中森明菜ちゃんの全盛期は本当にすごかった。
今の若い子たちって、全然知らないんだよね。もったいない。

今でもスターと呼ばれる歌手は次々に登場するけれど、歌唱力、表現力はもちろん、ファッション・センス、カリスマ性、気迫、存在感、すべてにおいて、明菜ちゃんのように抜きん出た人というのは見たことがない。

あの安室奈美恵ちゃんの最盛期でさえ、明菜ほどではなかった。

正直、あの辣腕家の松田聖子を完全に食っていた。

最盛期の明菜をどん底に突き落とした自殺未遂事件も、最大の原因は、近藤真彦と松田聖子のNY密会のスクープ記事と言われている。
が、ある筋によれば、あれは聖子側が故意に仕組んだもので、ミーティングの場所にあらかじめカメラマンを呼びつけておき、写真を撮らせたとかいう話もある。
真偽はともかく、そういう噂が出てもおかしくないほど、最盛期の明菜というのはノリにのっていたのだ。

レコード大賞を受賞した『DESIRE』
/video/akina_desire.flv

こちらの『TATOO』も圧巻。この頃、ウエストは58センチぐらいだったらしい。

明菜ちゃんは抜群にファッション・センスが良いことでも知られているけれど、何と言っても素敵なのはアイ・メイク。
アイドルにしては目が小さめというウィークポイントを、巧みなアイラインで美しく流しており、とてもセクシーに見える。

彼女は山口百恵さんの大ファンで、あの雰囲気をちょっと意識されてるんですよね。

こちらの記事、『走れ風と共に~山口百恵のドラマ『赤い衝撃』もぜひご覧になって下さい。

明菜ちゃんがいかに百恵に憧れ、百恵のように寿引退したかったか、手に取るように分かると思います。

こちらは、加藤登紀子さんが「明菜ちゃんにしか歌わせない」とご指名で作曲された『難破船』。
これを歌えるのは、ホント、明菜ちゃんしかない。
「淋しすぎて、こわれそう」なのは、明菜ちゃん自身でしょう。
歌唱力といい、表現力といい、群を抜いてましたね、当時は。
今見ても、やっぱりすごいと思う。この時、まだ二十二歳だよ。
結局、歌と自分の感情がごっちゃになって、それからほどなく自殺未遂事件があったのだけど。
でも、頑張って立ち直って、歌手として女優として再起されたのだから、えらいよ。

こちらが自殺未遂事件の後、復帰第一作となった『Dear Friend』。
無理に「大丈夫だよ!」というイメージを作りだしているところがかえって痛々しかった。
彼女の復帰をバックアップしたのは、当時、彼女の才能に惚れ込んでいた芸能界の大物で、曲そのものも良かったのだけれど。
長年大ファンだった私の友人も、「こんなの明菜じゃない」とショックを受けていました。

こちらが少し間をおいてからヒットした『原始、女は太陽だった』。
このあたりで、ちょっと昔の明菜がかえってきたかな・・という感じでした。
しかし、時代はすでに小室ファミリー全盛期に突入し、昔ながらのアイドル方は通用しなくなりつつありましたから、明菜にとっては非常に厳しかったかも。
この頃にコンサートに行きましたけど、レコード大賞を二度も授賞した全盛期に比べると声量もがた落ちで、やっぱり痛々しかったですね。

原始、女は太陽だった
/video/akina_gensi.flv

それでもドラマに出演したり、地道にコンサート活動を続けたりと、明菜ちゃんは精一杯、頑張ってるように思います。

これからも頑張って欲しいね☆

明菜ちゃんは曲にも恵まれていました、ホントに。
このベスト盤は私のカラオケ・メドレーって感じです(笑)

Recollection~中森明菜スーパー・ベスト~

Recollection~中森明菜スーパー・ベスト~

Recollection~中森明菜スーパー・ベスト~ (CD)
by 中森明菜

価格: 2,280円 28点の在庫あり 中古価格 1,939円より

   テレビ『スター誕生』への出場をきっかけに、1982年「スローモーション」でデビューした中森明菜の、ワーナー時代のシングルヒット曲すべてを網羅した2枚組ベストアルバム。「少女A 」「セカンドラブ」に始まり、「北ウイング」「サザンウィンド」「ミアモーレ」「飾りじゃないのよ涙は」「desire」など、全盛を迎えた明菜ワールドの真骨頂曲群はもちろん、加藤登紀子作の名曲「難破船」、「二人静」など過去のメガヒット曲の数々を、全曲リマスタリングで提供。(谷崎俊太)

でも、私の一押しはコチラ。
「復帰第一弾」というワケではないけれど、あの出来事以来、ずっと低迷して苦しんでいた明菜ちゃんがようやく冷たい土の中から顔を出した、という感じの、ドラマティックで都会的な一枚。
完全に「アイドル」から脱皮して、新しい道を歩き出した、という手応えを感じるCDです。
これを最高傑作と称する人もあるみたい、分かるような気がする。
ちなみに私のオススメは二曲目の「sunflower」。
曲も美しいし、明菜ちゃんらしい伸びのある歌唱がグゥです。Moraで視聴できます

アルテラシオン+4

アルテラシオン+4

アルテラシオン+4 (CD)
by 中森明菜

価格: 2,317円 2点の在庫あり 中古価格 1,950円より

あと、もう一点。こちらも曲として好きだった『水に挿した花』。
火曜サスペンス劇場のテーマ曲として使われていました。
こういう歌を歌わせたら、明菜ちゃんは絶品ですね、本当に♪

水に挿した花
/video/akina_mizu.flv

§ 中森明菜に関するアイテム

哀しい性(さが)

哀しい性(さが)

哀しい性(さが) (単行本)
by 木村 恵子

価格: ¥ 11円 25点の在庫あり 中古価格 11円より

明菜ちゃんがようやく復帰して一段落した頃に出た本。
著者曰く「愛の鞭」らしいが、どう見ても下品な暴露本にしか見えない。
多くのレビュアーが怒ってます。
しかしながら、「こういう愛され方をした近藤真彦は本当に幸せだったのだろうか?」という問いかけは一考の価値あり。
彼氏のマンションの前でじーっと帰りを待つ女の子は明菜ちゃんだけではあるまい。
ただしここに書かれたことを鵜呑みにしたら明菜ちゃんが泣く。
あくまで300%ぐらい誇張された話と思って読むこと。

松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書)

松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書)

松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書) (新書)
by 中川 右介

価格: 861円 23点の在庫あり 中古価格 1円より

聖子と明菜の時代をライブで体験していない人は、あの頃のアイドル文化の熱狂ぶり、そして当時の女性に対する影響力はなかなか理解できないのではないかと思う。
バブルの風に乗って、女性が言いたいことを言い、やりたい事をやりだしたあの時期、牽引したのは「松田聖子な生き方」であり、ライバルとして独特の個性を打ち立てていたのが中森明菜だった。
「バブルのおばさんたち、なんであんながつがつしてんのー?」と思う若い子たちは一度読んでみると参考になるかも。

日本流行歌変遷史―歌謡曲の誕生からJ・ポップの時代へ

日本流行歌変遷史―歌謡曲の誕生からJ・ポップの時代へ

日本流行歌変遷史―歌謡曲の誕生からJ・ポップの時代へ (単行本)
by 菊池 清麿

価格: 3,360円 1点の在庫あり 中古価格 3,360円より

花の高3トリオ(山口百恵・桜田純子・森昌子)から始まって、聖子・明菜に代表されるアイドル全盛期、流れを変えたコムロ・ファミリーに、その陰からぽつぽつと芽吹きはじめたJ-POP。
アムラーやガングロが原宿を闊歩していた時代に産声をあげた若い世代に「プレイバック」や「少女A」を聞かせたら、ダサイって思うのかどうかは分からないけれど、できれば、今のヒット曲の陰に、これだけ長大な流れがあったことを理解してもらえたらなぁと思う。
とはいえ、私たちの世代も、美空ひばりとか畠山みどりとか言われたら、「やだ~~、古い~~」って思うんだけどネ。
でも、「今」という点だけでなく、「流れ」として理解したら面白いよ。
それだけはホント。

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