、目つきはヘンだし、あちこちに入れ墨もしてるし。「現実にこんな女おったら、500メートルぐらい引くでな」というビジュアルにもかかわらず、内面は感じやすく、いつしかそれが気にならなくなるほどキュートな魅力をもっている。lady ではなく girl と表現している点からも分かるように、リスベットは12，3歳の少女がそのまま大人になった感じ。傷つきやすい心を無表情の仮面で隠して、世間に背を向けるようにして生きている。彼女の過去は続編に詳しく描かれているのだが、大人の男から見れば、身体はオンナ、心は少女というギャップがたまらなくミステリアスで、一度は食してみたいタイプであろうと思う。</p>
<p>この「少女」の部分を前面に押し出しているのがハリウッド版のルーニー・マーラで、傷だらけの過去を超克するように意志もって生きているのがスウェーデン版のノオミ・ラパス。どちらも比べるのが惜しいぐらい、素晴らしい役作りだ。</p>
<p>とりわけルーニーのリスベットは「守ってあげたい」オーラが全開で、クールなクレイグのミカエルも、「部下のOLについつい触手を伸ばす、いけない部長サン」という感じ。渡辺淳一の好きそうなシチューエーションだ。</p>
<p>それだけにフィンチャー版のラストのエピソードはちょっと余計にも思えた。</p>
<p>「あれがいい」という人もあるだろうけど、私は、スウェーデン版の愉快痛快な、スカっとコカ・コーラでも飲んだようなキレ味のいいエンディングの方が好み。ここまでリスベットに幸せの予感をもたせて、あの終わり方は切なすぎる。</p>
<p>まあ、これは、個人の好みの問題ではあるけどね。</p>
<p>(追記：原作の終わり方がフィンチャー版と同じなんですね。私は原作未読でスウェーデン版を先に見たので、コカ・コーラ・エンディングの方が好ましく感じました。でも、やっぱり、フィンチャー版の終わり方は同じ女の子として（あたしはもう女の子じゃないんだけども）、やっぱり淋しすぎます(T^T)　でも、続編で、まだまだミカエルとの繋がりは続くから、乞うご期待って感じ）</p>
<p>それにしても、二つの映画を見てつくづく感じる。映画の要はやはり「キャラクター」だな、と。</p>
<p>このドラゴン・タトゥーみたいに話はそこそこでも、キャラクターが面白いとそれだけで見る価値がある。</p>
<p>「スター・ウォーズ」のダース・ベイダー、「羊たちの沈黙」のレクター博士、インディ・ジョーンズ、エイリアン、プレデター、ターミネーターなんかもそう。</p>
<p>やはりキャラクターあっての作品とつくづく思う。</p>
<p>ドラゴン・タトゥーも「最初にリスベットありき」なので、まだまだ続編に期待できそう。</p>
<p>ともあれ、フィンチャー版、2009年のスウェーデン版、どちらも見比べ、そしてスティーグ・ラーソンの原作も読んで欲しい。</p>
<p>これだけで週末、たっぷり遊べますよ☆</p>
<p>デヴィッド・フィンチャー版<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/the-girl-with-the-dragon-tatto"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></p>
<p><br/>2009年 スウェーデン版<br />
<p><a href="http://sanmarie.me/the-girl-with-the-dragon-tatto"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></p>
<h3> § さらに突っ込んだ感想</h3>
<p>思うに、「リサベット」というキャラクターの造形はいいけれど、なぜ彼女がミカエルの助手を「あそこまで熱心に」引き受けるようになったのか、その心理をもう少し丁寧に描いて欲しかった。</p>
<p>情緒に乏しく、対人的にも問題のあるリサベットが、ミカエルに「手伝え」と言われて二つ返事で頷いたとしても、それ以後の「熱心さ」がどうも納得行かないんだな。あまりに素直というか、協力的というか……たとえミカエルに恋したとしても、今まで病的なまでに心を閉ざしてきたリサベットが、ちょっと紳士に振る舞われたぐらいでこんな簡単に打ち解けるかな、という疑問があるし、事件の調査も「普通に協力してる」という感じで、もっと内面の葛藤があってもいいと思うのだ。「男にこんな気持ちになるなんて……」とミカエルに反発してみたり、被害者の少女たちに自分を重ね見てトラックバックに悩まされる、とか。</p>
<p>リサベットが魅力的なキャラクターだけに、単純に推理を押し進めているような印象が、どうにもこうにも残念。</p>
<p>その点、フィンチャーの昔のヒット作『セブン』は、神を気取る猟奇殺人犯に対し、若いブラッド・ピットが苛立ちを露わにしたり、モーガン・フリーマンが僧侶のような哲学で説いて聞かせたり、スリラーながらも人間的な葛藤と現代的な宗教観が随所にちりばめられ、「刑事もの」で片付けるには惜しいほどの深みを持っていた。（テーマとしては『デスノート』や『罪と罰』によく似ている）</p>
<p>「ドラゴン・タトゥーの女」にそれを期待するのは難しいかもしれないが、原題にも「女を憎む男」とあるように、作品全体に女性蔑視やサディズムに対するテーマがあり、心に傷を負ったリサベットが登場するのだから、もっと犯人の動機や、それを追うミカエルとリサベットの心理的な揺れ動きを表に出してもよかったんじゃないかな、と思う。</p>
<p>悪く言えば、無難に始まって、無難に解決した、という感じ。頭の切れる個性的な女が捜査に協力しただけ、という印象が拭えない。<br />
じゃあ、この一件を通して、リサベットの心の傷は癒されたの？　という話になると、彼女が一連の事件に対し、どういう気持ちで取り組んでいたかさえもよく見えないし、ミカエルにいたっては「やれやれ、無事に解決してよかった」という感じでしかないからね。</p>
<p>やはり、要は「犯人に対する復讐心」──リサベットにとっては、自分を傷つけた男達に対する復讐の気持ちがあり、ミカエルにとっては、権力を濫用して社会のルールはおろか個人の人生までも破壊してしまう「絶対的な支配者」に対する怒りがあるだろうから、もっともっと彼らがこの事件に同情し、最初は成り行きで引き受けたが、いつの間にか自分自身の問題として取り組むようになっていた……という動機があれば、より説得力とカタルシスがあったのではなかろうか。</p>
<p>その点、原作に期待して、これから読んでみようと思う。</p>
<p>全部で6冊かー。</p>
<p>嬉しいね♪♪</p>
<h3> § Immigrant Song</h3>
<p>フィンチャー版のOPに使われた『Immigrant Song』のオリジナルはレッド・ツェッペリンだが、映画に使われているのはKaren O with Trent Reznor &#038; Atticus Rossのカヴァー曲。<br />
なんとなくジェームズ・ボンドっぽいけど。映像も。</p>
<p><p><a href="http://sanmarie.me/the-girl-with-the-dragon-tatto"><em>Click here to view the embedded video.</em></a></p></p>
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<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%A5%B3-%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%A0%EF%BC%9C%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%89%88%EF%BC%9E-DVD-%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%B4/dp/B005UKP0X2%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB005UKP0X2?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">ドラゴン・タトゥーの女 ミレニアム＜完全版＞ [DVD]</a> (DVD)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>ミカエル・ニクヴィスト, ノオミ・ラパス</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">2,954円</span>   <span style="font-size:11px">9点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">2,754円より<br />
</span></p>
</p>
<p>40年前、ヴァンゲル一族が住むストックホルムの孤島ヘーデビーで忽然と姿を消した少女ハリエットの失踪事件。一族の重鎮ヘンリックは、姪の身に起こった真実の調査のため、名誉毀損で有罪判決を受けた雑誌「ミレニアム」のジャーナリスト、ミカエルを雇う。ミカエルは、調査員リスベットに協力を求める。背中にドラゴン・タトゥーを入れた彼女は、スウェーデン随一の天才ハッカーだった。堅い殻に閉じこもって生きてきたリスベット。精神状態不安定という烙印を押され、後見人の保護観察下に置かれてきた彼女は、その頃、新任後見人の度重なる性的虐待に対し、想像を絶するような復讐を果たしていた。ミカエルとは、次第に心が通じ合うリスベット。ハリエットが日記に残した電話番号、生前の彼女を写した最後の写真･･･2人は、事件の真相に迫っていく</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>ノオミ・ラパスが演じた意志的でアダルトなムードのリスベットが魅力的。<br />
ハリウッド版に比べ、ヨーロッパらしい趣と陰影があり、アガサ・クリスティっぽい雰囲気が好きな方にもおすすめ。<br />
セットはハリウッド版に見劣りするかもしれないが、全体のテンポもよく、最後までぐいぐい引っ張ってくれる。<br />
ラストのキレ味もよく、フィンチャー版にまったく見劣りしない完成度だ。</p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 50px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%A0%EF%BC%91-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%A5%B3-%EF%BC%88%E4%B8%8B%EF%BC%89-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/415179252X%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D415179252X?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/519I%2BDupuBL._SL75_.jpg" width="50" height="75" border="0" alt="ミレニアム１　ドラゴン・タトゥーの女　（下） (ハヤカワ・ミステリ文庫)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9F%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%A0%EF%BC%91-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%A5%B3-%EF%BC%88%E4%B8%8B%EF%BC%89-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/415179252X%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D415179252X?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">ミレニアム１　ドラゴン・タトゥーの女　（下） (ハヤカワ・ミステリ文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>スティーグ・ラーソン</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">840円</span>   <span style="font-size:11px">21点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">300円より<br />
</span></p>
</p>
<p>ミカエルはハリエット失踪事件に関する膨大な資料を調べる一方、ヘンリックの一族のいわくありげな人々の中に分け入っていく。だが謎は深まるばかりで、助手が必要と感じた彼は、背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットの存在を知り、彼女の協力を得ることに成功する。二人の調査で明かされる忌まわしい事実とは？　幾重にも張りめぐらされた謎、愛と復讐。全世界を魅了した壮大なミステリ三部作の第一部</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>今、読み始めたとこ。出だしから順調、テンポもいいですよ。翻訳も上手い。読み終わるのがもったいなくて、ゆーーーーっくり読んでます♪</p>
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		<title>男塾塾長 江田島平八と80年代「少年ジャンプ」黄金期について語る ~民明書房刊・特別企画？</title>
		<link>http://sanmarie.me/otoko-juku</link>
		<comments>http://sanmarie.me/otoko-juku#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 16 Nov 2011 11:51:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[男の熱い物語]]></category>

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		<description><![CDATA[電子書籍「ebookjapan」で詳細を見る→ 今、宮下あきらのマンガ『男塾』が、「国内最大のマンガ（電子書籍）販売サイト ebook Japan」でぶっちぎりの人気らしい。 タイトルからしてイッってるけども、中身もそれ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=1NYJWT+7U7J2A+279M+BWGDT&#038;a8ejpredirect=http%3A%2F%2Fwww.ebookjapan.jp%2Febj%2Ftitle%2F21713.html%3Fdealerid%3D40007" target="_blank">電子書籍「ebookjapan」で詳細を見る→<br />
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<img border="0" width="1" height="1" src="http://www14.a8.net/0.gif?a8mat=1NYJWT+7U7J2A+279M+BWGDT" alt=""></p>
<p><a class="highslide img_24" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/otokojuku2.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/otokojuku2-300x241.jpg" alt="魁！　男塾" title="濃すぎるキャラクター" width="300" height="241" class="alignnone size-medium wp-image-17914" /></a></p>
<p><br/><br />
今、宮下あきらのマンガ『男塾』が、「<a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=1NYJWT+7U7J2A+279M+5YJRM" target="_blank">国内最大のマンガ（電子書籍）販売サイト ebook Japan</a><img border="0" width="1" height="1" src="http://www10.a8.net/0.gif?a8mat=1NYJWT+7U7J2A+279M+5YJRM" alt="">」でぶっちぎりの人気らしい。</p>
<p>タイトルからしてイッってるけども、中身もそれはそれは筆舌に尽くしがたい迫力というか、ハッタリというか。「こんな作品、二度と出てこないだろうな」と思うくらい独創性にあふれ、売り上げ月間一位になるのも納得。</p>
<p>「一位」に釣られてebookjapanの特設ページにアクセスしてしまった私も、ついつい時間を忘れて電子マンガの立ち読み・・・</p>
<p>「そういや、こんな技があったなー」と懐かしく思い出したのでした。</p>
<p>知らない方のために、『男塾』はどういう所かというと・・</p>
<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E5%A1%BE_%28%E6%9E%B6%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%AD%A6%E6%A0%A1%29" title="ウィキペディア『男塾』">ウィキペディア『男塾』</a>←（わざわざ「架空の学校」と強調されている点が渋い）</p>
<blockquote><p>
男塾とは、創立300年以上の歴史を持つ東京都にある全寮制の私塾[1]。全国の不良少年達を集めて鍛え上げ、次世代のリーダーを育てていく事を教育目標としている。</p>
<p>校長は塾長、教員は教官、生徒を塾生と呼び、学年に合わせて○号生と称している。</p>
<p>授業カリキュラムは独自色が強く、戦前の軍国主義を彷彿とさせる過激なスパルタ教育が一番の特徴である。軍歌と君が代（と塾歌）以外の歌を歌うことは禁止、下着はふんどし以外厳禁など厳しい規則があるが、頭髪に関しては自由なようでパンチパーマ、モヒカン刈りなどの髪型の塾生が多く登場。</p>
<p>また、塾長によると、授業料をきちんと納めている塾生は一人もいないため男塾の経営はいつも赤字状態とされていることから、意外にも塾長や教官による強制的な授業料の取り立ては行われていない模様。その代わりに、後述の「殺シアム」や「愕怨祭」といった過激な見世物をたまに開催し、一般人から見物料を集めることがある。</p>
<p>塾生間では「奴隷の一号・鬼の二号・閻魔の三号」とまで言われる絶対的な封建主義の元、厳しい上下関係がある。三号生に対しては実質的に教官たちでも手を出すことができず、指示を出せるのは塾長のみである。三号生は、天動宮を拠点にして活動しており、遠征と称して日本各地で抗争を繰り広げている。</p>
<p>「殺シアム」を開催した際、その過激な内容について一般人から「男塾ならやりかねない」などと恐れられている一面もあるが、「愕怨祭」には多くの一般客が訪れているなど地域にはそれなりに溶け込んでいる模様。その一方で塾長は顔見知りの警官が訪れた際に「タレント養成校である」と誤魔化した事もある。
</p></blockquote>
<p>なんだかんだで、みんな好きだったのね……と思うと、「クス」っと笑いがこみ上げる。<br />
なんか、同窓会でも開きたい気分。</p>
<p>幹事はもちろん剣桃太郎、スペシャルゲストは大豪院邪鬼（だいごういん じゃき）？<br />
あ、でも、あの人、デカすぎて、宴会場に入れないかも。</p>
<p>こいつ、高校生とちゃうんかい？？ と思ったら、10年も男塾を影で支配してるらしい。</p>
<p>ということは、留年につぐ留年で、卒業できない落第ボーズだ。</p>
<p>「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4253035035/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">マカロニほうれん荘</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4253035035" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」のキンドーさん（花の乙女）が40歳だったから、大豪院邪鬼さまも、それぐらい高校＝男塾に居座るつもりかもー。</p>
<p><a class="highslide img_25" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/otokojuku31.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/otokojuku31-300x263.jpg" alt="大豪院邪鬼" title="デカすぎ！ 大豪院邪鬼" width="300" height="263" class="alignnone size-medium wp-image-17908" /></a><br />
<small>ブログ『<a href="http://sskkyy81.blog4.fc2.com/blog-entry-211.html" target="_blank">大豪院邪鬼という男</a>』より。おめーは奈良の大仏か？</small></p>
<p>それにしても、このコマ、1980年半ばの連載中に、少年ジャンプの２ページ見開きでドォォォンと目にした時は、吹っ飛んだわ。<br />
それ以前もたいがい「あり得ない！！」設定で目が点になったけど、この見開きの衝撃は一生の思い出に残るほど（笑）<br />
あの「北斗の拳」のラオウでさえここまでデフォルメされなかったものを、宮下あきら先生ったら、大まじめで二面もさいちゃうんだもん。</p>
<p>しかも男子学生が5人がかりで巨大ビール瓶をお注ぎするというオチつき。</p>
<p>あれ、サントリー・ラガービールというもっぱらの噂だけど、実際はエビスが期間限定で製造したらしいよ。</p>
<p><br/><br />
……と、このように。</p>
<p>『男塾』のどこがスゴイかというと、あり得ない技やあり得ないキャラ、あり得ない理屈やあり得ない展開を次々に持ち出して、読者の疑問や戸惑いを完全無視して、グイグイ話を押し進めるところ。</p>
<p>たとえば、男塾には下記のような荒技が続々と登場するのだが、それを勢いだけで信憑性をもたせ、<a href="http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q108170055" title="『民明書房刊を探しています』 Yahoo知恵袋" target="_blank">あとで鵜呑みにするバカが現れても</a>知ったこっちゃない。</p>
<p><a class="highslide img_26" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/otokojuku1.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/otokojuku1-300x206.jpg" alt="魁！男塾" title="本気でやったら死にますよぉ。良い子は真似しないように。" width="300" height="206" class="alignnone size-medium wp-image-17910" /></a></p>
<p>その最たるものが、『<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%81!!%E7%94%B7%E5%A1%BE#.E6.B0.91.E6.98.8E.E6.9B.B8.E6.88.BF" title="Wiki『民明書房刊』" target="_blank">民明書房刊</a>』。これは100パーセント、宮下先生の想像の産物なのだけど、いかにもなイラストに「古代中国では○○と呼ばれ、闘士のパワーを高めるためにウンタラ、カンタラ……引用 民明書房刊『古代の武闘秘術』」なんて、もっともらしい引用が添えられていることから、真に受ける人が続出。中には本気で「ゴルフのルーツはイギリスだ！」と食って掛かった人もあるそうな。<br />
<br/></p>
<p><a class="highslide img_27" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/1187436987.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/1187436987-300x148.jpg" alt="民明書房刊　魁！　男塾" title="あり得ない！　知識の数々" width="300" height="148" class="alignnone size-medium wp-image-17911" /></a><br />
<small><a href="http://blogs.yahoo.co.jp/yqsbc547/49393918.html" target="_blank">画像元→「デアヒロ」</a></small></p>
<p><a class="highslide img_28" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/021215b.gif" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/021215b-300x256.gif" alt="魁！男塾　民明書房刊" title="鵜呑みにするな！　鵜呑みに！" width="300" height="256" class="alignnone size-medium wp-image-17912" /></a><br />
<small><a href="http://www002.upp.so-net.ne.jp/will/diary0212.htm" target="_blank">画像元→「willのどれみ日記」</a></small></p>
<p>宮下先生の「口からデマカセ」が高じて、こんな本まで刊行されましたけど。</p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
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<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%91%E6%98%8E%E6%9B%B8%E6%88%BF%E5%A4%A7%E5%85%A8-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%AE%AE%E4%B8%8B-%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89/dp/408859469X%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D408859469X?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/11Z1PJF1MKL._SL75_.jpg" width="54" height="75" border="0" alt="民明書房大全 (ジャンプコミックスデラックス)"/></a></p></div>
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<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%91%E6%98%8E%E6%9B%B8%E6%88%BF%E5%A4%A7%E5%85%A8-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%AE%AE%E4%B8%8B-%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89/dp/408859469X%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D408859469X?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">民明書房大全 (ジャンプコミックスデラックス)</a> (コミック)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>宮下 あきら</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">￥ 188円</span>   <span style="font-size:11px">31点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">188円より<br />
</span></p>
</p>
<p>宮下あきら漫画家生活25周年記念出版！　今こそ明かす民明書房の真実！！　『魁！！男塾』『暁！！男塾』における引用文で広く知られる民明書房。その謎を解き明かし、膨大な刊行書籍文を網羅した日本男子待望の書！！　宮下あきら氏描きおろし実録漫画「大河内民明丸評伝」のほか、大河内氏×宮下氏、世紀の対談「出版界の魁たらん！！」、「民明書房社歌」など完全収録！　男塾ファン必携の企画満載本！</p>
</p></div>
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<p>ちなみに似たようなエピソードに、竹宮恵子の『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/475752045X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">ファラオの墓<img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=475752045X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></a>』があります。<br />
エジプト・ファラオの激動の歴史を描いた物語、随所に「この出来事は『奇跡の砂漠越え』と言われ、今も<strong>エステーリア戦記</strong>に残る愛の記録である」みたいな引用があるため（壁画を模した『ベスパの戦い』というのもあった）、年少の読者が本屋で「エステーリア戦記」を探し回ることも少なくなかったらしい。<br />
<br/></p>
<p>そんな感じで、私も連載第一回から楽しみに読み、大豪院邪鬼が出てくる『大威シン八連制覇 （だいいしんぱーれんせいは）』のあたりまで記憶に残っているのだけれど、その後は、車田正美よろしく、話のスケールがどんどん大きくなり、『キャプテン翼』の最終回を機に少年ジャンプも買わなくなった次第。</p>
<p>なんでも、『男塾』には後日談があって、主人公の剣桃太郎が東大→ハーバード大→日本の総理大臣という出世コースを辿るらしく、だとしたら、政治問題の責任者は油風呂の柱にくくりつけられて、国民の皆さんにお詫びするまでフンドシ一枚でさらし者にされるのかも。「アチ、アチィィ～、い、言います、言いますぅ、本当のこと言いますから、だから許して～っ」みたいな。</p>
<p>キャラの名前を覚えるのが苦手な私も、「驚邏大四凶殺」「大威シン八連制覇」だけは一発で名前を覚えて、今も忘れてない。 </p>
<p>とにかく、すべてが桁違いにキョーレツ、それでいてユニーク。同時期に連載していた「北斗の拳」が正当派武術マンガなら、「男塾」はまさにコミックの世界であり、白いものも黒と言い切ってしまうハチャメチャな勢いとアイデアこそ、今のマンガに必要なものでは……と思わずにいない。</p>
<blockquote><p>
驚邏大四凶殺 （きょうらだいよんきょうさつ）</p>
<p>男塾最大名物。四人一組で二チームが争うもの。千年の歴史を持つ由緒ある寺院・富士山麓宝獄院（ほうごくいん）を起点に無数の白骨死体が眠る暗魎洞（あんりょうどう）を抜け、砲魂玉（ほうこんぎょく）と呼ばれる巨大な鉄球に足枷で繋がれ、それを転がしながら富士山の山頂を目指す。途中のチェックポイントで各チーム1名ずつ代表者を選び戦う事になる。最終的に生存者が存在する側が勝利であり、覇者には勝彰巻（しょうひょうかん）という巻物が贈られる。</p>
<p>江田島こそが過去三百年唯一の生存者であり、五十年前の昭和25年（1950年）にこれに挑み見事大成就を遂げた。塾の敷地内には命を落とした者の慰霊碑が建てられている。</p></blockquote>
<blockquote><p>
大威シン八連制覇 （だいいしんぱーれんせいは）</p>
<p>男塾名物と明記されてはいないが、男塾において三年に一度開催される武術大会。中国四川省の八連返天竜の伝説に因み八人対八人で闘う団体戦で、信州長野・海抜二千m八ヶ岳連峰に位置する八竜の長城（ぱーろんのちょうじょう）を舞台に行われる。<br />
大威シン八連制覇 を制するものは男塾をも制する、男塾最大の修羅業行である。前回優勝チームが対戦チームを指名できるようになっており、邪鬼は十年に渡りこの大会を己の権力保持のために利用した。灼赤棒の儀式により戦いは成立し、臆してこれを受け取らねばその場で敗北が決定する。<br />
なお、八対八とされているが実際には二対二のタッグマッチであり、託生石（たくしょうせき）の儀式によりその組み合わせが決定される。ただし参加者側の申告により任意でメンバー変更が可能。
</p></blockquote>
<p><br/><br />
1980年代半ば、バブル黄金期の少年ジャンプがどれぐらい凄かったかといえば、週間の売り上げは600万部越え。</p>
<p>「いい年したサラリーマンが電車の中で朝っぱらからマンガを読んでいる」と世のオジサン達を嘆かせ、「こいつらが日本社会の中核に立つ頃には日本は滅びる」とまで言わしめた（実際傾いてるけど）、それぐらい、みんなが夢中になって読んだ。</p>
<p>当時、連載していた作品といえば、</p>
<p>北斗の拳、キャプテン翼、シティハンター、キャッツアイ、ドラゴンボール（天下一武闘会のあたり）、Drスランプ、キン肉マン、聖闘士星矢、ジョジョの奇妙な冒険（ジョナサン・ジョースターの頃）、シェイプアップ乱、etc。</p>
<p>毎週月曜日に発売だけど、朝一番にコンビニに行っても既に売り切れなんてしょっちゅう。それこそ売り場に山積みになって、それがあっという間になくなるの。</p>
<p>どれもこれも、一回欠かせば、「あの後、どうなってん！！」ってイライラして夜も眠れないくらい（？）盛り上がりとスピード感があったんだな。</p>
<p>今の若いマンガファンに言わせれば、「黄金期のオッサン読者の感性や趣味はイマイチわからん」かもしれないが、そりゃもう出発点からして違うからね。<br />
今みたいに、アニメ化やゲーム化、商品化を意識して作ってるのが当たり前の中で育つとね、本当の意味での「型破り」が体感しにくいけども、オッサン読者のように、手塚治虫や石森章太郎のような正当派マンガから出発し、水島新司や松本零士のようなスケールアップした作品を経て、「北斗の拳」や「男塾」で面食らった体験があるとね、黄金期のジャンプのあの異様な熱気と迫力は忘れがたいものなの。もう一度、作り出そうとしても、もう二度と作り出せない、それは作家に力量がないからではなく、読み手の側に「それとわかる」下地がなくなりつつある──というのも一理あると思うよ。</p>
<p>「日向小次郎を勝たせなかったら、殺す」と高橋陽一にカミソリを送りつけた女の子も、今は中学生の母親。</p>
<p>通勤電車の中で「アターっ」と声を上げそうになった新人サラリーマンも、今じゃ課長か、プロジェクトのリーダー、でしょ？</p>
<p>そりゃ日本も傾くわぁ～～……というより、「面白いものが無くなった」→「月曜日に早起きしてまで買いたいと思わない」→「お金が回らない」という図式で滅びつつあるのが、今の世の中。</p>
<p>その元凶を作ったのが、他ならぬ少年ジャンプ自身だとすれば、便乗商法のツケはあまりに大きかったと言わざるを得ないのではないだろうか。</p>
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<p>いざゆかん、男塾の世界・・</p>
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	</item>
		<item>
		<title>『シーシュポスの神話』と『まじめの罠』ー努力が報われない時、どうするか</title>
		<link>http://sanmarie.me/le-mythe-de-sisyphe</link>
		<comments>http://sanmarie.me/le-mythe-de-sisyphe#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 09 Nov 2011 11:33:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[Notes of Life]]></category>
		<category><![CDATA[海外の文学・哲学]]></category>
		<category><![CDATA[怒りと憎しみ]]></category>
		<category><![CDATA[生きてゆくこと]]></category>

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		<description><![CDATA[神々がシーシュポスに科した刑罰は、休みなく岩を転がして、ある山の頂まで運び上げるというものであったが、ひとたび山頂にまで達すると、岩はそれ自体の重さでいつもころがり落ちてしまうのであった。 無益で希望のない労働ほど怖ろし [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_31" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/0b6c9715f232a1aaa2cb2b13c2d5b6fb.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/0b6c9715f232a1aaa2cb2b13c2d5b6fb-267x300.jpg" alt="シーシュポスの神話" title="岩を押し上げるシーシュポス。「無益な労働」という懲罰。" width="267" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-17851" /></a></p>
<blockquote><p>神々がシーシュポスに科した刑罰は、休みなく岩を転がして、ある山の頂まで運び上げるというものであったが、ひとたび山頂にまで達すると、岩はそれ自体の重さでいつもころがり落ちてしまうのであった。</p>
<p>無益で希望のない労働ほど怖ろしい懲罰はないと神々が考えたのは、たしかにいくらかはもっともなことであった。</p></blockquote>
<p>アルベール・カミュの名著『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4102114025/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">シーシュポスの神話</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4102114025" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』の冒頭に書かれた、このショーゲキの一文に出会ったのは中学生の時。NHK教育番組よろしく「努力すれば、必ず報われる」と信じていた私にとって、これほど怖ろしい真実もなかった。もしかしたら、先生や大人が推奨する「毎日コツコツ」「ガンバリズム」の先には落とし穴があって、今、私が「がんばってること」も、大人になる頃には無に帰すんじゃないか……と思うと、目の前が真っ暗になった。それは、卓球の試合で負けてガッカリするのとは根本的に異なる、「救いようのない無駄」そして「虚しさ」。自分ってものが足元から崩れ落ちるような失望感。今は誰も口にしないけれど、大人になったら待ち受けているのは「意味もなく、希望もなく、ただ続いているだけの、つまらない人生」なのではないか──と、時々、思ったものだ。</p>
<p>そして、それが神々の懲罰だとしたら、カミュの言う通り、人間にとってこれほど怖ろしいものはない。</p>
<p>押し上げても押し上げても、転がり落ちてくる巨大な岩。終わることのない無益な労役。</p>
<p>そんな人生に打ち克つ光の言葉などあるのだろうか──。幾度も思った。</p>
<p><br/><br />
そんな懐かしい心の体験をふと思い出したのは、子供の散らかした部屋を掃除していた時のことだ。</p>
<p>幼児のいる家。</p>
<p>それはまさにシーシュポスの山と言える。</p>
<p>片付けても、片付けても、数時間後には荒らされ、オモチャの散乱する「悪魔の館」。</p>
<p>「どうせ掃除したって、明日の夜には……」と思うと、どうしようもない疲労感に襲われる。</p>
<p>そして、それを、一年365日、何年にもわたって続けなければならない宿命。</p>
<p>これぞ神々の懲罰でなくて、なんであろう。シーシュポスでさえ、「岩をころがしてた方がマシ」と思うはずだ。</p>
<p>リンゴを食べろとそそのかしたイブへのこらしめとして（？）、無益で希望のない幼児の居る家の清掃ほど怖ろしい懲罰はないと神々が考えたのは、たしかにいくらかはもっともなことであった。</p>
<p><a class="highslide img_32" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/zz8.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/11/zz8.jpg" alt="シーシュポスの神話　まじめの罠" title="君にはこの日常が耐えられるか" width="320" height="240" class="alignnone size-full wp-image-17850" /></a></p>
<p><br/><br />
そんなある日。</p>
<p>シーシュポス・ママの目に止まったのが、「<a href="http://www.wakatta-blog.com/post_725.html" title="わかったブログ『「努力だけ」では成功できない』">わかったブログ・努力だけでは成功できない</a>」で紹介されていた勝間和代さんの近著『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334036465/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">まじめの罠 (光文社新書)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4334036465" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』。</p>
<p>ネットに紹介されていた一文を転載すると・・</p>
<blockquote><p>
私は「勝間和代を嫌う人たち」のプロファイリングをだいぶしてきましたが、その過程でとても興味深い事実を見つけています。 それは、私を嫌う人の典型的なパターンの一つが、「まじめに仕事をしているわりには成果が出ていない人」という事実です。 </p>
<p>より具体的には、高学歴にもかかわらず高収入を得ていないとか、頑張っているにもかかわらずつまらない仕事しか与えられていないような人たちです。<br />
それは男性でも女性でも同じです。彼らにしてみれば、 </p>
<p>「勝間和代はまじめに見えない。自分たちのような努力もしていないように目に映る。<br />
それでも成果を出しているというのは、何かズルをしているに違いない」 </p>
<p>と考えるわけです。 </p>
<p>あるいは、「勝間和代という存在自体」が、自分たちの価値やアイデンティティを崩壊させるので許せないと考えるわけです。<br />
こういう人たちが一定数の割合で存在するので、まじめの価値を再考しようとしている本書も評判が悪くなる可能性は高いと思っています。 </p>
<p>まじめの罠にハマっている人たちは、本当は意味がないかもしれないルーティンワークをつまらないとも思わず、<br />
コツコツと長時間それに耐えることが美徳と考えています。 </p>
<p>こういう人たちは、小さい頃から何に対しても我慢し続けてきて、小・中学校などでもいい成績を取り、<br />
いい学校にも入れて、名のある企業に就職することができて、結婚して、子どもがいて、郊外に一軒家を30年ローンで買って、<br />
1時間、あるいは2時間かけてせっせと会社に通勤して……といったような人生を歩んでいます。 </p>
<p>さて、こういった人生は、本当に幸せな人生なのでしょうか？――
</p></blockquote>
<p>とか。</p>
<blockquote><p>「本来であれば自分はもっと他者から評価されるはずなのに、なかなか評価されない。だからこそ、自分をより持ち上げるために他者を落とす必要がある」というわけです。</p>
<p>そのため、落とす相手は、誰でも、何でもよくなります。少しでも差別したり、いじめることが正当化できそうな相手がいたら、まるで鬼の首でも取るかのように襲いかかります。</p></blockquote>
<p>ここに登場するアンチ・カツマーというか、他人を貶めることで鬱憤を晴らそうとする人々は、ご指摘の通り、「こんなに頑張ってるのに、なんでオレの人生は上手く行かないんだ！」と悶々とし、そのイライラ、不安を、シンボリックな人や物事にぶつけ、なんとか自分の足場を保とうと必死になっているのかもしれません。</p>
<p>カツマーさんや支持者の方はどうか分かりませんが、私だって、「あの人、要領いいよなー」「ラクしてるよなー」と思うことがあるので、ここで批判されるような過激な行動に出る人の気持ちもよく分かります。</p>
<p>ただ、なぜそこまでやらないかと言えば、私は『シーシュポスの神話』の読者で、カミュの解釈に感動したからなんですね。</p>
<p>つまり、こういうこと──</p>
<blockquote><p>
シーシュポスが不条理な英雄であることが、すでにお解りいただけただろう。その情熱によって、また同じくその苦しみによって、かれは不条理な英雄なのである。神々に対するかれの侮蔑、死への憎悪、生への情熱が、全身全霊を打ち込んで、しかもなにものも成就されないという、この言語に絶した責め苦をかれに招いたのである。これが、この地上への情熱のために支払わねばならぬ代償である。</p>
<p>・・中略・・</p>
<p>するとシーシュポスは、岩がたちまちのうちに、はるか下の方の世界へところがり落ちて行くのをじっと見つめる。その下の方の世界から、ふたたび岩を頂上まで押し上げてこなければならなぬのだ。かれはふたたび平原へと降りてゆく。</p>
<p>こうやって麓へと戻ってゆくあいだ、この休止のあいだのシーシュポスこそ、ぼくの関心をそそる。岩とこれほど間近に取り組んで苦しんだ顔は、もはやそれ自体が石である！　……　いわばちょっと息をついているこの時間、かれの不幸と同じく、確実に繰り返し舞い戻ってくるこの時間、これは意識の張り詰めた時間だ。かれが山頂をはなれ、神々の洞穴のほうへと、すこしずつ降ってゆくこのときの、どの瞬間においても、<strong>かれは自分の運命よりたち勝っている。かれは、かれを苦しめるあの岩よりも強いのだ。</strong></p>
<p>この神話が悲劇的であるのは、主人公が意識に目覚めているからだ。きっとやりとげられるという希望が岩を押し上げるその一歩ごとにかれをささえているとすれば、かれの苦痛などどこにもないということになるだろう。</p>
<p>こんにちの労働者は、生活の毎日毎日を、同じ仕事に従事している。その運命はシーシュポスに劣らず無意味だ。しかし、かれが悲劇的であるのは、かれが意識的になる稀な瞬間だけだ。</p>
<p>ところが、神々のプロレタリアートであるシーシュポスは、無力で、しかも反抗するシーシュポスは、自分の悲惨な在り方をすみずみまで知っている。まさにこの悲惨な在り方を、かれは下山のあいだ中考えているのだ。</p>
<p>かれを苦しめたにちがいない明徹な視力が、同時に、かれの勝利を完璧なものたらしめる。侮蔑によって乗り越えられぬ運命はないのである。</p>
<p>このように下山が苦しみのうちになされる日々もあるが、それが悦びのうちになされることもありうる。
</p></blockquote>
<p>「上手く行かない」とイライラと自分を責めている人は、「上手く行けば、楽しい毎日がずーっと続くはず」と心のどこかで思ってるんじゃないでしょうか。</p>
<p>上手く行ってる人だって、雨の日もあれば、曇りの日もある。</p>
<p>ただ、それが多いか少ないか、晴れの日が強烈に眩しいか、それほどでもないか、の違いだけで、「毎日ハイでハッピー」なわけがない、勝間さんだって、そうでしょうに。</p>
<p>誰もあえて口に出さないだけで、世の大半の人は、「９：１」か「8：1」の割合で「まあまあ」「そこそこ」か「つまらない」「しんどい」日々を送ってるものじゃないでしょうかね。</p>
<p>でも『成功』に幻想を持ちすぎると、それが見えない。</p>
<p>このヤロ、毎日美味いもの食って、いい服着て、バンバン趣味に金使って、笑いがとまらんやろ──なんて思っちゃう。</p>
<p>オレだって、同じくらい実力があるのに、って。</p>
<p>一方、「成功者」の功罪って、「努力で達成できた」を美談にしてしまう点にあるのではないかと思います。確かにそれも真実だけど、本人の努力以外に、運とか、コネとか、元々の生まれとか、いろんな要素がついて回ってる。どう逆立ちしても真似できない部分もあるのに、それをひっくるめて「私の努力」と言い表してしまうから、普通の人が勘違いしちゃうの。</p>
<p>そういう部分を大人が冷静に諭すことも大事なのに、「あなたも頑張ったら、同じようになれるわよ」で肩を押されてきたから、今になって「なんで？　なんで？」とパニックになってしまう人も、少なくないんじゃないかしら。</p>
<p>ともあれ、無益な労働に追い詰められるシーシュポス。</p>
<p>でも、そんな彼でも、運命に打ち克つことはできる。</p>
<p>傍から見れば、岩を押したり、転がり落ちたり、「バカだよな、あいつ」でも、運命に微笑むことはできる──と説いているのが、カミュのこの一文なのだ。</p>
<blockquote><p>このとき、途方もない言葉が響きわたるのだ、「これほどおびただしい試練をうけようと、私の高齢と私の魂の偉大さは、私にこう判断させる、<strong>すべてよし</strong>」と。</p></blockquote>
<p>これと同じ言葉がニーチェにもある。「これが生だったのか、よし、もう一度」。（<a href="http://sanmarie.me/nietzsche" title="ツァラトゥストラはかく語りき  – フリードリヒ・ニーチェの世界 -" target="_blank">ツァラトゥストラはかく語りき</a>）</p>
<p>いわゆる自己肯定であり、自己超克、というやつですよ。いろいろあっても、「ま、いいか」と思えるあの心境。</p>
<p>負け犬の遠吠えと言われたらそれまでだけど、そこに至るまで、人は暗い感情や絶望の日々と、とことん戦ったりするものです。ダサイから口に出して言わないだけで、笑顔の陰では……というやつです。</p>
<p>自分苛めて、モンモンとしてる人は、もっと自分に優しくなっていいんじゃないですか？</p>
<p>自分で自分をバカにするから、他人にもバカにされてるような気がするの。</p>
<p>現実生活にまったく関わりのない勝間にまで鼻でバカにされてるように感じるなら、そりゃ、相当、あなた自身が傷ついてますよ。</p>
<p>それを「成功」が癒してくれると思ったら、とんでもない。あなたが成功したって、今度は、もっと上をゆく成功者が、あなたをバカにする。成功者の世界でバカにされたら、もっと悲惨ですよ。それこそ逃げ道が無いんだから。</p>
<p>あなたを癒してくれるのは、あなたが、あなたに対して言う「YES」の、この一文字だけだということ。</p>
<p>シーシュポスとニーチェの言葉に学んでもらえたら、と思います。</p>
<p>さて。</p>
<p>ほとんど全文転載状態になっちゃった『シーシュポスの神話』だけども、こういう喩えならカミュも許してくれるだろうと願って、迷えるあなたに贈り物のような言葉をひとつ──。</p>
<blockquote><p>
不条理を発見したものは、だれでも、なにか「幸福への手引き」といったものを書きたい気持ちになるものだ。「え、なんだって、そんなに狭い道を通ってだと……」。</p>
<p>だが、世界はひとつしかない。</p>
<p>幸福と不条理とは同じひとつの大地から生まれたふたりの息子である。このふたりは引き離すことができぬ。</p>
<p>・・中略・・</p>
<p>（「すべてよし」という言葉）この言葉は、不満足感と無益な苦しみへの志向をともなって、この世界に入り込んでいた神を、そこから追放する。この言葉は、運命を人間のなすべきことがらへ、<strong>人間たちのあいだで解決すべきことがら</strong>へと変える。</p>
<p>影を生まぬ太陽はないし、夜を知らねばならぬ。不条理な人間は「よろしい」と言う、かれの努力はもはや終わることがないであろう。ひとにはそれぞれの運命があるにしても、人間を超えた宿命などありはしない。</p>
<p>ぼくはシーシュポスを山の麓にのこそう！　ひとはいつも、繰り返し繰り返し、自分の重荷を見出す。しかしシーシュポスは、神々を否定し、岩を持ち上げるより高次の忠実さを人に教える。かれもまた、すべてよし、と判断しているのだ。</p>
<p>このとき以後、もはや支配者をもたぬこの宇宙は、かれには不毛だともくだらぬとも思えない。この石の上の結晶のひとつひとつが、夜にみたされたこの山の鉱物物質の輝きのひとつひとつが、それだけで、一つの世界をかたちづくる。</p>
<p>頂上を目がける闘争ただそれだけで、人間の心をみたすのに十分たりるのだ。</p>
<p>いまや、シーシュポスは幸福なのだと想わねばならぬ。
</p></blockquote>
<p>こういう言葉は即効性じゃなくて、何年、あるいは何十年も経ってから、ふっと心に効くもの。今すぐ何とかせい！と効果を急く人には、「はぁ、何いってんだか」ぐらいにしか聞こえないかもしれない。</p>
<p>でも、これだけは覚えておいて欲しい。</p>
<p>あなたの人生を他人に肯定させるな、と。</p>
<p>それを期待すれば、人生に裏切られる、と。</p>
<p>落ち込んだり、自信を無くしたり、イライラするのは誰しものこと、そーんな何もかも順調に行ってる人など、世の中に一握りもおりません。だからこそ、つまらない嫉妬や嫌がらせで、ただでさえつまらない人生をもっとつまらなくするのは勿体ない、と私は思うのです。</p>
<p>Amazonのレビューで勝間本の悪口をせっせと書いている人も、本当にやりこめたいと思うなら無関心でいればいいのにね。</p>
<p>本を出しても、し～～～ん（￣－￣）</p>
<p>ブログ書いても、ポカ～～ン ( ﾟдﾟ)</p>
<p>これが一番コタえると思うんだけど。</p>
<p>一つ星だろうが、二つ星だろうが、せっせと書き込みしてカスタマーレビューの数を増やせば、一般人は「まだまだ注目度が高いな」と再認識するだけ。本の批判をしながら、新著のネタ振って、どうすんですか？　</p>
<p>シカト（無視）。</p>
<p>これこそ、力なき庶民の最大の武器です。</p>
<p>なんだかんだで擦り寄るから、勝間さんにバカにされるのよ。</p>
<p>実力で敵わないなら、せめて誇り高きシーシュポスでいなさいよ、と私は思います。</p>
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		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>カミュ</strong></span></p>
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</span></p>
</p>
<p>神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、まっさかさまに転がり落ちてしまう。―本書はこのギリシア神話に寓してその根本思想である“不条理の哲学”を理論的に展開追究したもので、カミュの他の作品ならびに彼の自由の証人としてのさまざまな発言を根底的に支えている立場が明らかにされている。</p>
</p></div>
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</div></div>
<p>『シーシュポスの神話』自体はわずか6ページ。すぐに読めてしまいます。<br />
清水徹さんのクラシックな翻訳も素敵です。<br />
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<p>[asa comment="｢まじめの罠｣とは、何かに対してまじめに努力した結果、自分や社会を悪い方向に導いてしまうリスクを指す。<br />
そして、いま、日本社会全体がこの罠にハマっていると考えると、いろいろな謎を解くことができる。あなたは、この罠にハマっていませんか？ 「究極の優等生」として悩みながら働いてきた著者が渾身の力を込めて綴る、「脱・まじめ」の上手な方法と、そのご利益。"]4334036465[/asa]</p>
<p>アンチに叩かれながら、むくむくと力をつけてゆく逞しい勝間女史。<br />
でも「まじめにコツコツ頑張る気持ち」は忘れて欲しくないし（特に子供には）、同じ言うなら、「努力しても報われないこともある」「でも、現実を受け入れて、自分にイエスという方法」ぐらいにしてあげた方が分かりやすいかも。<br />
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		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>V.E. フランクル</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1,785円</span>   <span style="font-size:11px">48点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">589円より<br />
</span></p>
</p>
<p>ナチスによる強制収容所の体験として全世界に衝撃を与えた『夜と霧』の著者が、その体験と思索を踏まえてすべての悩める人に「人生を肯定する」ことを訴えた感動の講演集。</p>
</p></div>
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</div></div>
<p>「生きる意味があるのか」と問うのは、はじめから間違っているのです──という言葉に共感。<br />
何にでも意味を持たせようとするから、しんどくなるのでは？<br />
無意味、無価値のどこが悪いのか。<br />
「生きる」って、そういうことじゃなかろう、と考えさせてくれる本。<br />
お疲れの方におすすめ。</p>
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		<title>姉妹という半身 ～萩尾望都の傑作マンガ『半神』</title>
		<link>http://sanmarie.me/hanshin</link>
		<comments>http://sanmarie.me/hanshin#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 24 Oct 2011 22:11:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[心のこと]]></category>
		<category><![CDATA[珠玉の少女漫画]]></category>
		<category><![CDATA[竹宮恵子]]></category>

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		<description><![CDATA[少女漫画に興味のない人も一度は読んで欲しいのが、萩尾望都、竹宮恵子、山岸涼子の作品。 中には、あまりに抽象的で理解しがたいもの、その世界観について行けない作品もあるけれど、総じて『天才の仕事』を感じるから。 そう、この人 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_35" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/10/1275690148.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/10/1275690148.jpg" alt="萩尾望都" title="姉妹という半身" width="443" height="329" class="alignnone size-full wp-image-17624" /></a></p>
<p>少女漫画に興味のない人も一度は読んで欲しいのが、萩尾望都、<a href="http://sanmarie.me/tag/%e7%ab%b9%e5%ae%ae%e6%81%b5%e5%ad%90" class="st_tag internal_tag" rel="tag" title="竹宮恵子 タグの付いた投稿">竹宮恵子</a>、山岸涼子の作品。<br />
中には、あまりに抽象的で理解しがたいもの、その世界観について行けない作品もあるけれど、総じて『天才の仕事』を感じるから。</p>
<p>そう、この人たちは、本当に「天才」と呼ぶにふさわしい天才だ。</p>
<p>作家や映画監督になっても成功しただろう。</p>
<p>表現の手段が「マンガ」というだけで、独創性や芸術性においてはルネッサンスの巨匠に並べたいぐらい。</p>
<p>この方達の作品をライブで楽しめた──というだけでも、この世に生まれた価値があると思う。</p>
<p>私、すっかりオバサンですけど、ことサブカルチャーにおいては60年代生まれであることを自慢したいぐらい、幸せなんだよね。</p>
<p>そんなお三方の作品の中でも、特に際立っているのが──いや、それを書き出せば途方もなく長いリストになるので──今回は、姉妹がいる人向けに『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4091910173/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">半神 (小学館文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4091910173" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』について書きたいと思う。<br />
<br/><br />
これは腰と腰がくっついた、シャムの双子の物語。</p>
<p>一人は天使のように美しいユーシー。もう一人は、美しい妹に全部栄養を吸い取られて、カピカピのおばあさんみたいになってしまったユージーだ。けれど知性や能力はユージーの方がはるかに優り、無知で赤ん坊のようなユーシーを傍らでずっと世話しなければならない。</p>
<p>にもかかわらず、周囲の関心や愛情はユーシー一人に注がれ、ユージーはいつも貧乏クジ。何をしても美しい妹と比べられ、ユージーには居場所がない。</p>
<p>だからユージーは決して表に出さないけれど、心の奥底にこんな苦悩を抱えている。</p>
<blockquote><p>
わたしは一生 こういう目にあうのか<br />
一生 妹への褒め言葉を聞き<br />
妹をかかえて歩き　妹にじゃまされ<br />
一生　このいらだちとともにすごすのか<br />
いっそ妹を殺したい　<br />
私の不幸はそれほど深い
</p></blockquote>
<p>そんなユージーの苦悩も、13才になったある日、ついに終わりを告げる。<br />
ドクターが二人の分離手術を申し出たのだ。<br />
このままだと十分に栄養が行き渡らず、いずれ二人とも死んでしまう、というのがドクターの見解だった。</p>
<p>危険な手術だったが、二人はついに分離され、ユージーは徐々に体力を取り戻してゆく。<br />
だが、元々、身体の弱かった妹のユーシーは……。</p>
<p>まるで鏡で自分の半身を見るような結末だ。</p>
<p><br/></p>
<p>ユージーの気持ちは、年の近い姉妹、あるいは、あまりに容姿や能力で差のある姉妹が居ると、大なり小なり経験する気持ちではないかと思う。</p>
<p>姉妹って、いい時はいいけれど、いったん比較の対象になると、もう一方は精神的に死ぬしかないもの。存在できない──とでもいうのか、内側で押しつぶされるような体験だ。</p>
<p>だから、ユージーのように「あんなヤツ、いなくなってしまえばいい」という気持ちにもなる。</p>
<p>でも、それは決して「呪い」ではなく、自分という存在を認められたいという、血を吐くような叫びなのだ。</p>
<p>ユージーは、念願がかなってユーシーから切り離され、「一人の女の子」として謳歌する人生を手に入れるが、その時、自分の半身だったユーシーは、まるで光と闇が入れ替わったように、彼女の目の前から消えて無くなる。</p>
<p>『半神』は20数ページの短編だが、覚えのある人なら心に突き刺さるような、恐ろしくも切ない秀作である。</p>
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<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%8A%E7%A5%9E-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E6%9C%9B%E9%83%BD/dp/4091910173%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4091910173?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">半神 (小学館文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>萩尾 望都</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">590円</span>   <span style="font-size:11px">12点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">81円より<br />
</span></p>
</p>
<p>双子の姉妹ユージーとユーシー。神のいたずらで結びついた2人の身体。知性は姉のユージーに、美貌は妹のユーシーに。13歳のある日、ユージーは生きるためにユーシーを切り離す手術を決意した……。異色短編「半神」、コンピューターが紡ぎだす恋の歌と夢「ラーギニー」、植物惑星オーベロンでも男女4人の一幕劇「真夏の夜の惑星」など香気あふれる傑作ストーリー全10編。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>望都さんのスゴイところは、短編を描かせても、長編を作らせても、まるで一個宇宙を生むような、創世の才能に満ちあふれている点。同業者でもカリスマのように崇める人がいるのも、もっともな話。<br />
特にこの「半神」は本当に短い話なんだけど、「腰で繋がった双生児」という独創的な設定に「姉妹」の葛藤が見事に凝縮され、これ一作だけでも圧倒される。この話に救われる人もあるかもしれない。</p>
<div class="subcolumns">
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<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/11%E4%BA%BA%E3%81%84%E3%82%8B-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E6%9C%9B%E9%83%BD/dp/4091910114%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4091910114?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ZZYBNVZKL._SL75_.jpg" width="52" height="75" border="0" alt="11人いる! (小学館文庫)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/11%E4%BA%BA%E3%81%84%E3%82%8B-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E6%9C%9B%E9%83%BD/dp/4091910114%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4091910114?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">11人いる! (小学館文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>萩尾 望都</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">590円</span>   <span style="font-size:11px">31点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">19円より<br />
</span></p>
</p>
<p>宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>これも傑作中の傑作。ハリウッドで映画化すれば脚本賞取れるんじゃないかしら。<br />
萩尾さんの作品読んでると、ジョージ・ルーカスやジェームズ・キャメロンもかすんでしまう。<br />
ネタバレになるけど、「11人いる！」というのは単なるタイトルではなく、「この世で起こりうる事」の象徴でもある。<br />
その「11人目」に対してどう対処するか……というのが、合否のポイントなのね。<br />
男性が読んでも引き込まれること請け合い。<br />
しょーもないアニメやゲームの原作漫画が翻訳されて世界の市場に出て行くより、こういう作品こそ翻訳されて「日本のマンガ文化」として紹介された方がポイント高いと思うワ。<br />
どうでもいい話だけど、寺沢武一さんのSF傑作漫画「コブラ」がフランスで実写化されるのが待ち遠しいです。</p>
<div class="subcolumns">
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<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%81%AF%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9%E3%81%AE%E3%82%A6-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E6%9C%9B%E9%83%BD/dp/4091910203%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4091910203?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">ウは宇宙船のウ (小学館文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>萩尾 望都</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">520円</span>   <span style="font-size:11px">14点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">147円より<br />
</span></p>
</p>
<p>ぼくたちはロケットが大好きだった。土曜日の朝の宇宙空港、爆音とともに大空へ消えゆく光点。いつかあのロケットで星の海を渡っていくことを、ぼくたちはずっと夢みていたのだった…。少年たちの宇宙への憧れに満ちた表題作をはじめ、深海の闇にまどろむ恐竜を100万年の時を越えてよびさます「霧笛」、万聖説の宵は妖魔たちの饗宴「集会」など、レイ・ブラッドベリの傑作短編を萩尾望都が描く、珠玉のSFポエジー全8編。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>世界広しといえど、レイ・ブラッドベリの短編をカンペキに視覚化できるのは望都さんぐらいではないかと思う。<br />
詩のように美しい中に、脆さ、はかなさ、淋しさといったものがちりばめられて、まるで夜空にきらめく星座のよう。<br />
ブラッドベリの同名小説「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4488612059/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4488612059" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」も、よかです。<br />
宇宙船のパイロットである夫がもし星の彼方で死んだら、夜空を見るのがきっと辛くなる……という母の元に届いたのは、船が太陽に落ちたという訃報。それから母と僕の生活は──。この短編がすごく心に残っています。</p>
<div class="subcolumns">
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<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/A-A%E2%80%99-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E6%9C%9B%E9%83%BD/dp/4091913857%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4091913857?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/613aV-EOJNL._SL75_.jpg" width="52" height="75" border="0" alt="A-A’ (小学館文庫)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/A-A%E2%80%99-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%90%A9%E5%B0%BE-%E6%9C%9B%E9%83%BD/dp/4091913857%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4091913857?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">A-A’ (小学館文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>萩尾 望都</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">590円</span>   <span style="font-size:11px">19点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1円より<br />
</span></p>
</p>
<p>一角獣種(といっても頭に角があるわけではなく頭に盛り上がった部分があり、そこの髪が赤い)のヒロイン、アディ(Ａ)は未開の惑星プロキシマの研究中に事故死し、そのクローン(Ａ&#8217;)が再生されてコンピューター・プロデュースの仕事を続行する。アディのオリジナル(Ａ)に恋していたレグはクローンにオリジナルに対するような愛情を抱けない、いや、抱いているのかもしれないが、レグとの記憶のないクローンに身を引き裂かれるような感情を抱いてしまわざるを得ない。クローン羊ドリーの誕生や、理論的に人のクローンを作ることが可能となってしまった現在、科学が抱える問題を作品化(＝ＳＦ)すると言う野心的な作品であるが、なんといっても萩尾 望都が一番描きたかったのは、やはり深い人間愛である。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>これは佳作に分類されるんだけども（佳作といっても、他の作家なら名作と呼ばれる域）、ポエジーな恋愛感情とシャープな未来世界がミスマッチで、何とも切ない読後感がある。最後は「あっ」と驚くようなオチで、あれを見てしまったレグが、○○○○する気持ち、本当に理解できる。大人向けの作品だよねー。</p>
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		<title>江戸川乱歩の『芋虫』～老人介護を想う</title>
		<link>http://sanmarie.me/imomushi</link>
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		<pubDate>Fri, 21 Oct 2011 12:46:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本の小説とエッセー]]></category>
		<category><![CDATA[医療と人間]]></category>
		<category><![CDATA[怒りと憎しみ]]></category>
		<category><![CDATA[江戸川乱歩]]></category>

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		<description><![CDATA[画像→ 私は、推理小説とか、幻想、耽美ものにはまったく縁がなく、江戸川乱歩も『黒蜥蜴』以外、まったく読んだことがなかったのだけれど、最近、急に乱歩の傑作が読みたくなって、何気に『芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a class="highslide img_38" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/05/o0400026410291120992.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/05/o0400026410291120992.jpg" alt="丸尾末広　江戸川乱歩　芋虫" title="芋虫となった夫・・" width="400" height="264" class="alignnone size-full wp-image-17017" /></a><a href="http://ameblo.jp/masaki0718/image-10376699646-10291120992.html">画像→</a></p>
<p><br/><br />
私は、推理小説とか、幻想、耽美ものにはまったく縁がなく、江戸川乱歩も『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041053323/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">黒蜥蜴</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4041053323" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』以外、まったく読んだことがなかったのだけれど、最近、急に乱歩の傑作が読みたくなって、何気に『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041053293/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">芋虫  江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4041053293" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』と『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041053285/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&#038;tag=ma046-22" rel="nofollow">人間椅子  江戸川乱歩ベストセレクション(1) (角川ホラー文庫)</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ma046-22&#038;l=as2&#038;o=9&#038;a=4041053285" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』を購入したところ、第一弾の「芋虫」ですでにギブアップ。グロテスクというよりは、人間の醜悪さに吐き気がして、またトラウマになってしまった。もう思い出しただけで気持ち悪くて、良い意味で「買うんじゃなかった」と後悔。</p>
<p>こんな小説書いて、ご飯が美味しいのかなぁ、乱歩先生。</p>
<p>『芋虫』の内容は次の通り。</p>
<p>時子の夫は、戦争で両手両足を失い、顔にも深い傷を負ってしまった。<br />
耳も聞こえず、口もきけず、まさに「芋虫」のごとく毛布にくるまって、まさに「息をしているだけ」。</p>
<p>そんな夫を三年にもわたって献身的に面倒見ている時子は、周囲から貞淑の誉れのように言われるが、心底はすっかり疲れきり、サディスティックな衝動さえ感じている。</p>
<p>そして、とうとう自分を抑えきれなくなり、時子は思わず夫を傷つけてしまうのだが、その後、夫のとった行動とは……。</p>
<p><br/><br />
人類の平和の為、オチは書かないでおきましょう。<br />
<br/></p>
<p>この小説を読んでいると、どうしても現代の老人介護や看護とダブってしまう。</p>
<p>たとえが悪いのを承知で書くけども、本当に「芋虫」のように、ただ食べて寝て息をしているだけ──自分が人間であることすら認識できず、何百日、何千日という日々を、じーっとベッドで過ごしているお年寄りは少なくないし、それを何年、時には十数年にもわたって自宅で介護している人も、びっくりするほど多い。</p>
<p>それは一時期、訪問入浴のアルバイトをしていた時に感じた。</p>
<p>バスタブを積んだ業務用トラックで近隣の町を回っていると、まさに「ここにも」「あそこにも」状態。</p>
<p>こんな小さなブロックに寝たきり老人を抱えている世帯がいったい何軒あるのかと、空恐ろしさえ感じたほどだ。</p>
<p>誰もが数値で「寝たきり老人、全国に何万人」という事実は知っているけれど、実際、現場を目にすれば、その多さに茫然とする。</p>
<p>今、この瞬間にも、寝たきりの義理親に粥をすすらせ、腰を揉み、オムツを取り替え、褥瘡ができないよう二時間おきに体位を変え、体液の染みだしたガーゼを取り替え、、、と、それこそギリギリの身体的、精神的状態で、介護に当たっている人が何万といる。</p>
<p>傍から見れば、これぞ生き菩薩か、現代のナイチンゲールかと、本当に頭が下がる思いである。</p>
<p>だからといって、皆が皆、世間の称賛が欲しいかと言えば、決してそうではない。</p>
<p>看護婦にしてもそうだが、必要以上に神聖視されたくない、というのが本音だ。</p>
<p>確かに行為だけ見れば立派で尊いかもしれないが、その心中は「逃げたい」「やりたくない」「早く死んで欲しい」etc、決して美しいものばかりではないからだ。</p>
<p>「芋虫」となった夫を面倒見る時子も、そう。</p>
<p>傍目には貞淑で献身的な妻と思われているが、心の底には今にも切れて爆発しそうな疲れと不満、絶望が渦巻いている。</p>
<blockquote><p>
もっとも、この褒め言葉も、最初の間は、彼女の犠牲的精神、彼女の稀なる貞節にふさわしく、いうにいわれぬ誇らしい快感をもって、時子の心臓をくすぐったのであるが、この頃では、それを以前の様に素直には受け入れかねた。というよりは、この褒め言葉が恐ろしくさえなっていた。それを言われる度に、彼女は「お前は貞節の美名に隠れて、世にも恐ろしい罪悪を犯しているのだ」と真っ向から、人差し指を突きつけて、責められてでもいるように、ぞっと恐ろしくなるのであった。</p></blockquote>
<p>頭ではどれほど「こうあるべき」と分かっていても、人間だもの、苛立ちもすれば不満もつのる。</p>
<p>家族旅行やコンサートといった娯楽はもちろん、買い物一つも気軽に出かけられない生活が何年も続けば、誰だって心が軋んでくる。でも、それを口に出すことはできない。大声でわめきたい時も、ぐっと堪えて、暗い感情を押さえ込む。そんなプレッシャーの中で「永遠に聖母でいられるか」と問われれば、普通の人間なら「否」だ。</p>
<p>なのに傍からは「えらい」「立派」と褒めそやされると、だんだん空々しく感じるようになるし、周りにえらいと思われる分、<br />
自分の醜い感情に対する嫌悪感や罪悪感もいっそう激しくなる。</p>
<p>まるで善行という檻に繋がれた囚人みたいなものだ。</p>
<p>小説『芋虫』の面白いところは、時子＝介護者の屈折した心理がストレートに描かれている点で、次の一文も、現場を経験した者なら一度は覚えのある不気味さだ。</p>
<blockquote><p>眼の他には、何の意志を発表する器官をも持たない一人の人間が、じっと一つ所を見据えている様子は、こんな真夜中などには、ふと彼女に不気味な感じを与えた。どうせ鈍くなった頭だとは思いながらも、このような極端な不具者の頭の中には、彼女たちとは違った、もっと別の世界が開けているのかもしれない。彼は今その別世界を、ああしてさまよっているのかも知れない。などと考えると、ぞっとした。</p></blockquote>
<p>寝たきり老人も、認知症も、いっそ「人間ではない何か」と割り切ることができれば、気持ちもラクなのだ。</p>
<p>だが、普通の介護者なら「人間の尊厳」というものを第一に考えるし、またそうであらねばならないという世間の常識もある。</p>
<p>まったく意識のない、あるいは正常な認識のない患者に、敬意をもって語りかけることも出来るけれど、それが何年にも及べば歪みも生じてくるだろう。</p>
<p>そうして、時子もついに心の糸が切れ、夫を傷つけてしまうのだが、「芋虫」の夫から出た言葉は意外な言葉だった。陰気な世界に人間の気高さと夫婦愛が垣間見られる瞬間だ。</p>
<p>ラスト、芋虫のように、もそもそと原っぱを這って行く夫の姿は、奇怪ながらも哀れで美しく、最後は「あの音」がドボンと耳に響いてくるかのよう。この後、時子が自由を得て幸せになったかと言えば決してそうではなく、一生涯、「あの音」に苦しめられるのではないだろうか。</p>
<p>「人が、人を看る」ということは、とどのつまり、自分自身と向き合うことであり、相手を死なせたり、苦しめたりするよりも、自分の内なる感情に勝てない方がより深い傷を残す。終わりの見えない介護に対して、介護者が目指す境地は「悔いなく送る」の一点であり、「悔い」が意味するところは「負けずにやり遂げた」という人間の尊厳である。</p>
<p>介護者の努力が報われたかどうかは、周りの称賛や感謝よりも、相手が亡くなった時、その人自身が一番よく理解できるのではないだろうか。</p>
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<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%8B%E8%99%AB-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D%E4%B9%B1%E6%AD%A9%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B32-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%83%BC%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D-%E4%B9%B1%E6%AD%A9/dp/4041053293%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4041053293?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">芋虫  江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>江戸川 乱歩</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">540円</span>   <span style="font-size:11px">15点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">190円より<br />
</span></p>
</p>
<p>両手両足を失い、話すことも聞くこともできない帰還軍人の夫。時子は一見献身的に支えながら、実は無力な生き物扱いをし楽しんでいた、ある日時子の感情が爆発し……。表題作をはじめ9本収録。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>なんで買っちゃったんだろう・・なんで読んじゃったんだろう……。後悔激しく、時すでに遅し。<br />
この作品のすごい所は、普通人が眼を背けがちな心理をとことんリアルに描いているところ。<br />
芋虫人間のグロテスクな描写より、時子の陰惨な内面の方がよっぽどコワイ。<br />
今、介護してる人は、絶対読んだらだめ。<br />
立ち直れないかも（泣）</p>
<div class="subcolumns">
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<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%8B%E8%99%AB-BEAM-COMIX-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%B7%9D-%E4%B9%B1%E6%AD%A9/dp/4047260851%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4047260851?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">芋虫 (BEAM COMIX)</a> (コミック)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>江戸川 乱歩, 丸尾 末広</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1,260円</span>   <span style="font-size:11px">23点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">667円より<br />
</span></p>
</p>
<p>世界を震撼させた受賞作『パノラマ島綺譚』に続き、漫画界の魔神・丸尾末広が再び挑むは、巨星・乱歩の全作中…いや、日本文学史上、最凶の問題作。妖美極まる驚愕の画力で描く、比類無き怪奇と戦慄に満ちた、愛欲の地獄。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>乱歩の小説は、所々、ボカシ（点線）が入って、何がどうなってるか、言葉で100パーセント説明していません。<br />
それを鬼才・丸尾が生々しく……もう、見るまでもなく、内容が伺い知れます。<br />
これも生涯のトラウマになりそうな一冊です。。</p>
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	Tags: <a href="http://sanmarie.me/tag/iryo" title="医療と人間" rel="tag">医療と人間</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/anger" title="怒りと憎しみ" rel="tag">怒りと憎しみ</a>, <a href="http://sanmarie.me/tag/%e6%b1%9f%e6%88%b8%e5%b7%9d%e4%b9%b1%e6%ad%a9" title="江戸川乱歩" rel="tag">江戸川乱歩</a><br />
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		<title>石井 光太『絶対貧困』　苦しみを比較してもなあ・・</title>
		<link>http://sanmarie.me/zettai-hinkon</link>
		<comments>http://sanmarie.me/zettai-hinkon#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 20 Sep 2011 08:56:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[日本の小説とエッセー]]></category>
		<category><![CDATA[社会派ドラマ]]></category>

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		<description><![CDATA[「スラム」とか「饑餓」とかいう言葉を聞くと、二番目にはこう考える人が多いのではないだろうか。

『<strong>世の中にはもっと苦しんでいる人がいっぱいいる。それに比べれば、私の悩みなんて・・・</strong>』

実は、こういう考え方はあまり好きでない。

「今、まさに悩み苦しんでいる人」にとっては、それが傍から見ればどんなちっぽけな問題であろうと──小指にトゲが刺さった程度のものであろうと──心の中では死活問題だったりする。

「他にもっと苦しい思いをしている人がいる」からといって、その人の苦しみが消えて無くなるわけじゃない。

比較論で悩みをリサイズしても、何の慰めにも励ましにもならないからだ。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div class="subcolumns">
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<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E2%80%95%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E5%AD%A6%E8%AC%9B%E7%BE%A9-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E5%85%89%E5%A4%AA/dp/4101325324%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101325324?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>石井 光太</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">540円</span>   <span style="font-size:11px">25点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">104円より<br />
</span></p>
</p>
<p>絶対貧困―世界人口約67億人のうち、1日をわずか1ドル以下で暮らす人々が12億人もいるという。だが、「貧しさ」はあまりにも画一的に語られてはいないか。スラムにも、悲惨な生活がある一方で、逞しく稼ぎ、恋愛をし、子供を産み育てる営みがある。アジア、中東からアフリカまで、彼らは如何なる社会に生きて、衣・食・住を得ているのか。貧困への眼差しを一転させる渾身の全14講。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p><br/><br />
「スラム」とか「饑餓」とかいう言葉を聞くと、二番目にはこう考える人が多いのではないだろうか。</p>
<p>『<strong>世の中にはもっと苦しんでいる人がいっぱいいる。それに比べれば、私の悩みなんて・・・</strong>』</p>
<p>実は、こういう考え方はあまり好きでない。</p>
<p>「今、まさに悩み苦しんでいる人」にとっては、それが傍から見ればどんなちっぽけな問題であろうと──小指にトゲが刺さった程度のものであろうと──心の中では死活問題だったりする。</p>
<p>「他にもっと苦しい思いをしている人がいる」からといって、その人の苦しみが消えて無くなるわけじゃない。</p>
<p>比較論で悩みをリサイズしても、何の慰めにも励ましにもならないからだ。</p>
<p>私がこの本を手に取った動機は、こうした現実にあまりに関心がなさすぎるのでは、と思ったからだ。</p>
<p>はっきり言って、その頃、私は育児にてんてこまいだったし、遠い国の飢餓問題より自分の子供にしっかり食べさせることの方が大問題、明日にも死にそうな100万人の子供を救うことより、「腹へった！」とゴネて不機嫌な我が子をいかにしてなだめるかに心を砕いていたから、ネットの片隅に「飢えた子供に愛の手を」という公共広告のバナーを見てもピンとこない。</p>
<p>おそらく、こっち側で暮らしている人間にとっては、今目の前の現実の方がはるかに大事で、自分達が食べることで精一杯。</p>
<p>海の向こうに悲惨な現実があると知っても、直ちに動こうとは思わない。</p>
<p>決して情がないわけではないけれど、どこか遠くに見ている──そんな感じではないかと思う。</p>
<p>だから、Amazonの書評でチラと見かけた時、一度はこうしたジャンルの本を読んでおいた方がいいかも、と考えた。</p>
<p>かといって、ヒューマニズムを全面に押し出した、善意の物語みたいな本は読みたくない。</p>
<p>人間的な視点で紹介しているものがいいと思った。</p>
<p>それが『絶対貧困』。</p>
<p>著者自身も述べているように、この本には「飢えて可哀相」「貧しい人はもっと苦しんでいる」みたいな記述はない。</p>
<p>サバイバル旅行記のように淡々と現実を紹介している。</p>
<p>スラムにも恋愛があり、子供の笑い声があり、人間くさいドタバタがある。</p>
<p>弱者を一段上に奉って扇情するのではなく、我らフツー人と同じ視線、同じ地平線上で、過酷な現実に生きる人々の姿を「隣人の眼差し」で見つめているのがの本である。</p>
<p>だから、読後感もサッパリしているし、罪悪感にさいなまれることもない。</p>
<p>むしろ「可哀相、可哀相」のオンパレードに本当に救いがあるのか、と、思ったりもする。</p>
<p>どんな悩みがあろうと──職場のお局に嫌みを言われるとか、彼氏に今にもフラれそうとか、友達に誘ってもらえないとか──、雨風をしのげる家があり、家に帰ればふかふかの布団があり、とりあえず明日食べる物の心配をすることもない、というだけで幸せ、心から感謝すべきことなのかもしれない。</p>
<p>でも、スラムに住む人々は、富める者が苦しみの度量を比較し、今ある幸せに感謝する為に存在するのではなく、同じ地平線に立つ人間として、彼らは彼らなりの人生を生きているはずだ。</p>
<p>「あの人たちの方がもっと苦しんでいるはずだから」というのは、ある意味、持てるものの傲慢というか、比較検討すること自体が間違いなのではないか。</p>
<p>結局のところ、彼らには「何も無い」と決めつけて、自己満足を得ようとしているだけの話なのだから……多分。</p>
<p>私もスラムを実際に見たわけではないので、現実に訪れたら、また考えも変わるのだろうけど、この本を読んだ時点での私の感想は以上の通り。</p>
<p>「世の中にはもっと飢えて苦しんでいる人がいる」としても、今、目の前で苦しんでいる人（トゲが刺さった程度の問題であっても）の気持ちまで否定することはできない。</p>
<p>もっと悲惨な現実を持ち出して、痛みを打ち消そうとするのは、双方にとって間違いなのではないだろうか。</p>
<p><br/><br />
P.S<br />
こういうことが言いたい本ではないのだけれど、とりあえず感想ということで。</p>
<h3> § 関連アイテム</h3>
<div class="subcolumns">
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<div>
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		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>石井 光太</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">650円</span>   <span style="font-size:11px">21点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">225円より<br />
</span></p>
</p>
<p>アジアの路上で物乞う人々と触れ合い、語り合ってみたい―。そんな思いを胸に、著者の物乞いや障害者を訪ねる旅が始まる。カンボジアの地雷障害者やタイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと共に暮らし、インドでは幼児を誘拐して物乞いをさせるマフィア組織に潜入する。アジアの最深部に分け入った衝撃のノンフィクション。</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>石井さんの本は読みやすい。「文章が平易すぎる」というレビューもあるけど、こんな現実、シリアスに書かれたら普通の人は重くて読めないでしょ。<br />
あえて「旅行記」のようにまとめているところに石井さんの主張があるように思う。</p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
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<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%97%87%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%9F%E3%81%A1-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A2%81-%E7%9F%B3%E6%97%A5/dp/4344405145%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4344405145?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41IrltiRtwL._SL75_.jpg" width="50" height="75" border="0" alt="闇の子供たち (幻冬舎文庫)"/></a></p></div>
<div>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%97%87%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%9F%E3%81%A1-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A2%81-%E7%9F%B3%E6%97%A5/dp/4344405145%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4344405145?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow">闇の子供たち (幻冬舎文庫)</a> (文庫)<br />
		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>梁 石日</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">720円</span>   <span style="font-size:11px">174点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">1円より<br />
</span></p>
</p>
<p>貧困に喘ぐタイの山岳地帯で育ったセンラーは、もはや生きているだけの屍と化していた。実父にわずか八歳で売春宿へ売り渡され、世界中の富裕層の性的玩具となり、涙すら涸れ果てていた…。アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。幼児売春。臓器売買。モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作</p>
</p></div>
<div style="clear: both;"></div>
</div></div>
<p>映画化もされた非常にセンセーショナルな作品。評価も真っ二つに分かれています。<br />
小説も映画も見てないので私の感想はないですが、一度、読んでみたい作品です。</p>
<div class="subcolumns">
<div style="border: 1px solid #000; padding: 5px; margin: 15px 0; background: url(http://sanmarie.me/wp-content/plugins/amazonsimpleadmin/img/amazon_JP_small.gif) right bottom no-repeat #ffffff;">
<div style="width: 53px; float: left; margin-right: 5px;">
<p>		<a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E6%A3%84%E3%81%A6%E3%81%9F%E8%A3%B8%E4%BD%93%E2%80%95%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE%E5%A4%9C%E3%82%92%E6%AD%A9%E3%81%8F-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E5%85%89%E5%A4%AA/dp/4101325316%3FSubscriptionId%3DAKIAIURSSXSVWELFZUZQ%26tag%3Dma046-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4101325316?tag=ma046-22" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/417fuHlVB4L._SL75_.jpg" width="53" height="75" border="0" alt="神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)"/></a></p></div>
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		<span style="font-size: 0.8em;">by <strong>石井 光太</strong></span></p>
<p>価格: <span style="color: #990000; font-weight: bold;">580円</span>   <span style="font-size:11px">25点の在庫あり 中古価格</span> <span style="color: #990000; font-weight: bold;">102円より<br />
</span></p>
</p>
<p>イスラームの国々では、男と女はどのように裸体を絡ませ合っているのだろう―。「性」という視点からかの世界を見つめれば、そこには、性欲を持て余して戒律から外れる男女がいて、寺院の裏には神から見放された少女売春婦までがいる。東南アジアから中東まで旅し、土地の人々とともに暮らし、体感したあの宗教と社会の現実。戦争報道では分からない、もう一つのイスラーム報告。</p>
</p></div>
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</div></div>
<p>これもチョット興味あります。</p>
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		<title>月影千種を演じる為に生まれてきた女優・野際陽子　～TVドラマ『ガラスの仮面』</title>
		<link>http://sanmarie.me/garakame</link>
		<comments>http://sanmarie.me/garakame#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 27 Jul 2011 21:09:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>阿月まり</dc:creator>
				<category><![CDATA[マンガ・アニメ]]></category>
		<category><![CDATA[ガラスの仮面]]></category>
		<category><![CDATA[珠玉の少女漫画]]></category>

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		<description><![CDATA[ガラスの仮面47巻、無事に発売されましたね。 今回はマヤと真澄さんの洋上ラブラブ・ストーリーみたいで、カスタマーレビューも満足度が高いです。 でも、皆さん、油断は禁物ですよ。マヤの紅天女はおそらく月影先生の人生をなぞるん [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://sanmarie.me/tag/%e3%82%ac%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%bb%ae%e9%9d%a2" class="st_tag internal_tag" rel="tag" title="ガラスの仮面 タグの付いた投稿">ガラスの仮面</a>47巻、無事に発売されましたね。</p>
<p>今回はマヤと真澄さんの洋上ラブラブ・ストーリーみたいで、カスタマーレビューも満足度が高いです。</p>
<p>でも、皆さん、油断は禁物ですよ。マヤの紅天女はおそらく月影先生の人生をなぞるんじゃないかな、と思うから。即ち、真澄さんdead.　マヤと真澄さんが現実社会で結ばれてハッピーになったら、マヤの才能にたるみが出て、それこそ神通力を身につけつつある亜弓さんに勝てない、と思うんだ。</p>
<p>マヤが亜弓さんより絶対的に優るもの、それは『恋』。</p>
<p>亜弓さんがどれほど完璧な演技を見せようとも、マヤの『本物の恋』には叶わない。</p>
<p>それが争点だから、マヤの恋が現実化すると、舞台の上で『女神の恋』が演じられなくなるんじゃないか、と。</p>
<p>やはり、『紅天女』の上演権は一度、大都芸能＝速水真澄が手中にした後、自死して北島マヤに相続する、というのがドラマティックでいいんですけど、美内先生も、誰もが先読みできる展開にはなさらないでしょうから、今後を楽しみにしておきましょう。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=ma046-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=4592170075&#038;ref=qf_sp_asin_til&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;m=amazon&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
<p><br/><br />
で、この『ガラスの仮面』。何度もアニメ化されたり、舞台化されたりと、場外活動も盛んなのですが、やはり私の中では安達祐実＆野際陽子主演で制作されたTVドラマ『ガラスの仮面』が一番強烈でしたね。</p>
<p>特に、野際陽子の月影先生。まさに「月影千種を演じるために生まれてきた女優」としか言いようがない。</p>
<p>漫画の表紙から抜け出てきたようなルックス。片方の頬を差し出したくなるような迫力。</p>
<p>第一話、「椿姫」の演技の後、「<strong>マヤ。おそろしい子！　オーホホホホホ</strong>」と笑う場面がないのが残念だけど、そんでも上演権を差し上げたいぐらい完璧な演技力。そうか、『ビビ』って、こういう風にやるんだ──と、私、二十年来の読者ですけど、初めて理解しました（笑）</p>
<p><a class="highslide img_41" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/07/garakame4.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/07/garakame4-300x226.jpg" alt="TVドラマ　「ガラスの仮面」" title="野際先生、ハマリすぎ・・" width="300" height="226" class="alignnone size-medium wp-image-17386" /></a></p>
<p>ついでに、松本恵ちゃん（松本りおさん）の姫川亜弓も魅力的。世界広しといえど、縦ロールの似合う女優は恵ちゃんぐらいしかいない。</p>
<p><a class="highslide img_42" href="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/07/garakame3.jpg" onclick="return hs.expand(this)"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/07/garakame3-300x225.jpg" alt="TVドラマ「ガラスの仮面」" title="意外と受け入れることができた松本恵ちゃんの「姫川亜弓」" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-17387" /></a></p>
<p>こちらに全編アップされてます。日本からアクセスできない場合もあるかもしれません。</p>
<p>まずはここからドーゾ。<br />
<a href="http://www.mysoju.com/japanese-drama/glass-mask/episode-1/part-1/" title="TVドラマ　ガラスの仮面　第一話">http://www.mysoju.com/japanese-drama/glass-mask/episode-1/part-1/</a><br />
<br/><br />
<a href="http://www.mysoju.com/japanese-drama/glass-mask/"><img src="http://sanmarie.me/wp-content/uploads/2011/07/garakame.jpg" alt="伝説のTVドラマ「ガラスの仮面」　安達祐実、松本恵、野際陽子" title="さあ、『ガラスの仮面』を見よう！" width="450" height="281" class="alignnone size-full wp-image-17384" /></a><br />
<br/></p>
<p>日本からアクセスできない場合、こういうソフトもあります↓<br />
<a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=1HYFUU+24SZCY+1NCY+BWGDT&#038;a8ejpredirect=http%3A%2F%2Fshop.vector.co.jp%2Fservice%2Fcatalogue%2Fdlspider%2Findex.php" target="_blank"><br />
<img border="0" alt="" src="http://shop.vector.co.jp/service/catalogue/dlspider/images/phead.jpg" width="350" height="110"></a><br />
<img border="0" width="1" height="1" src="http://www18.a8.net/0.gif?a8mat=1HYFUU+24SZCY+1NCY+BWGDT" alt=""></p>
<h3> § 『ガラスの仮面』の魅力</h3>
<p>私は、中学生の頃から読んでるんですけど、波に乗って連載していた頃の「ガラスの仮面」は本当に面白かったですよね。今は演劇以外のゴタゴタが多すぎてテンポが悪いですけど。</p>
<p>北島マヤという薄幸で何の取り柄もない少女が、人との別れも恋愛さえも芸の肥やしとして、「演劇」という一つの道を錐のように突き進んで行く──。</p>
<p>今では「ラーメン屋の住み込み母子家庭」という設定からして時代遅れ、小道具としてケータイやファミレスが登場しようものなら、たちまち異次元に引っ張られるほどタイムラグのある漫画にもかかわらず（何度も休載するので）、世代をこえて多くの読者を惹きつけてやまないのは、誰もが心の底では「人生の熱」を求めているからかもしれません。</p>
<p>誰にでも一つや二つ、「好きなこと」はある。</p>
<p>できれば、それをやり続けたいと思う。</p>
<p>でも、いろんな理由から──才能がない、とか、経済的に安定してない、とか、家族に反対される、とか──、結局は、安全で、手軽なところに収まってしまう。未完成で海のものとも山のものともつかないものに命を賭けるほど勇気も情熱ももてない、それが凡人というものです。</p>
<p>だから、月影先生は言う。「才能とは自分を信じること」。</p>
<p>絵が上手に描けるから、綺麗に踊れるから、イコール才能がある、というわけではない。</p>
<p>「私には才能がある」──そう心の底から信じて、殉じられるのが才能なのだ、と。</p>
<p>「ガラスの仮面」はひたすら人生を突き進む話です。他の生き方に迷う、ということがありません。「頼る親兄弟はないし、高校も出てないし、立てる舞台もない。将来生活してゆくには、やっぱり手に職でも付けた方が・・」なんて考えません。まさに『演劇』だけ。現実にこんな女の子がいたら周りは嘲笑うでしょう。実際、マンガの中でも、マヤちゃんはよくバカにされます。「あの演劇界のサラブレッド・姫川亜弓に本気で勝てると思ってるの？」。それでも止まらない。「これしかない」から、そうする。演劇バカ一代ですよね。</p>
<p>どんな生き方をして、何を成そうと、「熱く生きた人間」には勝てない。そんな気がします。</p>
<p>そして誰もが心の底では、そんな「人生の熱」を探し求めてるんでしょうね☆</p>
<h3> § 全巻読破</h3>
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